2016/05/31 - 2016/05/31
7位(同エリア28件中)
ベームさん
5月31日、7日目。
ルツェルン泊最後の日。四森林州湖の対岸にあるシュヴィーツ、アルトドルフの町を訪ねました。その辺り一帯はまさにスイス連邦揺籃の地であり建国の英雄ウイリアム・テル/ヴィルヘルム・テル伝説の地です。
シュヴィーツ:シュヴィーツ州の州都、人口1万4千人。シュヴィーツ州は1291年スイス建国の基となる原初同盟を結んだ三つの州の一つ。ここの連邦文書館にはその時の同盟誓約書が保管されています。スイスの名前はシュヴィーツに由来します。
アルトドルフ:ウーリ州の州都、四森林州湖の東南端に位置し人口9千人。これも原初同盟を結んだ州の一つ。紀元前3世紀の生活用具などが発掘されており、アルトドルフ/古い村、の名もそれに関係しているのかもしれません。ウイリアム・テル伝説の中心地。
写真はアルトドルフ、テル・デンクマール/テル記念碑。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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地図中央右。
シュヴィーツ⑦。
アルトドルフ⑧。 -
ルツェルンから四森林州湖を隔てて反対側に位置します。
ルツェルン~シュヴィーツ~アルトドルフ~ルツェルン。 -
ルツェルン発8:06のS3でシュヴィーツへ。
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四森林州湖の向うにリギ山。
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角度を変えたリギ山。
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昨日リギ山からの帰りに登山電車から乗り換えたアルト・ゴルダウ駅。
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シュヴィーツ着8:47。
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町の中心は駅から離れているのでバスで。
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バスの終点シュヴィーツ・ポスト。
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ポスト広場。
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ポスト広場のスイス歴史博物館。
あとで訪れましたが休館日でした。 -
町の背後に大ミーテン山1898mと小ミーテン山1811m。
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ポスト・プラッツの先を左に行くとハウプト広場にでます。
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教会の塔が見えました。
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町の中心ハウプト広場です。
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同。
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広場の片方は聖マルティン教会。
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向かいあって市庁舎。
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17世紀に再建された市庁舎。
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壁画が一面に描かれています。
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モルガルテンの戦い。1315年。
スイス同盟軍がハプスブルク軍に大勝。 -
シュヴィーツは1240年、ファエンツァの陣営にて皇帝フリートリヒ2世により皇帝直属(帝国自由都市)を宣言された。
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市庁舎の中には由緒ある部屋があるそうですがオープンしていないとのこと。
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ラーツケラー。
入口の2本の石像に注目。 -
ハウプト広場の泉。
1892年築。 -
聖マルティン教会。
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美しい姿をしています。
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入ります。
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祭壇付近は工事中でした。
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オルガン。
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ハウプト広場からシュトレールガッセを行きます。
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アルター・アルヒーヴ塔。
シュヴィーツ最古の建築物。1200年頃。現民族博物館。 -
グロスハウス。
そんなに大きな建物ではありませんがグロス/大きな、という名前が付いていました。 -
グロスハウス。
1604年築の典型的なシュヴィーツの貴族の館。大きな切妻屋根が特徴。屋根が大きいからグロスですか。 -
聖母修道院聖ペーターです。
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階段がなくてどこから上るのだろうという説教壇をよく見ますが、これはちゃんと階段があります。
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ピエタ。
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シュトレール通りを抜けるとミーテン山が見えました。
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左小ミーテン、右大ミーテン山。
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古い石畳のゼドレーレンガッセの向うに館が見えます。
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リッケンバッハ通りに出ました。その向こうにも館があります。
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通り沿いに立派な館が建っています。
1609年のヘレンハウス。 -
昔の貴族の館です。
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塀の先にアーチがあったので入ってみます。
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小さな博物館です。
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先ほどの館の裏手に回れました。
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ヘレンハウス裏側。
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この辺りヘレンハウス/昔の貴族というか土地の有力者の館が何軒もありました。
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聖マルティン教会の方に戻ってくると木造の古い建物が建っています。
写真左の家です。 -
ベツレヘムハウスという、1287年に建てられた現存するヨーロッパ最古の木造建築だそうです。
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日を決めて中を見られるようでした。
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保育園児が保母さんに連れられて。
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ベツレヘムハウス。
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ライヒス通りのベツレヘムハウス。
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コレギウム通り。
町の上手の方に行ってみました。 -
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坂道の上の方にミーテン山をバックに宮殿みたいな建物があります。
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学校でした。州立コレギウム・シュヴィーツ。
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世界一豪華な学校ではないでしょうか。
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教会もあります。コレギウム教会。
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堂内。
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主祭壇。
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天井。
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ピエタ。
