2015/11/21 - 2015/11/25
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gyachung kangさん
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毎年のことだけど年末は予定を立てるのが難しい。自分の仕事がどこで区切りがつくか、悩んで悩んで悩んでるうちにチケット料金はいつの間にやら跳ね上がりOMG〜
そんならチョイと早めに休暇先取りも悪くない。ってことで11月終盤の連休を利用してベトナム中部へ飛ぶ。
15年ぶりとなるベトナムは以前近くまで訪ねながら通り過ぎていた古都ホイアンを休暇先に決定した。
雨季のホイアン、雨にうたれたらそれもまた旅の趣きですかねえ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ショートトリップで威力を発揮するのは日本が世界に誇る羽田空港!
週末の深夜便、羽田発日本航空ホーチミン行きを利用して乗継ぎでダナンを目指す。
早朝タンソンニェット空港に降り立ち、入国審査を済ませて荷物をピック。ここで油断していると国際線専用のビルで出発フロアを探してうろたえる羽目になるが国内線ターミナルはここじゃない。
歩いて5分、隣のビルの国内線ベトナム航空のチェックインカウンターにてダナン行きに搭乗手続き。 -
ダナン着。空港からタクシーを捕まえまずは市内中心部へ。次にダナンとホイアンを結ぶ黄色い循環バスに乗ること1時間旅の目的地ホイアンに到着。
ホイアンは宿の選択肢が実に豊富。
いつもながら設備よりも足回り重視派の私は古都の真っ只中にある超こじんまりしたホームステイ2泊をチョイス。 -
宿の窓から見える景色がこれ。
これぞアジアの田舎町。
そしてあの民家の向こう側には世界遺産ホイアンの街並みが広がっている。
年末の疲れを癒すには申し分ないロケーション。和みますなあ〜 -
宿から歩いて5分。
ホイアン一番のランドマーク、日本橋がある。
中央区の日本橋ではお目にかかれないノンラー姿、いきなりベトナム風情全開の光景。 -
1593年創建。
本当に小ぶりな橋だが左右対象のフォルムと当時の技術を偲ばせる欄干のアーチが凛々しい橋だ。 -
色褪せたピンク色の壁色。
このセンス、今となってはお見事。 -
橋の見張り役のように東側に犬、
西側にこの猿がいる。 -
橋の正式な名前は来遠橋。
当時、命を賭けて南シナ海を乗り越えてこの地に着いた我らが先人の思いがそのまま込められたいい名前だと思う。 -
来遠橋を渡ると200年前の古民家
フーンフンの家がある。 -
1階には当時のままの調度品。
-
中国様式とベトナム様式の折衷。
妙に落ち着く。 -
アオザイを着た女性がいなければ日本の田舎町に残る豪商の古民家風にも見えてくる。3つの文化のミックスだ。
-
廣肇会館。
これは一目でわかる、チャイナ建築。 -
ここの見所は裏庭である。
龍のオブジェがいかにも中国。
空の色はまさに東南アジア。
このマッチングがベトナム特有の香りだと思う。 -
こちらはクアンタンの家。
マレーシアのマラッカやペナンに残るババニョニャハウスと似て奥に長い華僑民家の典型。 -
スケールは求めないが、内部に贅を施している。
しっとりと黒光りする彫刻装飾のモチーフにどことない南国風軽さがあるのがホイアンテイストか。 -
そして飾られているベトナム統一の指導者ホー・チミンの肖像。
漢字で当てると胡志明だ。
