セコイア国立公園訪問記

2016/05/02 - 2016/05/06

セコイア国立公園の巨木を見たいとは子供の頃からのあこがれでした。そして子供の頃ヨセミテには連れて行ってもらったけどそのあとセコイア行きたいと希望してもルートの都合で却下。

その積年の恨み(笑)を2016年のGWに行くことで晴らすことができました。

2016年のGWはカレンダー通りにしか休めない私に取っては最悪の三連休2連続パターン。それでもやはりいかなくては！ね。

航空券はソウル発券の金浦ー羽田ーLAX往復利用。直行直帰だけどとりあえず行ってみる！

エリア セコイア・キングスキャニオン国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA

利用するのは深夜発の羽田発LAX行きのNH106便。
仕事帰りに行くにはシャワーを浴びたいところだが、いつも混雑していて、浴びれないであろうことはわかっていたので、手前の穴守稲荷で降り、銭湯「玉の湯」へ。

羽田空港に一番近く、レトロな銭湯なのでおすすめです。

お腹が空いたのでラウンジ飯をば

で、今回はポイントでビジネスにアップグレード

スタッガードにワクワク

アップグレードポイントは、国内線や日韓線とかで使うより太平洋線で使う方が使いでがありますね。

思わずお好み焼きと名物一風堂のラーメン。冷凍＆インスタントだけどそう感じさせないクオリティはさすが。

ANAの機内誌にAMAの広告とはなかなか洒落が効いていますな、鳥羽市。

朝食扱いの機内食。

デザートにアイスクリーム。

ダウンタウンを右手に見ながら着陸

ダウンタウンアップ

LAX到着。ビジネスだとあっという間。というか降りたくないです。

LA到着。イミグレも割とスムーズに抜けれました。

今回のレンタカーはThriftyで、コンパクトクラスを予約。
あてがわれたのはシェボレー。
ちょっと横後ろの視界が悪く、車線変更がしずらかった。
営業所の車自体が恐らく足りなくて、手続き終了後かなり待たされ、洗車したてですといったかんじで水がしたたっていた。グループ会社のHertzから融通してもらったと思われ、Hertzのナビが付いている車でした。

