2016/08/25 - 2016/08/27
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MenSEOULさん
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韓国の伝統手芸である「ポジャギ」と呼ばれるパッチワーク作品は、仁寺洞(インサドン)などの複数店舗で展開がされていますが、東大門の広蔵市場や南大門市場に行くと、その仁寺洞(インサドン)の店舗に卸される前の卸値で圧倒的な品数のポジャギや韓国オリジナルの美しい麻やシルクの布が手に入ります。
今回は、そんなポジャギと韓国布を徹底探訪してきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まず向かったのは、南大門市場にある露天商のお店、「モンシリ」さん。非常に狭い店内ではありますが、高さを生かした陳列で韓国の伝統的な色彩で作られた布製のバッグや商品が並びます。
モンシリ 専門店
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明洞や東大門のショッピングゾーンではまず見かけることのない、伝統的な手芸作品が陳列されており、非常に色鮮やかなものが目立ちます。
浴衣などを着た際に手持ち用バッグとして使えるような柄の短めのバッグになります。 -
かたや、持ち手の紐が長い、肩にかけるような長いバッグもありました。
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伝統手芸ではないですが、こうしたバッグもあります。ただ、正直な所、素材感やデザイントーンなど、「求めているのは、こんなのではない」という印象が非常に強く、ざっと眺めてその場を失礼させていただきました。
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次に向かったのは、同じ南大門市場でも、商業ビルの中にあるお店「セボサ」。先ほどの「モンシリ」とはまるで違う品揃えの豊富さやデザイン性があり、「ここここ!」と本来出会いたかったお店にたどり着けた感がありました。
http://www.menseoul.com/?p=3109 -
このフロアには、非常に多くのお店が入っているのですが、セボサはその中でもポジャギ関連の商品の品揃えが豊富なお店の1つでした。
http://www.menseoul.com/?p=3109 -
インサドン(仁寺洞)で購入したら、W40,000〜W50,000はくだらないであろう大きめのポジャギ作品も、W12,000と破格。
安いポジャギは、麻ではなく、ポリエステルの物も巷にありますが、これはそんなことなく、麻の本物でした。 -
同じようなポジャギでも、様々なカラーバリエーション、デザインがあり、見ているだけでもとても心躍らされます。ポジャギ好きにはたまらないと思います。笑
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ポジャギ作品の他にも、クッションカバーなどもありますし、商品のバリエーションは非常に豊富です。
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暖簾(のれん)のように部屋に飾る大きめのポジャギ作品なども、シンプルなものから、このようなカラフルながら品のあるデザイン物まで揃います。
店舗スペースが限られているので、雑然とあれもこれも大量に陳列されているのですが、それはそれで、宝探しやバーゲン会場のような気持ちになりました。 -
もちろん、お土産に最適なこうした小物入れもあります。仁寺洞(インサドン)で購入すればW1,000くらいのものが、こちらではW800程度でした。もちろん大きさやデザインによって価格差はあれど、総じて卸値に近しい安さだと感じました。
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セボサ以外にも、同じフロアに似たようなポジャギ作品が多めのお店が溢れているこのビル。まさに穴場でした。
他のお店の一例で言えば、こんなにも韓国らしい色彩のクッションカバーも安価に販売されています。W10,000程度でしたので、日本でシンプルな普通のクッションカバーを買うのと値段の差がありません。 -
また、こんな清楚なポジャギの暖簾(のれん)を販売されているお店もありました。
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お持たせ時に包むような綺麗な布も、あちこちのお店で販売されています。
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ご自身で手芸をされる方向きには、こうした布ごと購入することももちろんできます。韓国では、1ヤード(90cm)という単位が使われているので、この90cm計算で商品を購入する形になります。
最近では、どうやらメートル単位でも購入ができるよう促されているそうなのですが、実際はヤード計算のお店ばかりでした。笑
他にも同じフロアには、韓国らしいシルク布やサテン生地、麻などで作られるベッドカバーや枕カバー、掛け布団に敷布団なども販売されていて、ここにしかない「見つけもの」が見つかる場所でした。 -
