2016/05/05 - 2016/05/05
683位(同エリア1327件中)
Wind99さん
- Wind99さんTOP
- 旅行記442冊
- クチコミ19件
- Q&A回答1件
- 357,292アクセス
- フォロワー23人
山陰の旅4日目
松江市中心に、主に史跡、遺跡を巡る。
足立美術館の日本一の庭園が圧巻だった。
荒神谷遺跡−出雲玉造史跡公園(玉造温泉)−松江城址−小泉八雲旧居跡−武家屋敷−八重垣神社−出雲国府跡−神魂神社−月山富田城−足立美術館−江島大橋−妖怪神社−水木しげる記念館
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
-
荒神谷遺跡(こうじんだにいせき)
昨日、古代出雲歴史博物館で見学し、その存在を知った遺跡へ来た。 -
この斜面でなんと、銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土した。
古代に何があって、ここにそれらを整然と埋めたのだろうか。 -
銅鐸6個、銅矛16本が出土したままに、レプリカが置かれていた。
-
玉造温泉に向かい、まず史跡公園に行く。
この史跡は古墳時代から、平安時代の500年に玉作りが盛んに行われていた遺跡。 -
広い公園には、玉造工房跡の復元家屋があった。
この東にある花仙山で、青めのうが採取できるため、日本最大の玉の生産地であった。 -
出雲玉作資料館で、それらの見学をする。
特に玉作の歴史や、玉造温泉の事が出雲風土記に書かれていたことを知った。
この温泉は出雲風土記に詳しく乗っており、そのため枕草子にも登場する。感銘的だったので以下に載せる。(現代語訳)
なお、川のほとりに温泉がある。
温泉のあるところは、(潮の満ち干により)海にも陸にもなる。
だから、男も女も老いも若きも、ある時は道につらなり、ある時は海を浜に沿って歩き、毎日集まるので市が立ち、まじりあって宴をひらく。
ひとたび入湯すれば容姿がまばゆいほどうつくしくなり、再び入湯すれば万病がことごとく治る。
いにしえから今に至るまで、効き目がなかったことはない。
だから、土地の人は神の湯といっている。 -
史跡公園から斜面を下り、川添いに出ると、その古来より知られる玉造温泉の中心に出た。
川では足湯があった。
先ほどの資料館で、玉造温泉ゆーゆの温泉施設を教えて頂き、開店の10時を待って露天の温泉で朝湯に浸かった。(410円) -
しじみで有名な宍道湖に出た。
松江の手前の袖師ケ浦は、駐車スペースが用意されており、宍道湖の夕陽スポットとなっている。
この場所から、湖に浮かぶ嫁ケ島を見た。 -
松江城址に入る。
運良く手前の県庁でP無料開放の看板を見つけて、駐車することが出来た。
千鳥橋から松江城に入る。 -
興雲閣
実際には実現しなかったが、明治天皇行幸時の御宿所として建設された擬洋風建築の迎賓館。 -
現存する天守閣は5層6階で高さ約39mmの望楼式。
日本に当時から現存天守は12のみで、ここはさらに国宝の5つの内の1つ。 -
天守閣内に井戸があるのは、唯一ここだけ。
-
昨年ここが、国宝には認定されたのは、張り合わせた古い柱から、その築城年月が特定された為という(ブラタモリによる)
それがどの柱かは、不明であったが、皆貼り合わせの太い柱であった。 -
最上階より宍道湖を見る。
-
城下に下りてきた。
大名気分で、城の堀を小船でめぐる「堀川めぐり」の船が多く行きかう。
背後の武家屋敷の風景に溶け込む。 -
小泉八雲旧居跡。
以前NHKで、彼の著書であった「日本の面影」を放送していて、それを見ていたのは、その昔にここに来たことがあり、妙に印象に残っていたのだが、その印象は記憶違いと分かった。 -
彼は自宅の庭の様子も詳しく記述していて、その記述が分かるように展示されていた。
-
筆記していた机は、異常に高さがあった。
彼は160cmと小柄であったが、片目は失明で、残る片目は視力が悪く目の前に紙を持ってこないと記述できなかった為、机を特注したとのこと。 -
武家屋敷
ここは、約270年前の中級藩士の武家屋敷がそのまま保存されている。 -
部屋数も多く、庭も広い。
庭には井戸があった。 -
この武家屋敷の前の通りは、塩見縄手とよばれ、築城とともに造成して出来た場所。
この美観から、松江市伝統美観保存地区に指定され、さらに「日本の道100選」に選ばれている。 -
お堀の上に座敷を作り、料理を提供する川床が用意されていた。
-
松江開府の祖堀尾吉晴
-
松江城の堀を半周し、なんじゃもんじゃの花咲く麓から、松江城を見上げる。
-
山側へ進み、八重垣神社へ来た。
その神社の隣にある八重で、今日も出雲そばを頂く。 -
八重垣神社
ここは、出雲の縁結びの大神として知られている。
八重垣神社はイナダヒメが、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の難を避けるために避難したといわれる場所。 -
ここでの人気は、大蛇退治の折、身を隠した姫が姿見に使ったとされる「鏡の池」があり、それにコインを載せた占い用の和紙(100円)を浮かべる占いがある。
-
和紙が15分以内に沈めば「良縁近し」。30分以上なら「縁遅し」。また、近くで沈めば近くの人と、遠くなら遠方の人と結ばれるそうだ。
テレビで見たままの光景。 -
出雲風土記により、この辺りが出雲国府跡になっている。
結構迷って探した。 -
神魂(かもす)神社
-
神社の古びた坂を上がっていくと、小さくて古びた社があった。
この本殿は現存する日本最古の大社造りで国宝。 -
月山富田城
来てみると、結構な山城であった。山頂までは徒歩1時間以上掛かると思わる。 -
まずは麓の歴史資料館を見て、隣の道の駅も立ち寄る。
城の概要を確認し、中腹下まで登ってみる。(日本五大山城の1つであった) -
ここは、尼子氏歴代の城であるが、艱難辛苦に耐える武将・山中鹿介が月夜に尼子氏の再興の誓いを立てたことしか知らなかったが、その鹿介の像があった。
後に毛利家に捕らえられ暗殺され、悲願はかなわなかった。 -
足立美術館
横山大観をはじめと する近代日本画の美術館だが、米紙が発表する庭園ランキングで13年連続日本一に選ばれていることを知り、今回最も来たかった場所。 -
生の額絵
自然による絵画が、館内の窓に張り付いていた。 -
白砂青松庭
新緑が丁度良い。 -
中央やや右上に、亀鶴の滝が見える。
後年この人工の滝を作った。 -
白砂と小さな松が似合う。
白砂青松庭 -
枯山水庭
-
今度は宍道湖と並ぶ中海に出る。
-
江島大橋
中海の島を通り、境港に向かう。
坂の急角度がダイハツタントCMでびっくりした記憶があったが、下からみると驚くほどの角度に見えなかった。(残念) -
境港の水木しげるロードに到着。
昨年購入した新型シエンタを停める。 -
妖怪神社
-
妖怪の家の前
ねずみ小僧、鬼太郎、猫娘と手前のいったんもんめ -
水木しげる記念館
左手には、鬼太郎と目玉親父のオブジェクトがあった。
本日はここまで。山陽道を鳥取に向かう。山陰道は鳥取に入ると何故か無料区間になる。そのせいか店舗のあるPは無いが、ICの直ぐ近くに道の駅が何箇所かあった。これは便利だ。その大山恵みの里まで走る。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
松江・松江しんじ湖温泉(島根) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
46