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ワルシャワからマドリードの便は、ヨーロッパ内とはいえ、さすがに距離があるようで、飛行時間4時間でした。<br />そして、この4時間は、スラブ圏からラテン圏への「越境」です。イエスが、「ダー」から「シー」に変わるのです(笑)。<br /><br />ところが、慣れたはずのマドリード空港で、悪夢の再来かと青ざめました。<br />2007年の世界一周航空券の旅で、6カ国めぐりをしましたが、その中、唯一、荷物のロストバゲージにあったのが、バルセロナ空港でした。機内でうたた寝をして、頭がぼーっとした状態で飛行機を降りたら、荷物引き取り所Aは右、Bは左と、左右両側に矢印が出たのです。<br /><br />かなりの渡航回数ですが、ふつう、飛行機を降りたら、「Baggage claim」「Passport control」「Arrival」などの単語を探して、そちらに矢印の方に進めばいいのです。それが、左右両側に矢印があるって、どういうこと????<br />私は、A,Bのどちらなの???? と悩みまくりました。(おそらく機内アナウンスがあったのかもしれませんが、聞いてなかった)<br /><br />けど、近くにインフォメのデスクがあったので、便名を言って尋ねると、「ああ、その便ならAです」<br />心配なので、その次のインフォメでも尋ねたら「Bです」「A」「A」「B」「A」「A」「B」<br /><br />スペインやぁ〜。スペインに着いたぞぉ〜<br /><br />と喜んでいる場合ではなく、とうとう端っこの、引き返せなさそうなドアの前に来たので、多数決の論理で、Aの方に進みました。<br />と、大きい青いスーツケースは出てきたのに、ピンクの小さいスーツケースは出てこず。とうとう、ベルトは止まり、ロスバゲに。<br /><br />で、ロスバゲの係に申し出ると、クレームタッグの番号から、パソコンをたたいて、「あなたの荷物は、パーキングにあります」と、理解不明なことを言います。<br />パーキングとやらの地図を書いてくれて、私は、スーツケースをひきずって、空港の端から端まで歩き、空港ビルの端っこのパーキングに行き、尋ね尋ねて、倉庫のような場所にたどり着きました。<br /><br />そこは、学校の体育館が幾つか入るぐらいのでっかい倉庫で、その中は、持ち主不明のスーツケースの「海」でした。たぶん数百個はあったと思います。<br />係員は、私の荷物を探してきてくれて、飛行機到着後1時間後ぐらいには、荷物をゲットできましたけど、この時期、バルセロナ空港が拡張したのが原因かな、と思ってました。<br /><br /><br />さて、今回のマドリード空港。<br />飛行機を降りた時、道の流れでは右の方に進むようになっていたのですが、ふと、後ろを振り返ると、そちらにも「荷物引き取り」とあったので、そちらに行こうとすると、うちの飛行機のスタッフが、「あなたの荷物はSALA6よ」と言います。<br /><br />何、今度は、ABだけでなく、番号がつくぐらいに、たくさんの荷物引き取り所があるのか・・・<br />と、忘れ去っていた、「バルセロナ空港の悪夢」がよみがえります。<br /><br />そしてまた、マドリード空港の、人の多いことにびっくり。以前はもっと、静かな空港だったと記憶してます。それだけ今、ヨーロッパ域内を旅する人が増えたということかと思います。<br /><br />2007年のバルセロナ空港拡張で、それまでジローナ市の地方空港に入っていたLCC(格安航空会社)は、あの頃からバルセロナに入るようになりましたが、おそらく、マドリードも今はLCCも入っているのでしょう。<br />あちこちのゲートで、長蛇の行列、椅子に座れずにあふれて立っている人、最初、何か暴動でもあったのか、と思うほどの混雑ぶりでした。<br /><br />なので、ビジネスクラスにいたスペイン人のおばさん二人組みを探して、彼女たちと一緒に行動しました。スペイン語で話しかけると、びっくりしてましたが、「荷物引き取り所6番」へ一緒に歩きました。<br /><br />SALA6の看板が、ときどき見えにくくなり、ある時、左へと矢印が出たとたん、わからなくなりました。しばらく悩んでいると、左にUターンしたような位置に、ガラス戸とエレベーターがありました。ところが、ガラス戸がしまってます。(おそらく、大量に人が行くと危険なので、人の流れをコントロールしているようでした) <br /><br />なんの説明もないから、閉まったドアの前で皆さん、悩んでます。と、二つあるドアのひとつが開いたので、数人に続いて、私も入りました。と、後ろのおばさんが続こうとしたモーメントで、ガラス戸が閉じて、おばさんは、ガラス戸に押し返されて、私の方からみると、へしゃげて見えました(笑)。マンガじゃ〜。<br /><br />しばらく間をあけて、ガラス戸が開き、おばさんもこちらに来れました。<br />二つのガラス戸をくぐり抜けると、つまり、ここからは元の位置には戻れません。そして、階段を降りると、荷物のターンテーブルがあり、テレビの情報版に、私たちの便名があり、ホッとしました。<br /><br />ここに来て、自分の便名がなければ、もう引き返せません。