2016/05/27 - 2016/05/28
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スイーツの求道者あきあさん
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「まんぱく」とは、「満腹博覧会」の略称です。
2011年にダ一回を開催し、2012年に立川・昭和記念公園に会場を移し、今年立川で5回目の開催となります。
まんパクは、全国の物産展やイベントで話題のお店が、ご当地/ワールド/ラーメン/餃子/海鮮/スイーツ/物産/たまエリア/オフィシャルレストランの9つのエリアに分かれ、イベント会場を囲むように並びます。
今年は、土日限定で「高級魚解体ショー」が新たに加わりました。
その場でさばいた本マグロを使って、海鮮丼を数量限定で販売しています。
私は目にすることができませんでしたが、まんぱくは年年グレードアップされているようです。
スイ−ツの求道者、あきあは、冷たいスイ−ツに的を絞って「まんぱく」に出店するデザートの食の魅力に迫ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- JRローカル
-
日本最大級のフードフェスティバルと銘打たれた「まんぱく」に行ってきました。
5月12(木)日〜30(月)日の19日間、東京都立川市の国営昭和記念公園みどりの文化ゾーンで開催です。
土日は混むので避けて、ウィークデーの今日、金曜日。
しかも天気予報は雨で混まない。
狙い澄ました絶好のタイミングで行って正解でした。
入場券売り場もほとんど並ばずに済みました。
500円を払って、会場に一歩足を踏み入れると、広い敷地に、テナントが入ったテントが並び、飲食コーナーでは、テントの下で日差しや雨を避けて座ってゆっくり仲間と会食ができます。
イベントコーナーもあり、今日は大道芸をやっていましたが、食べ歩きにあきれば、時間つぶしもでき、半日楽しめる内容となっています。
さて、私の狙いはスイ−ツのみ。
迷わず、スイ−ツコーナーに突撃です。
本日の1品目はサムライジェラートさん。
ホームページによると、九州は福岡のアイス屋さんです。
地域の旬の特産品を生かすべし、という触れ込みです。 -
そこで、今回はイタリアンジェラート2種盛りを注文しました。「ハッピーあまおう」と「クイーン・ビスタチオ」の組み合わせ。
550円也。
あまおうは福岡県農業総合試験場で育成され、2005年(平成17年)に登録されたイチゴで、甘みが強いのが特徴です。
大粒で、ソフトクリームやジェラートにすると、さらに旨みが引き立ちます。 -
試食です。
クイーン・ビスタチオはほろ苦い果実の風味とアイスミルクがよく合います。ハッピーあまおうも甘すぎず、いい味を出している。
イチゴの果肉がそのまま入っていて嬉しい。
水準以上の味と言っていい。
難を言うと、550円は高い。
それにアイスの量が少ないですね。
会場に入るときにすでに入場料の500円を払っているので、どうしても値段に敏感になります。
(平日は500円、土日は800円)
500円を切る値段設定であれば、再訪してもいい。
今日は天気は曇りで、日差しは弱く、お客さんも私の前にひと組並んでいただけ。
全体的にスイ−ツコーナーは健闘振るわずに、賑わいに欠ける感じですが、これは私にとっては並ばずに済むので、大歓迎でした。 -
さあ、まんぱく2品目を物色します。
会場に入るときに、投票用紙を配られました。
帰るときに、食べた商品の中で一番おいしいと思ったものを記入して投票するルールです。
テナントには順位が掲げられていて、ベスト10に入っているのが、いばらき食文化研究会酒趣さんのメロンまるごとクリ−ムソーダです。
上の写真はまんぱくホームページより転載しました。
http://manpaku.jp/201605/shoplist/ -
まんぱくホームページに掲載されている商品写真のインパクトに驚かされます。
スイ−ツ専門ブログを表題にしている以上、これは試さないわけにはゆかない。
ブースの前には5〜6人ほどの先客が並んでいます。今日の人出からすると、盛況と言っていい。
ほとんどのお客さんは、この看板メニューを注文しています。
見ると、なかなかサイズが大きいです。
先着150名は赤肉メロンで提供とあります。
さらに、注文はプラスチックスプーン付きが900円に対し、返却不要の金属スプーン付きで1000円。
プラスチックでは食べ進むうちに折れてしまってはいけないので、迷わず金属スプーン付きを注文しました。 -
どうです。でかいでしょう。
サイズは果物屋で売られているもの、あの、病気見舞いに持っていくやつほどは大きくありませんが、それでも、砲丸投げの砲丸ぐらいはあります。
砲丸投げやったことがないから、わからないって?
