韓半島最南端地タンクッマウル～大興寺～頭論山ケーブルカー～菩堤庵への4泊5日旅(2015/9/18-22)③/③

2015/09/20 - 2015/09/21

江原道襄陽の洛山寺、江華島の普門寺並ぶ韓国3大祈祷場の一つで、
心を込めてお祈りすると一つの願い事はかなえてくれるというお寺、菩堤庵。
交通の便がよくなく、行きたくてもなかなか行けなかった菩堤庵。
シルバーウィークを利用した4泊5日の旅で、ようやく行くことができました。
4泊中3晩チムジルバン泊の自由気ままな一人旅。

エリア その他の観光地(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 1.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チェジュ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

タンクッマウル、大興寺と頭論山ケーブルカー、海南ヘナムの観光を終えました。
次の目的地、南海ナメへ向かいます。
海南を経つ前に、バスターミナル近くの食堂で食事しました。

ペッパンを注文。

バンチャンの小皿がたくさん付いたペッパン。
焼魚も付いています。

食後はカフェへ。
海南バスターミナル周辺にはカフェはこのDROPTOPしかありません。

食後はDROP TOPでブルーベリーピンスのデザート。
昨晩もここに来て、マンゴーココピンスを食べました。

海南から南海への直通バスはなく、
13：55発のバスでまずは順天を目指します。
このバスは珍島発、最終目的地は釜山の沙上バスターミナル。

海南ヘナム→順天スンチョン

海南を出たバスは途中、康津、長興、宝城、礼堂、筏橋など
何ヶ所ものバスターミナルを経由し、
約2時間後の16：00に順天に到着。

順天バスターミナルのチケット売り場で次の南海行きの出発時間を確認したところ、
3時間半後の19時発。
その前は、20分前の15:40にバスが出ていました。
3時間半の待ち時間。

昨年の11月に初めて順天に来ましたが、
3時間半の間に行って帰って来られる所はありません。
何か食べて時間をつぶそうと、
まずはバスターミナル内にあったトーストのチェーン店Isaacへ。

トースト一つ食べただけでは、まだまだ時間があり余っているので、
場所を移動し、バスターミナルの近くのカフェへ。

ケーキを食べて、ネットを見て、
スマホとデジカメの充電もしました。

順天に着いた16時頃。

19時を過ぎ、すっかり暗くなりました。
あと30分なので、バスターミナル内でバスを待ちます。

ようやく19:30になり、バスは南海に向け順天を出発。
途中2ヶ所のバスターミナルを経由し、約1時間後に南海に到着。

順天スンチョン→南海ナメ

私はホテルや旅館には泊まりません。
チムジルバン泊専門。
郵便局の近くに現代テーマチムジルサウナというのを見つけ、
ここで泊まるつもりで行ったら、
24時間営業のチムジルバンではありませんでした。
今夜のチムジルバン泊がなくなり、仕方なくモーテルに泊まることに。
宿泊費5万WONでしたが、｢チョムサゲアンデェルカヨ？｣と言い、
4万5千WONにまけてもらいました。
今夜の宿泊費はチムジルバン１万WONだったのに、余計な出費。

部屋は綺麗で掃除も行き届いていてよかったです。

夕食はモーテル近くのキンパッチョングッ

｢チャムチヤチェポックンパッ チュセヨ｣と言った瞬間に、
｢あなた韓国人じゃないでしょ｣といきなり日本語で言われてビックリ。
｢日本人ですか？｣
50〜60代のアジュンマが流暢な日本語で話しかけてきたので、
しばらく日本語で話することに。
アジュンマに、どうしてそんなに日本語が上手なのか尋ねると、
数年前まで約30年間ほどずっと日本で暮らしていたんだそう。
1人で来たのか、南海には何しに来たのか、色々聞かれお話ししました。
食べ終わり、アジュンマにさよならを言ってお店を出ました。

食後はモーテルからキンパッチョングッに行く途中にあったカフェへ。

オレオピンスを食べました。

ここ南海に来た理由は、韓国3大祈祷場の一つで韓国33観音聖地のお寺、
菩堤庵ポリアムへ行くため。
ネットで”菩堤庵”と検索してもあまり情報がなく、
DAUMのキルチャッキでバス路線を調べてもバスの本数も少く、
自家用車がないと菩堤庵へ行くのは難しいのかと思っていたら、
”南海郵便局前から信徒用バスが菩提庵まで運行している”
との情報があり、このバスで行くことに。
昨晩夕食を食べたキンパッチョングッのアジュンマにバスの時間を聞いたら
8〜9時頃にバスが出発するとのこと。
乗り遅れたらダメだと、8時過ぎからずっと待ち続けていましたが、
結局バスが来て郵便局前を出発したのは9時。
20人以上が乗れる小型バスですが、乗客はアジュンマと私の2人だけ。

