アラル海の現在の海岸線を見る

2015/07/24 - 2015/07/25

2015年の夏にアラル海を訪問しました．
アラル海は面積がかなり減少していて，今の姿は今でないと見ることができません．

エリア ヌクス(ウズベキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヌクスの町はこんなに近代的な道路が整備されています．
4WDは高速で走って，ムイナクに向かいます．エアコンを効かせてくれたのでとても涼しく快適でした．

途中にあるミズダカン遺跡に立ち寄ります．
エアコンの効いた4WDから降りて歩くと暑くて暑くて大変ですが，日陰は涼しいです．

ミズダカン遺跡の上からの眺めです．
ずっと向こうはカザフスタンとの国境になります．

いきなり道路にラクダが登場しました．
ときどきこんなことがあるようです．道路の脇にもラクダがいて遊んでいました．

ムイナクの町の入口にあるモニュメントです．
かつては海岸のリゾートで，このモニュメントも誇らしげに立っていたのでしょうが．．．

断崖絶壁の上から，かつての海底を見ています．
錆びついた船が並んでいますが，これは後から並べたもの．
海底だったところだなんて全く考えられません．

おなじみの錆びついた船です．
これで漁に出かけたのはいつ日のことか．．．

錆びついた船は鉄くず業者が持って行ったため，残りの船は少なくなっています．
右上の方にアラル海のモニュメントが見えます．

断崖絶壁の上に立つアラル海のモニュメント．
ここに描かれているのはアラル海の本来の姿であり，裏には最近のアラル海の姿が描かれていました．

近くの民家のような所で食事をごちそうになります．（これも料金のうちです）
素朴な料理がおいしかったです．
もちろん，お茶も欠かせないですね．

午後はずっとかつての海底を走って，現在の海岸線に向かいます．
韓国資本の会社が旧海底開発をしているため，車がときどき走り，わだちもできています．

かつての海底なので，貝殻が残っていたりもします．
でも，すっかり草が生えていて，ここも海底だとは思えません．

旧海底のところどころで開発されているので，このような車もあります．

旧海底の道路はどこまでも続きます．

ずっと走った先にあったのはウステュルト山地の絶壁です．
ウステュルト山地はカザフスタンまで続く山地で，さすがにここは旧海底ではありません．地層が見えますが，見る人が見ればいろいろなことがわかるんでしょうね．．．

ウステュルト山地へ上がっていきます．

ウステュルト山地の上はこんな感じで，平地が広がっています．

ころあいを見て山地を下りるとアラル海の現在の海岸線に達します．
アラル海の西海岸のほぼ最南端です．
アラル海の水はものすごい塩水で，いかなる生物も生きられないでしょう．

このテントで１泊します．運転手さんがテントの組み立てから食事（夕食＋朝食）の準備まで何でもしてくれます．
夜は真っ暗，強風，寒くて大変でした．砂漠ってこういうことなんですね．

アラル海から昇る朝日（表紙写真）を見て，ヌクスに戻ります．
ウステュルト山地の小さな村でラクダが散歩していました．

ウステュルト山地のはずれから大きな水たまりが見えました．

またアラル海の旧海底を走ります．
クングラードを通ってヌクスには昼頃戻りました．