2016/03/09 - 2016/03/17
458位(同エリア926件中)
空飛ぶドクターさん
- 空飛ぶドクターさんTOP
- 旅行記134冊
- クチコミ5件
- Q&A回答0件
- 207,632アクセス
- フォロワー24人
3月9日(水)から3月17日(木)まで、トスカーナ地方へ滞在しゆっくり旅行し、帰りに少しだけローマを探索しました。前回の高齢者中心の「空飛ぶドクター」ツアーと違い、今回は高齢者、病人はいません。つまり、今回は必ずしも医者の私が同行する必要はありませんが、いつものゆったりした日程の旅です。
私にとっては21回目のイタリア旅行です。
参加者最高齢は私と同じ61歳Yさん。他は59歳のUさん。Tさん(48歳)と娘(21歳)さんです。いつもの私の旅のパートナーIさん(本来はベテラン添乗員)もいます。私を入れて総勢6名です。
「空飛ぶドクター」の私が企画・施行する空飛ぶドクター・ツアーもついに6回目です。1回目はナポリ中心に、アマルフィ海岸、カプリ島、温泉のイスキア島です。2回目は唯一アメリカで、私の高校留学先のニューヨーク州西部の田舎町、ナイアガラの滝、ニューメキシコ州・サンタフェ、タオスです。3回目はサトゥルニア温泉のあるトスカーナ地方、アッシジなどです。4回目は南イタリア・プーリア州を中心にアルベロベッロ、マテーラ、カステル・デル・モンテなどを回りました。上記のイタリアは全てローマ空港からで、5回目に初めてミラノ空港からのイタリアです。南イタリアが多い証拠ですね。5回目は北イタリアでミラノ万博、アオスタ地区、国境(トンネル)を渡ってフランス・シャモニー、モンブランへ。今回はトスカーナ地方が中心であるという点では3回目と一部重複します。
【3月9日(水)】
今回は成田空港で全員が合流しました。私は福岡空港を午前7時過ぎ出発し成田へ。IさんとUさんは前日中部空港から乗り継ぎ成田のホテルで前泊です。Tさん母娘とYさんは成田からの出発です。11時55分発のフィンエアー便、ヘルシンキへ。乗り換え、ローマ・フィウミチーノ空港着は午後7時過ぎです。EU(欧州連合)は同じ国扱いですから、パスポート上はいつもイタリア以外の国に出入国したことになっています。ちょっと変な感覚です。アリタリア航空のイタリア直行便でない限り、最近頻回にイタリアに行く私のパスポートもほとんどイタリア出入国の記録はありません。
到着後フィウミチーノ空港で借りたレンタカー(ミニバン)には、結構大きな傷が数か所ついていましたが、いつものことで日本と違い大雑把なのでたぶん返却の時は大丈夫です。カーナビも英語版にしてもらい、高速(時間)優先で設定してもらい準備万端です。今回はカーナビも順調で割とスムーズにホテルへ着きました。ゆっくり夕食に間に合いました。この Golden Tulip と言う空港近郊ホテルが常宿になりそうなのは、自前のレストランが割と遅くまで空いているので、それなりに美味しいイタリア料理がいきなり(到着日に)食べられるからです。以前、前菜を頼み過ぎた苦い経験があるので控えめにしました。このレストランはピッツァもシーフードもあります。
【10日】
今日はローマから一気にシエナ近郊の Fattoria(アグリツーリズモ;農家民宿)へ。と言っても、3時間程度のドライブです。途中まではほとんど高速道路ですが、お金を払ったのは一部の12ユーロ(1ユーロ=約128円)だけでした。途中で適当にAsciano(アシャーノ)という名の街へ立ち寄り、昼食を取りました。もちろん、美味しかったです。しかも、教会のある小都市は意外と素敵で、みなさんはしゃいでくれました。教会あり、噴水(馬の水飲み場)ありです。日本のツアーでは、こんな田舎(普通の街)に立ち寄るようなことはないからです。
少し遠回りになりますが、前回ホテルが閉まっていたというハプニングがあったので3連泊予定の本日のホテルへは先にチェックインしました。特に、農家民宿は当然の如く不便な田舎にあります。アッシャーノでゆっくりしたこともあり、ラポラーノ温泉・サン・ジョバンニへ到着したのは午後5時半でギリギリの時間でした。まだ真夏でないのと平日なので午後7時までには出ないといけないからです。
