南半球最大の競馬レース・メルボルンカップを観戦してきました。メルボルンを訪れるのは12年ぶり、その時もメルボルンカップを観戦しており今回で２回目。前回は何も知らずに連れられてきて、これが海外の競馬かとすごく驚いたのを記憶しています。こちらに住むようになってからは、また別の驚きが。数日前からはどの馬に賭けたかの話題はどこでもでますし、メインレースが始まる時は仕事中でも何でも中断して皆でこのレースをテレビ観戦します。ビクトリア州では、レースの日は祝日となります。これがStop the Nationと呼ばれる理由です。日本では決して見れないオーストラリアの競馬文化を見てきました。

南半球最大の競馬レース・メルボルンカップ (Melbourne Cup, the biggest horse racing in southern hemisphere )

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2015/11/03 - 2015/11/03

512位(同エリア1448件中)

#カジノ・ギャンブル

エリア

メルボルン(オーストラリア)

旅行の満足度: 4.0

交通手段: 飛行機

メルボルンのシティにあるサザンクロス駅からこの日はフレミントン競馬場まで直通電車があります。駅をでるとすぐ競馬場の入口がありチケットを見せます。メルボルンカップのチケットは数日前にTicketekでオンライン購入しました。General Standで$75ほど。第一レース開始は10:40で大体11:00ごろに到着しましたが、もう結構な混雑です。
賭けるのを忘れていても場内でもできます。公営のTABの他に沢山のブックメーカーがいます。後になると、どのブースにも大行列ができるので、賭けやドリンク購入は早めに済ませておくのが良いでしょう。
天気は晴れ。前日までずっと雨だったのでとてもラッキーでした。皆着飾って来ているので、雨なんて降ったら悲惨なことになります。前回来た時は、競馬の観戦に正装してくる文化なんてと新鮮な驚きでした。
オージーらしいのが、正装してきているにも関わらず、地面に座ってピクニックしてしまうところです。これが一番の驚きでしょう。
フレミントン競馬場は広大で、10万人は観戦に来たことでしょう。General Standのチケットは中央の芝生の上での立ち見です。右側のスタンドから座って見るには高額なチケットを買う必要があります。レースの間隔は30-40分あるので、レース以外に何があるのかを見廻る時間は十分にあります。
競馬場の隅にはパドックがあり、トレーナーが馬の世話をしています。お気に入りの馬の状態をみたりトレーナーに気軽に状態を聞いてから賭けるのも良いでしょう。
女性にとっては観戦以上に重要なことが、それがファッションショーです。デパートのMyerが主催している伝統的なものです。一般人部門もあり独創性を競います。中央の女性の腕にはタツ―ではなくインクで書いた様な文字が。。これも独創ファッションなんでしょうか。
レースの方に戻ります。レース開始15分前ほどから、出走する馬の顔合わせをします。馬のコンディションを見る最後のチャンスです。
有力馬となるとチャンネル７のレポーターにインタビューされます。この瞬間は全国放送されているでしょう。
そしてレースの開始です。メインレースの第7レース以外なら15分前に行けば最前列のスペースを大体見つけられるでしょう。第7レースの賞金は620万ドル、他のレースが15万ドル程度なんで、第7レースが際だっています。それでもメルボルンカップ自体が注目度は高いので他のレースで勝つのも大変な名誉でしょう。
レースが終わって、表彰式に戻ってきている所。勝った馬以外はすぐに退散します。
表彰式の様子。まあメインレース以外は、表彰式を観ている人はあまりいません。ピクニックしたり、酒を飲んだり、ファッションショーに参加したり、賭けに興じたりと過ごし方は皆それぞれです。
メルボルンカップと言えばバラとそして帽子でしょう。これらは外せません。そして３時に近づきいよいよ第7レースが近づいてきました。
日本からも２頭が参加しています。写真がフェイムゲーム、今回の一番人気でオッズは約4倍。開始前30分前にはどこか最前列に空きスペースがないか探し廻りましたが、この時ばかりは見つからず。それでもレースを見れる位置は確保できました。もちろん目の前をとおるのは一瞬なんで、それ以外は前方のスクリーンを通じて状況を見ます。
こちらはホッコブレーブ。去年2014年の一番人気も日本から参戦のアドマイヤラクティでしたが、結果はまさかの最下位、実は心臓発作を起こしていてレース後に死んでしまいました。競馬のあり方についてその後現地では論議になっていました。今回はそうならないことを祈るのみです。
レースの開始の瞬間です。競馬場全体が歓声に包まれ一体となります。おそらく全国でも同じく一体となって盛り上がっているのでしょう。
ゴールの200m前位のラストスパートの様子。勝ったのは右端の緑の騎手。オッズでは全く優勝候補ではなく、周りでも勝ったと騒いでいる人は誰もいませんでした。
何と女性でした。ミッシェルパイン騎手といってメルボルン近郊バララットの地元騎手で更に初めての女性騎手がメルボルンカップで勝ったということで、彼女は一夜にしてシンデレラとなりました。