2016/02/11 - 2016/02/11
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みてあるこさん
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日蓮宗の総本山「身延山・久遠寺」へ行ってきました。
といっても山歩きがメインです。
大本堂の裏手が昔からの奥の院への参道になっています。
江戸時代に盛んに登られた霊山ですが、現在は便利なロープウェイで登るのが常識になっているところです。
歩いて登る人は少ないようです。
トレッキング初心者向けかも知れませんが、舗装された道を歩くのは一人でも安心です。
徳川家康の晩年、寵愛を受けた「お万の方さま」ゆかりの立像釈尊像や、鬼子母神さまや大黒天さまのお堂が点在しています。健康と安全を祈願して登ってお詣りしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回は新東名の新清水ICから52号線で身延に入りました。
お寺詣りとはいえ、山歩きがメインの為、登り口の一番近くまで自家用車を乗りつける為に一番奥の駐車場に入れました。
斜行エレベーターが設備されていて大本堂まで楽ちんで行きました。 -
登り口はロープウェイ乗り場の上にあります。地図で確認します。
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歩き始めたばかりなのに、もう七丁の標柱が。斜行エレベーターのおかげでけっこう上から登り始めているのです。
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すぐに木造の建物が目に入ってきます。正面には「本地堂」の扁額がかかっています。垂木や木組みの装飾がすばらしく、立派なお堂です。
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振り返って全体を眺めても、小さいけどすごく技術を駆使して造られたお堂だと思いました。ここで下をのぞくと表紙の五重塔や大本堂の屋根が望めます。ご本尊さまの上からお参りするのは気がひけますが、道中の無事を祈りました。
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参道途中から八幡さまの看板を見つけ古い石段の方へ寄り道して登ります。
小さな神社です。 -
江戸時代末期に三つのお堂を火事で失いました。その時の灰を集めて供養したという事が刻まれています。
お寺は蝋燭や、なたね油の灯明の不始末で火事を出す事が多かったそうです。
身延山では明治八年の大火事が知られています。
この石碑は天保とありますので、その少し前にも山のお堂が三つ焼けてしまったのでしょう。 -
やっと十丁です。鬼子母神さまを祀る十如坊に着きました。
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鬼子母神堂です。
鬼子母神さまは日蓮宗の祈祷本尊として知られています。
このお堂は小さいですが、身延山では明治の大火事を免れた貴重な一棟です。 -
奥の院参道に戻り登ります。古びた石段を見つけ近道をしました。
苔むした古い墓地がいくつかありましたが、その上に小さなお堂を発見しお参りします。 -
身延山のご歴代さまのお一人
日筵上人のお堂でした。 -
ようやくお釈迦さまを御祭りしている「丈六堂」に着きました。
熱心なご信者さんがお参りされていました。 -
お釈迦さまといえば、4月8日が花まつりです。
「天上天下、唯我独尊」の言葉が有名ですが、独尊とは全ての生き物がお釈迦様のように尊い命を持っているという事を表すそうです。
今では唯我独尊とは
マイペースで人と合わせないとか、
自分だけ偉そうとか
悪い意味で使われる事が多いですね。 -
奇麗にお色直しされた
丈六のお釈迦様
日蓮宗で全国にお祭りされている釈迦立像は
この像をお手本としていると聞いた事があります。
江戸時代初期
お万の方さまの寄進によるものだそうです。
足元の奥に光るものが映っています。
加賀前田家 おまつの方さまの寄進による
千体仏だそうです。
お万の方さまとお松の方さまの友情は広く知られていますが、ここで形として見る事が出来るとは思いもよりませんでした。 -
丈六堂を後にします。
付近の雰囲気はこのようにうっそうとした
森の冷気(霊気)に溢れています。
霊感の強い人は怖いかもしれませんね。 -
丈六堂は十五丁に当たりました。
しばらく登り坂我慢して登ります。
息がきれ、足にも痛みが走りはじめました。
普段の運動不足のつけが…。
痛みに耐えてようやく大光坊のお堂の屋根
先端部分が見えてきてほっとします。 -
大黒天の大と
三光堂の光を
合わせて
大光坊です。
わかりやすい話ですね。
有名な大黒天を御祭りしています。
もうすぐ老人の仲間入り
老後の福裕を祈りました。 -
三光堂です。
山の中腹にこのような
開けた場所を作る
昔の人々の苦労がしのばれます。 -
受付でお茶を一服頂きました。
住職さんに色々と苦労話をお聞きしましたが、鹿などの野生動物がこのお寺の上に出没することがあるそうです。
山を下りる途中で銃声を聞きました。
ちょっとビビりました。
カモシカを見た事があるそうです。
私も以前伊豆の山中でカモシカの牡と出あいがしらの事故を起こすところでしたが、立派な角でした。
お堂の回りには正月に積もった雪が残っていましたのでここから上の奥の院までの登山は中止し帰る事にしました。 -
菩提梯(ぼだいてい)
大本堂に至る身延の正面参道
子供の頃に参拝した時、猿の様に四つん這いになって
駆け上がった記憶があります。
287段もある石段。
今回は下から見上げるのみで利用しませんでした。 -
大本堂。
身延山久遠寺 寺・神社・教会
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大本堂の隣に建つ祖師堂
身延山久遠寺 寺・神社・教会
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こちらに受付があります。
身延山久遠寺 寺・神社・教会
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仏殿
法要をするお堂です。 -
最後に皆さまの福を祈念して
当日お参りさせて頂いたお掛け軸の大黒天さまをご覧にいれて今回の私の山登りの記録を終了といたします。
合掌
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