![4日目に訪れたのは雲林縣の西螺。<br /><br />計画時「次の旅では西螺に行ってみよう」と決めた直後、BSで台湾ドラマが放送開始されました。<br />言葉(北京語)や習慣を学ぶ目的で見始めたんですが、そのドラマの主人公がたまたま西螺出身という設定。<br /><br />「ずっと君を忘れない(原題:熱海戀歌)」というドラマです。<br /><br />しかし“言葉を学ぶ”目的で見始めたはずが、使われているセリフがまさかのオール台湾語でした。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/07/99/650x_11079947.jpg?updated_at=1454365454)
2016/01/09 - 2016/01/09
8位(同エリア13件中)
櫻さん
4日目に訪れたのは雲林縣の西螺。
計画時「次の旅では西螺に行ってみよう」と決めた直後、BSで台湾ドラマが放送開始されました。
言葉(北京語)や習慣を学ぶ目的で見始めたんですが、そのドラマの主人公がたまたま西螺出身という設定。
「ずっと君を忘れない(原題:熱海戀歌)」というドラマです。
しかし“言葉を学ぶ”目的で見始めたはずが、使われているセリフがまさかのオール台湾語でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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自強號に乗って斗六站へ。
高雄から1時間半でした。 -
後站側に出て徒歩2〜3分の所にある台西客運総站からバスに乗ります。
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約30分後、終点の西螺站に到着。
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街歩き前にまず西螺の名物店で食事をします。
米粿(ペースト状にした米を蒸したもの)を九層に重ねているから「九層粿」。 -
早朝からの営業で、売り切れ次第終了のお店だから慌てて来てみたんですが、まだ大丈夫でした。
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触感はくず餅をもっとモッチモチにした感じ。
醤油ダレとニンニクチップスが絶妙。
食べた後お口がニンニク臭で大変なことになりましたが、歯ブラシを持ち歩いていたので事なきを得ました。 -
それでは街歩き開始。
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『西螺大橋』です。
着工したのは1937年。
途中戦争で工事が中断されましたが、1953年に完成。
完成当時はサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジに次いで世界第2位の長さを誇っていたそうです。 -
東西を流れる台湾一長い濁水渓を挟んで向こう側は彰化縣。
あまりに大きな川なので、16世紀当時のヨーロッパ人は台湾を南北に分けて地図を描いたそうです。 -
ライトアップもされるようですね。
ここで年越しイベントも開催されたようで、ポスターも近くに貼られていました(もう終わっているのに)。 -
そして西螺のメインスポット『延平老街』へ。
西螺延平老街 旧市街・古い町並み
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いろいろ見させていただきますよ。
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日本統治時代に建てられたバロック風建築が並ぶ老街です。
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ベランダの柵には屋号のピンイン表記。
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こちらは『福興宮』。
1723年創建の媽祖廟です。 -
毎年媽祖の誕生日に行われる大甲媽祖巡行(大甲鎮瀾宮から嘉義奉天宮の全長320mを往復する台湾最大規模の宗教イベント)の中継地点という、由緒正しい廟だそう。
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通りに戻って建物探訪。
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屋根には姓氏が施されています。
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「螺渓歯科」。
三階の窓の形が歯に見えるらしい。 -
時計や金細工を販売していた「金玉成商会」」。
てっぺんの時計は時報を告げる役目をしていたそうです。 -
西螺で初めてお茶屋さんを開いた「捷發乾記茶莊」。
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西螺の文化館でもあり、内部は福建省式三合院と西洋建築の融合が見られる貴重な建物。
しかし私としたことが、
「まずは街並みを見て、あとで中をじっくり見学しよう」
と思ってブラブラ歩き回っているうちにすっかり建物の存在を忘れ、見学せずに帰ってきてしまいました。
もったいないことしたーっ! -
西螺は醤油の街としても有名です。
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お腹がまだ満たされていないので、西螺の名店もう一軒。
『琴連碗粿』。 -
「日本の天皇は西螺米が好き」と書かれた扉。
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さっきの九層粿があまりに美味しかったので、同じようなモノを食べてしまいました。
こちらのタレは黒糖が混ぜてあるということで、少々甘め。
私は九層粿の方が好みです。 -
お次に来たのは『西螺大戯院』。
地元の金持ちが投資してた建てた映画館。
1930年頃に作られたそうです。 -
チケット売り場だった所ですね。
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当時の写真。
すごく貴重だと思う。 -
こんな避難経路図も。
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中に入れるようです。
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うわ〜〜〜〜〜〜!!!!!