この点はなんか得した気分。例えるならLCCで予約したのにコードシェアで機材はレガシーみたいな感じ？

さてTモバイルの支店に行き、プリペイドシムを契約。20ドル相当

ついでに同じ敷地にあったHabitのハンバーガーショップで夕食にしてしまうことに。

巨大チェーンと比べるとなかなか美味しかったです。

夜景を楽しもうとLAXから一旦南下、住宅街を走り高台から一望できるスポットへ。

期待したよりはスケールがある夜景ではなくて残念。

良い夜景スポットとは高さ、光源の量、建物の規模、広がりや地形の変化など色々要因があると思うのですが、全て揃うのはなかなか難しい。

本当は海岸沿いにカーブを描く地形とか一面の光の絨毯が永遠と続くみたいなのを想像していたんだけど

割と普通。

LAからまっすぐ行けば約2時間のー今宵の宿、バトンウィローのエコノロッジに到着。しかし南側へ寄り道したので遠く感じました。

おまけに眠気が来て最後の区間(ここまでくると周りは何もなく真っ暗)がものすごく長く感じる始末。

LAから郊外に行くと都心より宿が安くなるのは当然だが、ここは税込でも30ドル台と昨今のアメリカでも破格の安さ。風呂に入りお休みなさい、、

朝、部屋の前の廊下から。インター脇にガソリンスタンド、ゼネラルストア、レストランなどがコンパクトに集まっています。

ワッフルとシリアルの朝食。体に悪そうな彩りのシリアルが
アメリカン。

9:30頃宿を出発。
ナビが言う通りに走るが謎な普通の一般道を示されます。

スピードあまり出せない…

オレンジやグレープフルーツ、そしてアーモンド、ぶどうの畑が広がっています。

味気ないインターステートハイウエイはスピードを出せるのはいいけど、アメリカを体感するのはこのくらいの一般道の方が良い気がします。

山間に入るとカーブ＆坂道にワインディングロードが続き、山間にかなり入ったところに

一軒だけ施設があり、その名もカリフォルニアホットスプリングズ

普通の水泳プールに見えるが正真正銘の温泉。この時期でもお風呂としてはややぬるいかな的なお湯加減で快適に入れます。

小さいプールにはお風呂として適温な温度のお湯。
お湯は透明、かすかに硫黄臭がするかな程度なのだが気持ち良い湯加減でノンビリ、予定より長居してしまいました。

私の旅あるあるでちょこっと寄る予定の所に長居してしまい、その後の行程が押せ押せになってしまう法則、今回も発動。

当初の予定より長く滞在してしまい、もう13時。ここで昼食とることに。
サンドイッチとあったけど、その場で鉄板でパテを焼いてくれて美味しかったです。

お腹も満たされたところでセコイア国立公園への道を行きます。

殆ど交通量がない道で、景色も変化が富んでおり楽しいドライブでした。

S65ーS198のルートでセコイア国立公園南ゲートへ

15:40にセコイア国立公園のゲートに到着。
隣のキングスキャニオン国立公園と一体化していて入場料も共通。

恒例の国立公園の看板の前での記念撮影。
セコイアの名はネイティブアメリカンのセコイア酋長に由来しているので、それをモチーフにしたもの。

しばらくすると急カーブ、急勾配の連続。

普通の森林地帯と思っていたのに急に巨木群が現れます。

ジャイアントフォレストミュージアムの駐車場に停めて周辺の巨木を鑑賞。

日本に生えている杉とかとは同じ「木」ととは思えない存在感

とにかく存在感に圧倒されてしまうんです。
この感覚はやはり実際行ってみないと分からないもの。

続いてモロロックへ向かう道を行きます。こちらは公園を縦断する道から分岐した先に当たります。

道の終点の駐車場に車を停めたどり着いたモロロック。岩にへばりついていった先には

シェラネバダ山脈の絶景

戻って倒れた巨木をくり抜いてトンネルにした名物のTunnel Tree。
幼い頃、ここの写真を見ていつかここ行ってみたいと思い続けた思い入れがある所なのです。

長年の願い叶って感無量。

続いて向かったのは、世界で最も大きい木と言われるゼネラル・シャーマンの木。

駐車場からトレイルが伸びていて少し坂を下って行きます。

トレイルの先に他の木とは桁違いに大きい木が見えます。人と比べるとその大きさが分かると思います。

さらに回り込んで下っていくと…

デーン！
正面にゼネラル・シャーマンの木。

正直ここに立つまでは、木一本をただ見るだけでこんなにも感動するとは思わなかった。それくらい圧倒的な存在感。

行ったことない人は騙されたと思って一回行って見てほしいです。

セコイア国立公園 国立公園

30分くらいは佇んでいたでしょうか、暗くなりかけたので巨木の森を後にします。

道路側に出てきたメスのミュール鹿。今回見られた動物はこれだけだったなぁ。

巨木群を見た後同じ道を引き返さず、接しているキングスキャニオン国立公園側に抜けたがすでに日没。

ビジターセンター等の設備も閉まってしまい、公園の西門を出てそのまま西進。
夕食を、と思ってピザ屋に入るももう閉店準備中、、、そのままホテルへ向かうことにしました。

キングス キャニオン国立公園 国立公園

ホテルは安さを追求したら公園からは遠かった。
チェックインの時どれでも好きな飲み物持っていきって言ってくれて親切な宿だなと思ったが、1泊しかしていないのに、あとでクレジットカードに2泊分請求されていた。実際の交渉はクレジットカード会社がやったものの、取り返すのに1年近くかかった。

許せん！

近くには夕食を食べるようなところもなく、かなり走ったところのモールのタコベルへ。通常店舗は営業終了しドライブスルーだけだったので持ち帰ってホテルで食します。一人旅のこれが結構惨めに感じちゃうんですよね。

翌朝、いつもの悪いパターンでウダウダしてしまい、出発は10時と遅くなってしまった。
今日はキングスキャニオン側を回ることにするので、昨日通っただけの西門に向かう。