あの倉庫のようなところに、荷物を取りに行くことになるのだと思います。<br /><br />さて、荷物が流れてきて、待ちました。ビジネスクラスはプライオリティータッグがつくので、今までの国では、すぐに出てきました。ところが、ここでは、なかなか出てきません。乗客の半分以上が去っても、出てきません。<br />これは、とてもやばい兆候です。<br /><br />オバサン二人と、不安に思いながら待ちます。とうとう、最後の乗客の荷物も出て、数個の持ち主不明の荷物がぐるぐるまわっているだけで、やがて、ベルトは止まり、搬入口のシャッターが降りました。<br /><br />げっ、またかよ。<br /><br />オバサン二人も、旅なれているわけではなく、「えっ、えっ、これはなに、どうしたらいいの」と青ざめてます。私たち以外に、8人ぐらいが、荷物がまだ、と焦っていました。<br /><br />さきほど、エリアをうろついたとき、「ロストバゲージインフォ」というデスクを見つけていたので、そこに行くしかないか、と思っていたら、ビーッとブザーが鳴り、またベルトが動き出しました。<br />そして、やっと、そこで悩みまくっていた8人ぐらいの荷物が出てきました。<br /><br />と、ラテン圏突入を痛感した、マドリード空港到着でした。<br /><br />マドリードはホテルが高いです。<br /><br />2007年時に、マラガで合流して、マドリードまで車で送ってきてくれたフェルナンド夫妻に、「マドリードの治安を、10年前と同様に考えないように」とアドバイスされて、たしかに、あの時期、経済はブイブイ上昇していたけど、その力が、移民を引きつけて、南米や東欧からの移民が、ひったくりや、首しめ強盗を働いて、首しめの場合、相手を気絶させて、腹巻の中身まで盗まれると聞いていたので、ちょっと怖かったです。<br /><br />それで、今回は、グランビアを避けて、少し北側の観光地から遠いエリアのホテルを予約したのでした。<br />たった2泊で、スーツケースの整理をして、大きいスーツケースはホテルにおいて、小さいスーツケースだけで、南の4都市を、電車でめぐる計画です。<br /><br />私が持参していたスペインの地球の歩き方は、2012年版の古いもので、それによると、月曜日はほとんどの美術館が閉館となっていたのですが、機内でロンリープラネットの電子版をiPadに落としていたものを、熱心に予習したところ、今は大きい美術館は月曜もあいていて、それにびっくりしたのは、多くの美術館で、「入場無料」の時間帯が設けられていたのです。<br /><br />さすがのスペイン、これが本当の観光立国です。<br /><br />お金のない自国民や近隣の国の人たちにも、「無料なら入れる」という人のために、自国の宝を見せてあげよう、というこの心意気。感心しました。<br />また、65歳以上の人は、jubirado フビラード(退職者)と申告すると、多くの美術館や博物館で、かなりの割引が得られます。ただし、申告制なので、言わないと、ふつうのチケットになりますので、フビラードと言いましょう。<br /><br />到着日の日曜日は、SIMカードのゲットと、買い物だけに終わりました。<br />ホテルから徒歩15分ぐらいのところに、コルテ・イングレスというデパートがあり、そのフロアに、すべての電話会社がブースを出してました。<br />化粧品コーナーのように、広いエリアに電話会社が多数、出店してました。そういう時代になったんですね。<br /><br />スペインのSIMカードゲットは、パスポートが必要です。けど、パスポートを持ち歩くのはいやなので、国際免許証とパスポートのコピーを持参したのですが、データ入力が必要なようで、コピーでも行けました。<br /><br />ここでは、他国と違い、顧客登録をして、SIMカードをゲットしたら、9ヶ月ぐらいの長期に使えて、その間に、チャージをすれば、さらに長々と使えるそうです。そのかわり、アクティベイトの手続きに20ユーロぐらいの費用がかかるので、4Gバイトのチャージを入れると、45ユーロになりました。<br />短期の旅に、安いプランがあるのかどうかは不明ですが、私はまた、秋にもスペインにくるので、45ユーロで4GBをゲットしました。地方都市も含めて、かなりの田舎まで、4Gのスピードが出ました。ホテルの無料WIFIも、今回の旅では、最高にスコスコ動くWIFIでした。<br /><br />スペイン、そしてマドリード、この10年に、いい発展を遂げているようです。<br /><br />月曜日は、ティッセン・ボルネミッサ美術館が、無料と知り、出かけました。プラド美術館はメインなので、地方都市めぐりのあとで行くとして、とりあえずは、前菜のつもりで、出かけましたが、ティッセン・ボルネミッサ美術館、ものすごくよかったです。<br /><br />有名な画家であろうとなかろうと、質が高く、個性のある絵が並んでました。このあたり、それらを選択する人のセンスによるのでしょうけど、ティッセン・ボルネミッサ男爵親子のセンスが抜群だったようです。<br /><br />こういう美術館に出会ったときに、大金持ちが、教養とセンスを持ち備えていると、芸術をサポートしてコレクションして、それを公開する、という形で、後世に貢献できるのだな、と感心し、その偉業を感謝したくなります。

