滝の流れに悠久の時を感じました

2016/05/13 - 2016/05/13

萩市大井地区にある阿字雄の滝に行ってきました。
阿字雄の滝は大井の本郷地区にあり、阿武火山帯の溶岩丘の底部に位置していて玄武岩で出来たこの地域特有の柱状節理がはっきりと見られる珍しい滝です。
この阿字雄の滝は個人敷地内にありますが、一般にも公開されています。
萩市内からは国道191号線を大井地区に向い、右手にガソリンスタンドが見えたらその手前の道を右折、大井小学校、大井中学校を通り過ぎて市橋のバス停の先を右手に曲がり小さな橋を渡ります。
突き当りまで行くとお地蔵様が有り、その前の道をまた右手に曲がるとすぐに阿字雄の滝の看板があります。
その先は道も細く人家の中を通るので車は乗り入れできません。
付近に駐車場もなく車は遥か手前の空き地に駐めて歩いて当地まで来ました。
その後は道なりに山の方へ進み、人家の庭を横切るようの坂道を登ると石碑と説明看板があります。
そこからまた100ｍくらい山道を登ると阿字雄の滝に着きます。
道が険しく苔むしているので滑りやすいので歩行には注意が必要です。
断崖絶壁の柱状節理から豪快に落ちる滝は絶景というより他の言葉は見当たりません。
しばし、ほとばしる水しぶきを眺めていると日常の忙しさを忘れさせてくれます。

エリア 萩(山口)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

市橋のバス停から数メートル先の橋の袂に小さな看板が出ています。

大井川にかかる市橋を渡り、本郷地区に向かいます。

橋から見える風景は長閑で日本の原風景を思い起こさせます。

橋を渡ってすぐに本郷地区に向かう看板を頼りに進みます。

行く先には田園地帯が続きます。

突き当りにお地蔵様が有ります、この先も右折して進みます。

道がいよいよ細くなってきました。

途中に三叉路が有り、阿字雄の滝の方向を指す表示がありました。
この先は車の乗り入れができません

山手の方に道が続いています。

人家の周りの敷地内を進みます。家人の方がおられたので一応挨拶をしました。

それにしても立派な岩が並んでいます。この上の方まで進みます。

高台のガードレールから眺めた景色です。のんびりとした時間が流れています。

電柱の先に石碑が有りました。阿字雄の滝の石碑と説明看板です。

平成の名水百選に選ばれているようです。

阿字雄の滝の場所にはかつて弘誓寺（くせいし）があったようです。

この先100ｍに阿字雄の滝があるようです。

険しく苔むした石の階段を登って行きます。

寺の跡らしく付近にはお地蔵様が並んでいました。身も心も引き締まるような厳かな気持ちになりました。

目の前に滝が現れました。水量は川の流れの水量に比例するとのことでしたが、数日前までの雨のお陰かかなりの水量でした。

柱状節理の絶壁に平行に滝が落ちていきます。

森の中にある石の芸術品、柱状節理と滝の織りなす景色は見とれてしまう程です。

滝つぼは浅く、そのまま川の流れとなっています。