2015/10/20 - 2015/10/20
4位(同エリア183件中)
TKさん
自然は何という偉大な芸術家だろうか。
曲線美の天才アーキテクチャー、スペインのガウディーでさえこんな造形美を産むことはできない。
四川省の山奥に隠れる様にひっそりたたづんでいる、黄龍。
黄色がかった乳白色の石灰華の連なりが、雪を頂いた山脈を昇ってゆく雄大な黄色い龍の姿にたとえられることからこの名前が付いた。
黄龍は、九寨溝からバス・車で3時間ほどで行ける。
九寨溝より、黄龍のほうがいいという人も多い。
それほど美しい絶景ポイントである。
ただ、注意しなければいけないのは、高山病。
決して速足で登ってはいけない。
何しろ標高3500mである。
途中で、道の端で多くの人々がうずくまってハアハア苦しそうに休んでいたのが印象的だった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
さて、九寨溝の感動を胸に、今日は黄龍へ目指します。
「おじさんこれ買ってよね。ほら、ほら ほ〜〜〜ら、てば!」
途中のチベット民族部落で休憩。かわいい女の子が一生懸命アクセサリーを売っていたので、思わずパチリ。 -
途中で、標高4000mの峠を超えていきます。
峠にある雪だるま。その右上にちらっと見えるのは、雪宝頂山(標高5588m)。めったに姿を現してくれないそうです。ラッキー!
四川省では、4000m級の山はちっとも珍しくなく、山に名前が付くのは5000m以上の山になって初めて名前がつくとのことです。なお、4000m級の山はただの「雪山」と呼ばれるそうです。 -
はいポーズ。日本人ですね。
そうしていると、この雪ダルマの制作者が寄って来て、写真撮るなら「チップ頂戴!」だって。
そう、ここは中国。 -
黄龍も近くなり、バスの中では、酸素ボンベの使い方のご説明。
-
はい、こういうふうにやるんですよ!(現地案内人 層さんの熱演)
キャップを取りノズルにはめます。それがそのまま、吸引マスクとなります。
私も一応念のため、試してみました。でも、何の味もしませんでした。美味しくないんですう。また、5分出しっぱなしにすると酸素は終わりになるので、気を付けましょう。 -
黄龍への登り方は、2つあります。一つは歩いて登る方法。もう一つはロープウエイで登る方法です。
決まっているでしょ!ロープウエイのほうが楽なので、これで行きます。 -
5分のロープウエイで、一気に3500mまで登ります。
はるか彼方に黄龍の一部が垣間見られます。 -
ロープウエイを降りた後は、五彩池(3650m)の下まで整備された平坦歩道を2100m歩きます。
ゆっくりゆっくり進みます。
もう空気が薄くて薄くて、ハア ハア ハア (壇蜜さん?)
それにしても、この剛力さん、すごいです。こんなに荷物を持って。ご苦労様! -
ここは酸素バー。
分岐点(五彩池の下)から、黄龍のハイライト五彩池までは、ずーっと登り。
あちこちには、空気が薄くて「もう〜〜ダメ」という人が、座り込んでいました。
皆さん先ほどの、酸素ボンベを吸っていましたが、あまり効き目がないような感じでした。
酸素ボンベも5分しか持ちません。そういう人たちのために、酸素バーもありますよ。 -
やっと五彩池に着きました。まだ、ここはイントロです。
でも、もう、高山病一歩手前。
ハア ハア ハア (また、壇蜜さんか?しつこいよ) -
お〜〜〜美しい!
エメラルドグリーンの千枚棚の先には、快晴の山脈が。
人間とはキャッシュ(現金)なもので。この美しい景色を前にすると高山病(の手前)は一気に治りました。 -
五彩池とは、各棚の水の色が(五色に)違っていていることからこの名前がついたらしい。
水の色は場所によって黄色、緑色、青色、茶色と様々に変化して見え、晴天時は日光と相まって金色に輝きます。 -
絶景ですね〜〜〜!
でも、小さくてよく観えない? ハイはいわかりました! -
イチオシ
拡大しました!
miharashiさんのテクニック拝借します(断りに無しに使ってすいません)
どうですか?素晴らしい景観でしょう!
実物はもっとすごいですよ! -
五彩地の先には、黄龍古寺(仏教)、黄龍中寺(道教)が見えます。
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見晴らし台は人がいっぱい。
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黄龍古寺(仏教)の中。おごそかでした。
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いつも思うんだけど、中国のお線香って結構太いよね。
(信心深くないコメントですいません。。。) -
これなんでしょうか?
正解はトイレです。
大変整備されて清潔です。九寨溝ほど混んでいませんでした。
安心ですよ。 -
ここは、黄龍のもう一つのハイライト。争艶彩池です。
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青空が重なる石灰華段のエメラルドグリーンの湖面に映えて、美しいコントラストになっています。
トルコのバムッカレや、アメリカのイエローストーンや、クロアチアのプリトビッツェ国立公園にも、石灰華段がありますが、ここが一番スケールが大きいですね!(個人的な感想ですが。) -
湖底の模様が面白く、また、湖面のさざ波がいい感じを出しています。
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なんかほっとします。
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景色が、秋の陽だまりに、しっとり映えていました。
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このような、この世のものとは思われないほど、神秘的な景色のオンパレードが続きます。
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この美しい曲線のさじ加減。
このような造形は人間にはできないですよね〜〜〜!。
やはり、自然は最高の芸術家です。しみじみそう思いました。 -
いかにも、黄龍というような黄色の石灰石の塊!。
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澄み切っている湖面には秋の黄葉が反射して。。。。
さらに手前では。。。 -
湖面に映った人々の陰影のなんという幻想的美しさ!
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白黄色の棚になみなみと溢れる黄龍の清々しい、清水。
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美しい黄龍の景色をたっぷり堪能した後は、充実感で満ち足りた気持ちでいっぱいになりました。
満足満足。な気持ちいっぱいで黄龍を後にしました。 -
黄龍を後にして、次は松潘古城へ。
もう、城門の上空には美しい三日月が! -
夜の古城って雰囲気ありますね〜〜〜。
さて、松潘古城は、地理的に重要なところで、ちょうどチベット族と漢民族の接点となる地域です。
そのため、紛争が絶えなく、とうとうチベット族が漢民族と大戦争となるとき、漢民族から美しいお姫様がチベットの王様へ嫁いできました。
これが大成功。 -
お二人は、相思相愛になり、両国は戦争を回避したのです。
めでたしめでたし! これが、その記念彫刻。幸せそうですね。 -
その前にある屋台のお兄さんが売っているのは、羊の串焼き。
いい臭いでした。美味しそうでした。 -
ちょっと!待った!私にも出番を頂戴。
「寒いときは、オイモ! オイシイヨ!」
おばさん、頑張っています。 -
と、いいながら、松潘古城の秋の夜は更けていきます。
美しい黄龍の自然と、きれいな中国夜景を堪能して満足一杯で、
今夜はすっきり。
オ ヤ ス ミ ナ サ イ! -
おしまいはこの一枚。
小雨に濡れる成都の街を走る、小姐のカッコイイ斬新なデザインのスクータ、
の上に堂々とひらめいている、この雨傘!
カッコいいし、しかも流線型(スピード出そう)、
さらに、しっかりスクータに取り付けられているし。
しかも、足元には買い物帰りのビニール袋を何気なく置いているし。
感動しました!恐るべし中国人の柔軟な発想!まいりました!(m(__)m)
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