熟女の世界一周航空券の一人旅 (20) スペイン、マドリード

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2016/05/29 - 2016/05/29

696位(同エリア2653件中)

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66

まりあ

まりあさん

ワルシャワからマドリードの便は、ヨーロッパ内とはいえ、さすがに距離があるようで、飛行時間4時間でした。
そして、この4時間は、スラブ圏からラテン圏への「越境」です。イエスが、「ダー」から「シー」に変わるのです(笑)。

ところが、慣れたはずのマドリード空港で、悪夢の再来かと青ざめました。
2007年の世界一周航空券の旅で、6カ国めぐりをしましたが、その中、唯一、荷物のロストバゲージにあったのが、バルセロナ空港でした。機内でうたた寝をして、頭がぼーっとした状態で飛行機を降りたら、荷物引き取り所Aは右、Bは左と、左右両側に矢印が出たのです。

かなりの渡航回数ですが、ふつう、飛行機を降りたら、「Baggage claim」「Passport control」「Arrival」などの単語を探して、そちらに矢印の方に進めばいいのです。それが、左右両側に矢印があるって、どういうこと????
私は、A,Bのどちらなの???? と悩みまくりました。(おそらく機内アナウンスがあったのかもしれませんが、聞いてなかった)

けど、近くにインフォメのデスクがあったので、便名を言って尋ねると、「ああ、その便ならAです」
心配なので、その次のインフォメでも尋ねたら「Bです」「A」「A」「B」「A」「A」「B」

スペインやぁ〜。スペインに着いたぞぉ〜

と喜んでいる場合ではなく、とうとう端っこの、引き返せなさそうなドアの前に来たので、多数決の論理で、Aの方に進みました。
と、大きい青いスーツケースは出てきたのに、ピンクの小さいスーツケースは出てこず。とうとう、ベルトは止まり、ロスバゲに。

で、ロスバゲの係に申し出ると、クレームタッグの番号から、パソコンをたたいて、「あなたの荷物は、パーキングにあります」と、理解不明なことを言います。
パーキングとやらの地図を書いてくれて、私は、スーツケースをひきずって、空港の端から端まで歩き、空港ビルの端っこのパーキングに行き、尋ね尋ねて、倉庫のような場所にたどり着きました。