途中バスターミナルに寄りアジョシ1人を乗せて、
約30分後にお寺の券売所の真ん前に到着。
お寺までは少し距離があり、山道を登って行きます。

お寺までの道からは岩肌むき出しの岩壁が見えます。

迫力あります。

菩堤庵まではあと100ｍ、という標識がありました。

ここまでずっと登り道だったのに、ようやく下り道に。
階段を下りきると、ようやくお寺に到着。
この３人組の男性は、会社の同僚の人たちです。
後で、海水観音像の前で写真を撮ってくださいと頼まれました。

菩堤庵ポリアムは韓国33観音聖地第16番のお寺。
江原道の洛山寺、江華島の普門寺並ぶ韓国3大祈祷場のひとつ。
心を込めてお祈りすると、一つの願い事はかなえてくれるそうです。
もちろん私も、海水観音像の前でお祈りしました。

建物のすぐ後ろに岩山が迫っています。

この階段へは進入できるのでしょうか？
行きそびれました。

萬仏殿は断崖ギリギリの所に立っています。

境内からはこの景色。

菩堤庵ポリアムは日の出が美しいことで有名なお寺だそうです。

鐘

境内の至る所から岩山が眺められます。

むき出しの岩肌がすごく迫力があります。

海水観音像

海水観音像前からは、尚州の街並みと海も見えます。

海水観音像の前では、熱心にお祈りしている人たちがいます。
韓国人男性3人組から写真を撮って下さいと頼まれ、少しお話しました。
そのうちの一人の男性も、この海水観音像の前でお祈りしたそうです。
祈りをささげる前に、立ってひざまずいて頭をつけてを108回繰り返し、
17分かかったと言ってました。
そこまでする必要はありませんが、やっぱり願い事はひとつだけだそうです。

私も一つ、韓国語でお祈りをしました。

海水観音様、私の願いかなえてください。
ちなみに願い事は、自分のことや家族のことではありません。

海水観音像の近くにある石塔は慶南有形文化財74号の菩提庵殿三層石塔で
高麗時代初期の作品らしいです。

お祈りもし、菩堤庵を後にします。
山道を下り、券売所まで来ました。
現在の時刻11時過ぎ。
次にお寺からバスが出るのは13：20です。
2時間以上あるので歩いてバス通りまで出ようとしたところ、
ここから下の駐車場に行くまで歩いて40分。
さらにそこから南海バスターミナル方面に向かうバス車道に出るまで
歩いて1時間もかかるうえ、
バス停にたどりついてもバスの本数がなく待たなければならないとのこと。
自力で1時間40分も歩き続けてバス停まで行く気力はなく、
お寺に戻り食事することに。
しかし、券売所からお寺までは近くもないし、
山道を登り、来た道を引き返しました。
昼食はご飯やキムチチゲなど、自分で自由に取る形式です。
お寺の食事は無料で食べられますが、
感謝のしるしに少しだけ食事代を出しておきました。

隣のテーブルでは、海水観音像の前で写真を撮るよう頼まれた女性が、
同じテーブルのアジュンマ達に、私のことを日本人だと話しています。
おかわりしに席を空け、席に戻ってきたら、
テーブルの上にビニール袋に入ったお餅と飴が置かれていました。
餅も飴も食事と一緒で、自由に取って食べてもいいものです。
お寺で食べてもいいけど、ビニール袋に入れて持ち帰ってもいいのかな？
と思ったけど、親切心で日本から来た私の為に
アジュンマ達がお持ち帰り用を用意してくれたので、
持ち帰り残さず食べることにしました。

バス運行時間
→お寺：8時、9時、17時
お寺→：7時、13時20分、16時
私は9時郵便局前から出るバスに乗りお寺に来て、
お寺を13：20に出るバスで南海バスターミナルへ戻りました。

お寺のバスに乗って帰りました。
バスを待つ間、ベンチで年配のアジョシともお話しました。
日本人女性一人旅観光客もいて、
私以外にも日本人女性がいるなんて驚きました。
その女性もこのバスに乗車されました。
いつも一人旅ですが、ここ菩堤庵ではたくさんの人とお話しできました。