それじゃあ、子どもの玩具の小さい手毬ほどの大きさと書けば、わかってもらえたでしょうか。
とにかく、ひとりでは食べきれない分量なので、注文するときには、仲間と折半しましょう。
見た感じは普通のメロンですが、スプーンをあてると、凍っていることがわかります。
金属スプーンでもなかなか果肉をほじくれない。
そんでもって、その果実はシャーベット状なんです。
冷たいソーダとメロン果実、そしてアイス。
スプーンに合わせて乗せて、口の中に放り込むと、一体感がたまりません。
欲を言うと、メロンが完熟でないのが不満。糖度がさほどない。
とはいえ、この値段です。
まんぱくのホームページにも、この商品は生産量日本一の茨城産メロンをPRするために開発したもので、採算度外視とあります。
このメロンがもっと品質が上のものを使うと、とても1000円では収まらない。
庇うように書くと、メロンの糖度不足はアイスとソーダの甘味で補ってちょうどよい。
それでも、1200円出してもいいから、もうワンランク上のメロンでメロンまるごとクリ−ムソーダを食べてみたかった、というのが本音です。
味はともかく、コスパとアイディア&インパクトで私が今まで食べたスイ−ツの中では、これがナンバーワンと言っても過言ではありません。 -
ちなみに、メロンカレーというメニューもありました。
怖いもの見たさで、試してみてはいかがでしょうか?
写真はまんぱくホームページより。 -
実は、会場に来る前に、近所でとんかつ定食を食べているので、そのうえ、メロンまるごとクリームソーダを1個完食してかなり満腹になっている。
それでもまだスイ−ツを食べようというのは、ハッキリ言って意地になっています。
私はそれほど負けず嫌いでも、勝ち気でもないのだけれど、こと食べ物になると、目の色が変わってくる。
冷たいスイ−ツで目ぼしいものは全部食べてやる!
そういう食い意地が張ってきます。 -
まんぱく3品目はかき氷です。
マンゴーキング(芒果皇帝)はマンゴーかき氷専門店を標榜していて
調べると、台湾が本店です。
台湾産のマンゴーを使ったスイ−ツを提供するお店で、ほかにはマンゴープリンなどが置いてあります。
色鮮やかなオレンジ色のマンゴー果実の写真は見るからに美味しそうで、食欲を誘います。 -
先客はいずに、すぐに注文します。
もちろんマンゴーかき氷。600円也。
とろっとろっのマンゴーの塊が表面を覆っています。
ねばっとした独特の食感、それに加え少し甘臭い香りが味覚嗅覚を喜ばせます。
春に石垣島のフェリーターミナル前で食べたマンゴーたっぷりのかき氷を懐かしく思い出しながら、スプーンを口に運びます。 -
ちなみに、石垣島で食べたマンゴーたっぷりかき氷の写真を上に貼っておきます。
マンゴーは石垣島のものよりも完熟度が進んでいて粘度があり、独特の臭みを感じます。
かき氷の量はマンゴーキングのほうが少ない。氷は食べているうちに溶けてしまったということもあって、マンゴー果実が多くて、氷はほとんど入っていないように感じます。
値段は石垣島のほうは練乳がかかっていて、650円。
いっぽう、こちらは600円。
島のほうがリーズナブル感はあります。
マンゴーの味自体は、マンゴーキングのほうに軍配が上がります。
決め手は臭いです。
やはり、パパイヤにしろマンゴーにしろ、ドリアンにしろ、あの臭いが虫たちを惹きつける源なのでしょう。
私も花蜂やアブにでもなった気分で、無心にスプーンを動かし続けました。
同じマンゴーでも沖縄と台湾で、なぜ味や風味の違いが出るかは、調べてみる価値がありそうです。
そのうち取材に出掛けるかもしれません。 -
むかし、お金がなくて青春18きっぷを使って貧乏旅行をよくした。
東北へは早朝の上野駅から乗って、1日かけて盛岡あたりまで普通電車を乗り継いで行くのだけれど、途中で必ず仙台で途中下車して、仙台ずんだ杜庵さんのずんだシェークを飲んだ。