遅かったので入浴料は一人11ユーロでバスタオル代が5ユーロです。デポジットとして、鍵代3ユーロを預けます。中央の室内風呂を通過して、眺めのいい屋外プール式温泉へ入ります。私自身は三度目です。お湯の中はぬるいとはいえ38度程度あるのですが、3月ですから移動の時はまだかなり寒いです。本当はこちらの人のようにごっついガウンがあったらいいでしょう。雲に少し隠れていましたが、日没を温泉水プールから眺められました。
温度がキーワードで多くの日本人がぬる過ぎると文句を言います。でも、(温泉)医学的には38度程度のイタリアなどが正しいのです。ゆっくりとくつろげ、α波(脳波)を誘導します。つまり、副交感神経優位でリラックスモードになれます。交感神経優位(β波)のストレス社会の現代人には大事です。寒がりの日本人ですが、回りが寒い時でも40度くらいまでが限度でしょう。
かたや、多くの日本風呂、温泉のような43度もあるとむしろ血圧上昇、頻脈などの交感神経優位になり、特に持病のある高齢者には危険です。つまり、心筋梗塞や脳卒中を誘発するからです。実際に、日本では風呂での事故が意外と多いのです。主に高齢者が自宅で溺死(データ上)しています。でも、小さい子供でもない大人が溺死するはずはないので、実際には心臓や脳の発作で意識を失ったりして溺死しているのです。
ホテルのチェックインが終っているので、余裕をもってシエナの街で良さそうなレストランを探します。Pizzeria ですがTrattoria でもある、つまりピッツァもあるちゃんとしたレストランです。近くに一軒あったように、気を付けないと本当にピッツァだけの Pizzeria もありますが。嬉しい誤算でした。そこまで期待していなかったのですが、トスカーナ地方にしてはシーフードも一部あり、かつ新鮮でした。ペンネもシーフード料理もシーフード・リゾットもピッツァもbistecca(トスカーナ名物ビーフステーキ)も全て美味しい!しかも安い!
昨晩到着して、ホテルでの夕食、本日の昼食、夕食と3食だけですでに参加者のみなさんはビックリして大満足。余りの美味しさに圧倒されていました。しかも、前もって調べて予約したような店でもなく、私が適当に選んだレストランにすぎないからです。私に言わせれば、当然でイタリアのレストランのレベルが高いだけです。それも、気取った店でもなく、日本で言えばちょっとした居酒屋、食堂レベルで十分美味しい店が多いのです。ですから、私のような慣れた人間が選べば、まずハズレはありません。彼女らもツアーではイタリアに来たことはあるようですが、日本のツアーでは値段が安い分、肝心の食事が雑なのです。
農家民宿ですから、夜は真っ暗な田舎道を宿まで帰りました。名前は Fattoria di Corsignano で、調べたらファットリアは農園、農場の意味でやはりアグリツーリズモのことでした。部屋は広くてものすごく立派でした。特に、ツインの2室は入口に台所と食卓があり、2部屋別々に寝室があるのです。つまり、家のような広さです。長期滞在用なのでしょう。シングルはそこまではありませんが、かなりゆったりした部屋にダブルベッドでした。ここに3連泊だから満足してもらえました。つまり、私のツアーのコツですが、近場で移動できるように選んであるのです。
【11日】
日本の慌ただしいツアーと違い朝食を食べて9時過ぎにゆっくり出発です。客数の多いホテルと違い、朝食は昔ながらの質素なものです。生ハムとチーズ、オレンジジュース(場所によっては運よくブラッドオレンジジュースもあります)、パンです。手作りジャムもあります。でも、注文すればカプチーノも準備してくれるし、卵料理も準備してくれます。ここで気に入ったのが、自分で絞る新鮮な生オレンジジュースです。やはり美味しいです。もう一つ、この民宿で気に入ったのが、名前は忘れましたが、パンの上にミニトマト半切がのっただけのやつです。粗塩(岩塩?)とオリーブオイルだけですが、メチャクチャ美味しい!トマトにうるさい私です。ミニトマトは扱いやすいけど味はいまいちと信じていました。こんなに美味しいミニトマトは初めてです。
思ったより時間がかかりましたが、それでも1時間ちょっとで世界遺産の街・サン・ジミニャーノへ到着しました。一時期、金持ちが塔を競い合って作った街だそうです。でも今は14程度の塔のようです。でも、意外と登れそうな適当な塔はありません。
