【甲府城】甲斐武田氏より後の時代　ここにもあった大きな野面積

2016/05/28 - 2016/05/28

甲府というと、武田氏の躑躅ヶ崎館をイメージするが甲府城址は隠れた名所だと思う。

甲府駅まで行けば、別に隠れているわけではなく　むしろそこには当時を偲ばせる巨大な石垣が迎えてくれる。

安土城築城以来、日本各地で使われるようになった野面積。甲府城の石垣は、組まれた当時の様子をそのままに修復されたという。

高い石垣は全体的に野面積にもかかわらず、各階段（石段）は綺麗な切石に感じる。一段一段が高く、勾配が急。

本丸は広い。甲府という立地は甲斐の盆地を見渡すに十分な場所で、北に要害山がある南向きのすばらしい立地だ。

御坂峠の山々から富士山ものぞく。

残念ながら本丸北側・稲荷曲輪は鉄道が通っているため、山の手口の門とは分断されてしまっている。

エリア 甲府(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5

まずは外側から眺めてみる。稲荷曲輪を見上げながら、元々濠だった道路を歩く。

現在の表門は、山手御門（感覚的に甲府駅に近いだけ）。当時は裏門。裏門にも関わらず巨大な枡形門が用意されていた。
鉄道が横切る現在は、この裏門を通らずに

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

枡形の四方がきちんと復元されている。
門の外側の芝生広場には、当時の石垣が埋まっている。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

山手御門の中は無料資料館。発掘調査の様子や伝統文化が展示される。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

本丸を目指して登る。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

本丸より天守台を臨む。荻生徂徠曰く、天守台に天守は無かったとの。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

甲府城天守台より南方を臨む。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

甲府城天守台より東方を望む。稲荷曲輪広場も見える。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

天守台にある案内版を拡大。どうやら天守台に天守は無かったよう。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

鉄門から見た天守台。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

天守曲輪から見た石垣。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

現代のシンボル稲荷櫓は2重2層。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園

稲荷櫓の中は資料館。２階にも登れる。

舞鶴城公園 (甲府城跡) 公園・植物園