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祭壇。
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マリア・ヒルフェ通りを下りヘレンガッセを歩きました。
瀟洒な建物が並んでいます。 -
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学校のようです。
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教会がありました。カプチーナー修道院教会です。
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一人お祈りしていました。
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バーンホフ通りまで降りてきました。
立派な建物、お役所のようです。 -
州庁舎。
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最後に行ったのが連邦文書館、ところが本日休館でした。とても残念です。
ここにはスイス連邦成立の様々な資料が保管されていて、それを見るのが楽しみだったのです。
特に、スイス同盟の端緒となった、1291年8月1日四森林州湖畔のリュトリの丘で原初3州といわれるウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデン州の代表が集まり、ハプスブルク家の支配に対抗し自由と独立を守るためいわゆる「永久同盟(原初同盟とか誓約同盟とも)」を結んだ、その「同盟誓約書」の原本があるのです。読めないにしても見たかった。 -
その後も原初3州とハプスブルク家の対立は続くが、1315年11月、シュヴィーツの少し北のモルガルテンという所で両方の軍が激突した。数に劣る同盟軍であるが地の利を得た作戦と優れた武器でハプスブルク家軍を徹底的に打ち破る。
これが始めとなり、同盟に加入する州も増え数次にわたるハプスブルク家との戦いにも勝ち続け、ついにはハプスブルク家をスイスから追い出すことになる。
ウイリアム・テル伝説もスイス同盟とハプスブルク家との戦いの間に独立の英雄譚として生まれたものです。
8月1日はスイス建国の日となっていて、毎年その日にはリュトリの丘で記念式典が行われています。 -
同盟誓約書。
観光案内所で貰ったパンフレットより。 -
文書館前の銅像。
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昼はこのケーキ屋でケーキとコーヒーで済ませました。
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シュヴィーツ駅。
次にアルトドルフに向かいました。
シュヴィーツ・ポストからバスでシュヴィーツ駅。シュヴィーツ駅からアルトドルフ駅までSバーン。アルトドルフ駅からバスで中心地アルトドルフ・テルデンクマールまで。 -
シュヴィーツ駅ホーム。
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四森林州湖を右に見て湖岸を南下します。
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アルトドルフ着12:48。
バスでアルトドルフ・テルデンクマールまで。 -
テルデンクマール/テル記念碑の建つ市庁舎広場。
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アルトドルフ市庁舎。
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市庁舎広場。
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この広場でウイリアム・テルは息子の頭上の林檎を弓で射落したのです。
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これがテル・デンクマール/ウイリアム・テル記念碑です。
1895年リヒヤルト・キスリング作のブロンズ像。
テル伝説は若い方には知らない人もおられるかもしれない。
おさらいすると:
スイス建国前ハプスブルク家の支配下にあったころ、ウーリ州アルトドルフにゲスラーというハプスブルク家の悪代官がいた。とんでもない奴で、広場に柱を立て自分の帽子を掛け前を通るものはお辞儀をしろと命じた。 -
1307年11月のある日、テルはその前を通るとき頭を下げなかった。ゲスラーはテルに「お前の息子の頭に林檎を載せお前の弓で林檎を射落としたら許してやる」と言った。テルは見事林檎を射落とした。が、テルが矢を2本持っていたのを見とがめられ、テルは「もし射損じたらもう1本の矢でお前を射るつもりだった」と答えたのでゲスラーは彼を捕えた。
テルは脱走し後ゲスラーを弓で射殺しスイス独立の英雄となった。
台座には1307年と彫られています。 -
横から。
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像の後ろの塔には登れます。
塔の上から。 -
同。
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パンフレットの写真です。
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マルクト通りの先にある多目的ホール。
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ここで手洗いを借用。
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シュッツェン通りあるテル劇場。
1899年、シラーの戯曲「ヴィルヘルム・テル」上演のため設立されました。1976年改装。 -
劇、クラシックからジャズ、民謡コンサートまで幅広く使われています。
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テル劇場の前の広場。
ツォイクハウス、昔の武器庫。 -
市庁舎広場に戻り反対方向にテル通りを歩きました。
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テル通り。
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メインストリートです。
ホテルシュヴァルツァー・レーヴェン/黒い獅子亭。 -
教会広場に来ると教会が二つ並んでいます。
手前小さいのは聖アンナカペレ。奥が聖マルティン教会。 -
聖アンナカペレ。
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聖アンナカペレ。
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ピエタ。
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メメント・モリ(memento mori)。
ラテン語で、「人は必ず死ぬ、死を忘れるな」というキリスト教の警句。
「死の舞踏」に共通した概念で、よく骸骨の姿で表される。 -
聖アンナカペレ。
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二つのの教会の間にある墓地。
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聖マルティン教会。
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祭壇。
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天井。
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説教壇。
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僕は/私は2016年3月20日に生まれました。
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聖アンナカペレ。
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聖マルティン教会。
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教会の裏に続く墓地。
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大きなケーキ屋。
壁面には「パン、ケーキ、クッキーを売ってきて、1903年からはパティスリー/ケーキ屋を営んでいる。代々腕と技量で酸っぱい人生に素晴らしい甘い物を提供している」なんて宣伝文句が描かれています。 -
今スイスではどんな本が売れているのかと本屋のショーウインドーを覗くと、ゴッタルトトンネルの本が並んでいます。
なぜ今頃ゴッタルトトンネルなのか? 後日のテレビで分かりました。 -
ルツェルンまでスイス国鉄が運行する15時35分発の直行バス/テルバスで帰ります。
来るときは鉄道やバスに何回も乗り換えてきたのに帰りはこのバス1本で帰れます。しかも時間はわずか43分しか掛からない。
バス停には10人ほどの観光客らしき人たちがいたので、皆この便利なバスでルツェルンまで行くのかなと思ったら乗ったのは私一人でした。 -
このバスは四森林州湖の南を走ります。
アルトドルフを出たらまもなくトンネルに入りました。行程の半分ほどの長い長いトンネルでした。 -
リュトリの丘の近くを通ったり四森林州湖の湖岸をずっと走るのかと期待していましたが外れました。それでもトンネルを出るとこの風景にお目にかかれました。
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シュヴィーツ、アルトドルフ。スイス建国にゆかりのある町を訪ねました。良い一日でした。
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ルツェルン最後の夜です。
ロイス川沿いのレストランでゆっくりワインを楽しみました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- abianさん 2024/09/23 16:14:26
- 黒い獅子亭!
