2015/10/16 - 2015/10/17
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miharashiさん
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2015年10月上旬の1週間、中国を代表する景勝地・黄龍と九寨溝を訪れました。中国での個人旅行はこれが初めて。中国語も直前のにわか勉強だけで、天気予報が良い方に変わってくれたのを頼りにして、旅行を決行。何が起こるかわからない中国でしたが、小さなトラブルはあったものの、飛行機の遅延などのトラブルはなく、当初予定したところをすべて訪れることができました。なにより、黄龍と九寨溝では非常に良い天気に恵まれ、紅葉もちょうど良い時期に当たり、色彩豊かな湖沼群と峻険な山々が織りなす絶景を十分堪能することができ、今回の旅行を決断した甲斐がありました。旅程は以下の通り。
10/11 夕方成田発 −(ANA)−深夜成都着 (成都泊)
10/12 早朝成都発 −(China Air)−九寨黄龍空港
タクシーで黄龍まで移動&黄龍観光 (黄龍泊)
10/13 黄龍―(公共バス)−九寨溝 (九寨溝泊)
10/14 九寨溝観光 (九寨溝泊)
10/15 九寨溝観光 (九寨溝泊)
10/16 九寨溝―(タクシー)−九寨黄龍空港
九寨黄龍空港昼発−(China Air)−成都空港
成都空港−(長距離バス)−楽山 (楽山泊)
10/17 楽山大仏見学後、長距離バスで成都へ(成都泊)
10/18 朝成都発−(ANA)−成田午後着
(表紙写真は、旅の最後に訪れた世界最大の楽山大仏)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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九寨黄龍空港から成都へのフライトは遅延や欠航で有名なので、そんな時のために、日程の最後に1日余裕をもたせていた。最初パンダを見に行くつもりでいたが、直前に楽山大仏見学に予定を変更。成都に着いてから、その日のうちに楽山へ移動。移動の手段をめぐって、さんざん迷った結果、最終的には空港から楽山直行バスか空港から高速鉄道で楽山に行くかのどちらかにすることにした。さてどうなることか? (写真は、足元に下る階段の途中から見た楽山大仏)
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10月16日、九塞溝からのタクシーの運転は、それは乱暴なものだったが、無事2時間20分前に九塞黄龍空港に到着。スムーズに手続きを終え、ゲート前にゆうゆう1時間前には到着。この空港のトイレは中も外も全てトイレットペーパーがなく、扉の鍵がしまらないことが多かった。トイレットペーパーを持参してきているので、支障はなかったが、中国旅行では必須だ。
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予定通りボーディング開始。
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帰りの飛行機も右側の席を予約していたので、最高峰雪宝頂がきれいに見えた。
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拡大して。
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50分のフライトで1時ごろ無事成都に着陸。空港はスモッグがかかっていた。成都は東京23区よりも多い人口を持つ大都市なので、北京と同様にスモッグがひどいのだろう。
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国内線到着ロビーからまず地下2階にある高速鉄道の駅に行ってみた(開通しているかはネットでもわからなかったがすでにできていた。)が、あいにく19時台のチケットしかないとのこと。昨夜宿の人に相談したときは、予約しなくてもいいようなことを言っていたが、実際はそれほど甘くはなかった。この鉄道のことはガイドブックには書いて無く、実際に来てから初めて知った。事前に知っていれば予約できたかもしれない。仕方がないので、空港からの長距離バスに乗ることにし、国際線ターミナルの方向に歩いて移動。長距離バスターミナルは国際線のすぐ手前にあり、荷物検査を通して、待合ロビーに入ることになっていた。幸い15時30分発のバスのチケットが買えた。この日の気温は25度。九寨溝を厚着して出たので、暑くてたまらなかった。出発までの1時間半を遅い昼食を食べたり、読書をしてすごした。バス乗り場へは、写真のゲートでチケットチェックを済ませてから行くようになっていた。
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楽山行きのバス。運転手に楽山のどこに着くのか尋ねるも、英語が全く通じないので、良くわからなかった。、
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成都市内の高速に入るゲート。立派だ。
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成都郊外のマンション群。
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郊外へ行く高速のゲート。中国らしい。バスは工事渋滞もあり2時間のところ2時間半かかって、18時ごろに楽山の市バスセンターに到着。楽山の中心街の北のはずれにあるターミナルだった。
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ターミナル近くの広場でタクシーを捜すと、誘われたのは白タクだったが、早く行きたかったので、いくらと尋ねたら4本の指を出した。4元?いくらなんでも安すぎるでしょうと思いながら、その車で楽山の中心部にあるホテルまで直行。4元払おうとしたら、40元(800円)という。まあ納得の値段だったので、そのまま払った。運転手は人のよさそうなおじさんで、携帯の写真を出して、日本に行ってきたときの写真を見せようとしていたが、なかなか出てこないので、そのまま別れた。ホテルはバスターミナルからはかなり離れていたが、評判通りきれいな部屋だったので、よかった。
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バスルームも新しい。
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10月17日(土)今朝は小雨。今まで晴天続きだったので、最後位悪くても気にならない、部屋に暖かい中国式朝食が届けられた。一人に着き赤米のおかゆと肉まん2個とゆで卵2個。いづれもできたてで熱い。朝食後、ホテルに荷物を預け、ホテル前のバス停から13番のバスに乗り5つ目で下車。写真は大仏への入場門。チケットも並ばずに買えた。シニア料金一人50元(1000円)。
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このように結構な階段を何段も登らなければならなかった。
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階段横にはこんなトラの彫り物も置いてあった。
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ようやく大仏の頭のそばに到着。ここまでは並ばずに来れた。大仏の周りは人と傘の波。
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反対側には大仏の足下まで下りる階段が見えた。その階段も人でいっぱいで、その右側に見える人だかりは、その階段を降りるための行列だった。
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私達も下まで下りてみたかったので、傘をさしながら、行列に並ぶことにした。
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列に並びながら撮影。大仏の頭だけ見えた。この人達は列に並ぶことをあきらめて、上から見るだけにした人達だ。これでも雨でいつもより観光客が少ないようだ。他の人のブログの写真ではここから写真を撮るだけでも大変そうだった。
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もうすぐ下り階段に達する。がここからなかなか先に進まない。なんでだろうと思っていたら、すぐ下の踊場で記念撮影に手間取っていたからだと後でわかった。係員が誘導に力を入れればもっとスムーズに動くのにと、腹が立った。