大豆のほんわかとした優しい甘さに触れると、ああ、仙台まで来たんだなあ、という感慨ひとしおになった。 -
まんぱく会場で仙台ずんだ杜庵さんのテナントを見つけると、そんなことを思い出して、ずんだスイ−ツを食べたくなりました。
ちなみに、「ずんだ」とは枝豆(未成熟な大豆)またはそら豆をすりつぶして作る緑色のペーストのこと。
仙台では、これを餅にからめてずんだ餅と称して食す。
全国各地あまたある郷土菓子の中で、ずんだ餅はかなり洗練されたトップレベルの味だと思っています。
今回、仙台ずんだ杜庵さんのテナントでは「ずんだ氷」なるかき氷を見つけたので、4品目はこちらをトライすることにしました。
800円也。
商品の提供を受けながら、いろいろ質問してみます。 -
上にかかっている黄緑色のものは、ずんだ(枝豆)に生クリームを加えてホイップ状にしたもので、スターバックスの生クリームよりも泡がキメ細かいとのこと。
てっぺんの緑色のものは、ずんだをすり潰したもの。
とにかく、ずんだクリームの淡い甘さが、たまらない。
くどすぎず、あとに残らないさっぱりとした味わいは、枝豆ならではの自然の甘さ。
すり潰したずんだは、青臭い大豆のしっかりとした風味がストレートに伝わってきて、直球勝負の旨さ。
ずんだの2種類の風合いを巧みに組み合わせてかき氷に仕上げたこの作品は傑作と言っていい。
これで本日4品目だが、満腹で味覚が鈍るどころか、このずんだ氷が一番美味しいと思いました。
私のスイ−ツの味覚はまだ死んでいない。
如何せん、800円はあまりにも高い。
聞くところによると、このずんだ氷はまんぱく用に開発した特別メニューだそうで、仙台の本店では扱っていないとのこと。
それにしても、ずんだ餅やずんだシェ−キの知名度が全国的にあまり高くはないのは、そのネーミングにあるかと思う。
大豆の繊細な味が売りなのに、ずんだという不細工な名前はずいぶんと損をしている。
この際、思い切ってネーミングを改めてはどうか。
ソイシェ−キでは、やはり語感が悪いか。
えだ豆シェ−キ、仙台シェ−キ、青葉城シェ−キ……
ご当地グルメの評論家でもないのに、なぜ私がここまで心配しなければならないのか!? -
まんぱく会場で4品食べて、すっかりお腹も膨れた私ですが、これだけでは満足しません。
しっかりとお土産も買ってきました。 -
希少糖を使ったスイ−ツの看板を目にしました。
店先には、綺麗なフルーツゼリーが並べられています。
さっそくショーケースの写真を撮って、プリンとゼリーを各2点ずつ購入しました。
希少糖とは、香川県の大学で開発された新しい砂糖です。
以下、希少糖プロジェクトのホームページから引用します。
「希少糖とは、自然界に微量にしか存在しない単糖(糖の最小単位)のことであり、50種類以上あります。自然界に多量に存在する単糖はブドウ糖、果糖など7種類だけであ り、残りのものは全て希少糖です。新たな希少糖を作り出す研究も進められており、希少糖の世界は無 限の広がりを見せています。」
上の写真は希少糖プロジェクトのホームページより転載
http://www.pref.kagawa.lg.jp/kisyoto/about/whats.html -
ウィキペディアによると、
「希少糖の中で研究が進んでいるD-プシコースは、砂糖の7割程度の甘味がありながら、カロリーはほぼゼロ。さらに、『食後の血糖値上昇を緩やかにする』、『内臓脂肪の蓄積を抑える』といった研究結果が報告されている」
ということで、メタボ予防になるなかなかの優れモノのようです。
自宅でまずはチャイプリンを食べてみました。
450円也。 -
初めに口に含んだときの食感に驚きました。
プリプリとしていて、ゴム手袋を食べているような食感です。
ゴム手袋じゃあ、喩えが悪い。ババロアの食感と言い直しておきましょう。
あまり美味しそうなイメージは湧かないですよね。
ふつう、プリンはとても柔らかくて、口の中でとろける食感のものが最近出回っています。
