赤のピラミッド＆屈折ピラミッド＠ダハシュール

2016/06/01 - 2016/06/01

砂漠にぽつんとたたずむピラミッド。

ギザのピラミッド？　いえ、違います。

エリア ダフシュール(エジプト)

ダハシュールにある赤のピラミッドです。

ギザにある世界最大のピラミッドを建築したクフの父親・スネフェル王のピラミッドです。

クフ、カフラーに次いで、エジプトで3番目に高いピラミッドとなります。

紀元前2590年頃に造られたと考えられているので、約4600年前です。

現在表面に残っている花崗岩が赤く見えることから「赤のピラミッド」と呼ばれるそうですが、私の経験では赤く見えたことがありません･･･。

赤のピラミッドは内部へ入ることができます。（写真は前に撮った古いものです）

赤のピラミッドだけではなく、ピラミッド内部へは中腰の姿勢でこのような急坂を下るので、ちょっとしたエクササイズになります。

ピラミッド内部にある玄室の天井です。

こんなものが約4600年も崩れずに残っていると思うと本当に驚きです。

ピラミッド内部への入口は階段を登った高いところにあるので、景色が見渡せます。

目の前（といってもかなり距離はありますが）に軍の訓練場があります。

こんな炎天下の砂漠で訓練するなんて、ほんと気の毒です･･･。

右の方に見えるのは、天然ガスの採掘場だそうです。

※軍やガスの施設等は近くで写真を撮らないようにしてください

そしてダハシュールにはもうひとつピラミッドがあります。屈折ピラミッドです。

ご覧の通り、途中で傾斜角度が変わっているので屈折ピラミッドと呼ばれています。

スネフェル王が赤のピラミッドより前に作ったものです。
まさにピラミッド全盛期ですね。

写真右側の角がかなり崩れてしまっているところが、個人的にはスキです.｡.:*♡

屈折ピラミッドの内部へは入れませんが、内部への扉がある場所まで階段で上ることはできます。

ピラミッドが大きいので、背の高いエジプト人ガイドが小さく見えます。

さきほどの赤のピラミッドも、ギザにある3大ピラミッドも表面の石がなくなってしまい、大きな石がむき出しの階段状になっていますが、屈折ピラミッドは外装石が残っているので表面が平らです。

左側に、ちょこっと丘のようなものがあるのわかりますか？

こちらはアメンエムハト3世のピラミッド、通称「黒ピラミッド」です。第12王朝ですので、だいぶ後の時代になります。（といっても今から3800年くらい前ですが）

屈折ピラミッドから歩いて行くこともできるようですが、暑い時期だと途中でミイラになってしまいそうです…。

ご覧いただいた通り、ダハシュールにはピラミッドしかありません
＝日陰がない！ なので暑いッス。

その代わり「全部１ドル〜」「見ルダケタダ〜」と近寄ってくる土産物売りもいない(*´∀｀）ｂ

それに暑いことは暑いですが、やっぱり都会のコンクリートジャングルでの暑さとは違うんですよね、こういうところって。
うーん、どう違うか説明できませんが、こっちの方がいいんです・・・ぜひ体験してみて下さい！（強引）

砂漠とは一転、緑豊かなサッカラ街道を通ってカイロへ戻ります。

野菜売りのおっちゃんを追い抜き。

この辺りだけでなく、カイロでもロバは現役です。

ついでに、行きにサッカラ近くでみかけた八百屋さん。

エジプトは野菜と果物が安くてとってもおいしいんですよ。

さて、元に戻って、帰り道のサッカラ街道。

この川はナイルではなくマリオテーヤという運河です。

既に埋め立てられてる箇所もありますし、もう運河としては機能していない気がしますが。

釣りしてるの？

線路がありました。電車通るの見てみたかったなー！

カイロに戻ってきて、オールドカイロにあるレストランでランチ。

ビュッフェ台においしそうなサラダが並んでますが、私たちはセットメニューにするそう・涙

スイーツもありました。

食べたかった〜！

私が頼んだイチゴジュースと同行者のグァバジュース。

砂糖は入ってますが、フレッシュジュースなので、果物そのもの。

エジプトではグァバはジュースだけでなく、実もよく食べます。

食事はチキンのグリル。

もちろんナイフとフォークは用意されていますが、エジプト人は骨付きチキンを手で豪快にちぎりながら食べます。
私もすっかりそれに慣れてしまい、いつも手でいただきます。

このくらいの量をペロリと食べられるようになってしまいました（ヤバイ）