次にいよいよ今回の旅行では都会のシエナへ行きました。サン・ジミニャーノでのんびりしたのでシエナの中心部に着いた時には午後2時頃になっていました。遅いので、時間を節約するために珍しくレストランではなく、バルに近い店に入りました。切り売りピッツァ、パニーニなどの軽食をそれぞれ選んでもらいました。私はあっさり野菜サラダだけにしました。オリーブオイルとバルサミコ酢のドレッシングだけで十分です。私としては、こんなに安上がりで申し訳ないと思ったのですが、むしろみなさんはこんな所でも食べたかったようで、喜んでもらえました。
遠くから全体の写真が撮れたドゥオモに向かって歩きました。最初に、斜面で有名なカンポ広場へ着きました。年2回の伝統競馬(パリオ)で有名な広場ですが、みなさんはあまり興味を示さずほぼ素通り。私は競馬をやるくらいだからもっと広いと思っていましたが、意外と狭く感じました。でも、この狭いところでやるから迫力満点なのかもしれません。私の地元・福岡市(博多)の有名なお祭り・山笠で男がのぼせて仕事や女どころではなくなるのと同様に、ここシエナも男がこのパリオにのぼせて彼女を嘆かせるという話をどこかで聞きました。
それから、奥にあるドゥオモへ行きました。イタリアンゴシックの典型だそうです。ここは、ファサードも立派な豪華な大聖堂です。一時期は街がフィレンツェと競い合っていただけのことはあります。入場料一人7ユーロをまとめて払い、向かい側の塔へ上がります。そこからは、目の前にドゥオモのてっぺんが見えます。もちろん、周囲のトスカーナ独特の田園風景も楽しめますが、風が結構強かったです。
それから、ドゥオモへ戻り、一人4ユーロをまとめて払って中へはいります。壁や天井のフレスコ画はもちろん素晴らしいですが、ここの特徴は珍しい床面装飾です。初めて見ました。
今回はまだ買い物に意欲のある中年以下の女性ばっかりで、男性は私だけのこともあり、ショッピングの時間を割と取りました。ふと、カバンを見ると私の好む安物の中国製のがあります。値段もたったの22ユーロ。迷わず買いました。ちょうど取っ手が壊れかけています。前回は数年前にウルグアイの市場で買いました。最初から一部ネジが緩んでいました。今回はイタリアなので、安ものにしてはそんなバカなことはありません。何故私がこの安物の中国製を好むかというと、軽いのとキャスター用の支柱がカバンの外にあるので、中が意外と広いのです。元バックパッカーの私に言わせれば、カバン(荷物)は軽いに限ります。数年の使い捨て感覚で愛用しています。
スーパーにも立ち寄りました。これも普通のツアーにはないものです。珍しいパスタだの、岩塩、ブラックペパーだの色々あります。私もミラノに1年留学経験のある娘から頼まれたインスタント・リゾット(フンギ)などを買いました。
この日の夕食だけは電話で予約しています。偶然、facebook で知り合ったシエナの医学生から推薦されたシエナNo.1のシーフード・レストラン・Il Mestolo。シェフがナポリ出身とまで教えてくれました。期待通りの味でした。魚にうるさい日本人でも満足できる新鮮な魚介類です。カルパッチョは刺身と同じです。醤油とオリーブオイルの味の違いだけです。バジリコ・リゾット(イカ入り)、魚のグリル、魚介類のフリット(オリーブオイルでの素揚げフライ)、貝柱のパスタなどです。みんな大満足!会計もドリンクも全部入れて、一人あたりたったの4千円程度です。この日は珍しくデザートまで頼みました。
【12日】
4日目です。いよいよ本格的にトスカーナ地方の田園風景を楽しみます。今日は世界遺産のピエンツァがメインですが、近くのサンタンティモ修道院へまず行きました。残念ながら、閉まっていて中には入れませんでしたが、閑静な田園風景に囲まれたロマネスク建築の聖堂でした。12世紀に建てられたそうです。
次に、モンタルチーノの城塞へ行きます。中にエノテカ(酒屋、ワイン販売所)があります。私は二度目です。下戸の私は知らなかったのですが、世界的に有名なブルネッロ・ワインの里です。1杯6ユーロ程度で試飲できます。私は友だちのお土産に1本買いました。
そしていよいよ小高い丘にあるピエンツァへ行きました。この街の中へは車で入れないのを事前にチェックしているので、周辺の駐車場に入れて歩いて街へ入ります。前回行って覚えているオルチャ渓谷(これも世界遺産)の眺めの一番いい通りへ行きました。私の好きな糸杉の風景が広がっています。これを見るだけで癒されます。世界遺産の街・ピエンツァ(高台)から世界遺産の風景を見る贅沢です。
