2015/06/19 - 2015/06/19
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frau.himmelさん
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シリアからの大量の難民がドイツを目指して、ウィーン西駅からザルツブルク、そしてザルツブルクからミュンヘンへと殺到して、それら路線や駅は大混乱に陥った様子がニュース映像で映し出されていました。
現在もまだ、ザルツブルクからミュンヘンへの列車は途中駅までしか動かず、旅行者にとっては大変深刻な問題となっています。
まさしくその路線を私たちは3か月前に通りました。
その頃はまさかそんな重篤な問題に発展するとは夢にも思いませんでしたが、そういえば今までの旅行で感じたことがないくらい警戒が厳しかったように思います。
観光地のあちこちで拳銃携帯の警官の姿を見かけましたし監視も厳しかったような。
列車の中でも、さっきまで隣に座っていた外国系の男性が警官に連れていかれる光景に遭遇し、治安の悪化を肌で感じました。
さて、4泊したウィーンを発っていよいよドイツ入りですが、その前に、問題になっている上記路線情報、チケットの買い方、車内の様子などをアップします。
もちろん船頭二人の間にも不穏な空気は相変わらず・・・。
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4泊したウィーンの街ともいいよいよお別れ。
昨夜は10時過ぎに寝て、5時ごろ夫がガサガサする音で目が覚めました。
その間1度も目が覚めることなく7時間もぐっすり眠ったなんて珍しい。
よほど疲れていたのでしょうね。
朝食をとって7時半ホテルをチェックアウトして出発。
4日間朝夕目にしたマジョリカハウスとメダイヨンハウスにもお別れをして・・・。 -
今日はケッテンブリュッケン駅のオットーヴァーグナーの入口からではなく、反対方向の入口から入ります。
こちら側にも重厚な建物が建っていました。 -
こちら側にはエレベーターがあるからです。
5年前まで夫と旅行をしていた頃は夫が重たい荷物を持ってくれましたが、数年前くらいから軽い腰痛であまり無理が利かなくなりました。
もう二人とも齢ですから、エレベーターやエスカレーターは必要不可欠条件です。 -
今日はいつもと反対方向のHuetteldorf行きだからね、間違わないように!。
えーと、ホームに下りるエレバーターはこっちだったかしら?
私達はここから3つ目のLaengenfeldgasse駅でU6に乗り換えて二つ目、ウィーン西駅に出ます。 -
とても慎重派の夫の提案で、昨日このコースをシュミレーションしておりました。
バタバタしたくないからと言うのがその理由。
ウィーン西駅の地下鉄乗り場。
昨年10月はここをしょっちゅう使いました。懐かしいー。 -
ウィーン西駅構内。
どうしてもエレベーターやエスカレーターがないところ、あるいは列車に乗降の際の荷物は夫が運んでくれます。
それはとても感謝しています。 -
でも、機嫌が悪いと、
「どうせ僕は荷物運びだから」と言うのがとてもイヤ。
「あらー、知らなかったの。一人のときは若い屈強な男性がさっと寄ってきて、お手伝いしましょうかって、荷物を軽々運んでくれるのよ〜」
って口に出そうになる言葉を飲み込みます(笑)。 -
さて、私達がこれから乗るのはこのウェストバーン。
ザルツブルクまで行きます。
ウェストバーンとは、オーストリア国鉄ではない民営会社、第三セクターみたいなもの?が運営する鉄道です。 -
時刻表です。
-
ウィーンとザルツブルクを毎時1本走っています。
OEBB(オーストリア国鉄)と同じ路線を走っています。 -
ウィーン西駅からザルツブルクまで24.90ユーロです。
オーストリア国鉄のICやRJが57ユーロに対して半額以下です。
これを利用しない手はありませんね。
駅構内には、チケット売り場も券売機もありません。
チケットは車内で車掌が来た時に購入すればいいのです。 -
8:38発の列車が入線してきました。
夫はしきりに心配しています。
「ホントに切符がなくていいの?」「車内で買うのは高くつくんじゃないの?」
今日ばかりは経験者の私を頼らざるを得ないようですね(笑)。 -
あ、ちなみに平らなステップなので、スーツケースもらくらく運べます。
夫に、どうせ荷物運び・・・と言われなくてすみます。 -
私達が一番乗り。
荷物置きも右手前にあります。
