甲州道中、きらり　　一、日本橋 ～ 内藤新宿

2016/02/07 - 2016/02/07

何が “きらり” なのかはわからんけども、
「甲州道中」だけでは味気ないので、そんなタイトルにしてみた。

ちなみに、「甲州道中」と書いたが、いわゆる「甲州街道」
それは現代の名称で、江戸時代には「甲州道中」と呼ばれていたらしい。

エリア 日本橋(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩

東海道踏破より４ヶ月半・・・

と、特に語ることもないので、
早速お話を始めよう。

街道歩き２つ目は、甲州街道。
江戸時代は “甲州道中” と呼ばれてたらしい。
（庶民に浸透してなかったみたいだけど）

ま、とにかく、まずは日本橋へ行きましょか。

さて、所変わって、日本橋。
２年前も、当然ながらココから始まったんだよね。

とりあえず “橋” の写真を・・・
と思うのだが、ビジュアル系ばばあ様が被写体を占拠。
たかが橋の写真を、執拗に撮りまくってる。

チーッ！！
ばばあ様待ちにより、日本橋出発は８時８分となる。

今回の目標。
それは、もっと観光に時間をかけること。

東海道では先へ進むことにこだわりすぎちゃって、
観光がオザナリになったことを、少し反省。

なので、今回は観光だぁ〜！！

とは思ってはみたが、この甲州道中。
思った以上に、見どころが少ない。。。。。

そう、東海道は恵まれていたのだ。

ただ、序盤戦は違う。
少なくとも、１つ目の内藤新宿までは見どころの宝庫！

そろそろ北町奉行所跡がある頃だが・・・

残念ながら、その気配すらなく東京駅。
しかも、着くべき八重州北口ではなく、日本橋口。

いきなり間違えた！！

ちなみに今回、
地図がわかりやすいと評判の “ちゃんと歩ける” 本を買ったのに、
のっけから、ちゃんと歩けない。

ただ、これは本のセイじゃなく、能力の問題。
ちゃんと地図を見ないと、ちゃんと歩けるハズもない。

さて、１つ手前を曲がったならば、目指す北町奉行所跡だった。
そして迷うことなく、八重洲北口。

これから甲州道中名物、東京駅の素通りである。

駅構内の店に目を奪われることなく、駅を抜ける。
そして・・・

振り向けば、東京駅。 （当たり前か）

そして、まだ人もマバラな日曜の丸の内。
ご立派なビルヂングたちも、今日はどこか物憂げである。

そして、ウゲウゲしたまま、皇居に突き当たる。

内堀沿いを時計回りに歩いていると、
通り過ぎるＨとバス、駆け抜けるはＴバス。 また、はとＢス。

皇居は “はとバＳ” に包囲されてしまったか？！

しばらくは気にもならなかったが、
外桜田門を手前にして、急激にランナーたちが湧き立つ。

いつもは片側を整然と走るだけのランナーも、
本日ばかりは、列をはみ出て、オレ様をおびやかすヤツが。

それとは関係なく、急に観光欲に燃え上がる。
いざっ、外桜田門へ！！

門外でヤられた井伊大老を偲びつつ、巨大な門をくぐると・・・
そこは、ランナーの巣窟だった。

ナニカの大会ですか？

ヤツらの胸の背には、ヒミツの番号がしたためられている。

その頃、捜査一課では・・・

と、相方さんの大好きな警視庁。
セカセカするのは、刑事ではなく、ニッカポッカのお兄さん。

そして、名だたる名所は次々と現れるのに、
ナゼか観光に適さないジンクス。

だから、国立劇場の資料館へ・・・と、劇場をグルッと廻りこんだのに、
非情なるメッセージ 「１０時開館」

時刻は９時半。 ３０分を待てず。

からの、哀愁のＦＭ東京。 皇居ともお別れね。

サヨナラ・・・　諏訪大社に詣でてくるよ。

さて・・・　結局のところ、観光できてない。

なので、心法寺にでも寄ってはみたが、
