2015/12/26 - 2015/12/31
8位(同エリア10件中)
sqichiさん
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ブルガリアと言えばヨーグルトと琴欧洲くらいしかほとんど知らず、なかなか足がむきませんでしたが、今回情報を得て、スキーリゾート・バンスコー(Bansko)の5泊家族旅行を実現しました。真冬のブルガリアの一面をちょっと見てきましたが、あまり知られた情報ではないでしょうので、簡単にご紹介。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー
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-
まずブルガリアの基礎情報。人口750万、国土の半分は山岳地域となり緯度が同じ、フランス南部などに比べて気候が厳しい。産業では農業がメインで若干の工業があるが、タクシー運転手に言わせれば首都圏でもまだまだ職が少ないとか。
EU加盟国だがシェンゲンン協定の実施はこれから。通貨はLEV(レブ)でおよそ半EUR。EURとの為替は固定制(1 EUR = 1.95583 LEV)。 -
公用語はブルガリア語とのことだが、キリル文字と呼ばれるこういう字「АБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯ」。ハングルはシステマチックで読みやすいが、キリル文字は数学を知っていればΓ→ガンマ→G」という感じで、慣れればけっこう直感的に読める。
空港の案内板
Малта→Malta
Лондон→London
おぉ、おもしろい。これだけで一時間潰せそう。
では、写真にあるLondonの二つの行き先、それぞれどの空港かおわかりかな。英語表記なら: Heathrow, Gatwick, London City, Southend, Luton, Stansted。
空港やスキーリゾートなら英語はまず使えます。 -
ブルガリアと言えばヨーグルト。空港ロビーの2Fにあるカフェで「ヨーグルトあるかい?」と尋ねたら「あるよー」と渡してくれたのが、中央のペットボトル。飲むとかなり乳臭い感じのプレーンヨーグルト。乳製品がだめな僕は、妻に消化してもらい、残りにありたけの砂糖を入れて内臓に投入。ふむ、砂糖を入れると飲みやすい。
太古から動物の乳を乳酸で発酵させる文化は各地であったようで、その起源はよくわかりませんが、そのルーツにブルガリア地方がある。また国際基準としてのヨーグルトの定義には二種類の菌の作用が必要と言っていて、そのひとつがラクトバチルス・ブルガリカス // Lactobacillus bulgaricus。このあたりの命名などから、ヨーグルトはブルガリアという印象が広まったように見えます。
しかし、産業的にはフランスのdanoneが進出し、当地のご家庭で利用していたヨーグルトは衰退し、舶来の甘くて食べやすいヨーグルトが普及。現在、国内でのヨーグルト利用は必ずしもご当地食品とは呼べないのかもしれません。
ただ、食用のみならず、調理用などに使う分野のヨーグルトはどうかわかりませんし、一人あたりの消費量はトルコに並んで大量消費には違いないようです。
トルコ ・・・ 約35.0kg(1人1ヶ月で約3kgの消費量)
ブルガリア ・・・ 約28.9kg
日本 ・・・ 約6.5kg
出展: http://dietguide1.blog.fc2.com/blog-entry-168.html -
さて、乳製品は苦手なのでこれくらいにし、旅を始めましょう。
ルーマニア、ブルガリアあたりは観光インフラの整備が遅れており、治安や野犬の心配が念頭にありました。空港から160kmほどの移動は、事前手配のタクシーにて。
http://www.bulgariatransport.com/
Bansko-Sofia空港の往復138EUR。EURで支払いを受けてくれます。手配は迅速で、充当された往復二名のドライバも親切でした。
Sofia市内の渋滞や、Bansko周辺の山岳道は交通遅延の要因ですが、早朝で早ければ2時間強、日中でも3時間強という所要。 -
両替。
Banskoに関しては両替商が大量に市内にあり、ビジネスアワーでしたら週末含め営業しています。英語系サイトではStrathideホテル横のFIbankがよいとの話でした。我が家はそちらまでは行かず、中心地交差点(下)の周辺で、5,6店舗様子を見て、両替を決めました。
https://www.google.com/maps/place/41%C2%B049'40.4%22N+23%C2%B028'45.6%22E/@41.827896,23.4787858,19z/data=!3m1!4b1!4m2!3m1!1s0x0:0x0?hl=ja
店舗に掲載しているレートはまったくあてになりません。no commissionという言葉もそう。とにかく「how much LEVs do I get for 100 EUR?」と尋ねてその価格で勝負しましょう。そして当たり前のように混雑している店がレートがよいようでした。