指定席ではありませんので、より取り見取り、4人席を二人で占有できました。
そのうち乗客が増えて、私達の隣は見た感じ学生二人と教授の、男性3人組のよう。
ずーっと講義をしている教授の話を、時々図面を広げて見入ったり、質問をしながら若い二人が熱心に聞いている。
教授に対する礼儀正しい姿勢がとても好感がもてました。 -
きびきびした女性の車掌さんが回ってきたのでチケットを購入します。
ウェストバーンはチケットは車内で購入するのです。 -
ウェストバーンでは軽食と飲み物も車内で購入できます。
-
簡単な朝食、スナック、コーヒー、ワインやビールもあります。
窓の外は雨が降りだしました。
ザルツブルクに降りたら、ミラベル宮殿まで急いで薔薇の花を見に行きたいと思っていましたが、ちょっと無理かも。 -
隣の3人組がリンツで降りた後にシニア女性二人が座りました。
すぐに車掌がチケット検札にきましたが、何かもめています。
聞くともなしに聞いていたら、どうも彼女らはオーストリア鉄道のチケットで間違ってウェストバーンに乗ったらしい。
車掌がしきりに説明をしても、様子が飲み込めないようす。
でも規則は規則です。彼女らはしぶしぶチケット購入に応じまsた。
その後ずっと、たぶん「損した損した」と言うようなことを言っていました。 -
11:08分ザルツブルク到着。
隣のホームには11:13分発のミュンヘン行きが待っていました。
あ〜〜、これに乗ればミュンヘンに早く着くのに。
この接続のことは知っていましたが、チケットも買わなければならないし、間に合わないと思って、ミラベル宮殿のバラの花を予定に入れたのです。 -
いつも慎重な夫が、急げば間に合うかも知れない。早くチケットを!と言い出しました。
券売機がずらっと並んでいて、さあどれが・・?なんて選んでいる暇はありませんので、空いている券売機で。
どこを選べばバイエルンチケットが買えるのだろう?
慣れない機械は操作が難しい。
モタモタしているうちに時間は経過します。
夫の苛立ちが伝わってきます。 -
とうとう時間オーバー。
全くこんな画面、どこをどうやったらバイエルンチケットが買えるの!?
夫は窓口で買えばいいじゃないかと言っていますが、ちょっと待って!
窓口で買えば2ユーロ高いのです。
安いチケットをゲットしたいという私のポリシーが許しません。 -
隣の券売機が空いたので画面を見たら、チケットを選ぶ画面になっていました。
-
そこにありました、Bayern-Ticketの文字が・・!
無事、2ユーロ余計に払うことなく、2人分28ユーロでバイエルンチケットをゲット! -
この画面では私達が昨日使ったブラチスラバチケット(EURegio-Ticket)も買えます。
しかし、ウィーンからのチケットになっていますので、ウィーンまでは別途購入しなければならないようです。 -
さて次はミュンヘン、その次のアウクスブルクまでの時刻表を調べなければ。
この機械でいろいろ試しますが、なかなか出てきません。
まだ出ないの!?
いまやっているじゃない、気が散るから静かにして!
券売機の前での不穏な遣り取り。 -
ついに、怒った夫はどこかへ行ってしまいました。
結局OEBB(オーストリア鉄道)の機械ではどうしてもダメでしたが、DB(ドイツ鉄道)の券売機で時刻表を出すことが出来ました。
さて、夫は何処に行ったのだろう?
近くを探し回りましたが、見つかりません。
もおー!腹が立ちました。
連絡手段もないのに、一体どうするつもりなの! -
バイエルンチケットは夫が持っているし、私乗れないじゃない!
そこにじっとしているなんてもったいない、プリプリしながら昨年工事中だった駅の東側にやってきました。
すでに工事は完了しており、立派な車寄せが出来ていました。 -
こちらは私が昨年泊まったホテルがあるほう。
まだ雨が降っていますね。
今回ザルツブルクからミュンヘン行きの接続時刻を調べていなかった理由は、ミラベル庭園の薔薇の花を見たいし、昼食もザルツブルクで摂るかも知れない。
その時の成り行きにしようと思っていたから。
だけどこの雨で急遽その予定を変更せざるを得ませんでした。 -
こちらはバスターミナルになっていて、いろんな方面にバスが出ています。
昨年は夜遅く到着して、ここからホテルにタクシーで行ったのでした。 -
さあー、夫はどうなっただろう。
一応さっきの券売機の場所まで戻って少し待ちます。
すると、夫があっちから白い紙をひらひらさせて、ニコニコしながら近づいてきます。 -
出発時間がわかったよ♪
ちょっと並んでいたけど、インフォで教えてもらって来たよ。
もおーっ、人が心配しているのに!
