愛知美味しい海の幸の旅・蒲郡～渥美半島

2015/09/21 - 2015/09/22

愛知に住んでいる友人夫妻とドライブがてら、
温泉と美味しいものを食べる旅に出掛けました。

青空に恵まれ、海も山も心地よいドライブ日和。
渥美半島には初めて行きましたが、ぐるりと一周する間、
海がずっと見え隠れして楽しかったです。

愛知のグルメといえば、豊橋名物のカレーうどん。
それとやはり三河湾は海の幸が豊富。
たっぷりのお刺身定食を堪能しました。

【１日目】走行距離117km
豊橋～渥美半島（恋路ヶ浜～陸軍伊良湖試験場跡）～蔵王山～三つ谷温泉　松風園

【2日目】走行距離54km
三ヶ根山スカイライン（三ヶ根観音）～海鮮亭～友人宅

エリア 豊橋(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京から豊橋まで新幹線で向かい、
レンタカーを借りて、砂場　大清水店へ。
ここで豊橋が力を入れているという名物のカレーうどんを頂きます。
http://www.honokuni.or.jp/toyohashi/info/000015.html

豊橋名物のカレーうどんは、いつか食べようと思っていながら、
なかなか機会がありませんでした。

豊橋カレーうどんを名乗るには以下の五箇条を守ることが必須です。
1.自家製の麺を使用
2.ご飯、とろろ、カレーうどんの順に重ねる
3.うずらの卵（豊橋産）をトッピング
4.福神漬け、壺漬け、紅しょうがのいずれかを添える
5.愛情を持って作る?

その他の具材や盛り付けは、お店の個性を出して良いとのこと。
５はいったい？ww

こちらのカレーうどんは洋風スタイルで、
カボチャとうずらの玉子とカマンベールチーズのフライが特徴です。
スパイシーなカレーと和風出汁のバランスがとても良く、
見た目がカラフルで食欲をそそります。
チーズやうずらの玉子のフライもちょっとしたアクセントになります。
ボリュームが多い割には、カレーを平らげる前にご飯が下から現れるので、
最後まで飽きずに食べられました。

砂場 大清水店 グルメ・レストラン

砂場　大清水店のもうひとつの名物が「かき揚げおろし」。
こちらも頼んでみました。
とても暑い日だったので、冷たいお蕎麦にさっぱり大根おろしが、
心地よく喉を通っていきました。
かき揚げサクサクで、量もたっぷり。
カレーうどんと半分ずつ頂きました。

砂場 大清水店 グルメ・レストラン

渥美半島を一周してみるかということになり、
まずは道の駅あかばねロコステーションを目指します。
青い空と海、白い砂浜、緑の芝生と、絵に描いたような風景。
太平洋がめいっぱい広がります。

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

道の駅で見かけた気になる石。
車の進入禁止用に並んでいたのですが、
シルヴァスタインの「僕を探しに」に見えて仕方がないのです。

道の駅　あかばねロコステーション 道の駅

渥美半島の先端の伊良湖岬へと向かいます。
伊良湖岬って、どこかに伊良湖という湖があるんでしょうか？
湖は見つからないようですが。

伊良湖岬付近にある恋路ヶ浜は、恋人たちの聖地（で売り出したい）らしく、
カップルでつくと幸せになれるという鐘がありました。
ただ、恋路ヶ浜という名前は現代になってから付けられたのではなく、
江戸時代以前からのようです。
「春さめにぬれてひろはんいらご崎　恋路ヶ浦の恋わすれ貝」
という短歌もあるくらいですから。

Wikipediaによると「その昔、高貴な身分の男女が許されぬ恋がゆえに都を追放されこの地に暮らした事にちなむ」ということです。

ここまで来たら、灯台50選にも選ばれている、
伊良湖岬の灯台もひと目見てみたいもの。
逆光であまり上手に撮れませんでしたが、青空に映える白亜の美しい灯台でした。

灯台までの道すがら、たくさんの歌碑が並んでいました。
さすが恋人たちの聖地ですね。
短歌好きな人には、ひとつずつ読みながら行くのも楽しいかも。

渥美半島の太平洋側をめぐった後で、渥美湾側に回り込みます。
渥美半島と知多半島の海峡あたりにある、戦争跡地に寄ってみることに。
ここは陸軍の技術試験場で、気象観測塔らしいです。