もし仮にベトナム戦争で彼が率いた北ベトナムが米国と南ベトナム連合軍に敗れていたら東南アジアは未だ大国の覇権下から脱け出せない遅れた地域に留まっていた可能性があった。その意味でホー・チミンが果たした役割はベトナム人にとってだけでなく、全アジアにとってとてつもなく重い、と私は考えている。 -
これは中華会館。
華僑が建てた集会所である。 -
敷地内には黒板と勉強机。
黒板にはまだ書かれたばかりの漢字の勉強の名残り。
ここで華僑たちが漢字を学んでいるとのことである。 -
華僑抗戦烈士の遺影と書かれている。
この抗戦が何を指すのか、は知る術がなかった。ちょっと気になる。ご存知の方がいたらご教示願いたい。 -
もう一つ、ピンクの煉瓦が際立つ会館、福建会館。名前の通り福建省出身華僑が建てた会館だ。
-
さらに三連発。
こちら潮州会館。
潮州は普段聞き慣れない地名だが広東省にある地方だと始めて知った。
同じ中国漢族が話す言語でも北京語と広東語ではかなり違いがあると聞く。 -
この会館にある透かし彫り。
このあたりは中国の伝統技術炸裂。 -
トゥボン川沿いにあるタンキーの家。
漁師の家とのことだが、全くもって漁師の暮らしを想像できないシックな空間が今に残る。 -
当時のままの調度品。
この煌びやかさはヴィンテージ家具として今でも買い手がつくだろう。 -
ホイアン民俗博物館を覗いてみる。
400年以上も昔、遥か長崎平戸から海を越えてこの地にやってきた日本の朱印船の絵。誰もが歴史の授業の教科書で一度は目にしたことがあるアレだ。 -
以前、キューバを訪ねた時にハバナの街のど真ん中で伊達潘の武将支倉常長の銅像に出くわして当時の命懸けの大渡航に思いを馳せた記憶がある。
このホイアンにも海を渡った先輩日本人が最盛1000人以上、街並みを築き生活を営んだという。
彼らこそエクスプローラー。
リスクを取ることに臆病な今の私たちには眩しく映る。 -
肥前セラミック、と書かれている。
この清々しい青の焼き色を見ると今やベトナムを代表するバッチャン焼きにも何がしかの影響をもたらしたのではと思えてくるなあ。 -
ノンラーと天然の葉っぱでこしらえた雨がっぱ。
-
簡素なベッドがいかにも南国風。
-
2階から見下ろす風景。
観光客を乗せて一列に驚くほどゆっくりゆっくり走るシクロ。
時間の流れかたが違う。
これがホイアン観光の粋であろう。 -
さて、ホイアンでの楽しみと言えば
もうひとつ。
古の街並みの中にあまたあるカフェ。
特に街の真ん中を流れるトゥボン川を眺めながらのカフェタイムは至福の時間になる。
ゆっくりした時間の流れに輪をかけてゆったりした空間が出来上がっている、そんな感じ。 -
さとうきびのフレッシュジュース。
東南アジアどストライクの恵み。
極上の旨さ。 -
アイスコーヒー。
濃厚。淹れたてのベトナムコーヒーも大好きだが、いつの間にかアイスコーヒーも世界最高レベル。
ひと昔前、アジアを含めた外国でアイスコーヒーはポピュラーではなく日本の専売特記ジャンルだった気がする。
が、これを体験してしまうともう日本の薄薄アイスコーヒーは出る幕がないだろう。 -
小腹が空いてきたらこれか。
バインセオ。
カリカリ。クリスピー。
レシピは分かっていても日本では間違いなくこの味わいは出せない。
なぜなら料理の最後のスパイスはその土地の空気だから。 -
引き続きホイアンぶらり散策。
トゥボン川の南側は一般の民家が連なっていた。手漕ぎ船の上で地元のおばちゃんが何やらお仕事しております。
ベトナムらしい日常風景。 -
おや。
こんな店がある。
どこかで見たことがあるなあ。 -
おや。
こんなTシャツが売られてる。
なかなかイケてるセンスじゃん。 -
これは?