- ベームさん こんにちは
今更ですが、ベームさんのアルトドルフの記事を拝見しています。
私昨年、チューリッヒへ行く途中の休憩地としてアルトドルフに泊まりました。
ヴィルヘルム テルなど歴史的に意義のある町だったんですね。
よく調べもせずに行ったのでずが、ホテルを調べていたら、そこが出てきて、よく読むとゲーテも泊まったと書いている人がいて、その黒いライオンのホテルに泊まりました。
黒獅子亭っていいうのですね!
レストランを併設した黒い獅子って訳すのかと思ったのですが、
黒獅子亭って、どこかで聞いたような気がしました。
教えていただきありがとうございました。
- ベームさん からの返信 2024/09/23 20:04:02
- Re: 黒い獅子亭!
- abianさん、
今晩は。書き込み有難うございます。
abianさんはアルトドルフにお泊りになられたのですか。ジルスマリアなどあまり日本人観光客が訪れない所にも行かれていますね。
「黒獅子亭」とは直訳ですが、ドイツやスイスには「牡鹿亭」とか「黒熊亭」とかの名のホテルやレストランがよくありすね。今の子供たちは「ウイリアムテル」物語なんか読んでいるのでしょうかね。
ジルスマリアのヴァルトハウスにお泊りになったとは、羨ましい限りです。ヘッセが晩年の夏を過ごした所で、その当時の資料が保管されているらしく、時間があったら寄りたかったホテルです。
スイスに行かれる観光客はユングフラウ、モンブラン、マッターホルン、アイガーには必ずと言ってよいほど登られ(近くまで)ますが、私は山にはあまり興味がなく、話しの種に、とあとのふたつに行きました。
もう体力、気力、好奇心の衰えで海外旅行は遠い昔のことになりました。記憶も薄らいできています。ご健勝を祈ります。
ベーム
- abianさん からの返信 2024/09/28 10:44:34
- 返信ありがとうございます!
- ベームさま、お元気そうでうれしいです。
衰えなんて、文章からは全く感じられませんが、記憶の衰えって,それは私も痛感しています。昔から忘れっぽいので、それに拍車がかかった感じです。
だから、旅行記書くと思い出せていいですよね。
最初にスイスにヘッセを追いかけて旅した時も、ベームさまの記事をいっぱい参考にさせていただきました。
あれから毎年行くようになりました。
ヘッセは最後の年もジルスマリアに行きたい!って病床で言ってたそうですから、私も行けるときまで詣で続けたいのです。ニーチェも発狂する年まで毎年行ってたのですし。
東京大学界隈のお散歩お好きなんですね!
私も文京区にいたことあるし、東大も何度も入りました!無試験で(笑)
- ベームさん からの返信 2024/09/28 19:37:05
- Re: 黒い獅子亭!
- abianさん、
仰る通り旅の記録は薄れゆく記憶をよみがえらせる助けになりますね。他の方の旅行記を拝見する方々自分の旅行記も時々読み返して、懐旧の念に浸っています。
東大界隈というわけではありませんが、台東区、墨田区、文京区辺りは昔から文人墨客が多く住んでいて、小説や随筆に良く取り上げられています。また江戸、明治、大正の残照もかすかに感じられて、そう言う事が好きな私の足が向いたのです。でも横浜・東京の電車での往復がしんどく、見たいところも無くなってきたのでいつまで続くことやら。歳はとりたくないものです。
abianさんはまだまだお元気のようで、これからもご活躍を祈ります。
ベーム
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