そこは、学校の体育館が幾つか入るぐらいのでっかい倉庫で、その中は、持ち主不明のスーツケースの「海」でした。たぶん数百個はあったと思います。
係員は、私の荷物を探してきてくれて、飛行機到着後1時間後ぐらいには、荷物をゲットできましたけど、この時期、バルセロナ空港が拡張したのが原因かな、と思ってました。


さて、今回のマドリード空港。
飛行機を降りた時、道の流れでは右の方に進むようになっていたのですが、ふと、後ろを振り返ると、そちらにも「荷物引き取り」とあったので、そちらに行こうとすると、うちの飛行機のスタッフが、「あなたの荷物はSALA6よ」と言います。

何、今度は、ABだけでなく、番号がつくぐらいに、たくさんの荷物引き取り所があるのか・・・
と、忘れ去っていた、「バルセロナ空港の悪夢」がよみがえります。

そしてまた、マドリード空港の、人の多いことにびっくり。以前はもっと、静かな空港だったと記憶してます。それだけ今、ヨーロッパ域内を旅する人が増えたということかと思います。

2007年のバルセロナ空港拡張で、それまでジローナ市の地方空港に入っていたLCC(格安航空会社)は、あの頃からバルセロナに入るようになりましたが、おそらく、マドリードも今はLCCも入っているのでしょう。
あちこちのゲートで、長蛇の行列、椅子に座れずにあふれて立っている人、最初、何か暴動でもあったのか、と思うほどの混雑ぶりでした。

なので、ビジネスクラスにいたスペイン人のおばさん二人組みを探して、彼女たちと一緒に行動しました。スペイン語で話しかけると、びっくりしてましたが、「荷物引き取り所6番」へ一緒に歩きました。

SALA6の看板が、ときどき見えにくくなり、ある時、左へと矢印が出たとたん、わからなくなりました。しばらく悩んでいると、左にUターンしたような位置に、ガラス戸とエレベーターがありました。ところが、ガラス戸がしまってます。(おそらく、大量に人が行くと危険なので、人の流れをコントロールしているようでした) 

なんの説明もないから、閉まったドアの前で皆さん、悩んでます。と、二つあるドアのひとつが開いたので、数人に続いて、私も入りました。と、後ろのおばさんが続こうとしたモーメントで、ガラス戸が閉じて、おばさんは、ガラス戸に押し返されて、私の方からみると、へしゃげて見えました(笑)。マンガじゃ〜。

しばらく間をあけて、ガラス戸が開き、おばさんもこちらに来れました。
二つのガラス戸をくぐり抜けると、つまり、ここからは元の位置には戻れません。そして、階段を降りると、荷物のターンテーブルがあり、テレビの情報版に、私たちの便名があり、ホッとしました。

ここに来て、自分の便名がなければ、もう引き返せません。あの倉庫のようなところに、荷物を取りに行くことになるのだと思います。

さて、荷物が流れてきて、待ちました。ビジネスクラスはプライオリティータッグがつくので、今までの国では、すぐに出てきました。ところが、ここでは、なかなか出てきません。乗客の半分以上が去っても、出てきません。
これは、とてもやばい兆候です。

オバサン二人と、不安に思いながら待ちます。とうとう、最後の乗客の荷物も出て、数個の持ち主不明の荷物がぐるぐるまわっているだけで、やがて、ベルトは止まり、搬入口のシャッターが降りました。

げっ、またかよ。

オバサン二人も、旅なれているわけではなく、「えっ、えっ、これはなに、どうしたらいいの」と青ざめてます。私たち以外に、8人ぐらいが、荷物がまだ、と焦っていました。

さきほど、エリアをうろついたとき、「ロストバゲージインフォ」というデスクを見つけていたので、そこに行くしかないか、と思っていたら、ビーッとブザーが鳴り、またベルトが動き出しました。
そして、やっと、そこで悩みまくっていた8人ぐらいの荷物が出てきました。