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閉鎖してからどのくらい経ってるんだろう?
頭の中を流れるBGMは「ニューシネマパラダイス」のテーマ曲。
そして私はオッサンになったトト少年状態。 -
まだテレビがなかった時代、たくさんの人々がここに来て映画を見ながら笑い泣いて、楽しい時間を過ごしたんだろうなぁ。
歴史的にも文化的にも価値ある廃墟。
どうかこのまま残していて欲しい。 -
朽ち果てたステージ上には今の主がオヤスミ中でした。
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そして地面に落ちていたフィルムの破片。
演出効果が更にアップップ。 -
あ、起こしちゃった?
ゴメンね。 -
老街に立ち並ぶ建築物より、私はこの映画館の方に感動しました。
感動しすぎてお腹が減った。
またまた西螺の名物店へ。 -
その名前の通り三角の形をした水餃子です。
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皮は半透明でモッチモチ。
米粿だの碗粿だの、今日は似たようなモノばっかり食べてるなぁ。 -
そして老街に戻って、こちらは豆専門店の『永豊米糧行』。
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天井が高くて奥に長い作り。
京風町家に似てますね。 -
色々な種類の豆の他に、お米やお菓子なんかも売られていました。
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カラフルな豆たち。
量り売りもしています。 -
以前は貿易商を営んでいた林さんという方の建物でした。
今の店主が建物を借り受け、当時の面影を残しつつリノベーションしたそうです。 -
1つ1つが素敵。
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奥にはイートインスペースもありました。
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緑豆沙(スムージー)を飲んでみます。
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すっごく濃厚。
豆の味しかしない。
無駄なものが一切入っていない。
非常好喝! -
東市場にやって来ました。
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かつてはこの辺り一帯で採れた野菜や肉などが売られる市場だったそうですが、現在は土産物や特産品を売るお店が入っていたり、ちょっとした休憩スペースになっています。
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西螺大橋のミニチュアがありました。
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雑貨屋さんとか工房なんかも軒を連ねています。
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醤油が特産品だから買おうか迷って、とりあえず保留。
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「やめられない止まらない」と評判のカシューナッツ。
これはお買い上げ。
普通の味でした。 -
100年以上の歴史がある、西螺で最も古い醤油屋さん『丸荘醤油』。
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入るとまず物販コーナー。
一人の客が商品説明を受けていました。 -
そして買おうか迷った醤油。
色々種類があるので、何がいいのか分からない。
聞こうにも言葉が分からない。
結構大きめサイズ(1リットルくらい?)。
重くなるし、結局買いませんでした。
もうちょっと小さいサイズがあったらなぁ。 -
こちらは予約すれば醤油の製造工程などを説明してくれるそうです。
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建物内はお醤油の香りがプンプン漂っていました。
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お醤油を配達する自転車、だったのかな?
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建物裏にはズラ〜っと並ぶ甕・甕・甕。
中ではもろみたちが絶賛発酵中。 -
洗面所が、あらまぁ可愛らしい。
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小学校の社会科見学で、千葉県野田市の醤油工場に見学に行きました。
千葉近隣で小学校生活を過ごされた皆さんにとっては共通の思い出ではないでしょうか? -
この丸荘醤油の名物「黒豆醤油冰(アイス)」を食べてみました。
感想:中途半端な味。
アイスの甘さも感じられず、醤油のしょっぱさも感じられず。 -
それでは西螺をあとにします。
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斗六站近くの斗六老街にやって来ました。
こちらも西螺同様、日治時代に建てられた古い洋風建築物が残る街並みなんですが、メインストリート沿いに立っているので交通の往来が激しく、のんびり見学できる状態ではありませんでした。 -
なのでササッと写真撮って終了。
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高雄に戻ります。
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「我が家」に帰宅。
ちょうど陽が沈む少し前。
ベランダから落日鑑賞。トラベルホーム サービス アパートメント ホテル
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夕食を求めに繰り出しましょう。
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新たな発見をしました。
台湾ではゴミ収集所がなく、収集車が来るのを待ち構えてゴミを持って行ってもらうんですね。 -
徐々に常連となりつつある自強夜市。
自強夜市 市場
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なぜか臭豆腐が食べたくなりました。
そして今宵も冷凍芋。 -
「一日最低一かき氷」。
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この旅最後の夜が更けていきます。
私が「我が家」のベランダからボ〜ッと見渡す景色をパノラマってみました。
4日目終了〜。トラベルホーム サービス アパートメント ホテル
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