2013/12/08 - 2013/12/08
154位(同エリア320件中)
マローズさん
世界ジオパークに登録されている高知県室戸市の室戸ジオパークは、海洋プレートの沈み込み現象と南海トラフの巨大地震によって大地が形成された様を見ることができる自然公園。ただ、一般観光客が探訪するのは室戸岬周辺だけで、観光ボランティアや関連施設も、パーク全体の魅力を伝えきれていない。
そこで私は黒耳(くろみ)地区の黒耳海岸から岩礁沿いを室戸岬まで南下し、ミニ洞門群や奇岩等を探し歩くことにした。尚、地元の郷土書では穴の開いた岩は皆、海蝕洞として紹介されていたが、実際に観察すると、石の上に被さった溶岩が凝固して長い年月を経た後、下の石が風化して消滅し、ミニ洞門と化したような印象を受けた。自治体の観光案内所のすぐ近くにもミニ洞門はあったが、職員や観光ボランティアで、それを把握している者は殆どいない。
探訪起点は明確には覚えていないが、黒耳第二バス停の南側辺りだったと思う。車は路肩に駐車したと思う。
海岸に下りて南下して行くと、黒耳の由来になったのではないかと思われる、巨大な黒い「耳岩」と言われる岩や、木の切断面にそっくりのウッディ・ロック(仮称)、巨大な亀に見える亀岩(当方独自の呼称)、岩に囲まれた泉状の箇所等が現れ、そして磯や砂浜際にミニ洞門が次々と姿を現す。まるで四葉のクローバーを見つけたような時の興奮。穴の幅は1メートル以下のものが殆ど。洞門の天井部も、叩くと崩れてしまうのではないかと思うほど細長い石橋状になったものもある。
行当岬には、弘法大師が修行した洞窟や虚空蔵求聞持法を修した、断崖上の岩がある。室戸岬の御厨人窟(みくろど)とは違い、観光客の姿を見かけることは殆どない。
その南方、新村海岸付近のジオを観察後は、室戸岬に移動したと思う。岬西方の国道のカーブ下方にもミニ洞門があるほか、海岸の巨岩と巨岩の間が通路状になっている箇所等、散策していて見飽きることはない。
尚、室戸ジオパークは室戸市一帯に及んでいる。海岸部で最も見応えのあるのは、東海岸の佐喜浜町南端にある夫婦岩。和歌山県の橋杭岩のような巨岩が数基連なっている。
内陸部で一番迫力があるのは、岩石ではなくスーパー巨木。北川村との境界尾根を走る野根山街道下方にある段ノ谷山の大杉。四国第三位(1位は大豊町の「杉の大杉」、2位は馬路村の「傘杉」)の大きさの杉で、樹高35m、幹周12mを誇る。但し、山中にあるため、登山装備が必須。
- 交通手段
- 自家用車
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人っ子一人いない磯に「人」の字
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川のようになった岩礁の箇所
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巨大なカロリーメイトとはまぐりに見えるのだが・・・?
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首をもたげた亀に見えるのだが・・・・?
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黒耳の由来と思われる耳岩
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泉のような箇所
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最初に現れるミニ洞門
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ウッディ・ロック
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こうもりのようにも見えるミニ洞門
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洞門の天井部は石橋のようになっている
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波打ち際にも洞門
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行当岬にある弘法大師作の不動明王像を祭る不動堂。四国霊場・金剛頂寺が女人禁制だった明治初期まで、女性はここに参っていた。
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弘法大師が修行した断崖の御座石を見下ろす
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弘法大師修行窟入口
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大師御座石上
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二つある修行窟の一つ
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もう一つの修行窟
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不動堂背後の不動岩全景
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新村(しんむら)遊歩道終点だったか?この付近はタービダイト層。砂岩と泥岩から成る、混濁流や乱泥流によって運搬・堆積した地層。
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岩盤が太古の大地震で二つに割れている。
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国道沿いにある高巌
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室戸岬の一角にあるミニ洞門
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洞門を下から見る
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スランプ構造地層。ここが海底だった頃、大地震によって地層がねじまがった。
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洞門のように見えるが、天辺部は切れている。
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国道の下方にあるミニ洞門
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ダルマ夕日。大気と海水との温度差が大きく冷え込みが厳しい晴れた日に、海面から立ち上がる水蒸気によって光が屈折してできる現象。
カメラのレンズには光の反射があるため、偏向フィルターを装着した方がいい。
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