私が券売機でモタモタしているのに業を煮やして、夫は案内所に聞きに行ったみたいです。
12:13分発に乗って、ミュンヘンからアウクスブルクへの乗り継ぎ時間は30分しかないけど、ジャーマンレイルパスを買う時間はあるかしら?。 -
ザルツブルクからミュンヘンまでは、これも第三セクター?のメリディアンに乗ります。
-
-
席はガラガラ。
またしても4人席に陣取って・・。 -
列車は雨にけぶるザルツァッハ川の上を走ります。
-
丘の上のホーエンザルブルク城が小さくなって見えなくなったら、ザルツブルクともお別れです。
-
これからはバイエルンチケットを使います。
「できるだけ安いチケットで旅をする」をテーマとしている私としてはウィーンからアウクスブルクまでの早割りも調べました。
早割は一人49ユーロとか59ユーロとしか出てこない。
例えば49ユーロとしたら、二人で96ユーロ。
今回のウェストバーン、ウィーン→ザルツブルクはバイエルンチケットの場合は、
24.9×2=49.8+28=77.8ユーロ、
迷わず安いほうを選びました。
お天気がよければミラベル庭園にも行くはずでしたし、これから行くアウクスブルク市内のトラムにも使えます。
こちらのほうが便利でした。 -
ではお昼にしましょうか。
さっき売店で買ってきたパンと、これなんだろう、おいしそうだと思って買ったけど、ちょっと油っぽいかしら・・・。 -
プリーン・アム・キームゼー駅。
奥の方にグリーン色の車体を見せてキムゼーバーンが停まっています。
私にとってこの街はとっても懐かしい町です。 -
途中から学校帰りの子供たちや荷物を引っ張った学生たちが大勢乗ってきました。
そうです!。今日は金曜日、ゲルマン民族大移動の日です。 -
4人席を2人で占用するのは悪いよう。
しかしスーツケース置き場がないから仕方がない。
その後事件は起きました。
さっき乗ってきた黒人の若い男性、車掌の検札で有効なチケットをもっていなかったようです。
車掌にいろいろ尋問されて、その車掌がいつ連絡したのか別な車掌もやってきて・話の内容が単なる不正乗車ではないようです。
そして促されて、どこかに連れていかれました。 -
列車は駅に停まってきり、なかなか動かない。
そのうち、通常の車内放送と違うわけのわからない音が流れました。
あとから推測するに、きっと車内で誰かを呼ぶときの暗号か何かじゃなかろうかと思いました。 -
次のミュンヘンオスト駅でもしばらく停車。
窓から警官がやってくるのが見えました。
その後車内放送で、ポリツァイ何とかと言っていましたので、警官が来たのでしばらく停車するという放送だったのでしょう。
窓の外を眺めていたら、警官に連行されたさっき隣の席にいた若者の姿が見えました。 -
列車は25分ほど遅れてミュンヘン駅に到着しました。
ジャーマンレイルパスを買う時間なんてありません。急いでアウクスブルク行のREに乗りこみました。
ここでも、警官が乗っていますとの車内放送が流れました。
その当時は今のように大量の難民問題はありませんでしたが、その頃(6月下旬)でも、テロ問題、難民移民、それに密入国で治安が悪くなっていたせいか、随所で兼官の姿が見られました。 -
アウクスブルク到着。
ドイツの1日目はこの町から始まります。
数年前、乗換でこの駅に降り立ったとき、エレベーターもエスカレーターも見つからず大変な思いをしました。
その時はなぜか助けてくれる屈強な若者はいなかった(笑)。
今回はこのベルトコンベアを見つけてほっとしました。 -
階段の横の黒いベルトにスーツケースを乗せて、上下に移動させることが出来ます。
-
ついでにコインロッカーの写真も。
旧式なコインロッカーです。
確かこの小さいので3ユーロ、大きいのは5ユーロだったと思います。
大きいのには今回の私達のスーツケース2個が同時に入ります。 -
私達がまず行ったところは駅の「ライゼツェントルム」チケット売り場です。
ミュンヘン駅で買い損ねたジャーマンレイルパスを購入したいと思っていました。
この順番カードをとって、順番が来て窓口まで行ったら
「残念ながらこの駅では取り扱っていません」と。 -
http://www.bahn.com/i/view/mdb/bahnintern/international/uebersee/mdb_180025_german_rail_pass_flyer_2015.pdf
今回の旅では、「2015年から新しく改正されたジャーマンレイルパスを検証してみよう」も旅のテーマの一つです。
この中の2ページ目左上、
「City Experiences」の中の7番、
「Historic Highlight of Germany」、
これらの町ではシティーカードやウェルカムカードがもらえるとあります。
これを早速アウクスブルクで検証したいと思っていました。
残念!