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ようやく階段を下りることができた。ここまで40分くらいかかったことになる。私達は待ち時間が少ない方だと思う。普段はもっと待たなければならないだろう。さらに幸運なことに階段を下り始める前に雨が止み、傘をささずにすんだ。
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大仏の顔の向こう側の崖の上からも、大勢の人が見学している。最初に大仏の写真を撮った所だ。
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階段を降り始めてから撮影。
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顔を拡大して。
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階段途中。
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手も見えてきた。
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階段手すりから乗りだしてみる。下の台座が見えているので、もうまもなく下に下りられる。
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足元が見えてきたが、まだはるか下の方だ。
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大仏の前に観光船が近づいてきた。今朝の天候では川はガスが出て、船で来てもかなり接近しないと見えないと思って乗るのをやめたのだった。ようやく雨も止んで明るくなってきたので、港を出港したのだろう。大仏はこの河川の水害を防ぐために90年の歳月をかけて建立したという。
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下る階段の途中の壁にはこのような彫刻が彫られていた。
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こんな彫刻もあったが、ほとんどが原型をかろうじてとどめているだけで、顔はほとんどわからない。
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大仏の膝近くまで階段を下りてきた。膝の部分はかなり苔むしていた。
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台座の部分もしっかり見えてきた。
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上の2枚の写真の上下のパノラマ合成で、大仏の全身の写真にして見た。高さ71m、肩幅28m。頭部の高さ14m。頭部の直径10m。世界最大の石刻座仏だ。
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足の指の所まで下ってきた。ここからだと、ほぼ全身が撮れた。
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やっと下に下りてこられた。ここまで並び始めてから1時間かかった。せっかくなので記念撮影。頭まで入れて撮れたが、膝から上の部分は隠れてしまう。
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正面から。
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左足を入れて。
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パノラマ撮影による正面からの全身像。
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少し足元に近づいて。
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上半身を拡大。
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さらに拡大。
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下り階段を入れて。
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下り階段を拡大して。危なさそうに見えるがそれほどではない。段差は大きいので
小さい子供とかお年寄りにはきついかも。 -
こんな感じで下ってきたのだ。
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大仏横にはお供えものとかお札のようなものがお坊さんによって売られていた。
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左手の指。
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左足指。さて、下ってきたはいいが、帰りは同じ高さまで、登らなければならない。主人がまた風邪気味でペースダウン。つらそうなので、途中何度も休みながらやっとの思いで上りきった。別の出口もあったが、入ってきた方向にもどることにした。
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大仏の頭が見えるところの近くには明や清の時代に再建された凌雲寺が建っている。せっかくなので、中に入ってみることにした。
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お寺の中にはこんなに金ぴかの像も。
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こんな仏さまも。
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こんな滑稽な像もあった。
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裏手に回り込むと、こんなきれいな像が建っていた。
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向かいには朱色の蔵経楼。
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中をのぞいてみたら、ちょうど読経中だった。
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東出口から出る前に見えた仏像。
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天気が回復しそうもないので、観光船に乗るのはやめて、ホテルにもどり、預けたバッグを受け取って、成都行のバスが出る肖壩旅游バスターミナルへ行くことにした。ホテルへは13番のバスで戻り、ホテルからバスターミナルへは6番のバスで行けた。このホテルは大仏見学には本当に便利なところにあり、選んでよかった。バスターミナルは6番のバスの終点と思っていたが、実際には2つ前で、乗り越してしまったが、すぐに戻って無事バスターミナルへ到着。昨日のターミナルとは違って立派なターミナルだった。運よく余裕で13時発のバスに間にあった。待ち時間に朝食で食べきれなかった肉まんを食べた。冷めても塩味がきいていてなかなかおいしかった。
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帰りは高速上では渋滞もなくスムーズに走ってくれたのだが、成都市内は渋滞があり、途中でガソリンを入れたりしたので、結局3時間弱かかった。着いたところがバスターミナルの外だったので、場所が確認できなかった。幸い停車中のタクシーを捕まえることができたので(30元=600円)、10分ほどで今日のホテルに到着できた。このホテルは空港まで車で10分のところにあり(40元=800円)、新しいホテルだった。設備がすばらしく、選んで正解だった。夕食はルームサービスを頼んだが、アツアツの中華四川料理で辛かったがおいしかった。今日はいまいちの天気だったが、それまでは連日快晴で、なかなか充実した旅だった。翌日飛行機が一緒だった日本のツアー客によると、途中の幹線道路が通行止めに会い、九寨溝に着くまで2日ががりで、成都市内観光や都江堰の観光がカットになったとか。トラブルに会わずに旅行できたことを感謝。
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