2015/12/23 - 2016/01/03
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じゃりたこらさん
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2014年末にイランへ行き、その雰囲気やイラン人の優しさ等にとてつもなく感動し、大好きになってしまいました。
そのため、2015年末にまたイランに行きました。前回は王道の観光地を巡ったので、今回はそれ以外の街を中心に行程を組みました。主役はケルマーンとバム。外務省から「退避勧告」が出ていた地域でしたが、どうも実情は問題ないらしい・・・行きたい・・・と思っていたところ、一気に2段階下の「不要不急の渡航禁止」に下がったので、行くことを決定、早々に航空券をとり、うきうきと年末を待っていました。
イランの旅行記は多々ありますが、ケルマーン・バムのものはとても少ないので、この地域について記録したいとおもいます。
1日目:→タブリーズ(空路でイラン入国)
2日目:タブリーズ→テヘラン
3、4日目:テヘラン
5日目:テヘラン→ケルマーン
6、7日目:ケルマーン・バム
8日目:ケルマーン→マシュハド
9、10日目:マシュハド
11日目:マシュハド→(空路でイラン出国)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅行記1は日本から手配したツアーのものが中心でしたが、こちらは自力で行ったバムとマーハーンについてです。
1度目のイラン旅行でもバムには行きたかったのですが、外務省から退避勧告が出ていて真っ赤な地域であったこと、日程が足りなかったことから諦めました。
だから、2度目の今回は、当然バムとケルマーンが主役です。
写真はバム要塞のミニチュアです。ケルマーンに飛ぶ前にいたテヘランに、イランの世界遺産のミニチュアを置いてある公園があり、その中にあったバム要塞です。大地震で崩れる前の姿です。 -
ケルマーンからマーハーンやバムに向かう道の途中にあったものです。イランは、街中のいろんなところに壁絵や謎の造形物がありますが、この道は特に多くて面白かったです。何度も往復したので、ほぼ全てを写真に収めましたが、全て意図不明です(笑)
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謎の造形物や遠くの綺麗な山並などを眺めているうちに着いた、念願のバムです。
門からしてだいぶ崩れていて、テヘランで見たミニチュアとは結構違います。 -
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遠くに見えるのが、バムでよく使われる写真に写っている部分です。遺跡内の最も高い位置にあります。
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もちろん、綺麗になっている部分もあります。
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青い服の復興作業員のオジサンに手招きされ、警戒しつつもついていったら、立ち入り禁止区域に入れてくれました。「シー!」と言いながら他にも何か所か案内してくれました。
お金を要求されたりするのかな、とちょっと身構えていたのですが、全くそんなことはなく、ひたすら身振り手振りで一生懸命説明をしてくれ、最後に一緒に写真を撮って笑顔で見送ってくれました。
疑ってすみませんでした。 -
本丸的なところ。
右側に黄色い足場のようなものが組まれているのが見えると思いますが、そこは立ち入り禁止。入れてもらえませんでした。上りたかった…遺跡の全景を見下ろしたかった…。 -
本丸を横から見上げました。広場のようになっていますが、ここも更に上に上る道があったものの、通行止め。
上の上の方に青い作業服のオジサン達がいたので、行けなくはないと思うのですが、立ち入り禁止なのでダメです。招き入れていれる人もいません。
二人で「上りたかったね」「オジサン達が羨ましいね」と言いながら、日本茶を飲み、じゃがびーを食べて小休憩しました。
数えきれないぐらい生産されているじゃがびーですが、このバムの地で食べられたのは、たぶん唯一じゃないでしょうか(笑) -
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入っていいのか悪いのか、区分けがはっきりしないところも多いので、辺りを伺ったり作業員のオジサンに聞いたりしながら、あちこち歩き回りました。
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定番の本丸も、あらゆるところから写真に収めつつ、脳裏に焼き付けます。
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残念な姿ではありましたが、地震直後と比べれば、確かに復興しています。
バムの街も危険さは感じません。
ここでも、沢山の人に声をかけられ、笑顔で歓迎を受けました。遺跡内で出会った人ほぼ全てに写真を頼まれました。