途中公園の近くでは最大の町のバイセリアの市内を走っているとフォーの看板を見つけ、惹かれて朝食。

渓谷を形どったエントランスゲート

前日はセコイア国立公園の裏口から出て、繋がっているキングスキャニオン国立公園の一部をかすめた形でしたが、今日はキングスキャニオン側を回ることにします。

セコイア国立公園同様の針葉樹の森を抜けるとつづら折りが続く峠越えになります。

車幅は確保されているので、スピード出し過ぎなければ難しくはないのですが、気は遣います。

運転自体はおもしろいですけどね。

峠越えのあとは氷河が削った谷底のドライブ

巨大な一枚岩を見上げたりして

終点の駐車場まで行きます。ここはトレイルの入り口になっていて、時間によってハイキングから本格的な登山まで楽しめます。

が、今晩LAXを発つフライトに乗る私にとってはそんなに時間がありません。駐車場周辺から数マイルのコースが限度。

森林浴を兼ねて歩き始め

でもそんなコースでもこんな風景が堪能出来て満足。

谷底にいる限りアップダウンがないので初心者にも優しいトレイルです

トレイルを歩いた先にあるのは

Roaring River Falls
落差はそれほどありませんが水量は結構あって迫力があります。

Roaring River Fallsへのトレイルへからの景色

Roaring River Fallsへのトレイルへからの景色

来た道を引き返します

途中立ち寄ったGrizzly　Falls

癒し系の滝でした

滝で癒された後は峠越えの道を戻ります

行きはハンドルをしっかり握って前だけを見る感じでしたが、帰りはやや景色を見る余裕があります。

とはいえちょっとハンドル操作を誤ったら谷底に真っ逆さま

さっきはあそこの谷底を走っていたとは思えない感じがします。

セコイア国立公園方面への分岐点付近まで戻ってきました。ここにもセコイア杉の群生地があります。

その中でも大きなゼネラルグラントの木。セコイア=キングスキャニオン国立公園で2番目に大きい木です。

昨日見たセコイア国立公園のゼネラルシャーマンの木と比べるとスケールはやや劣りますが、木が与える威圧感はここも圧倒的。

巨木を堪能した後、観光はここまでにし帰国のために一路LAXへ向かいます。

といいつつ公園を出たところ、昨日食べそびれたピザ屋にリベンジ。

美味しかった！

ひとやすみし、LAXへ向けて再び車を走らせるとします。

ひたすらそれほどいい景色でもない道を運転。フレズノまで西に進みそこからS99を南下、I -5というルート。

ここで時差ボケか疲れが出たか、眠くなってしまいます。

インターを降りて車を15分停めて仮眠、また30分走っては仮眠といった感じで時間がかかってしまいました。

ロサンゼルス北郊、Iー5からIー405へ分かれたところでフリーウェイを降りて、ノースリッジという街へ。

ここでこの年の1月にウユニ塩湖に行った時同じツアーだった人と再会、ローカルに人気のタイ料理店で食事。

カリフォルニア大学ノースリッジ校に当時留学している彼は輝いていて、留学生活の話など沢山面白い話を聞かせてもらいました。

カオソーイ等々美味しかった。

デザートには定番のカオニャオ　マムワンを食べた後は
一路LAXへ

空港近くで最後の給油し、レンタカーを無事返却し、羽田行きNH105便に乗り込む。(と言いつつ後でカードの明細を見ると、勝手に過剰請求されており、カード会社に調査を依頼すると、ガソリンを満タン返ししていなかったからとの回答。すぐ近くのスタンドで満タンにしたので抗議すると、結局差額返金されたがそれに6ヶ月かかってしまった。

今回はプレエコもゲットできず、平エコ。

リクライニングせずに前へずり出るタイプの新型シート。このタイプ、シートピッチが狭いアジア域内の767だと足が前につかえてしまう最悪シートなのだが、777だとシートピッチが確保されているので、まぁまぁな座席。

2ー4ー3配置。
この配置は窓側派のわたしには確実に人は来るであろうけど1人の2人席ともしかしたら隣に人は来ないかもしれないが、来たら2人来る3人席と悩む。

もっとも基本トイレ行かない派のわたしには3人席の方が良いのかも、と今回思った。

離陸後の軽食。夕食食べてのっているのでお腹すいてないはずなのだけど、、、食べてしまうんですよね、当然。

今回はエコなのであまり眠れないと思いひたすら眠る、と決め込みます。

メインの機内食。
アメリカらしい味付けのラザニア。これはこれで美味しいし、好き。ただ律儀に着陸前2時間前に供されるので、到着後のことを考えたらもっと寝ていたい、のだけどね。

無事定刻前に羽田到着。シャワー浴びてエキストリーム出社。
三連休だけでもアメリカ満喫できました。

セコイアはヨセミテやグランドキャニオンと比べると影が薄いけど、是非多くに人に訪れてほしいところです。

この旅行記へのコメント （6）

• とわこさん 2018/03/19 20:38:35

  植物図鑑

  こんばんは。
  Matt Yさんはアメリカの国立公園がお好きなのよね。
  うちも数年前まではよく行ってましたが、最近行ってないなぁ。。。。
  きっと夫にはセコイア国立公園の選択肢はなかったかも。
  私も久々に思い出した公園です。小学生の頃かしら・・・・
  何人もが手を繋いで樹の周りを囲ってる植物図鑑の写真を見て「へ～！アメリカにこんな大きな樹があるんだ」と思ったものです。
  久しぶりに「セコイア」の名前を思い出し懐かしい。。。。
  そうね！是非行かないと。
  とわこ
  
  
  