お昼もいつものようにたっぷりの野菜料理を頼みステーキも注文しました。ここには珍しくハンバーガーがあり、大学生のT娘さんが案の上食べたいといいます。巨大なハンバーガーがやって来ました。ダブル・バーガーのうえに中にグリルした野菜がたっぷり入っています。でも、現代っ子らしく彼女は野菜を全部出して食べています。まぁ、彼女のおかげで普段は頼みもしないハンバーガーがイタリアではどんなものかよくわかりました。
それから、またショッピングです。有名なカバンのブランドらしく、取っ手とカバンの色を自由に組み合わせられるらしく、実際に付け替えて見るので時間がかかります。本体はビニール製で濡れてもいいので使いやすいようです。正直、私は全く興味がありませんが、一応お客さんである彼女たちが満足してくれればいいので、横で見ていたり外をブラブラしたりして時間を潰しました。
何とか暗くなる前に少し時間があったので、予定通り糸杉の景色がいいというモンティッキエロの方向へ行きました。確かに、ピエンツァの丘から見た糸杉などの綺麗な景色の方向です。しかも、振り返ると小高い丘にあるピエンツァの街が絵になります。昼食がやや遅かったので、夕食はやや軽めにして民宿へ戻りました。
【13日】
3連泊の農家民宿も終わり、ローマへ戻る方向に1時間半ほど近づくオルヴィエートへ移動の日です。チェックアウトの時に、民宿の自家製ワインを何人か買いました。私も1本だけ友人用に買いました。私の当初の予定では、しつこくオルチャ渓谷の景色を楽しめるカスティリオーネ・ド・オルチャ、モンテプルチャーノ、サン・クイリコ・ド・オルチャなどを回る予定でした。
でも、私は呆れるのですが、Iさんが女性はみんなむしろシエナにもう一度行ってショッピングをしたいと言います。柔軟なのが私のツアーのいいところで、予定を全部思いっきり変更。上記を全て止めて、シエナ・カンポ広場入り口を集合場所にして各自1時間半ほど自由時間にしました。Uさんは絵画に興味があるので、美術館に行ったようです。
私は昨日勘違いしていて、登った塔が間違っていて、カンポ広場にある階段500段、高さ100Mの塔に登ろうとしました。ちょうどいいと思ったのですが、運悪く何かのトラブルでその時間だけ閉鎖されていました。仕方がないので、馬が練り歩いているカンポ広場をブラブラし、いつものように昼食のレストランを物色しました。店構え、メニューの内容、値段等を吟味すると大体どんなレストランかわかります。
各自自由行動で満足してもらった後、いつものように私が選んだ San Desiderio というレストランへ入りました。中は外から見た以上に広くて立派でした。豆料理が美味しく、魚介類のフリットもあり、もちろんステーキも注文しました。値段も安く大満足でした。
今日は私の予定を大きく変更(カット)しました。でも、美術館等に興味があるUさんがいるので、行こうかどうか迷っていた修道院(モンテ・オリヴェート・マッジョーレ)に立ち寄ることにしました。その前に、その高台にある小さな村のバル(Paradiso、天国)でエスプレッソ、ジェラート、ジュース等を頼みました。残念ながらBS日テレに出たおばちゃんはいませんでした。おじちゃんと息子さん風の人がいました。
それから、下って修道院に寄りました。Uさんはおばさんが熱心なクリスチャンで、その影響もあってかなり教会やこのような修道院に興味があるようでした。この修道院は無料で入れ、壁に「聖ベネディクトの生涯」の一連のフレスコ画があるので有名です。期待通り、Uさんは大満足のようでした。
何とか暗くなる前に2泊予定のオルヴィエートの街に着きました。この辺りには多い丘の上の街です。ただ、街には車で入れるようでしたが、途中かなり狭い道が多く冷や冷やでした。小さな街の割にはものすごく立派なドゥオモ(大聖堂)があります。豪華なファサードです。取り敢えず停車して探すと Grand Hotel Italia が見つかりましたが、どう見ても駐車場がありません。フロントで聞くと近くの広場に駐車できるそうで、夜8時までと朝9時からは有料のようでした。