と、ラテン圏突入を痛感した、マドリード空港到着でした。

マドリードはホテルが高いです。

2007年時に、マラガで合流して、マドリードまで車で送ってきてくれたフェルナンド夫妻に、「マドリードの治安を、10年前と同様に考えないように」とアドバイスされて、たしかに、あの時期、経済はブイブイ上昇していたけど、その力が、移民を引きつけて、南米や東欧からの移民が、ひったくりや、首しめ強盗を働いて、首しめの場合、相手を気絶させて、腹巻の中身まで盗まれると聞いていたので、ちょっと怖かったです。

それで、今回は、グランビアを避けて、少し北側の観光地から遠いエリアのホテルを予約したのでした。
たった2泊で、スーツケースの整理をして、大きいスーツケースはホテルにおいて、小さいスーツケースだけで、南の4都市を、電車でめぐる計画です。

私が持参していたスペインの地球の歩き方は、2012年版の古いもので、それによると、月曜日はほとんどの美術館が閉館となっていたのですが、機内でロンリープラネットの電子版をiPadに落としていたものを、熱心に予習したところ、今は大きい美術館は月曜もあいていて、それにびっくりしたのは、多くの美術館で、「入場無料」の時間帯が設けられていたのです。

さすがのスペイン、これが本当の観光立国です。

お金のない自国民や近隣の国の人たちにも、「無料なら入れる」という人のために、自国の宝を見せてあげよう、というこの心意気。感心しました。
また、65歳以上の人は、jubirado フビラード(退職者)と申告すると、多くの美術館や博物館で、かなりの割引が得られます。ただし、申告制なので、言わないと、ふつうのチケットになりますので、フビラードと言いましょう。

到着日の日曜日は、SIMカードのゲットと、買い物だけに終わりました。
ホテルから徒歩15分ぐらいのところに、コルテ・イングレスというデパートがあり、そのフロアに、すべての電話会社がブースを出してました。
化粧品コーナーのように、広いエリアに電話会社が多数、出店してました。そういう時代になったんですね。

スペインのSIMカードゲットは、パスポートが必要です。けど、パスポートを持ち歩くのはいやなので、国際免許証とパスポートのコピーを持参したのですが、データ入力が必要なようで、コピーでも行けました。

ここでは、他国と違い、顧客登録をして、SIMカードをゲットしたら、9ヶ月ぐらいの長期に使えて、その間に、チャージをすれば、さらに長々と使えるそうです。そのかわり、アクティベイトの手続きに20ユーロぐらいの費用がかかるので、4Gバイトのチャージを入れると、45ユーロになりました。
短期の旅に、安いプランがあるのかどうかは不明ですが、私はまた、秋にもスペインにくるので、45ユーロで4GBをゲットしました。地方都市も含めて、かなりの田舎まで、4Gのスピードが出ました。ホテルの無料WIFIも、今回の旅では、最高にスコスコ動くWIFIでした。

スペイン、そしてマドリード、この10年に、いい発展を遂げているようです。

月曜日は、ティッセン・ボルネミッサ美術館が、無料と知り、出かけました。プラド美術館はメインなので、地方都市めぐりのあとで行くとして、とりあえずは、前菜のつもりで、出かけましたが、ティッセン・ボルネミッサ美術館、ものすごくよかったです。

有名な画家であろうとなかろうと、質が高く、個性のある絵が並んでました。このあたり、それらを選択する人のセンスによるのでしょうけど、ティッセン・ボルネミッサ男爵親子のセンスが抜群だったようです。

こういう美術館に出会ったときに、大金持ちが、教養とセンスを持ち備えていると、芸術をサポートしてコレクションして、それを公開する、という形で、後世に貢献できるのだな、と感心し、その偉業を感謝したくなります。

旅行の満足度
5.0

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  • ワルシャワ空港では、ポーランド航空のビジネスラウンジです。<br />ここの名物のダンプリングやらの前菜、スイーツと品数がたくさんありました。

