うおぬまダムスタンプラリー

2016/08/18 - 2016/08/19

最近ハマっているダムカード集めを兼ねて、魚沼市内の6ヶ所のダムを巡る
『うおぬまダムスタンプラリー』に参加してみました。

エリア 魚沼・小出(新潟)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

『うおぬまダムスタンプラリー』に参加するには、まず道の駅『ゆのたに』にある
『奥只見郷インフォメーションセンター』で台紙とダムマップを貰います。

市内の6ダム全てを巡るとプレミアムダムカードを、
更に市内の協賛宿泊施設に泊るとスペシャルプレミアムダムカードが貰えます。

道の駅 ゆのたに 道の駅

台紙には参加6ダムのスタンプ欄と地図、ダムの写真と解説が載ってます。
6ダムの内、管理人が不在の3ダムについてはスタンプが無いので、
ダムとスタンプラリーの幟の写真を撮って、後ほどプレミアムダムカードを
貰う時に係員に写真を見せて、スタンプをまとめて押すシステムになってます。

先ずは奥只見ダムへ。
そこへ行くにはダム建設時に資材を運ぶために造られた
『奥只見シルバーライン』を通ります。

『奥只見シルバーライン』は全長22kmのうち、18kmがトンネルという
トンネルマニアなら泣いて喜びそうな道。トンネル内は漏水が激しい上、
急勾配、急カーブもあったりするので運転には注意が必要。
そんな特殊な道のためか、二輪車の通行は禁止です。

そんなトンネルの中で最も長いのは後半の9号トンネル群。
3km級のトンネルが3本連続しており、トンネルとトンネルの間は
スノーシェルターに覆われてるので、実質1本のトンネルになってます。
長さは関越トンネルとほぼ同じの10km弱。

その長いトンネルを抜けると奥只見ダムがある奥只見湖に到着。

奥只見ダム 名所・史跡

奥只見ダム　堤長…480m　堤高…157m
重力式コンクリートダムでは国内最大級の規模を誇ります。
電力発電の使用が目的で1960年に完成

お昼時なので駐車場脇にある奥只見レストハウスで
名物のダムカレーをいただきます。ルーが湖、ご飯がダムの堤体を表現
しており、ご飯の下に埋め込まれているウインナーを引き抜くと
ルーが唐揚げ側に『放流』されます。味は普通のカレーって感じでした。

お腹を満たした後はスロープカー（100円）に乗ってダムの横へ。

スロープカーを降りると間近に奥只見ダムを望めます。

ダムの堤体から奥只見湖を望みます。
総貯水量は6億100万?とダム湖としての貯水量も国内最大級。

ダムから下流側を望みます。秘境ムード満点！！

高台からダムの全貌を望みます。

奥只見電力館でダムスタンプラリーのスタンプを捺印。
館内ではパネルや模型などを使って発電の仕組みや役割など紹介されてます。

奥只見電力館 美術館・博物館

ダムスタンプラリー1ヶ所目を捺印。

ダムスタンプラリー2ヶ所目は広神ダム。堤高…93m　堤長…280m
2001年完成の比較的新しい重力式コンクリートダム。
水位は低くて水が濁ってます。

スタンプはダム管理所の玄関先あります。
ついでにダムカードもゲット！！

広神ダムのダム湖。縦長なダム湖です。

広神ダムから下流側を望みます。

ダムスタンプラリー3ヶ所目は破間川（あぶるまがわ）ダム。
しかし、ダムの入口は15時以降はゲートが閉ざされるものの、
ゲートの横を通って入る事が可能です。

破間川ダム。堤高…93.5m　堤長…280m
1987年完成の重力式コンクリートダムです。

水辺に青々とした草が生える破間川ダムのダム湖。

破間川ダムのスタンプは管理所玄関に設置。
ここでもダムカードを配布してるけど、配布時間が過ぎてたので
ゲットならず。

ダムの堤体から管理所とダム湖を望みます。
管理所からは湖面に船を降ろすためのインクラインもあります。

ダムスタンプラリー4ヶ所目は黒又ダム。
堤高…25m　堤長…228m　
東北電力が管理する発電目的に造られたダムで、
年季を感じられる苔むしる石積みの堤体が印象的。