車の移動が面倒そうなので、ホテルで良いレストランを聞いて、広場にある Osteria da Mamma Angela に歩いて行きました。何と、真っ赤な制服姿の日本人女性シェフがいました。肉料理中心に食べましたが、普通に美味しかったです。
【14日】
今日はハイライトのサトゥルニア天然温泉へ行く日です。でも、時間と場所の都合で先に天空の城「ラピュタ」のモデルであるチヴィタ・ディ・バニョレージョに行きます。Iさんからワンピースでトイレが大変だとクレームが出ましたが、我慢してもらいました。流れの都合で(着替える所がないので)水着の上に服を着てもらっています。
最近とみに有名になってきたチヴィタです。地図で確認すると、この有名な小さな崖の上にある「死にゆく村」がチヴィタで、その他の西側の村がバニョレージョです。凝灰岩でできているので風化がひどく、そのうち消滅すると言われています。私は昔の記憶で勘違いしていました。全体が見下ろせる高台はずい分離れていると思っていました。でも、実際はすぐ上にあります。と言っても、歩いて降りて行くと10分程度はかかりますが。
とにかく、何とかチヴィタが見下ろせる場所へたどり着きました。チヴィタへ渡る橋の所に駐車場があるのを覚えているので、ちょっとみんなで写真を撮るために車を置いて、夢中で写真を撮りました。よく見ると、少し歩いて行くともっといい写真が撮れるので、少し前の方へ進みました。それでほんの10分も経ったでしょうか、駐車場に戻ると若い警察官が無断駐車の切符を切っています。必死で、5分間だけ写真を撮るために停車したと言い訳しましたが、通用しません。アメリカでは成功したこともあるのですが・・・ 仕方がないので、せめて書類に必要事項を書いてもらいました。車両番号や違反場所の名前等書いてくれました。イタリア語は不十分なので、自分では簡単には書けません。最後に、ところでどこで支払えばいいのかと質問しました。Posteitaliane、なるほど郵便局だそうです。幸い、今日は月曜日、最悪でも明日ローマで探せばいいと気が楽になりました。
気を取り直し、車で下って橋の手前の駐車場まで行きました。ところが、何故か許可車以外は駐車もできないと言われます。みんなを降ろして、結局私だけ、また先ほど違反切符を切られた駐車場まで戻り、駐車し直します。今度は念のために3時間分しっかりお金を前払いして、それを証明する紙切れを車の中に入れ、歩いて橋まで行きます。2年前は確か無料だったのですが、橋が新しくなったようで一人 1.5 ユーロと有料になりました。
2年前来た時は高齢者もいたので見ただけで、歩いて渡り村の中へ入るのは私も初めてです。橋はやはり風が強く、でも眺めは最高です。聞いていた通り、バルもあるし小さな教会もあります。猫が多いと聞いていましたが、それほどではありませんでした。教会の前では、こんな所にも日本のツアーの一団がいました。
移動の途中で名もない街を通過しましたが、期待通り目立つところに郵便局がありました。公務員の働かないイタリアです。車で待っているみなさんに30分から1時間かかるかもしれないと言って、一人で罰金の支払いに郵便局の中へ入りました。幸い、あまり混んでいません。割とすぐに順番がきて、聞くと支払いはクレジットカードでもオーケーです。意外とあっさり支払いが終りました。簡単でした。29ユーロほどの罰金は払いましたが。
それから私にとっては3度目のサトゥルニア天然温泉へ行きます。無料の駐車場へ車を置き、バスタオルだけ持ってみんなで歩きます。もちろん、サンダルに履き替えています。「ムリーノの滝」は改めて見ると意外と高く、5mくらいはあります。そこから流れ落ちる温泉水。自然の偉大さで、浴槽が6〜7段になっています。みんな思い思いに好きな所に座って、足を伸ばして入浴できます。Tさんは滝のすぐ下で打たせ湯をぞんぶんに楽しんでいました。何度来てもここは最高です。眺めもいいし、水温も38度くらいと適温です。まさに自然の恵みです。
十分に楽しんでから、予定通り水着のままバスタオルを巻いて車に乗り込み、5分で着く有料の温浴施設・Terme di Saturnia に移動です。ここはゴルフ場も持つ大きなホテルの経営です。一人20ユーロしますが、ロッカーもあるし食事もできます。時間的に、すぐにみんなで食堂に集まり昼食をとりました。こんな所でもそれなりに美味しいものが食べられます。それから、屋外の温泉水プールへ行き、しばらく楽しみました。ここにも打たせ湯、ジェット浴などがあります。ジェット浴を idromassagio と言います。英語では hydromassage です。最初は何らかのマッサージかと思いましたが、水圧を利用して自動マッサージなのでこう呼ぶようです。