    ワルシャワ空港では、ポーランド航空のビジネスラウンジです。
    ここの名物のダンプリングやらの前菜、スイーツと品数がたくさんありました。

  • パスタ入りのトマトスープも濃厚で美味しい

    パスタ入りのトマトスープも濃厚で美味しい

  • ちっこい飛行機です。

    ちっこい飛行機です。

  • 機内でもさらに食事が出ました。

    機内でもさらに食事が出ました。

  • 人参チップ

    人参チップ

  • けっこうな量の食事です。

    けっこうな量の食事です。

  • マドリードのホテルは、小さい目のホテルですが、大きなチェーンのホテルで、値段は少し高い目。ただ、このチェーン、スペイン的なサービスがあり、日曜日は、チェックアウトが15時になり、日曜日に到着したら、なかなか部屋に入れない(笑)。<br />しかも、シングルで予約すると、階下のパティオ向きの部屋しかなく、室内照明が暗くて狭いのが苦手でした。<br />でも、設備は最新で、このシャワーは、過去に出会ったシャワーの中で最高です。上のがレインシャワーのシャワーヘッドで、下のも、マッサージの高圧のが三本出て、それがくるくるまわるので、まさにマッサージされている心地になります。<br />湯量もたっぷりです。しかも、床の素材が新式で、足元の水がすぐに流れて、ツルツルすべる感覚がなく、またすぐに乾きます。<br />シャワーの文化も、ここまで進化するのかと感心しました。

    マドリードのホテルは、小さい目のホテルですが、大きなチェーンのホテルで、値段は少し高い目。ただ、このチェーン、スペイン的なサービスがあり、日曜日は、チェックアウトが15時になり、日曜日に到着したら、なかなか部屋に入れない(笑)。
    しかも、シングルで予約すると、階下のパティオ向きの部屋しかなく、室内照明が暗くて狭いのが苦手でした。
    でも、設備は最新で、このシャワーは、過去に出会ったシャワーの中で最高です。上のがレインシャワーのシャワーヘッドで、下のも、マッサージの高圧のが三本出て、それがくるくるまわるので、まさにマッサージされている心地になります。
    湯量もたっぷりです。しかも、床の素材が新式で、足元の水がすぐに流れて、ツルツルすべる感覚がなく、またすぐに乾きます。
    シャワーの文化も、ここまで進化するのかと感心しました。

  • 近くにあるカフェ、名前が、「相撲さん」<br />ほんとの日本語だったら、「おすもうさん」と言いそうですが・・・

    近くにあるカフェ、名前が、「相撲さん」
    ほんとの日本語だったら、「おすもうさん」と言いそうですが・・・

  • アトーチャ駅の下見

    アトーチャ駅の下見

  • 中に熱帯植物館

    中に熱帯植物館

  • 構内をうろついても、電車も線路も見えない?????<br /><br />

    構内をうろついても、電車も線路も見えない?????

  • 駅に向かって、左側に、セルカニアスの近郊線の駅があり、右側にAVEなどの高速線の駅があります。<br />しかし、その区別がややこしく、私のは、長距離なのに、近郊線の駅になります。<br />こちらは、改札を通ると、階下に降りるので、地上レベルの構内では、電車が見えません。

    駅に向かって、左側に、セルカニアスの近郊線の駅があり、右側にAVEなどの高速線の駅があります。
    しかし、その区別がややこしく、私のは、長距離なのに、近郊線の駅になります。
    こちらは、改札を通ると、階下に降りるので、地上レベルの構内では、電車が見えません。

  • こちらが、AVEや長距離線の出る駅です。<br />自分の電車が、どちらの駅かを確認する必要がありそうです。<br />AVEには、セキュリティチェックがあり、果物を食べるために持ち歩いていたナイフを捨てました。(登録したら、預けて、ピックアップできるようでしたが)<br />空港のようにややこしいチェックではなく、荷物を機械に通すだけです。<br /><br />タクシーの乗り降り場所も決められているようで、降りる時は、この風景の正面に降りて、AVEで到着して乗る時は、階上の出口に向かうと、上のレベルにタクシー乗り場がありました。そこ一箇所だけだそうです。<br /><br />などなど、空港同様に、拡張して、便利にしたつもりが、けっこうややこしい、という印象です。<br />

    こちらが、AVEや長距離線の出る駅です。
    自分の電車が、どちらの駅かを確認する必要がありそうです。
    AVEには、セキュリティチェックがあり、果物を食べるために持ち歩いていたナイフを捨てました。(登録したら、預けて、ピックアップできるようでしたが)
    空港のようにややこしいチェックではなく、荷物を機械に通すだけです。