次の町に持ち越しです。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- norisaさん 2015/09/28 14:40:15
- 今や大変!!
- frau.himmelさん
こんにちは。
思えば良いときに旅をされました。
この9月にオランダ、ベルギーに行ったのですが、TVは大変!
連日難民のニュースだけです。
ドイツ国境や東欧の対応などとにかく難民の話題のみ。
オランダもかなり影響を受けつつありました。
さらにアフリカからの難民も加わりユーロ圏は大変です。
鉄道はユーレイルを買っていきましたがとても東に行ける状況ではありません。
これからも尾を引きそうですので、西欧の旅は数年おあずけかと観念しましたーー。
norisa
- frau.himmelさん からの返信 2015/09/29 22:18:23
- RE: 今や大変!!
- norisaさん、こんばんは。
ほんと、びっくりしました。
いつの間にベルギー・オランダへいらっしたのかしらと。
ちょうどいらっしたときはあの難民問題の最中だったのですね。
日本でも毎日ニュースでやっていましたので、当事国ヨーロッパはさぞかし難民一色のテレビニュースだったでしょうね。
思えばほんとにいい時に行きました。
2か月遅かったら、今回のコースではウィーンからドイツに入国できませんでした。
でも、警戒は厳しくピリピリしていました。
ちょっとした公園にも拳銃携帯のポリスが見回っていて、何も悪いことはしていないのに、ドキドキしました。
早く沈静してくれないと、ヨーロッパ旅行の計画が立てられませんね。
コメントありがとうございました。
himmel
-
- アンマンさん 2015/09/27 22:39:06
- お昼に食べたのは何だったんですか?
- ドイツは難民問題が大変だとテレビで見ました。
frau.himmelさんの時はまだ大丈夫だったんですね!?
9月に行ってればスケジュール通りに旅行できないかも
しれませんね・・・・(大変だー)
ご主人はまじめで几帳面な方ですか!?
荷物持ち(?)がいたら大助かりですよ☆彡
小さい駅だとエレベーターがないですし
(ローテンブルグに行くとき苦労しました)
あのベルトコンベアは上りはいいですが
下りは危険じゃないですか!?
結構 早いですから荷物が先に落ちてしまいそうでした。
(若い男の子が助けてくれました)
シティーカードやウェルカムカードを教えて頂けると
初めて旅行する者には嬉しい限りです(^^♪
ドイツに大変詳しいfrau.himmelさん
アンマンも恩恵にあずかりました(感謝)
BSの
世界ふれあい街歩きで<ウエルツブルグ>
6月23日に放送されました
懐かしく見て楽しみました☆彡
- frau.himmelさん からの返信 2015/09/29 22:08:40
- RE: お昼に食べたのは何だったんですか?
- アンマンさん、こんばんは。
いつもいつもコメントありがとうございます。
難民問題は私の時は大丈夫でした。
これが2か月遅かったら、このコースではドイツ入りできなかったですね。
ホテルの予約は入れているし、列車やバスの予約もしているしで、パニックになったかもしれません。
早く沈静してくれないと、次の予定が立てられませんよね。
さて、お昼に食べたもの、さ〜〜一体何だったんでしょう?笑
無責任ですね。
ザルツブルクのパン屋さんのケースに並んでいて、近くでそれを買った人がいて、おいしそーと思って釣られました。
あの黄色い粒々は、見た目は何に見えますか?
そう、粟(アワ)そっくりでした。アンマさん、ご存じですよね。
その中にキュウリやトマトなどが入っていて、いま思えばサラダの一種かなー・・。
まあ、夫と二人で完食しましたので、お味もそれなりだったのでしょうね。
えっ!「世界ふれあい街歩き」でヴュルツブルクをやったのですか?
もしかして、マイン川の上のレストランが出てきませんでした?
もしそれでしたら見ていますが、新しく放映されたのならみませんでしたね。
残念!
それからあのベルトコンベア、そう、上るときはいいけど降りる時が怖いんですよね。
私も一度、若いかわいい女の子が助けてくれました。
みんな優しいですよね。
次はアウクスブルクです。
アンマンさんはいらっしゃいましたかしら?
では、その時に。
himmel
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