それとは対極で、カマボコのような弾力があるのです。
甘さはいたって淡白です。
実は箱から取り出して、何味かも確認しないで食べたのですが、チャイの味とは気が付きませんでした。
色は黒糖色ですが、糖分が控えめなので、チャイよりも卵の風味が際立っています。
とにかくプリンにしては珍しい味と食感と表現することができるでしょう。
取り立てて美味しいと騒ぐほどのものではありません。
しかも、1個450円は高すぎです。
希少糖の開発費用がかかっているからやむを得ないと言われれば、その通りなのでしょうが。
珍しいスイ−ツを食べた、とだけ言っておきましょう。 -
香川県のmonjelly さんの希少糖を使ったスイ−ツの2品目と3品目です。
希少糖ゼリーのシリーズは、円筒形の容器に透明なゼリーが充填されて、カラフルなフルーツがぎっしりと詰まっている。
水中化のようにゼリーの花が咲いています。 -
見るからに彩り豊かで美味しそうな出で立ちです。
上に掲載したものは、イチゴミックス(550円)です。
フルーツはイチゴのほかにキーウィ、白桃、みかんなどが入っていました。ぎゅっと結晶化された宝石を思わせて美しく、見ているだけで楽しくなります。
今回ご紹介するのは、下の写真。 -
甘夏ゼリー。600円也をいただきます。
しゃきしゃきの甘夏はしっかりとした果肉の食感とみずみずしい果汁のエキスと相まって、スイ−ツをいただく歓びを運んできます。
特に今日は暑かったから、こんな日に食べると、甘夏の酸味はさわやかな涼風が吹き抜けるようです。
希少糖のゼリーは甘くなく、素材の魅力を邪魔しない。
こっそり陰でささえる引き立て役になっている。
これは文句なく美味しい。
いままでこのブログで紹介してきたスイ−ツの中でも1・2を争う美味しさです。
味覚は人それぞれなので、私の好みを紹介しておきます。
まず甘くないスイ−ツが第一の条件。
次に素材の魅力を十分に生かすこと。
素材は自然のもので、新鮮であることは言うまでもありません。
そして、添加物を極力抑えていて体にやさしいこと。
スイ−ツを食べ過ぎて糖尿病になってしまってはいけない。
こうした上記の条件にすべて合致するのが、この希少糖ゼリー・甘夏です。 -
なお付け加えれば、リーズナブルなものであることが望ましい。
残念ながら、このゼリーは最後の条件が当てはまらない。
この量で600円は、バカ高い。
原価はわかりませんが、半値の300円が適正価格なのでは、とさえ思ってしまう。
何より希少糖の希少価値でついた値付けなのでしょうが。
希少糖スイ−ツが全国的にもっと有名になって、需要が増え、生産技術も向上して大量生産できれば、値段もどんどん下がってくることでしょう。
でも、大量生産して販路が拡大すれば、一年中安定供給でき、日持ちよくするために添加物が増えるでしょう。
少量を手作業で丁寧につくるからこそ、食べて安心で、その代わり値段も高くなる。
このように経済の問題が絡んでくると悩ましくて難しい。
希少糖は市販されているようなので、結局、甘夏とゼリーを買ってきて自分で手作りするのが一番いいのかな。
スイ−ツの写真が尽きたから、上に出浦ハムのハム焼き(500円)を掲げます。
私はスイ−ツが主食で、食べ飽きたから、デザートでハム焼きを食べました。普通と逆だってば。
以上、2日間、スイ−ツ全部制覇とはいきませんでしたが、目ぼしい冷たいスイ−ツはいただけました。
金曜日は涼しい陽気で人出もまばら。でもアイスを食べるにはちと冷温。
土曜日は晴れて日差しも強く、混んでいた。並ぶし、アイスもどんどん溶ける。
イベントというのは、どんな日を選択するかは一長一短で難しい。でも、スイ−ツ求道者のあきあは十分に楽しめました。
また来年、来ようかな。
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