あと、口頭での確認はokですが、ちゃんと清算を印刷した注文書(のようなもの)は必ず確認してからサインすること。これにサインしたら、ふっかけられた数字であっても、負け、だそうです。
我が家は5泊6日で15,000円相当を換金。5,000円ほど余りました。 -
スキー道具の手配。
手袋、ゴーグル、帽子はどこかで購入。
ウェア上下は人によりますが、僕はありもので防寒装備。
いわゆる3点セットのスキー、ブーツ、ストックはレンタルしました。
http://skibansko.bg/index.php?id=16&page=PRICES_SKI_PACKS
LIFT PASS + EQUIPMENT HIREのプランから、PREMIUM Adult Lift pass + skis, poles & bootsを選択。日本では当然ですがこれにはブーツの保管や夜間乾燥がつき、開始前日にフィッティングをさせてくれるので当日、恙無くスキーに出られます。これ重要。
ここのスタッフはとても親切でテキパキ働いているので好印象。ただ、ここが宣伝するレストランやイベントは「あれ?」という感じだったので、そこまではよいかな。 -
食事選び
すみません。食事の写真がありません。子供が並べたみかんの皮でご勘弁を。
我々には伝家の宝刀であるgoogle scoreやtrip advisor系の情報があまり揃ってなく、ネットでの店舗選びに苦労しました。結局、見てみて入ったら、かなりうまくて安かった、最高!という感じ。
Механа Танне / Mehana Tanne
http://www.banskocity.net/bansko/bansko-taverns/item/221-bansko-mehana-tanne
Georgi Nastev st., 7, Bansko 2770, Bulgaria
ちょっとはずれにあります。女性の客引きがいたので、だめかも、と思いましたが、一旦中に入ると、前庭もよく手入れされており、レストランは整った清潔感ある内装。そして非常に親切なホールのおじさん。
メニューはおそろしいほどありますが、臆せず「banskoなものをだしてくれ」と言えば、豚モモの柔らか煮などの当地料理が出ると思います。4人家族でスタータ2、メイン2で満腹。高級赤ワインを1本つけて80Levとかだったかと。
Bar and Grill El Torito
http://www.tripadvisor.co.uk/Restaurant_Review-g318870-d2532182-Reviews-Bar_and_Grill_El_Torito-Bansko_Blagoevgrad_Province.html
22 Hristo Matov Str., Bansko, Bulgaria
ここも目抜き通りからはずれます。東欧でこんな夜道を歩いて大丈夫か、とも思いながら、この店をみつけるわけですが、そのサインがしょぼい。もう本当にやめようと思いました。メキシカンな名前だし。
ただ、妻が内装をみて「よさそう」と言ってくれたので、半信半疑でいきましたが、これがうまかった。おまけに値段も安く、大人4人、こども3人飲み食いして120LEVとか。
その他、Mehana系のGrill and Barは無数にありますし、一定の料理レベルが期待できます。ただ、連戦でgrillを食べているとさすがに退屈してきます。 -
最後にスキー場。うーん、これはちょっと規模が小さすぎて、日本のスキー場を知っていると「あれ?」という感じ。特に2015-16シーズンの年末年始は暖冬でほとんど雪がなく、わずかな初級・中級コースがオープンしてるのみ。
ただ、2月にもなればFISのW杯を毎年招聘するなど、それなりのコースと雪質が期待できることもあるようです。
スキーには恵まれませんでしたが、この青空と山の景色、そして一応のスキーを久しぶりにできた。それを東欧の奥座敷、Banskoで楽しめたというのは、個人的に満足度が高かったです。
スキー板の盗難が実際にあったようで、若い女性から「その板、ちょっと見せて下さい、盗難されたスキー板と同じモデルなので」と言われました。 -
あぁ、もう写真がない。
ブルガリアと言えば赤ワイン。フルボディというよりも、フレッシュでジュースのようなワインがとても美味しいです。
Pirin Streetの79番地あたりだと思いますが、Strathideホテルの向かいにブルガリアワインだけを扱うワインショップがあります。たくさん試飲もさせてくれて、とても親切。3度通いました。
なかなかいいワインでも14LEVとか。高級ワインなら34LEV。日本だと笑ってしまうような値段ですので、もしお好きでしたらいくつかご購入を。
通常の赤ワインに加えて、ポートワインなどデザートワインもいけます。バラ風味はいかがなものかと思いましたが、試飲するだけしてみるとよいです。勝手に先方が飲ませると思うけど。
写真は、空港とホテルの移動中、おなかがすいたのでマクドナルドに立ち寄ったときに見つけたビール。マクドナルドにビールが売ってありました。
次回ではちゃんと写真とるようにします。ではでは。
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