離島マニアの八丈島旅行記～光るキノコを求めて～

2016/08/27 - 2016/08/28

台風の合間に奇跡的に晴天の八丈島を訪れました。
メインイベントのシイノトモシビダケ（光るキノコ）探索のほか、
八丈富士トレッキング（途中脱落）、オシャレカフェ（空間舎、中之郷）、裏見ヶ滝、見晴らしの湯
などなど、週末の二日間で島をぐるっと満喫しました。

エリア 八丈島(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

8月下旬。台風10号の接近に伴い、曇りの予報が嘘のように晴れた八丈島。
朝一の便で羽田を出発し、レンタカーで植物園へ向かいました。
ちなみに、八丈島でのレンタカーの手続きはこれでいいの？？と不安になるほど簡素化されていて、借りた車も傷あり、オイル不足の警告あり、エンジンもアクセルも効きが悪いオンボロで、時速40キロで走るのがやっとでした。ペーパードライバーなので、おっかなびっくりしながら走行しました。

都立八丈植物公園 公園・植物園

駐車場から少し歩いたところにある温室へ入りました。

温室の中は結構広くて、天井では扇風機が回っています。

八重咲きのハイビスカス

日本では珍しい、台湾や中国原産の動物キョンを見に行きましたが、
暑すぎて、キョンは小屋の中で涼んでおり、私たちの近くに来てくれませんでした。

園内には亜熱帯の植物が生い茂っています。
敷地が広く、中には手つかずの自然のような林もありました。
お子さんは迷子に注意です。

次に、八丈富士へドライブ。
オンボロ車のため、坂道が大変！
車に声援をしながら、何とかふれあい牧場へたどり着きました。

ここからの景色が絶景！
晴れてはいますが、頭上には怪しい雲がかかっていました。
空港の滑走路もよく見えました。

島の反対側。メインの町が眼下に広がります。

この後、八丈富士おはち巡りへ挑戦…のはずが、階段の一段一段の幅が大きく、天気も暑くて、半分上ったところでギブアップ。下りもキツく、足がガクガクになります。すれ違う人たちも、みんなくたくたで、なんとも過酷な階段上りでした。

お昼ご飯は、伊豆名物のくさやをいただきました。
八丈のくさやは臭い控えめといえども、私にはどうも
ぼっとんト●レの臭いがしてダメでした。
食べると口の中に臭いが広がり、味を堪能する余裕がありまでんでした。

藍ヶ江水産 地魚干物食堂 グルメ・レストラン

腹ごしらえの後は、南原千畳岩海岸へ
この海岸からは八丈小富士がきれいに見えました。

南原千畳岩海岸 自然・景勝地

わかりずらいので、写真を加工してありますが、
地面は八丈富士の噴火の溶岩が広がっており、まるで小さなハワイ島でした。

海に近づくと岩場に小さな白い粒が。よく見ると可愛い巻貝。

台風接近ということもあり、海は荒れています。
実は、底土で海水浴と釣りをする予定だったのですが、
この様子を見て断念。
底土海水浴場も波が強かったです。

天気はよいのにな〜

暑すぎるため、南原千畳岩海岸近くのカフェ「空間舎」へ。
明日葉と小豆のかき氷。量が多くて、半分食べて満腹に…一人で一つは多すぎますが、美味です。
カフェは開店と同時に入りましたが、数分で満席に。大人気です。
ただし、このカフェに限らず、島の飲食店での接客は塩対応です。

店内の装飾や器がハイセンス。
中でもトイレが一番素敵でした。

この後、海水浴の予定が消えたので、ホテル（リードアズーロ）に早めにチェックインして、
17時までお昼寝…

19時に初めに行った植物園に戻り、
光るキノコの探索ツアー（無料）に参加しました。
真っ暗な闇の中を歩くと、唐突に光るの塊があちらこちらに出現します。これが光るキノコ、シイノトモシビダケです。