そう、スターフルーツ。
スターフルーツのフレッシュジュースも美味ですよね〜 -
じゃこれも。
ホイアン名物ホワイトローズ。
餃子に似てるけど餃子とは全く違う。
ぷるん、とした食感。
何個でもいけます。 -
カジュマルの大木を見ていると
自分が今、日本から遠く離れた処に来ていることを実感。
だだ今プチ休暇絶賛満喫中。 -
11月の中部ベトナムは雨季だと聞いていた。だが、ご覧のように爽やかに晴れ渡ってくれたホイアンの休日。
私は運がいい。 -
川面にたなびくベトナム国旗。
-
ホーおじさんのプロパガンダ広告。
社会主義国ならではのタッチ。
実は私、この手の垢抜けないタッチが嫌いではない。てか実は結構好きである!笑 -
日が西にまわってほわわ〜んといい感じでまどろんできたホイアン。
いいねえ。
で、この後どうなるかって言うと… -
夕闇が訪れるとランタンに灯がともる。
ホイアンの古都が最も映えるナイトタイムの始まり。 -
トゥボン川の水が鏡のようにランタンの灯を反射して街全体がこのキラキラ感に包まれるわけ。
-
日本橋も夜化粧。
-
道脇には灯篭を売る女性たちが現れて
-
トゥボン川に放たれる灯篭たち。
素朴なファンタジーショウ。 -
地元のカップルだろうか。
灯篭を小船から流す。
この光景を目にして穏やかな気持ちにならない人は誰一人いないだろう。
世界一平穏に包まれた街。
テーマパークでもなく錯覚でもない。
それがリアルに実感できるところがホイアンかも知れないなあ。 -
夜店の軒先で売られる色取り取りのランタン。
-
ノスタルジアを感じる和みの極。
ランタンには人を惹きつける魔力のような何かがある。 -
このトゥボン川の川沿い、
日本橋からほど近いところに屋台が並び立つ。
なんとも誘われるいい雰囲気。 -
ここで食べるのは
もちろんカオ・ラウ。
麺と葉野菜、カリッと揚げた鴨肉や豚肉を甘辛い汁と絡めながら食べる。
その合間に青唐辛子を齧る。このビリビリ感がこれまたゼツミョー。
ホイアンの代名詞、この味、世界屈指のローカルフードと言いたい。
ホイアンに来たら迷うことなくカオ・ラウを頼むべし。 -
カオ・ラウのあとはこれまたやっぱりチェー。ホイアンというよりオールベトナムの王様スイーツだ。
世界遺産の古都で気持ちいい夜風に吹かれながらチェーを食べる。
まあ、私への一年間のご褒美ということでお許し願いたい!笑 -
15年前にベトナムを訪れた時には東南アジアらしい活気と同時に、まだまだ観光客慣れしていない棘のようなものをベトナムの人びとに感じた記憶がある。
だが、今のホイアンにはあの頃あった棘のようなものは一切感じることはなかった。
それが今回の旅の私の印象である。 -
私の家の近くにもこんな小道があったような気がするが、
いや、やっぱり無いな。 -
夜は美しい
しばらくはこのまま歩いて行こう
そんな歌の歌詞を思いだしながら
ホイアンでの休息は夜の闇に心地よく
溶けていきました。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- mayたんさん 2015/12/13 17:29:21
- やっぱりいいなぁ。
- ホイアンいいですよね。
ワタシも数年前に行きました。
夜のランタンの世界やライトアップした風景は、本当に美しいです。
そして食事のレベルが高い!
小洒落たカフェも多く、私もホワイトローズや、カオラウに舌鼓を打ちましたよ♪
ベトナム人の手強さも印象的です(笑)
写真どれも素敵でした!
may
- gyachung kangさん からの返信 2015/12/13 20:01:05
- Re: やっぱりいいなぁ。
- mayたんさん
こんばんは
書き込みありがとうございます
そうでしたか
ホイアン、先輩に遅ればせながら
行かせていただきました
ベトナム人のしたたかさは今でもインドシナ半島随一でしょうね
それでも今回はずいぶん柔らかく感じましたね 土地柄によっても違うんでしょうけど
派手なアクティビティはないけど
ノンビリする旅もいいもんです
そして今回ダナン合わせて4日で
15000円しか両替しなかった
なんということでしょう !笑
- gyachung kangさん からの返信 2015/12/13 20:01:22
- Re: やっぱりいいなぁ。
- mayたんさん
こんばんは
書き込みありがとうございます
そうでしたか
ホイアン、先輩に遅ればせながら
行かせていただきました
ベトナム人のしたたかさは今でもインドシナ半島随一でしょうね
それでも今回はずいぶん柔らかく感じましたね 土地柄によっても違うんでしょうけど
派手なアクティビティはないけど
ノンビリする旅もいいもんです
そして今回ダナン合わせて4日で
15000円しか両替しなかった
なんということでしょう !笑
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