南大門市場では多くの買い物をしまして、満足した足で、次に向かったのは東大門エリアにある広蔵市場。実は、ここ知る人ぞ知る韓国の布が大量に展開されている市場ということで、向かいました。
この階段を上がると、そこには、チマチョゴリなどの韓服を作る素材となる布が所狭しと販売されています。 -
右も左も、韓服のお店やその素材となる布で溢れます。
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布も1ヤード単位で買えますが、1本という買い方もできます。
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どのお店も、基本、日本語や英語は通じませんが、欲しい布を指さしたり、何ヤードかを伝えるだけで、ある程度の買い物は完了できます。数字を伝える時には、携帯の計算機機能や電卓がとても役に立ちます^^
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上品な藤色の布なども、色の濃淡で数種類がありますし、日本のユザワヤなどの大手手芸店ではまず揃わない生地が大量にありました。
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ほとんどのお店が、こうしたカラーバリエーションの見本などをもっているので、これで指を差しながら意思疎通ができたりします。あとは、気合いです。笑
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これが、今回お邪魔した広蔵市場のビルの店舗地図なのですが、相当な数のお店が存在しており、その数に圧倒されました。
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南大門市場→東大門の広蔵市場と辿ったので、最後は、仁寺洞(インサドン)へ。
仁寺洞では、商品のオリジナリティーが高い「ソリハナ」さんにお邪魔してきました。他の仁寺洞のお店だと、他店と商品が同じケースが散見されますが、こちらのお店は、取り扱う商品がオリジナルであることが多く、見ていて新鮮ですし、綺麗なものが多い印象で好きなお店です。ソリハナ 専門店
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同じポジャギでも、中央に鮮やかな細工が施されたものが中心で、仁寺洞クオリティーと言いますか、卸の市場にはない高級感がこちらにはあります。
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ポジャギの小物入れ一つとっても、単調なモノトーン柄ではなく、デザイン性が高いものが揃います。
南大門市場や東大門の広蔵市場に行けば、仁寺洞よりも豊富なポジャギや布があり安価に手に入ります。
一方で、仁寺洞には、多くの観光客の目に触れる仁寺洞という場所に見合うクオリティや作品があるのもまた事実だなと改めて感じました。
少々マニアックな旅ではありますが、韓国ソウルでポジャギを巡る旅というのも成立するのだなと感じられました^^
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この旅行記へのコメント (2)
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- MenSEOULさん 2018/02/01 07:35:15
- ありがとうございます!
- ポチャギや伝統刺繍に関する情報があまり世の中にはないなと感じまして、訪問した際に記事に残してみました。何かの参考になっておりましたら幸いです。
既製品でしたら、仁寺洞にあるものが値段もデザイン性も一番高い印象を覚えたのですが、ちょっとでも手作りをしてみようと布などを見るのであれば、南大門市場か東大門近くにあります広蔵市場の方が圧倒的に素材は多いと思いました。
お土産を選ぶにしても、南大門市場の建物の中の方がだいぶリーズナブルな印象も持ちました。笑
3月ですと、もう寒さもちょっとは和らぐ時期になっていると思います。
ソウルならびに釜山旅行、楽しまれてください!
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- binuskeiさん 2018/01/31 15:09:12
- 大変参考になりました。
- MenSEOULさま
はじめまして、binuskeiと申します。
今回、ゴールデンウィークに10年以上ぶりにソウルに行くことになり、とても興味のあるポチャギ・伝統刺繍のお店(お土産品ではない物)の検索をしていましたら、MenSOULさまのブログに行き着きました。
南大門市場や仁寺洞を巡ってみようと思っています。
とても参考になりました。ありがとうございます。
尚、今は中級ぐらいの韓国語の語学力ですが、習い始めてからは初めて行くので、とても楽しみです。今年は、3月末に釜山、ゴールデンウィークには、釜山とソウル旅行の予定です。
他の旅行記も見させていただきます。
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