2016/03/25 - 2016/03/25
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Weiwojingさん
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世界中でこれほど残酷なページェントはあるだろうか。今年は3月25日がキリスト教の 復活祭に当たるが、フィリピンのパンパンガ州のサン・フェルナンドではこの日キリストの受難に因んだ十字架磔のイベント「マレルド」が行われた。
フィリピン滞在中に一度行ってみたいと考えていた。昨年はあまり情報を得られず行くことが出来なかったが、今年は前もって調べてたくさんの情報を得たので、知人と共に出かけてみた。
当日サン・フェルナンドに来て、まさに驚いた。キリストの受難を体験するために鞭打たれ、ゴルゴダの丘を模した処刑所まで歩かされ、そこで十字架に磔になるというページエントである。そのキリスト役になる人物は自らの意志で、参加しているという話だ。
カトリック教会ではこのページェントを容認していないが、各地で同じような受難劇が行われている。しかし、他と違うのは、サン・フェルナンドでのページェントではキリストと2人の人物を磔にするのに実際に手足に5寸釘を打ち込む。その残酷さは言葉にならない。そのような理由でカトリック教会ではこのページェントを認めていないのであろう。
- 旅行の満足度
- 4.5
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「マレルド」が行われるサン・フェルナンドの郊外の小高い丘の上には、十字架が3基設置されているのが遠くからでも見える。
ここに到着したのは朝8時過ぎであったが、イベントが始まるのは午後1時からとのことであった。かなり時間がある。もう一つ別な会場があり、こちらでも同じイベントがあり、開始時間は10時からであった。それならばこちらを見たいと思い、移動した。 -
別な会場へ移動した。ここは出発地点のようで、公会堂の建物が準備のために使われていた。
ちょうど中を見させてもらっていると、今日の主役であるキリスト役の男性が準備の最中である。彼はもうこの時点からキリスト役になりきっているのだろうか。 -
もうすぐページェントが始まる。一人の男性が半身裸体の男たちの背中に釘がついている板で傷をつけていた。そのため真赤な血が流れ落ち、見るからにこのイベントのすごさを垣間見た思いがする。この後、次から次へと同じように何人もの人々が同じことを受けていた。
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顔を黒い布で覆い、男たちがに先端に鉄の重りのようなものをつけた縄で身体をたたきながら歩いている。背中は血で赤く染まっている。
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別のグループも一列になって半裸体の男たちが、鞭のようなもので背中をたたきながら歩いている。どの男も顔を布で隠している。
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体中が真っ赤な血で染まりながら、数キロの道を歩いている。目指すはゴルゴダの丘を模した刑場である。背中をたたきながら歩いているため時々赤い血が飛び散り、見ている人々の手やシャツなどに飛び跳ねている。
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ゴルゴダだの丘に似せたところに十字架が3つ設けられ、引き立てられてきたキリストと2人の犯罪者が十字架に付けられる。
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このイベントは先ずはイエス・キリスト時代の絵巻を見るがごとき、パレードで始まった。
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当時の服装をした参加者が歩いている。
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どの参加者もまじめそうな顔で、しかも真剣な面持が感じられれる。
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この参加者も真面目にページェントがスタートするのを待っている。
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ところどころこのような扮装をした人々がおり、要所要所でその場の雰囲気を盛り上げるために配置されているようである。
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どこの国のカメラマンだろうか。昔風のユダヤ民族の服装をして撮影して、その姿が目を引いた。
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これはキリストが捕らえられ、総督ピラトの前に引き出される場面であるが、総督から判決が下され、十字架刑と宣せられる。
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左側の槐色の服装をした人物がキリストで、刑場へ連れていかれるところである。
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ページェントの途中に大きな教会があった。人だかりがするので、見てみると、驚いた。
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教会の入口では何人もの男性が血まみれになって、両手をひろげ、体を投げ出している。その周囲では子供たちが革で出来た鞭で、彼らの体をたたいている。
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血で真っ赤になりながらも、地に体を投げ出して、鞭に打たれるのを待っているのだろうか。
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女性までが男性たちを鞭で打ち続けている。これはどういうことなのだろうか。
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キリストが連れていかれる途中で何人かの女性が待ち受けていた。皆これまでキリストに従っていた女性たちである。彼らは悲しみにくれてれているようだ。
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キリストは重い十字架を背負おされ、刑場まで歩いていかなければならない。十字架はかなり重そうである。
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ローマ軍兵士たちに両手に5寸釘を打ちち込まれ、キリスト役の男性はあまりにもその痛さに体をのけぞつている。
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同じように足首にも釘が打たれた。その後十字架が立てられた。
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十字架につけられたイエス・キリスト。
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炎天下で十字架につけられたこの男性はキリストと同じような体験を経験できたであろうか。
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イエス・キリストを真ん中に左右に犯罪者たちが同じように磔になっている。 中央キリストの受持化の前では彼の両親が嘆き悲しんでいる。
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やがて時がたち、キリストは息を引き取った。兵士は彼の師を確認するために槍でわき腹さした。
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十字架から降ろされたキリストの亡骸を見守る彼の両親のマリアとヨセフ。2人とも少々若そうな気がするが、どうだろうか。
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イエスの死を嘆き、悲しむ女性たち。
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最後の場面。これまで延々と2時間以上に及ぶ十字架の道を辿って来た。同じ苦しみの道を辿ることによって、キリストと同じことを追体験できたのであろうか。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ドク金魚さん 2016/03/29 14:16:39
- 実際にですか!
- Tamegaiさま
こんにちは
そろそろ一時帰国ですね!
サン・フェルナンドの磔刑 の行事は知ってましたが
実際に五寸釘を打つとは知ら無かったです。
お祭りの行進とは、全く別ものですね。
キリスト役の方は今でも推薦では無く、志願なのでしょうね。
以前日本人男性が、キリスト役をした事が有るそうです。
フィリピン人は、熱心な日本のクリスチャンが と喜んだそうですが
しかし 真意はマゾヒストの色物 だった恥じるべき過去がありました。
実際に五寸釘を打つんでしたら、疑う人は誰も居なくて当然です。
磔刑の行進でいつも思い浮かべるのは、ホセ・リサールです。
彼の処刑も公開だったかに思います。
信仰が厚いと、恐怖よりもイエスとの一体感で
高揚の気持ちの方が強いかもしれませんね。
今年の復活祭のミサは行けませんでした。
自宅でイースターエッグを作ったぐらいです。
フィリピンのイースターの日はいかがでしたか?
では、お邪魔しました ドク金魚
- Weiwojingさん からの返信 2016/03/31 08:38:49
- RE: 実際にですか!
- ドク金魚様
おはようございます。28日に日本へ戻ってきました。30度を超えるフィリピンからまだ肌寒い日本へ戻ってきて、用心しないと風邪を引きそうです。
本当にサン・フェルナンドの磔刑の行事では、大きな5寸釘を手足に打ち付けるのですね。ただ、イエス・キリストの時のように本格的(?)なものではないようです。
キリスト役の人は志願で応募しているそうです。毎年のように志願している人もいるそうです。
この行事はあまりにも残忍で教会の教えとは相反するので、カトリック教会では容認していないと聞いています。前に日本人が志願したことがあるのですか。
イースターの日は知人の生まれたばかりの赤ん坊の洗礼式があるので来てほしいと誘われたので、知人のところに行きましたが、時間を間違えたようで、教会へ行った時はもう終わっていました。残念でした。
今年は桜の開花が遅いようですね。
では。
Tamegai
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