ミニタリーマニアには興味深い場所かもしれませんね。

気象塔兼展望塔 名所・史跡

こちらも戦争の遺構でしょうか。
後で調べてみたところ、無線電信所ということが分かりました。

この付近は観光地でもなんでもなく、ごく普通に一般の住居と畑があります。
駐車場もないので、あまりお邪魔にならないように、
さっと写真だけを撮って、去ることに。

気象塔兼展望塔 名所・史跡

渥美半島を一望できる蔵王山展望台へ。
割りと新しい建物で、光をテーマにリニューアルしたそうです。
テラスやカフェも充実していて、3階には光と遊べる体験フロアになっています。
4階は、渥美半島のマップが床に記されていて、
窓から360度の展望が楽しめます。
渥美半島の田原市は、再生エネルギーの町で、
風力発電や太陽光発電がさかんだということが紹介されています。

蔵王山展望台 名所・史跡

日が暮れてきた頃に今晩の宿泊場所である松風園に到着。
ロビーから三河湾と渥美半島がバーンと一望できます。
露天風呂からもこの大パノラマが堪能できると知ってワクワク。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

チェックインの間、ロビーで夕景をぼーっと見ながら、
ウェルカムドリンクのお茶とお菓子を頂きます。
このホテルは蒲郡ラグーナテンボスのすぐ隣にあるということで、
客室多めのファミリー向けでしょうか。
こじんまりとした温泉宿が好きな人には向いてないかも。
ただ、連休のギリギリになっても、何とか部屋が取れたのは、
さすがの大型ホテルといったところ。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

お茶を一服している間に、夕日がどんどん落ちていきます。
この夕景を見逃さないうちにお風呂に入ります。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

お部屋は標準的な温泉のホテル。
多少古さも目立ちますが、さほど気になりません。

写真は撮れませんでしたが、お風呂のダイナミックさは特筆です。
洋風のお風呂と和風のお風呂があり、男女入れ替えになっていますが、
どちらも目の前の海がバーンと見えるのが特徴です。
特に洋風のお風呂の方は、乗り出すと落ちそうなほど、
海が目の前に迫って見えます。
洋風のデザインが多少バブルの名残のようで、
ちょっと古い感じがしちゃうのが難点ですが…。

泉質は、ナトリウム・カルシウム・塩化物泉で、
海沿いの温泉によくあるしょっぱめのお湯。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

夕食も標準的な大型ホテルのお食事といった感じ。
釜飯が美味しかったです。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

前菜をアップで。
三河の幸がたっぷり。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

湯葉とお麩のお吸い物。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

夕食後に部屋で語らっていると、
赤い月が三河湾にぽっかり浮かんでいるのに気が付きました。
月の光が照らしだす海の道も真っ赤。
このような色は初めてみました。

三谷温泉　松風園 宿・ホテル

2日目もお天気は絶好。
特に目当てはないけれど、三ヶ根山スカイラインをドライブすることに。
三ヶ根山頂付近に、三ヶ根観音という商売繁盛の観音さまがあるということで、
ちょっと寄ってみたら、ふしぎな慰霊碑がたくさんありました。
太平洋戦争の戦没者の慰霊碑に混じって、
カーペンターズのカレンを偲ぶ慰霊碑も。
他にもいろいろな碑が並んでいて、謎が深まります。

三ヶ根山 自然・景勝地

山頂付近は本当によいお天気。
とんびが飛んでいました。

三ヶ根山 自然・景勝地

蒲郡市に戻り、ランチは魚市場で新鮮な魚料理を食べようとしたところ、
味のヤマスイ、蒲郡海鮮市場といったところでは、
おみやげものは売っていますが、レストランのようなところはありません。
味のヤマスイは、干物をあぶって食べることはできそうでしたが、
座ってちゃんとしたランチが食べたいので、別なところを探すことに。

味のヤマスイ グルメ・レストラン

蒲郡駅から車で5〜6分の場所にある「海鮮亭」は、
お刺身定食がウリのようで、3連休の中日となればさすがに混雑していました。
それでも、絶対にお刺身が食べたいということで、
名前を書いて30分ほど待ちました。
そのかいあって、この量のお刺身がどーん。
これに小鉢、ご飯、漬け物、椀物がついて1,500円。
コストパフォーマンス高すぎです。

味の館 海鮮亭 グルメ・レストラン

みなさん待っている間、生け簀を眺めていました。
伊勢湾の近くということで、伊勢海老が2,500円。

味の館 海鮮亭 グルメ・レストラン

何のお魚でしょう？　
他にも貝類やカニなどが生け簀でゆらゆらしていました。

味の館 海鮮亭 グルメ・レストラン

三河湾のお刺身が美味しかったので、
今日の夕食は、愛知県では有名なスーパーサンヨネでお魚を買って、
友人宅で食べることに。

珍しいエイの肝と、ツバスのお刺身、舌平目などを買いました。

サンヨネで買ったお刺身やエイ肝でゴージャスな夕食。