    タクシーの乗り降り場所も決められているようで、降りる時は、この風景の正面に降りて、AVEで到着して乗る時は、階上の出口に向かうと、上のレベルにタクシー乗り場がありました。そこ一箇所だけだそうです。

    などなど、空港同様に、拡張して、便利にしたつもりが、けっこうややこしい、という印象です。

  • 前回のスペイン旅行で、レストランのMenu del dia「日替わり定食」が安くて便利だったと記憶しています。さて、これの存在が気にかかってましたが、今のスペイン、経済危機以後でしょうか、以前にもまして、メニューがほとんどのレストランで実施されてます。<br />平日はほぼ確実にあり、週末はない場合もあり、また数ユーロ、高い目で実施している場合も多いとか。<br /><br />過去の記憶では、10ユーロのメニューはまずかったけど、今は、10ユーロ前後で、チョイスが増えて、味もよくなってます。<br />これはほんとにありがたいです。旅人としては、選択肢も、アラカルトメニューのようには多くないので、選択しやすいメリットもあり、また、いろんな味も試せます。<br /><br />パターンは、プリメロからひとつ、セグンドからひとつを選んで、食べ終わった頃に、デザートのチョイスを聞きにきてくれます。あと、パンと飲み物がついています。<br /><br />飲み物は、ワイン、ビール、ソフトドリンク、水などから一品。<br />私は下戸ですが、ワインを飲みたい時には、ワインをお願いして、水を追加で注文します。<br />デザートがついているのですが、さらにコーヒーを追加で注文しても、数ユーロ増えるだけですから、イタリアのレストラン価格に比べたら、圧倒的にスペインの方が安くて、美味しいです。<br /><br />イタリアだと、座っただけで2ユーロ、水にも3ユーロぐらいとられて、ワインなどはグラスで5ユーロぐらい取られました。<br />スペインは、10ユーロで、水もバンもデザートも含まれてます。<br /><br />おかげで、スペインに入ってからは、毎日のように三コースのランチを食べてます。

    前回のスペイン旅行で、レストランのMenu del dia「日替わり定食」が安くて便利だったと記憶しています。さて、これの存在が気にかかってましたが、今のスペイン、経済危機以後でしょうか、以前にもまして、メニューがほとんどのレストランで実施されてます。
    平日はほぼ確実にあり、週末はない場合もあり、また数ユーロ、高い目で実施している場合も多いとか。

    過去の記憶では、10ユーロのメニューはまずかったけど、今は、10ユーロ前後で、チョイスが増えて、味もよくなってます。
    これはほんとにありがたいです。旅人としては、選択肢も、アラカルトメニューのようには多くないので、選択しやすいメリットもあり、また、いろんな味も試せます。

    パターンは、プリメロからひとつ、セグンドからひとつを選んで、食べ終わった頃に、デザートのチョイスを聞きにきてくれます。あと、パンと飲み物がついています。

    飲み物は、ワイン、ビール、ソフトドリンク、水などから一品。
    私は下戸ですが、ワインを飲みたい時には、ワインをお願いして、水を追加で注文します。
    デザートがついているのですが、さらにコーヒーを追加で注文しても、数ユーロ増えるだけですから、イタリアのレストラン価格に比べたら、圧倒的にスペインの方が安くて、美味しいです。

    イタリアだと、座っただけで2ユーロ、水にも3ユーロぐらいとられて、ワインなどはグラスで5ユーロぐらい取られました。
    スペインは、10ユーロで、水もバンもデザートも含まれてます。

    おかげで、スペインに入ってからは、毎日のように三コースのランチを食べてます。

  • ティッセン・ボルネミッサ美術館

    ティッセン・ボルネミッサ美術館

  • イチオシ

  • VIPS、1987年に、スペインに短期留学で、2週間滞在しました。メキシコ国費留学のあと、なぜかツアコンのバイトをさせられる運命になり、留学と仕事で20カ国ぐらいまわりましたが、ツアコンをやめて、自分のお金で旅した最初が、このマドリードの短期留学でした。まだ若かりし頃、レストランをうまく利用できずに、このVIPSというファミレスのようなレストランをよく利用してました。<br />どうやら、チェーン店が増えているようで、あちこちで見かけました。