また必ず、見に行きたいと思っています。要塞のてっぺんからの風景を見ないと、気が済みません。
全壊と半壊の間のような状態の今でさえ、とても素晴らしい遺跡でした。 -
バムを離れ、ケルマーンに戻るも、またマーハーンの聖廟に行きたくてタクシーの運転手さんにお願いしたら、この庭園にも立ち寄ってくれました。行くつもりはなかったんですが、せっかくなのでしっかり観光しました。
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入ってみて驚くほど奥に広かったです。
水を贅沢に使っています。水路の階段が何段も続いています。
冬なので彩りがありませんが、花が咲く時期だともっと綺麗だと思います。 -
暗くなるとライトアップされ、また違う美しさを感じられます。
これくらいの時間になると、イラン人の集団も続々と来場して写真を撮りあっていました。 -
庭園を出て、また聖廟へ行きました。
理由は、屋上かミナレットに上るため。
昨日来たときにはその話をするのを忘れていたので。
ただ、どこの誰に聞けばいいのか分かりません。 -
今日はコーランを詠みあげるオジサンはいませんでしたが、家族連れが何組もいました。
小さな女の子が恥ずかしそうにモジモジしながら話しかけてきてくれたり、また違う女の子が元気に声をかけてくれたり。
他の国では、モスクなどの宗教的な場所に入ろうとすると嫌な顔をしながら門前払いされることもたまにありますが(仕方のないことだとも思いますが)、イランではそういうことは全くありません。気に留めないか、じーっと見てくるか、笑顔で話しかけてきてくけるか、です。マシュハドのハラムにも数えきれないほど行きましたが、いつも自由に中を歩き回らせてくれます。ムスリム・ムスリマの生の姿を見ることができます。
再訪の理由の屋上・ミナレット上りですが、結局できませんでした。
お菓子を配ってくれたオジサンに聞いてみたところ、ダメだと言われてしまいました。19時過ぎと遅かったからでしょうか。 -
この日のバム・マーハーンはタクシーで巡りました。
ケルマーン→バムのバスが朝に、バム→ケルマーンのバスが夕方にあるという情報を得ていたので、ケルマーンに着いた日にケルマーンバスターミナルに行って、バスの予約をしようとしました。
バム行きの表示があるバス会社を幾つか当たったのですが、「夕方しかない」とか「ない」とか言われてしまいました。
私達の行動予定上、着いたその日に翌々日の予約をせざるを得なかったので、それがまずかったのか外国人だからダメだったのか・・・本当にバム行きの朝便がなかったのかは分かりません。
結局、ホテルのオーナーさん提案のタクシーチャーターをお願いしましたが(価格が高くなかったですし)、当日、朝にバムへ向かう道中で「ケルマーン」「バム」と書かれたバスを追い抜きました。あれが、私達が探していたバスだったのかは分かりませんが、今も「やっぱりちゃんとあったんじゃないのか?」という思いです。 -
イランというと悪いイメージしかないと思います。
でも、行ってみると本当に素晴らしい国です(住んでみると違うのかもしれませんが)。
今回の旅行のイチバンの目玉だったケルマーンとバムは、期待以上に素晴らしい地域でした。観光客がまだ珍しいからなのか、他の街以上に多くの方々が優しく声をかけてくれました。
バムは復興途上とはいえ、迫力を感じる遺跡でした。
キャルートはケルマーンの中でも行きづらい観光地(?)だと思いますが、雄大で綺麗な景色が視界全体に広がる素晴らしい場所でした。
今回の旅行では危険な目には全く合いませんでしたが、ちょっと前まで退避勧告が出ていてイラン外務省も外国人の立ち入りを禁止していた地域であること、バムで誘拐された日本人がかつていたことは事実です。
パスポートチェックがあったり、道の途中で大掛かりな検問所があったり、イランの他地域とはそういう点では異なります。
ただ、色々な情報から問題ないと判断して旅行したことは、大正解だと思っています。有名な観光地と比べて行きづらい地域ではありますが、ぜひまた行きたいと思っています。
何度行っても飽きない国、日本に帰国してしばらくするとまた行きたくなる国、なんとなくクセになる国、私にとってイランはそんな国です。
まだ行ったことのない地域が沢山ありますから、そこにも行ってみたいと思っています。
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この旅行記へのコメント (1)
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- monk2macさん 2016/01/18 21:41:45
- 行きたくなります!
- イランと聞くと多くの日本人は「危険な所」とのイメージがあるようですね。
妻も同じです。
私はイランが好きなのですが、そのような理由で妻とは行けそうにありません。
そこで、草サッカーで同じチームだったイラン人の帰郷に合わせ行こうと画策しています。
宿も添乗員も確保できますから(^_^)
まだ時期は未定ですが、いつかは実現したいです!
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