  Matt Yさん からの返信 2018/03/21 14:15:14

  RE: 植物図鑑

  国立公園は一つ行くと芋づる式に他にも行きたくなってしまうんですよね。
  
  セコイアはでかい木があるだけとおもうと確かに食指は動かないかもしれませんが、隣のキングスキャニオン国立公園にはヨセミテのような景色があり（しかもヨセミテほど混んでいない）ので、ロスから頑張れば日帰りもギリギリ出来る距離ではあるので、機会があれば是非・・・
  
  そうそう、小学校の時とかに見た図鑑とかって案外すり込まれてしまうんですよね。私も木をトンネルのようにして下を車が走る写真がすり込まれていて今回の訪問になったという事もあります。
  
  
  > こんばんは。
  > Matt Yさんはアメリカの国立公園がお好きなのよね。
  > うちも数年前まではよく行ってましたが、最近行ってないなぁ。。。。
  > きっと夫にはセコイア国立公園の選択肢はなかったかも。
  > 私も久々に思い出した公園です。小学生の頃かしら・・・・
  > 何人もが手を繋いで樹の周りを囲ってる植物図鑑の写真を見て「へ?！アメリカにこんな大きな樹があるんだ」と思ったものです。
  > 久しぶりに「セコイア」の名前を思い出し懐かしい。。。。
  > そうね！是非行かないと。
  > とわこ
  >
  >
  >

• esmilinglyさん 2018/03/19 09:25:17

  ゼネラル･シャーマンの木

  こんにちは！
  
  人との対比にビックリです！
  自然の恵みの壮大さに驚きますね。
  こんな景色は見たことないので、Mattさんみたいにドライブできたらいいなぁ、と思いつつ免許を持っていない私です（笑）
  
  ホテルもレンタカーも過剰請求ってあるんですね。いつも気にしてないからそれにも驚きです。
  
  esmilingly

  Matt Yさん からの返信 2018/03/21 14:07:51

  RE: ゼネラル･シャーマンの木

  本当に目の前に対峙してみても大きさに圧倒されてしまうんですが、改めてこうやって人と比べると大きいんですね、、、て実際行ったのに驚いてしまいます。
  
  アメリカはやはり車社会の国なんで運転できた方が楽しいです。免許取ってみては？（笑）
  
  しかしあれだけカード社会なくせに例えばチップは手書きで書き加える（ので店に書き加えられたりすることも）方式だったり、サイン求めておきながらその時と違う金額平気で請求できてしまうのに驚きですね。
  
  レシートは煩わしいけど、ちゃんとチェックしておく必要、本当にアリです。
  人は信じちゃいけません！
  
  

• tanupamさん 2018/03/18 21:52:31

  アメリカはダイナミックね・・

  Mattさん
  
  セコイア、セコイアって言っていた気持ちが今わかったような
  なるほど・・と思いました。言葉では言い表しずらいようなセ
  コイア、大自然の力を感じます。
  
  LAからそれほど遠くはないところにも、見どころはたくさんな
  んですね、ANAの深夜便を愛用すると、仕事帰り出発かつ早朝
  到着、仕事着で搭乗、でバッチリかしら。
  
  また行ってみたくなりました、北米。
  
  ところで、Mattさん
  2枚目の画像、ラウンジ飯
  カレー皿あふれてますよ～～～～。
  
  
  tanupam
  
  

  Matt Yさん からの返信 2018/03/20 09:32:06

  RE: アメリカはダイナミックね・・

  セコイア国立公園のセコイア杉はヨセミテで見に行ったよりやはり規模や一本一本の大きさが違うんですよ。
  
  もっともこれは好みというか、人によってはただの木にしか思えないかもしれないですけどね。
  ヨセミテよりはちょっと手前にあるので3連休でも普通に行けますので是非。
  というか行く気になったらまた声かけてください。
  
  カレーはオタマ一杯分のはず。いやご飯盛りすぎだからですが、最近はラウンジで食べすぎるのを自重しようと思っていますので、こうはならないとは思います。
  
  
  
  
  > Mattさん
  >
  > セコイア、セコイアって言っていた気持ちが今わかったような
  > なるほど・・と思いました。言葉では言い表しずらいようなセ
  > コイア、大自然の力を感じます。
  >
  > LAからそれほど遠くはないところにも、見どころはたくさんな
  > んですね、ANAの深夜便を愛用すると、仕事帰り出発かつ早朝
  > 到着、仕事着で搭乗、でバッチリかしら。
  >
  > また行ってみたくなりました、北米。
  >
  > ところで、Mattさん
  > 2枚目の画像、ラウンジ飯
  > カレー皿あふれてますよ????。
  >
  >
  > tanupam
  >
  >