2016/04/13 - 2016/04/13
97位(同エリア923件中)
小林希さん
初めてのドイツは日本人に有名なロマンチック街道をゆっくり一人旅してきます!
なぜって、猫がいそうだから(笑)。
そう、私の旅というのは、毎度現地の猫に出会うことが旅目的の一つでもあります。もちろん猫の存在そのものが好きで、なにより、その街の猫と出会うことで、そこで暮らす人とも出会えるし、街の雰囲気も知ることができるのです。
今回の飛行機は、ルフトハンザドイツ航空。
大きな機体を揺らしながら14時05分に羽田空港を飛び立ちました。
向かうところは、フランクフルト空港! さあ、いざ、ロマンチック”猫”街道へ!
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ルフトハンザドイツ航空はファースト、ビジネス、プレミアム・エコノミー、エコノミーとシートが分かれていて、私はプレミアム・エコノミーで行くことにしました!
プレミアム・エコノミーといっても、チャックインも搭乗するときもエコノミー席と同じ列に並ぶので、まあ、席もたいして違いがないのでは?と思っていたら、搭乗してからびっくり!!
エコノミー席よりもかなりゆったりとした席は、おそらく1、3〜1、5倍くらい席が広いように感じます。実際、エコノミー席が横列「3席、4席、3席」に対して、プレミアム・エコノミー席は「2席、4席、2席」。
席のデザインも上質なグレー。
「ビジネスクラスとエコノミークラスの中間」というコンセプトの席とは思えないラグジュアリー感で、搭乗直後の高揚感といったら……、ワクワクルンルン!という感じ。(笑) -
具体的に嬉しかったのは、隣の人との肘置きがそれぞれにあること。通常だと、隣の人に気をつかって、(小心者の私は)肘置きに腕を載せられなくて遠慮してしまうけれど、今回は心置きなく両腕を肘置きに置ける!
アメニティも座席横にしっかり収納されて、充実していました。 -
座席のモニターも大きく、そのためテーブルはモニター下ではなくて、肘置きの中に収納されています。この特別感、たまらない。
-
さらに、離陸前にオレンジジュースのサービスがあるんです!
ん〜〜、嬉しいじゃありませんか。ごくごく。
ところが、ちらっと同じプレ・エコノミーに座ったドイツ人を見ると、
「いえ、けっこう」
なんてオレンジジュースを取らない!?
く〜。その余裕が素敵よ……
(こちらは、舞い上がって二つくらいもらいたかったのに!笑)。
そして、なになに? 今日のお食事?(メニュー表が配られる!)
本当に、ちょっとした贅沢を味わえるのって、なんて幸せなのかしら〜。 -
飛行機の離陸後、飛行が安定するとすぐ、機内アナウンスがありました。
「本日はプレミアム・エコノミーに空席があるので、エコノミー席からグレードアップされたい方は先着で受け付けます」
しばらくして、日本人女性がCAさんとやってきて、私の隣が空いていたので移動してきました。
どうやら固定料金の差額を機内で支払えばグレードアップできるようです。空港や旅行会社ではもちろん可能だそうですが、機内でも可能なのは、グレートサービスですよね!
彼女はドイツ語が堪能なご様子。好奇心がむくむくとでてきて、彼女が席について5秒後に声をかけてしまいました……。
彼女は静さんといって74歳で、ドイツに住んで50年になるそう。
「アップグレードされたんですか?」
「そうなの。エコノミー席についたら、たまたま両隣が体の大きな人たちで、脚とか腕とか私の席まで乗り出してくるものですから……」
私も通常、LCCかエコノミークラスを利用することがほとんどなので、彼女の状況は理解できる〜!