それから小さな村・ピティリアーノへ行きました。夜景がきれいな村ということでした。ここもチヴィタのように凝灰岩でできている崖の上の村です。この辺はどこもそうですが、高台なので回りの景色は悪くないです。でも、午後6時半と時間が早過ぎてレストランが開いていません。諦めかけていた時に一軒ダメもとで声をかけたら入れてくれました。
一つだけ失敗したのが、朝食に生ハムが出るから前菜の生ハムは要らないと言ったばかりなのに、前菜セットを注文したら大量の生ハムとペーストが来ました。後は、いつものように大量の野菜(生野菜サラダと焼き野菜)、ピッツァ、パスタ、肉料理と頼みましたが、田舎のレストランなのでかなり安いです。
少し道を迷いましたが、夕暮れになりホテルへ帰る前に、評判のこの村の夜景を見て写真に撮りました。
【15日】
いよいよ実質最終日です。ここでも、私の予定は大幅に変更です。唯一有名なローマくらいは丸一日観光したいだろうと思っていましたが、Iさんがみなさんの意見を聞くと、むしろ外観しか見ていないここオルヴィエートの立派なドゥオモの中を見たいそうです。そう言えば、到着した夕方立派なファサードを見ただけです。ここは厳密にはトスカーナ州ではなく、ウンブリア州の西端にあります。今は人口2万人程度のようですが、中世以降は教皇庁との関係が深く、ローマを逃れた教皇が滞在したこともあるそうで発展していたようです。その名残りでこんなに立派なドゥオモがあるのでしょう。
一人3ユーロでドゥオモの中に入ると、バラ窓がステンドグラスのようにきれいに見えます。右翼廊の奥には「善人と悪人の選別」などの立派なフレスコ画があります。近くにある博物館にも入りました。さすがイタリア、2千年前の壁画の部屋もありました。
さすがに午前11時半を過ぎ、ローマへ急ぎました。ですから珍しく昼食は軽くしました。午後2時半頃にはローマへ着きましたが、なかなか駐車場がありません。トレビの泉に行くと決めていたので、その近くまで行き駐車場を探しました。ようやく地下に降りて行く駐車場を見つけましたが、路上駐車している車が邪魔で、それでなくても狭い入り口に入りにくく苦労しました。でも、駐車場の人がいい人で誘導してくれました。一度バックしてやり直しているうちに路上駐車の車がいなくなり、大きく膨らんで左折し、何とか苦労して降りて行けました。
もちろん、後は全て歩きです。まず、すぐ近くのトレビの泉へ行きました。私は4度目くらいでしょうか?最近リニューアルしたようで、彫刻が真っ白できれいで、床をやり直したのか水の色もきれいでした。私はどうせ何度でもローマに来られるので、コインを投げ入れたりはしません。せっかくですから、入った記憶のあるジェラート屋さんで全員のジェラートを買います。やはり場所柄値段が高いです。6人分で26ユーロもします。もちろん、私のツアーではこの料金も代金に入っています。
歩いてヴェネツィア広場へ向かいます。この広場は何度も通った記憶があります。テヴェレ河のティベリーナ島を目指して歩くと、左手にフォロ・ロマーノと遠くにコロッセオが見えました。遠くからですが、コロッセオは修理中ではなさそうでした。
それから、ほとんど戻る方向でスペイン階段に行くことにしました。途中で見慣れた建物があります。そう、パンテオンでした。スペイン広場の近くで、3人がはぐれました。どうしようかと思いましたが、幸い Line で連絡が取れ一件落着。危なかった! スペイン階段が修理中なのは知っていましたが、奥の教会は修理が終わっていてきれいに見えます。でも、階段が修理中らしく珍しく誰も座っていないスペイン階段です。もう薄暗い時間帯になっています。
娘に頼まれたACミラノの本田圭佑のシャツを歩きながら探していましたが、ほとんど諦めていました。前回のミラノでさえ、ちょっとした店にはありませんでした。たぶん、専門店を探さないと無理でしょう。ましてや、ここはミラノでもないローマです。すると、誰かが「この店は?」と見つけてくれました。セリエAの専門店のようでした。偶然です。女性店員が上手で、一緒に短パンもと勧められ上下48ユーロで買いました。背番号10HondaのシャツとACミラノの短パンです。これで、娘の職場の店長へのお土産が買えました。
