2016/06/22 - 2016/06/27
16位(同エリア27件中)
yukiさん
5月に引き続き6月もNHでシドニーまで行くことは早々に決まっており、その後でどこに行くか考えていたのですが、シドニーからバヌアツの首都ポートビラまでエアバヌアツがたまたま自分のスケジュールと合う形で飛んでおり、こちらに決定。
一人旅をされている方はたぶん同意見の方も多いと思うのですが、いわゆるビーチリゾートと呼ばれるようなところはカップルや家族連れで来るのが前提みたいな雰囲気で、そういうところへのこのこと一人でやってきてもかなり場違いで肩身の狭い思いをすることが多い中、ここバヌアツはまだ観光地としてはそれほどメジャーでなく観光地ずれしてない、一人で来ても場違いな感じがしない、人々も概して親切、海や空の青さ、美しさが印象的など、久々に南の島もいいじゃないかと思える充実した旅になりました。
【FLIGHT DATA】
NH 879 Y 22JUN HNDSYD 2210 0830
NF 11 Y 23JUN SYDVLI 1130 1545
NF 10 Y 26JUN VLISYD 0700 0955
NH 880 Y 26JUN SYDHND 2055 0525
PR
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2016年6月22日(水)
先月に引き続きNH879便で出発。前回と何も変わるところがないかと思ったら、予想に反して早々に夕食が出てきた。 -
釜飯かタンドリーチキンの選択で、「タンドリーチキンがおすすめです」なんて言ってたが、そんなものは無視して釜飯を選択。日本人ならAの釜飯を選択する割合が高いと思われ、提供数を調整するためにあえて、「タンドリーチキンがおすすめ」などといってるんじゃないかと想像。
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トイレにこんなメモが貼ってあったりする。
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2016年6月23日(木)
東の空がほのかに、そして徐々に明るくなり… -
やがて水平線上に太陽が顔を出す。
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夕食が出てきたときは、やっと改善されたかと素直に喜んだものだが、朝食はサンドイッチ1個。何のことはない、食事の提供順序を入れ替えただけで、これで喜んでいたら朝三暮四だな。
まあ、夕食にサンドイッチ1個でひもじい思いをするよりは、現行の方が適切と思われ、一応改善と評価しておく。 -
8時47分、シドニーに到着。
ほとんどの人が入国審査の方へ向かい、国際線乗り継ぎの方に向かう人は数えるほど。
つづいてNF(エアバヌアツ)11便に搭乗。 -
食事はフィッシュ(sea bass)かチキンパイの選択で、前者を所望。
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シドニーとバヌアツの位置関係から、ニューカレドニアを横切るのではないかとの読みが当たり、ニューカレドニアの本島ともいうべきグランドテール島上空を通過。
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ひょろ長い独特の形状をした、「天国に一番近い島」ともいわれるウベア島。
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そしていよいよバヌアツへ。
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空港からはミニバスでポートビラ中心部へ。
オーストラリアに近いしなんとなく左側通行かと思っていたが、予想に反して右側通行。
独立は1980年と比較的新しく、それまでの間英仏共同統治という特殊な形態をとっていたため、道路交通はフランス式の右側通行が採用されたものと思われる。 -
バヌアツでのお宿は予め予約しておいたCITY LODGE。
普通の部屋もあるが一部屋がドミトリーになっていて、そちらを選択。 -
一国の首都のメインストリートとあってか、夕方は比較的交通量も多い。
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ポートビラ湾に沈む夕日。
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宿の向かい側にあるマーケット。月曜の午後から土曜の昼まで夜通し開いているとあるが、そんなに人口が多いとも思えないこの島でそんな需要などあるのか?!
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メインストリート沿いに土産物屋や雑貨屋などの商店があるが、どこも17時過ぎから閉まり始め、18時には一部のレストランやスーパーなどを除いてほとんどの店が閉まってしまう。ショッピングをされたい向きには要注意。
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2016年6月24日(金)
本日は昨日申し込んでおいたエファテ島一周ツアーに参加し島内の主要スポットを巡る。 -
ややわかりにくいが、奥に見えるのが港で、おそらくここから国内(あるいは国外もか)の他の島へ向かう船が発着しているのだろう。
で、その港から幾分離れた何もないような砂浜で一人のオーストラリア人をピックアップ。なんでもブリスベンから船で来たのだとか。
その他2名のオージーを別のホテルでピックアップし、総勢4名でツアー開始。 -
まずはBANYAN TREEで小休止。
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つづいてTURTLES BAYでウミガメその他の動物を見学。
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こちらの水槽に大小のウミガメが飼育されている。
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こんな感じで水槽ごとに小さなものから大きなものまでウミガメがいっぱい。
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ちなみに赤ん坊のウミガメはこんなの。正直言ってあまりかわいくないかも。
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ウミガメ以外にもいくつかの動物が飼育されており、それらを見学。
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こちらは展示というより食用なのかな?