三脚使用不可なので撮影は上手くいきませんでしたが、
実物は幻想的で生命の不思議を感じました。
実際に、なぜ光るのか？は解明されていないそうです。

この日は晴れていたため、明かりのない植物園で見る星空も息をのむほど美しかったです。天の川も見えました。八丈島は天体観測にも良い所かもしれません。

夕食は、予約をしてあった「梁山泊」へ
明日葉ビールと八丈鬼殺し（焼酎）を飲みました。
ドライバーさんは八丈牛乳と明日葉茶です。

要予約の島寿司。
地魚と島海苔が新鮮。漬けのタレにはからしが入っており、ほのかな辛さと甘みが美味しくて、最高でした。

これがきっかけで、島寿司にはまり、翌日は朝からスーパーで島寿司２パックを食べました。スーパーでも満足のいく美味しさでした。

翌朝、島寿司を食べて、
裏見ヶ滝へハイキング。駐車場から滝までわりと簡単に歩いていくことが出来ます。

裏見ヶ滝温泉 温泉

水しぶきを浴びて滝の裏側を通ります。
暑い日には最高のリフレッシュ方法です。

歩いた後は、近くの古民家カフェ「中之郷」さんへ。

古民家も素敵ですが、お庭もとても素敵で、10時だったからか、お客は私たちのほかにいなかったのですが、時折小鳥やイタチが訪れていました。

明日葉スコーンと、八丈バーブティー。こちらのカフェも食器がハイセンス。

スコーン美味しかった〜
写真にはありませんが、ここのアイスコーヒーが本格的な味で、
量もたくさんでおすすめです！！

カフェで休んだ後は「見晴らしの湯」へ行きました。
露天風呂からの海と山肌の景色が絶景過ぎて、暑いのにかかわらず長居。
麦わら帽子でお湯に漬かる強者のお姉さんもいました。

ランチは、「一休庵」で明日葉そばと明日葉うどんを食べました。
天ぷらだけでなく、麺にも明日葉が練りこんであります。
そばは良かったけど、うどんはコシがイマイチ。
でも、人気店のようで大変混み合っていました。

明日葉そばはお土産屋さんでもよく見かけました。

帰りの便まで時間があるため、歴史民俗資料館とふるさと村で八丈の流民やくさやについてお勉強。

昔の人がネズミ除けに漬かっていた高床式倉庫です。

風が強くなってきたため、職員の皆さんは台風に備えてバタバタしていました。
古い建物だから、台風が来たら結構危ないのかな。

ふるさと村までは徒歩で行けるらしいのですが…
この後どんどん人気のないやぶ道へ。結局迷ってしまい、駐車場へ引き返して車で向かいました。

ふるさと村、歴史資料館付近では流民が積んだ玉石垣が見られました。

ふるさと村にて。ガイドのおばさんたちに半ば強引に勧められてたたいた八丈太鼓。良い体験になりました。
夏なのに火が燃える囲炉裏（天井の梁などを燻すために焚いているらしい）の傍で、無料でお茶とお芋もいただき、おばあちゃんの家に里帰りした気分になりました。

ここで、勧められたラスクを空港でお土産に買ったのですが、
人生で食べたラスクの中で一番おいしかった。ふるさと村での大収穫です。

暑いので、再びスーパーで冷たいものを購入。

時間が余りすぎたので、レンタカーを早めに返そうかとガソリンスタンドへ行ったら、近くに酒屋を発見。名前はわからないのですが、外見が新しい酒屋さんで、
島で作っている主要な焼酎６種類くらいを無料で試飲できました。
試飲便利！！さっそく昨日運転手でお酒を飲めなかった旦那に試飲してもらい、お土産を購入。本日私はドライバーです。

空港に１時間以上前に到着し、空港で島海苔のピザ（島唐辛子入ってて激辛）とビールで旅を締めくくりました。

台風の影響の揺れも少なく無事帰宅。翌日のニュースで八丈は大荒れ。船も飛行機も欠航のため、ぎりぎりで帰ることが出来ました。

この旅での戦利品。
試飲して買った芋と麦のブレンド「芋情け嶋」と幻の焼酎、お隣青ヶ島の「青酎」芋がまろやかで、麦のキリっとした強さもあり、絶品。
ラスクは明太マヨネーズと島海苔味。
そして、激辛島唐辛子。
二日間で一生分くらい食べた、明日葉の明日葉茶。