駐車場に戻る時に夕暮れ時のトレビの泉を見ることができました。明るい時とは少し感じが違います。車に戻って、Yさんが職場の人で3年くらいローマに住んでいた人から聞いたレストランへ行きました。時間が読めないので予約していません。今日は火曜日・平日なので、入れることを期待して。幸い、カーナビで調べるとトレビの泉からも遠くなさそうです。でも、レストランはすぐに見つかりましたが、この辺りも駐車場がありません。と言うか、ほとんど路上駐車です。やっと、何とか大きなミニバンが入るスペースを見つけ駐車し、数ブロック歩いてレストランへ行きました。
確かに人気店らしく、地下の入り口から入ると熱気でムンムンしています。ウェイターに声を掛けるも、返事がはっきりしません。しばらく待たされて、やはり今日は予約客以外無理だと断られました。残念! 間違いなく、安くて美味しそうでした。Trattoria & Pizzeria でピッツァも美味しそうでした。次回に備えて、名前 (Vecchia Roma) は私のリストに載せました。
駐車場スペースを見つけるのが大変なので、歩いて数ブロック範囲でレストランを探しますが、なかなかありません。珍しく呼び込みをしているような店がありました。嫌な予感がしましたが、ちゃんとしたレストランにも見えたので思いきって入りました。ところが嬉しい誤算で、心配しなくてもちゃんと美味しいレストランでした。ただローマですから今までのところよりは若干高めでした。それと、入り口のドアが開いているせいか寒いのでした。
夜10時頃になったので、明日の帰国便に備えて早くホテルへ行きたかったのですが、ドツボにはまりました。いつもの Golden Tulip でなく、Best Western Hotel Rome Airport にして空港のすぐ近くのはずでした。ところが、カーナビがうまく作動せず近くまで来ているはずなのに、なかなか見つかりません。だいぶ苦労してやっとたどり着きました。もう真夜中になっています。後でフロントの人に念のために聞くと、どうも通りの名前がローマからずっと続いている長い通りで、市の名前をローマでなく、フィウミチーノと入れないといけなかったようです。ですから、通りにホテルの番地(番号)がなかったのです。半分知っていたのですが、まさかという感じです。
【16日〜17日】
昨夜遅くなりましたが、幸い午前10時55分の便なので、そんなに早くホテルを出発しなくてもいいので助かりました。もちろん、まずレンタカーを Avis に返却します。少し心配しましたが、やはり多少の傷は問題なくミニバン7日間借りて、保険料等込みで1415ユーロ(約18万4千円)でした。イタリアはガソリン代も高く、ディーゼル(軽油)なのに1L当たり180円くらいしました。この辺はアメリカとはずいぶん違います。
帰りもヘルシンキ経由です。ローマからは3時間半程度かかります。前回のようにアルプスは通過しません。今回、帰りは名古屋組と成田組にヘルシンキで分かれます。IさんとUさんはヘルシンキでお別れです。私は残りの3人(T母娘とYさん)と一緒で成田に翌日(17日)午前10時に到着してお別れです。ところが、ローマでの手続き以来私のチケットだけ stand-byです。普通は「キャンセル待ち」と訳しますが乗れない心配はなさそうです。むしろ、グレードアップでビジネスクラスかと期待しました。でも、残念ながら普通のエコノミークラスでした。でも、希望した窓側の席でした。それが原因かもしれません。機内でCAに尋ねると、その辺の基準は彼女たちにもわからないそうです。
最初の見積もりでは福岡乗り継ぎの私は成田を午後7時頃の遅い便でした。ですから、午後2時くらいの羽田からの便に変更してもらっています。フィンエアー(One World)との乗り継ぎですから当然日本航空です。空港バスで成田から羽田へ移動して夕方までには福岡へ帰り着きました。こうして、今回も無事に「空飛ぶドクター」ツアーは終わりました。
空飛ぶドクター・ツアー
空飛ぶドクター(登録商標)
坂本泰樹