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別のプールには巨大なウミガメが数匹泳いでいて、餌付けもさせてくれる。
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バヌアツといえば2015年3月のサイクロン襲来で人的物的双方において甚大な被害が生じたことが記憶に新しいが、このあたりもやはり被害を受けたようで、建物が新しいのもそのせい。
なお、1年たった現在、少なくともエファテ島の観光に関する限りサイクロンの影響はまったくなく、いたって普通に観光できる。 -
いままで国内外あちこち出かけていて、一般的にビーチリゾートと呼ばれるようなところにもそれなりに訪れているわりには、きれいと思えるような海を見たことがほとんどなかったのだが、ここエファテ島は久々に来た甲斐があったと思えた。
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海、空の青さもさることながら水の透明さがまた美しすぎる。
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ウミガメ見学を終えて次のスポットへ。
このツアー、左回りに島内を一周するもので、てっきり右側通行だから(より海側に近い車線を走行する)かと思っていたのだが、どうやらとくにそういうことではなく、立ち寄りスポットの配置上左回りの方が都合がよいというのがその理由らしい。
理由はどうあれ、私にとっては左回りの方がより近い場所から海を眺められ好都合。 -
日本のODAだか何だかの協力で造られたと思われる橋。
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その橋のたもとでは川で洗濯をしている人が。バヌアツも首都を一歩外れるとまだまだその程度の生活水準ということなのか。
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走行中に「変わったものを見つけた」といってやや引き返して捕まえたのがこの虫。
しかし通常の速度で走行中にこんなものを見つけるドライバー氏の視力に脱帽。 -
つづいてブルーラグーンで暫しスイミングタイム。
比較的近接した場所に2ヶ所同じようなラグーンがあり、ツアーによって訪れる場所が異なるようだが、どちらも大差ないだろう。 -
マリンアクティビティの類にはさしたる興味がなく、従って海を訪れても泳がずただ見ているだけということが多いのだが、ツアーではここともう1ヶ所シュノーケリングの時間があり、さすがにただ見ているだけっていうのも何なので、水着に着替えて水浴び。
こういうのに慣れていないせいか、持っていこうと思いながら水着とビーチサンダルを持ってくるのを忘れてしまったので昨日のうちに買っておいたのだが、こうやって家に何着も何足もたまってしまう。 -
次のお題はカルチャービレッジで伝統芸能の見学なのだが、車を降り会場へ向かう小道を歩いていると突如として両脇の草むらから奇声とともに幾人もの男が現れるというサプライズがあってかなり驚愕してしまう。
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説明の後こうした踊りを見学。
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続いてEpau Villageにある小学校を見学。
在校生92人に対して教員は4名なんだとか。 -
この小学校の児童? が歌で歓迎してくれた。
日本人がいるということで「咲いた、咲いた、チューリップの花が〜」と日本語でも合唱。
それはいいのだが、肝心のお勉強はどうなっているのかなあ? -
そんなこんなで昼時となり、島と真っ青な海という絶好のロケーションでランチタイム。
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ちなみに食事はこんな感じ。
決して豪華ではないが、タロイモとかキャッサバとかローカルな食材の素朴な味がまたおいしい。 -
まばらに生える木の向こうに海、そして島が見えるが、サイクロン襲来前は木が茂っていて海も島も見えなかったんだとか。いかにサイクロンの破壊力が驚異的であったかを知る一例。
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他のツアーの車が時折通過していく中、何も変哲もないようなところで車を停めて海岸へ降りてみると戦車の残骸が。
この付近に米軍の飛行場跡があったり、この島の北に位置するエスピリッツサント島にはかつて米軍の基地があったなど、こんな片田舎の国(失礼)にも第二次世界大戦とは無縁ではいられなかったことがわかる。 -
一周ツアーの締めはハバナ湾でシュノーケリング。
ふつうこういうツアーって、シュノーケリングのフィンとかマスクとかも貸してくれるんだと思うんだが、なぜかなかったので、基本泳ぐのみ。
たまたま用意していたオージーが自分のマスクを少し貸してくれたんでありがたく使わせていただくが、あまり興味がないんだよな…ってことで、多少海の中の魚を見て終了。 -
水の透明度が半端ない。ここまで透明な海となると西表島の舟浮以来かな。
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シュノーケリングタイムも終了し後はポートビラへ戻るだけ。
対岸に見えるのはエレトカ島。またの名をその外観からHat Islandともいい、「ロイマタの領地」として世界遺産に登録されている(ロイマタとはエファテ島のかつての酋長の名)。 -
夜は宿の関係者と思われる男の子から「メレビーチにて無料でナイトショーがある」というのでバスで一緒に連れて行ってもらう。
着いてみるとかなりの人だかりができており、幸運にもちょうど始まるところのようで、グッドタイミング。 -
ファイアーパフォーマンスの始まり始まり。
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こうしたファイアーパフォーマンスが1時間にもわたって催される。
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演技の質、規模ともにかなりのもので、こんなものが無料(チップ制)で見られるとは実に素晴らしく、1時間たっぷり堪能させていただいた。
