シルバーウィーク③海南（ヘナム）・大興寺～潭陽(タミャン)

2015/09/20 - 2015/09/24

シルバーウィークを利用して、韓国のさいはての村タンクッマウル（地の果て村）に行ってきました。韓国地方旅は交通の便が悪く、いつも頭の痛いところですが、それ以上に行きたくなる何かをいただいて帰ってきます。
今回は日本で知り合った韓国人留学生の故郷にいらっしゃるアボニム、オモニム（お父さん、お母さん）にお願いして、ヘナム郡タンクッマウル、そしておまけに宝城（ポソン）まで車で案内していただき盛りだくさんの旅になりました。

9/20　最終便で羽田～ソウル
　21　ＫＴＸにて木浦（モッポ）～ヘナム郡タンクッマウル
　22　タンクッ～宝城（ポソン）～海南(ヘナム)大興寺（テフンサ）
　23　大興寺（テフンサ）～潭陽(タミャン)～ソウル
　24　午後ソウル～帰宅

よかったら、①、②も見て下さい。

エリア その他の都市(韓国)

宝城(ポソン)をあとにして、海南(ヘナム)大興寺(テフンサ)に向かいます。
今日のお宿にチェックイン。

韓国最古の旅館だそうです。

遊仙館（ユソングァン）には、300年の間、大興寺（テフンサ）の客舎として使われた歴史がそのまま残されています。大興寺の一部分として認められるほど、その外観は大変美しくて古風です。

KBSのバラエティ番組、『１泊２日』で放映されたようで、事前に予約をいれたほうがいいと思います。

宿泊代は50000W。

食事は夜、朝と別にお願いでき、それぞれ10000W、7000Wとなります。

川が流れる裏庭にオンギ（甕）。

流れる小川。風情を感じます。

夜、食事のあと、この暗い川辺で旅の足跡を振り返ってしばし思いにふけっていたところ、宿のご主人が何も言わず照明をつけてくれ、さりげない暖かさを感じました。

一旦荷物をおいて、大興寺（テフンサ）に向かいます。

韓国の最南端にそびえている頭崙山(トゥリュンサン)の雄大な自然を背景にたたずんでいる寺院です。

朝鮮時代中期の有名な僧侶、西山大師(ソサンデサ)は大興寺を見て、「戦争をはじめ3つの災いが及ぶことができない所(三災不入之処)で、1万年間崩れない地(万年不毀之基)」といい、自分の衣鉢をここに保管するようにしたそうです。

彼岸花、韓国では相思華と呼ばれているそうです。
花と葉が一緒に咲くことはなく、花は葉を想い、葉は花を想いこの名前がついたと、アボニムが教えてくれました。
とてもロマンチストなアボニムです。

韓国三十三観音聖地　第十一。

ご朱印いただきました。

1000体の仏を祀る千仏殿。
すべて表情が違うそうです。

慶州（キョンジュ）から船で運ぶ途中、日本へ流れ着いてしまい、
その後1000体は無事　韓国に帰されこちらにあると言われています。

大雄殿。

本日の宿、遊仙館（ユソングァン）に戻ります。

部屋にはお布団しかなく、トイレ、シャワーは裏手にあります。
テレビもないので、夜は長いです。が、ゆっくり休め心が洗われました。

まだ夜の明ける前の３時ころからお経の声が聞こえたり、鐘の音がなったり、異次元の世界に来たようです。

オンドルの煙突。

6時からの夕食。

豆ごはん。

翌朝、タクシーを呼んでいただき、潭陽(タミャン)へ向かいます。
海南（ヘナム）バスターミナル。

光州行きのバスに乗り、光州で乗り換え、そこから潭陽(タミャン)に向かいます。

潭陽(タミャン)到着。あいにくの雨。

タクシーでメタセコイアの道に向かっていただき、１０分程運転手さんに待っていただきました。

しばし、散策。

ふたたびタクシーに乗り、竹緑苑に向かいます。

2015潭陽世界竹博覧会が開催されてました。

竹緑苑に入場前にすぐ隣で昼食をとります。

食堂の名前も『竹緑苑』。

トッカルビ定食。肉をたたきそれをまとめハンバーグのように鉄板で焼いた料理です。肉の中に他にいろいろ入ってました。

牛トッカルビと豚トッカルビを1人前づつ注文しました。

奥が牛、手前が豚。それぞれ18000W 11000W。

竹筒ごはん。

店内はきれいにされてます。
あいにくの雨でお客さんはまばらでした、

竹緑苑入口。

散策します。

残念なことに雨でしたが、それでも竹の道散策は気持ちよかったです。

KBSのバラエティ番組、『１泊２日』

ドラマ『イルジメ』。

帰路にむかいます。

観光案内パンフ。

潭陽(タミャン)をあとにし、ソウルに戻ります。
明日は帰国です。

４泊５日、中３日は地方の旅。
今回お世話になりました、韓国人留学生ＰＫ様、そしてアボニム、オモニム、本当にありがとうございました。おかげさまで韓国地方の旅、満喫できました。
はじめて会った方なのにあたたかく迎えていただき、韓国人の大陸気質の大きな懐に飛び込んだような気持ちです。

地方の旅は少しハードルが高いですが、もし行き詰ったら韓国観光公社さんにメールで問い合わせすると助けてくれますよ。また、今回メインだったタンクッにはなんと！観光案内所に日本人がいらっしゃいますので、事前に相談してみてはいかがでしょうか。

つたない旅行記ですが最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。