このダムは管理人不在なので、スタンプは無く、
堤体の写真を撮って、後で観光案内所で全制覇の申告をする時に見せる。

ダムの横から水がサラサラと流れ落ちて清涼感があります。

ダムの水門。こちらも石積みのレトロな造りです。

黒又ダムを出た後は、山奥へ続く林道を5〜6キロ走って…

ダムスタンプラリー5ヶ所目の黒又川第一ダムに到着。
堤高…91m　堤長…276mの重力式コンクリートダム。
山の中から突如を現れる感じで、思わず「おぉ〜」って声が出ます。
発電目的に1964年に完成したそうです。

ここも管理人不在のダムなのでスタンプは無く、堤体の写真を撮ります。

ダムを間近に見るとなかなかの迫力。
訪れたのが夕方とあって人っ子一人おらず、聞こえるのは野鳥と虫の声だけ。

黒又川第一ダムのダム湖。
総貯水量6000万?と結構でかい。

堤体から下流側の眺め。
携帯の電波も通じない秘境でもあります。

ちなみに黒又川第一ダムから更に上流に行くと黒又川第二ダムもあるけど、
がけ崩れの危険があるため、一般車両は通行止め。しかもゲートの脇には
『（第二ダムに行ったら）道交法 ○条により6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の
罰金が科せられます…』と強烈な脅し文句まで出ています。よって撤収！！

ダムスタンプラリー最後のダム6ヶ所目は
JR只見線の越後須原駅と魚沼田中駅の中間にある破間川の藪神ダムへ。

スタンプ帳には『国道沿いの駐車場に停めて歩いて15分』と書いてあったので
その通りに歩いた。しかし、ダムの近くには車が停めれそうなスペースが
幾つもあったので、そこでも良かったのでは？と思う。
恐らく、周辺地元民の同意が得られなかったのだろうか？

藪神ダムは東北電力管理の発電用ダム。
堤高23m、堤長98mの重力式コンクリダムで5つのゲートを装備。
そのうち1つのゲートが解放され、勢い良い放流が見れる。
堤体の横には新しい感じの藪神第二発電所があって、
4500ｋWの電力を生み出すとか。

藪神ダムも管理人不在なのでスタンプ＆ダムカードは無し。
堤体の写真を撮って、再び15分程歩いて駐車場に戻るけど、
途中、散歩中の犬に激しく威嚇される。やっぱ俺様は犬とは相性が悪い様だ。
とりあえず、日没前に6つのダムを巡れて良かった。

JR小出駅から南に2kmほど行った小高い丘の上にある
青島温泉『こまみの湯』に入浴。入浴料600円。

大浴場とサウナ、露天風呂を備えた日帰り温泉施設で、
浴室からは魚沼の街の灯りが見渡せるけど、昼間に行くと八海山や中の岳、
駒ヶ岳など越後の名峰一望出来るそうで、施設名の『こまみの湯』の由来は
駒ヶ岳が良く見える駒見岳の麓に位置するからとか。

泉質は無色透明のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉46℃。
循環で使用との事だが、入浴すると僅かなスベスベ感と軽い塩味がする。
ダム巡りで汗を掻いた後の温泉は最高だ！！

青島温泉 見晴らしの湯こまみ 温泉

温泉を堪能したら2日目の宿となるJR小出駅前にあるビジホへ（写真は翌日）。
このホテルは『うおぬまダムスタンプラリー』の協賛宿泊施設で、
領収書を持参するとプレミアムダムカードの他に、スペシャルプレミアム
ダムカードも貰えるのでココの宿に決めました（主催者の策略にハマってるな…）。

小出ホテルオカベ 宿・ホテル

翌朝、ホテルを出た後は魚沼市の中心部にある小出電力所へ。
ちなみに小出電力所とは、昨日行った奥只見ダムや破間川ダム、
黒又川第一など周辺の8ダム（発電所）の保守管理を行っている所で、
ここでは現在立ち入りが出来ない黒又川第二ダムのダムカードを配布している。
もちろん入れないダムなので訪れた証拠写真は不要である。

そしてコレが黒又川第二ダムのダムカード。
記念品にメモ帳までいただきました。

昨日6ヶ所の全部のダムを巡ったので、道の駅『ゆのたに』に隣接した
観光案内所でプレミアムダムカード（黒又川第一ダム）と
魚沼市内の協賛宿に泊った人だけが貰えるスペシャルダムカード（広神ダム）を
いただきました。

道の駅 ゆのたに 道の駅

旅の最後は破間川ダムに再訪問して昨日ゲット出来なかった
ダムカードをゲット！！ダム巡りってやってみると想像以上に面白かった。