でも、どんな方が両隣に座るかなんて、乗ってからしか分からない。何気に、搭乗前の気になるポイントでもあります。
だからこそ、搭乗後にこういうサービスがあるのは嬉しいですね。 -
お隣さん同士となった静さんとの尽きない話が始まりました。
「あのね、東京オリンピックの時に初めてルフトハンザ航空って、フランクフルトー羽田便が就航したのよね。その2年後の1964年に、私ね、ここに就職したのよ」
「わあ、ルフトハンザドイツ航空のCAさんだったんですか!」
「そうよ、あの頃は、着物を来て接客したこともあったのよ」
今、機内でキビキビと動くCAさんは、女性も何人かパンツスタイルで脚が長く見えて、スタイルのよさがひきたって見えます。 -
「時代は変わったわね」
機内サービスを始めたCAさんに優しい眼差しを向けながら、彼女は穏やかに昔の話を語ってくれました。
50年前、当時24歳で移り住み、今は南ドイツのハイデルベルク近くの町でドイツ人の旦那さんと暮らしているそう。
私がこれからロマンチック街道を猫を探しながら旅すると話すと、
「猫! まあ、いいわね。本当に可愛らしい街並ですよ。ドイツ人は猫も犬も本当に大切にするの。野良猫はきちんと保護されているからシェルターを見てもいいかも。まあ、飼い猫がほとんど。猫ちゃんがお散歩している時に会えるといいわね」
と耳寄りな猫情報をゲット。
それから私が持っていたガイドブックの地図を見ながら、おすすめの街や食べ物の話をしてくれました。
「来たばかりの頃、ドイツはね、ソーセージなどの肉類と、野菜はじゃがいもとキャベツとタマネギしかなかったの。和食だって作れなかったのよ。でも今は何でもあって、本当に変わったわよ」 -
気付くと、いつの間にか機内食の昼食が運ばれてきました。プレミアム・エコノミーは特別なメニュー表があって、和食か洋食か選べます。
今回の旅は2週間、みっちりドイツ料理を堪能するので、和食にしょうっと。
もちろん、静さんも「和食で」と言っていました。
「和食は機内食チームがオリジナルの日本の味をご用意しています」
とわざわざメニュー表に書いてあるように、日本人でも満足する美味しさでした。 -
飲み物はドイツの白ワイン。
「ロマンチック街道で、きっと美味しいワイン飲めるわよ」
と静さんが横から教えてくれました。う〜ん、楽しみ〜。 -
途中、週刊文春やサンデー朝日などを配る機内サービスあり、おにぎりやケーキの軽食サービスあり、ドリンクサービスも何度もあって、11時間半のフライトはなんだかんだあっという間でした。
そして、お腹はパンパン!(笑) -
着陸2時間前の機内食の夕食は、洋食のラヴィオリを選びました。
陶器でいただくお食事は、それだけでも美味しく感じます。 -
「ロマンチック街道はね、街の外は本当に自然が豊かで美しいですよ」
と機内食を食べ終わった静さんが呟くように言いました。
緑豊かな森や大地にひっそり佇む小さな街々を想像しながら、この旅にはどんな出会いがあるのか、はたまた猫はいるのかしらと考えて、旅心は浮き立ちます。
さあ、あと少しで着陸。
その前に、羽田空港で借りたグローバルWi-Fiを充電! 着いたらすぐ使えるみたいです! -
「たくさん話せて良かった。また会いましょうね。たくさん猫と出会えますように」
「ぜひ! ありがとうございます〜」
旅って、こういう出会いがあるからやめられない!
きっと、ゆったりした席だからこそ、フライト時間中ずーっと、お話が尽きなかったのだと思います。
どんな旅になるのか。猫ちゃん、いるかにゃ〜?
ワクワク、ドキドキしながら、行ってきます!
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この旅行記へのコメント (1)
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- ひろさん 2016/05/22 20:10:08
- 旅の理由も面白いですね!
- 小林希さん はじめまして!
ロマンチック街道の旅行記、面白く拝見しました。
こ4トラでは、猫好きのトラベラーさんが多いなと感じていましたが
まさかそれを目的に世界に旅に行かれるトラベラーさんがいるとは・・
正直ビックリしました(@_@)
でも、旅の目的ってみんなそんな感じですよね〜(笑)
興味があるから旅に出る!
猫を通して出会う人たち
興味がある旅なので、続きも楽しみにしています!
ひろ
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