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- フィンランド航空
-
最初の食事
ローマ空港近郊
Golden Tulip Hotelのレストラン -
シーフード・フリット
焼き野菜 -
ステーキ
-
シエナ近郊
昼食に立ち寄ったアッシャーノの街
噴水がある(昔は馬の水飲み場だったらしい) -
アッシャーノ
-
アッシャーノでの昼食
アーティチョークが旬(生ハムと) -
私は三度目
ラポラーノ温泉
Terme di San Giovanni
回りの景色が最高! -
ラポラーノ温泉
水着なので混浴です。 -
かすかに夕陽が沈むのを眺める
ジェット浴 -
Pizzeria & Trattoria Fontebecci
ナポリほどではないが、ピッツァも美味しい -
色とりどりの料理
-
シーフードも新鮮
-
もちろん、ビステッカ(ビーフ・ステーキ)も
-
豪華な Fattoria(農家民宿)の内装
-
やはりホテルとは雰囲気が違う
Fattoria(農家民宿) -
農家民宿から見えた雲海
手前はオリーブの木 -
サン・ジミニャーノの遠景
塔がたくさん見える -
サン・ジミニャーノ
広場で全員集合 -
シエナでの軽食
-
シエナの遠景
ドゥオモと塔がかすかに見える -
シエナのドゥオモ
豪華なファサード -
塔の方からドゥオモを正面に見下ろす
-
シエナからのトスカーナ風景
-
シエナのドゥオモ
内部の豪華な床面装飾 -
シエナのドゥオモ
ステンドグラス -
シエナのドゥオモ
豪華な内装 -
シエナ最高シーフード・レストラン
Il Mestolo のメニュー -
イカ入りリゾット
-
日本人にも満足の新鮮な魚介類
生ウニもあり -
サンタンティモ修道院
-
典型的なトスカーナ風景
見事な糸杉
オリーブの木も -
世界的ワインで有名なモンタルチーノ
-
モンタルチーノ
エノテカのある城塞跡 -
遠くからのピエンツァ
-
ピエンツァの広場
-
ピエンツァ(世界遺産の街)からの
オルチャ渓谷(世界遺産)の景色 -
ピエンツァの通り
-
女性に嬉しいショッピング
ピエンツァのお店 -
モンティッキエロには立派な糸杉が
-
再度シエナへ
斜面のカンポ広場 -
上りたかったカンポ広場に面した塔
-
本番に備えて馬慣らし?
カンポ広場周辺の通り -
美味しかった豆料理
シエナ -
BS日テレに出た
バル(パラディーソ;天国) -
名前の長い
モンテ・オルヴィエート・マッジョーレ修道院 -
オルヴィエートの豪華なドゥオモ
-
オルヴィエートのレストラン
真っ赤な日本人シェフとアメリアからのウェイトレス -
遠くからのチヴィタ・ディ・バニョレージョ
-
チヴィタ・ディ・バニョレージョ全景
-
新しくなった橋を歩いて上って行く
-
チヴィタ・ディ・バニョレージョ
ちょうど裏側
周辺の景色 -
イタリア郵便局
駐車違反の罰金を払う -
遠くからのサトゥルニア天然温泉
滝も見える
滝からの温泉水が手前、左側の川へと流れ込む -
サトゥルニア天然温泉
主な浴槽部分 -
滝に打たれて
-
サトゥルニア天然温泉、今昔
-
近くの有料温浴施設
Terme di Saturnia
打たせ湯も -
プールのような広い湯船も
-
これがレンタカーのミニバン
これでもベンツ! -
明るい時間帯のピティリアーノ
(丘の街) -
ピティリアーノの眺め
-
ピティリアーノの夜景
-
やっと開いていたピティリアーノのレストラン
山のような生ハムとペースト料理 -
山のような野菜
-
やはり肉料理も
-
オルヴィエートのドゥオモ
-
オルヴィエートのドゥオモ
内装も豪華 -
ステンドグラス
-
オルヴィエートからの景色
糸杉(濃い緑色)と整然と並んだオリーブの木(淡い緑色)の
グラデーション -
オルヴィエートのバルで
-
オルヴィエート
考古学博物館 -
ローマ
トレビの泉 -
ヴェネツィア広場
-
フォロ・ロマーノと遠くにコロッセオが
-
パンテオン
-
工事中で誰も座っていないスペイン階段
-
夕暮れのトレビの泉
-
今回はフィンエアー
-
経由地ヘルシンキ
(フィンランド)
雪景色
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
79