    VIPS、1987年に、スペインに短期留学で、2週間滞在しました。メキシコ国費留学のあと、なぜかツアコンのバイトをさせられる運命になり、留学と仕事で20カ国ぐらいまわりましたが、ツアコンをやめて、自分のお金で旅した最初が、このマドリードの短期留学でした。まだ若かりし頃、レストランをうまく利用できずに、このVIPSというファミレスのようなレストランをよく利用してました。
    どうやら、チェーン店が増えているようで、あちこちで見かけました。

  • これは、ラ・グローリア・デ・モンテーラという、地球の歩き方のお勧めのレストランです。<br />日替わり定食があり、ビジネスマンなどにも愛される老舗だそうですが、見たところ、テーブルクロスのエレガントなレストランで、もうもう、地元の人観光客で満員状態。それを、アジア系のよく働くウェイターが、素晴らしい気配りでアテンドして、店の回転率をあげて、頑張ってました。<br />三コースですから、お客の食べ具合を見ながら、次の料理を運んでくる必要があり、このあたり、人気店のスペイン人ウェイターは、かなりよく気がつきます。

    これは、ラ・グローリア・デ・モンテーラという、地球の歩き方のお勧めのレストランです。
    日替わり定食があり、ビジネスマンなどにも愛される老舗だそうですが、見たところ、テーブルクロスのエレガントなレストランで、もうもう、地元の人観光客で満員状態。それを、アジア系のよく働くウェイターが、素晴らしい気配りでアテンドして、店の回転率をあげて、頑張ってました。
    三コースですから、お客の食べ具合を見ながら、次の料理を運んでくる必要があり、このあたり、人気店のスペイン人ウェイターは、かなりよく気がつきます。

  • 赤ワインを注文したら、四分の一量のカラフェでした。私は、グラス一杯が限度です。<br />日替わり定食の赤ワイン、前回、飲む友人と旅して知ったのですが、二人で一本が基準だそうです。しかも、10ユーロのランチはまあまあのワインですが、20ユーロの定食なら、けっこういいワインがついてきます。<br />スペインの日替わり定食は、イタリアのセットメニューのように、安いメニューというだけでなく、お高い店は、お高い料金で日替わり定食を作るので、その場合は、リッチなランチにリッチなワインになります。<br /><br />パスタは、昔から茹ですぎ傾向があり、ここのも茹ですぎでした。でも、味付けは、今回、あちこちで食べて、昔のような塩辛さは減りました。味も進化してます。

    赤ワインを注文したら、四分の一量のカラフェでした。私は、グラス一杯が限度です。
    日替わり定食の赤ワイン、前回、飲む友人と旅して知ったのですが、二人で一本が基準だそうです。しかも、10ユーロのランチはまあまあのワインですが、20ユーロの定食なら、けっこういいワインがついてきます。
    スペインの日替わり定食は、イタリアのセットメニューのように、安いメニューというだけでなく、お高い店は、お高い料金で日替わり定食を作るので、その場合は、リッチなランチにリッチなワインになります。

    パスタは、昔から茹ですぎ傾向があり、ここのも茹ですぎでした。でも、味付けは、今回、あちこちで食べて、昔のような塩辛さは減りました。味も進化してます。

  • メインは、魚料理ですが、二種の魚を使い、エビのソースの味がよかったです。

    メインは、魚料理ですが、二種の魚を使い、エビのソースの味がよかったです。

  • デザートは、スペインでは、たいていプリンを注文します。お腹いっぱいで、チーズケーキとかはしんどそうで、数種類あっても、たいていプリンに落ち着きます。<br />カロリー少ない目で、栄養価は高いので、いいです。

    デザートは、スペインでは、たいていプリンを注文します。お腹いっぱいで、チーズケーキとかはしんどそうで、数種類あっても、たいていプリンに落ち着きます。
    カロリー少ない目で、栄養価は高いので、いいです。

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