お堂の前には、ばばあ様が寝ぐせヘアーでハキ掃除中。

甲州道中、第１の難所！！

お地蔵様を見るフリして、さりげなくアイサツしてみる。
ピタッ！　突然に止まるホウキ。

「今日は寒くなくて良かったですね〜」

からの、先日の大雪の話。
からの、その日にバスツアーに参加した話。
からの、、、

やはり、歩き旅はこうでなくてはっ♪

すると、なぜでしょう。
スイッチが入ったかのように、好奇心が発情。。。
早速、“路地へとつづく人並み” を追う。

この路地だけ、ナゼが人通りが多い。
しかも、怪しげな一方通行。
その先は・・・

聖イグナチオ教会。
今日はサンデー。 マサにミサでしょう。

更に、今度は遠目に人だかりを発見。
アソコは迎賓館だったか。

以前、フェンス越しに憧れた白亜の宮殿。
偶然にも、今、特別公開真っ最中らしい。

列に並び、整理券を受け取る。

「３時から４時の入場になります。」

え・・・
もちろん憧れてるけど、“５時間待ち” ッスカ？！

ということで、すぐに入れる前庭に。
（整理券が必要なのは、建物内部）

オォーーー！！

とだけ感動して、離脱。

今は果てしない旅路の途中。
旅を投げ出してまで、洋館を眺めてる場合ではない。

短い後ろ髪を引かれ、歩みを進める自分。
まだ旅も序盤だというのに、足が若干キシむ。

まさに、運動不足の恐怖！！

ということで、開店間際の 「とんちゃん」 でサムゲタンなぞ食す。
そして、ふと思う。。。

最初の食事は、またサムゲタン。
（『「東海道五拾三次」を歩く　二、品川 〜 川崎」を参照のこと）

腹も満たされ１１時５５分、内藤新宿に到着。

日本橋を出発してから３時間４７分後のことである。

この旅行記へのコメント （4）

• 前日光さん 2016/02/28 23:21:03

  また足腰痛めないでね！

  おま。さん、こんばんは。
  
  甲州道中かぁ〜
  って、山登りもあり？
  甲州って、一度だけ行ったことがあるけど、なかなか足が向かなくて。
  地理的状況が、ピン！とこなくてね。
  おま。さんの旅行記で、勉強させていただきます。
  
  ところで迎賓館！
  我が家の前に別荘があるのですが、その人は迎賓館の傍に住んでいて、不動産関係の仕事だって言ってたな。
  なにしろ引っ越しの挨拶で持ってきたのが「虎屋の羊羹」だった(ﾟoﾟ;
  年に数回しか来ないので、あまり顔を見たこともないけど、迎賓館の語で、久しぶりに思い出したよ。
  
  これから私めも甲州道中のお勉強の始まりだぁ〜(~o~)
  
  
  前日光

  おま。さん からの返信 2016/03/01 13:53:23

  RE: また足腰痛めないでね！

  もう、足、痛めたよっ♪
  
  ２週連続で歩いたのがいけなかったのか、
  先日からビミョーな痛みが続いてます。
  
  甲州に入るには、当然の山越えですよ。
  へへへ・・・　越せるかな？
  
  これから交通の便が悪いエリアだから、
  泊まりがけで歩きたいんだけど。。。
  
  おま。

• trat baldさん 2016/02/14 11:21:25

  健脚で有ることは十分承知ですが、、、、、

  ちょっと寒過ぎでしょう、この時期は、、、、、
  暖冬と云えどもあくまで平均値で個別には東京は雪まで経験してるから。
  お疲れ様、日本橋から新宿の距離を考えるとペースが速い！

  おま。さん からの返信 2016/02/15 15:46:17

  RE: 健脚で有ることは十分承知ですが、、、、、

  確かに寒いのはイヤですが、花粉症のため春を待てず。。。
  
  新宿は意外に近かった。
  見どころが多かったからかな？
  
  おま。