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最後は皆で音楽に合わせてダンス。
こういうのは苦手なんだがその場の雰囲気もあって一応合わせておく。 -
2016年6月25日(土)
本日は、世界遺産マニアとしては昨日少し見た「ロイマタの領地」の遺跡でも見に行こうと考えてたのだが、個人ではなかなか行きづらそうで、かつ、世界遺産訪問数が増えるという以外に見るほどのものでもなさそうなのと、昨日のツアー終了時に同行者からカスケードに行かないかとのお誘いを受けたのでそちらに転向。
出発は午後なのでそれまでの間ポートビラ市内をうろうろ。
こちらはポートビラ湾を見下ろせるというフレンチの丘なんだが、標高が低すぎて思ったほどの景観でもない。 -
ペタンクに興じる人々。このあたり、かつてフランス領(厳密には1980年まで英仏の共同統治)であったことを彷彿とさせる。
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向こうの島はイリリキ島。コテージが並ぶことからも分かるようにリゾートとして開発されており、宿泊者以外のビジターも有料の渡し船に乗って島内のアクティビティを楽しむことができる。
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昼食後昨日と同じ総勢4人でカスケードに向けて出発。
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入場料は1500バツ(1バツ≒1円)と結構なお値段で、入場料を払ったのちこの川に沿って滝へ向けて緩やかな上り坂を登っていく。
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九寨溝に少し似ているような色合いの池を見ながら滝へ向け遊歩道を登っていく。
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ほどなくしてカスケードに到着。
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何だか露天風呂のような感じだな。
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水中には無数の魚? がいて体によって来るのでこしょばいがなれるとそれもまた気持ちいい。
魚に角質を食べてもらうフィッシュセラピーなんてのがあったと思うが似たようなことが体験できる。効果のほどは不明だが。 -
九寨溝といっても信じてもらえるんじゃないだろうか。
でもここはバヌアツ。 -
あれだけ活気のあったポートビラのマーケットも土曜の午前一杯で終了のため午後はもぬけの殻に。
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本日もまた日が暮れようとしていく。
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2016年6月26日(日)
本日のフライトは7時のため、夜明け前よりタクシーにて空港へ。 -
この空港、Port Villa Bauerfileld International Airportの名がついているが、1942年11月14日に戦死したこのお方にちなんでいるとのこと。合掌。
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帰りのNF10便は運よく3席占有することができた。
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お馴染みのシドニーブリッジ、ダーリングハーバー、そしてオペラハウスを眼下に見つつ、シドニー空港に着陸。
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シドニーは今年の3月以来の3回目で、3ヶ月前に来たばかりとあって行きたいところももはやないが、さすがに10時間以上も空港で過ごすわけにもいかず、とりあえず入国。
到着ロビーで思案しているうちに、パワーハウスミュージアムなる名の科学博物館が本日は入場無料との情報を見つけてとりあえずそちらへ向かってみる。 -
「Power House」の名はかつて当地に存在していた発電所によるもので、現在の展示内容とは関係がない。
入場するといきなり飛び込んでくるこちらの機関車、ニューサウスウェールズで最初の鉄道として1855年、シドニー−Parramatta間で開業したときに使われていたものの由。 -
この博物館、展示内容が交通、通信、宇宙、医学など多岐にわたるが、無料ならともかく、金払ってまで見るものではないかな。
というわけで、関心のある内容に絞りつつ、館内をざっとひととおり見て回る。 -
こちらは車両の方向幕か。
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つづいてダーリングハーバーをあてもなく散策してみる。
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7月からはいろんなイベントもあるようだがまだ一足早く、時間つぶしにならず残念。
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シドニーでの長い1日が終わり、ようやくNH880便に搭乗。
機材がスターウォーズジェットとのことで、搭乗時に流れる音楽もいつものAnother Skyではなくスターウォーズのテーマソング。 -
夕食は2種類あって、いつものようにプラカードが配られていたかと思うのだが、撮り損ねてしまった。
というわけで、もう一方は不明だが、天丼を選択。 -
夕食後うとうととしているうちに、知らない間に軽食(というかほとんどお菓子)の詰め合わせセットが置かれていた。
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スターウォーズジェット搭乗記念のはがきと搭乗証明書もいただいておく。
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2016年6月27日(月)
5時20分ごろ、羽田に到着。
行く前は正直それほど期待していなかったが、予想に反して大満足のバヌアツ旅行も終了。
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