2015/08/23 - 2015/08/30
12位(同エリア21件中)
のんほさん
現地の人の生活を知りたい!と、2日間だけですがホームステイしました。
伝統的な料理を食べたり、家庭料理の作り方を教えてもらったり、結婚式に参加したり。盛りだくさんでした。
もちろん、水道が出なくなってトイレをどう流そうとか、やたら虫にくわれたりとかもしました。
でも、ホテルに泊まって観光するだけよりも、ずっとコスラエ島の印象が深くなったと思います。
万人におすすめはしませんが、せっかくここまで来たなら!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 航空会社
- ユナイテッド航空
PR
-
今回お世話になったグラントさん一家。右端がこの家の主・ミチコさん。
コスラエ島というかミクロネシアには日本語名の人が多い。第一次世界大戦後、ドイツに代わってミクロネシアを占領、その後、終戦まで信託統治をしてきたから、というくわしい事情は後から知りました。
お年寄りだけでなく、子どもや孫の世代まで日本語名がついているのにはちょっとおどろきました。
ちなみにミチコさんのだんなさんはヒロシさん。その名前から、家の前のダイビングスポットは「ヒロシ・ポイント」と名付けられています。 -
台所です。ミチコさんはいつもきれいにそうじしてました。
ここで最終日、友人と味噌汁と日本そばを作ってふるまいました。いりこでだしを取り、十割そばを使い、とがんばったのですが、受けはいまいちでした。
海外で日本食をふるまうって難しい……。 -
庭にはこんなヤシの木がしげってます。
-
目の前は海です。
-
残念ながら波が荒くて、ヒロシ・ポイントでシュノーケリングを楽しむことはできませんでした。
-
コスラエの伝統料理法のひとつ、石を使った蒸し料理「ウム」の始まり。ココナツの殻を燃やして石を熱くします。
ウムをはじめ伝統料理を作る機会はどんどん減っているそうです。普段の食事はなんと缶詰が多いそうです。スーパーに並ぶのは甘いジュースに極彩色のおかし……。
戦後から80年代までアメリカの信託統治が続いた関係か、今も食をはじめあらゆる面でアメリカの影響が大きいなと感じました。 -
蒸し焼きにするのは、パンの実。見た目はちょっとジャックフルーツに似てますが味と食感はまったく別物です。
-
がんがんココナツの殻をくべます。
-
その間に、お父さんが今度はココナツの葉を取り出して何やら始めます。
-
編みます。
-
編みます。
-
ここは三つ編みです。
-
できた! 10分もかからずにかごが完成。
-
1時間弱ほどたったでしょうか。十分熱くなった石の上にパンの実とバナナをのせます。
-
大きな葉っぱをかぶせて蒸し焼きに。
-
この状態でまた1時間くらいおきます。
-
そろそろいいかな? 息子ふたりもお手伝い。
-
よしよし。ここで先ほどのかごが登場です。
-
これが出来上がり。真ん中がパンの実で、端がバナナです。
パンの実はふかしたサツマイモのような味でした。 -
マングローブクラブ。身が多くておいしいです。獲れるときと獲れないときがあるようで、何日か前からたのんでおいてくれたようです。
これ以外に、マグロと米をココナツミルクで似たコスラエスープも作ってくれました。これはスープというよりおかゆに近い感じです。 -
ココナツの実の白い綿のようなところ。おいしいけど、カロリー高そうでした。
-
天然のココナツジュース。ちょっと青臭いけど、慣れるとおいしいです。特に暑いときは。
-
名前はないけど番犬。
-
翌日、今度は昼ごはんの用意です。長いさおを使って何やら実を落とします。
-
落ちてきたのはパパイヤ。
-
このパパイヤと缶詰のカツオとニンニク少々をしょうゆと砂糖で煮込んだのが「コスラエ風すき焼き」だそうです。
意外ですが、スーパーではわずかしか野菜が並んでいません。それも輸入品だそうです。
こんなに暑いのだから、ゴーヤーとかナスとか取れそうなのに!と思うのですが、どうもそういう労働はあまり好まないようで。まあ南国にありがちな……
グラントさんいわく、戦前にいた日本人は畑でスイカやキュウリやミカンを作ってよく働いていたと。遠洋漁業用の氷を作る工場もあって、「あのころが一番産業が発達していた」。 -
ルーテンさん、満面の笑顔! 私たちのおみやげにと、ココナツオイルを作ってくれました。
-
ココナツの実を割り、中の白い部分をかき出して搾ります。
-
焦がさないようにしながら、ひたすら煮詰めます。
-
最後はこんな風になります。3時間くらい煮詰めたでしょうか。最後にイランイランの花で香りをつけます。
-
葉っぱをじょうごにして容器につめます。ココナツ10個ほどで、オイルは300CCくらいでした。
これは料理用ではなく、体に塗ったり、刃物の保護用に使うものだそうです。ただ、日本に帰ってから使ってみて保湿効果はあまり高くない気がしました。考えてみればこれだけ湿気があって暑いのですから、保湿は無用ですね。 -
村の結婚式です。教会でセレモニーが終わった後、近くの学校に移動して披露宴です。お手伝いの人たちはみんなおそろいの生地で作った服を着ています。
披露宴が始まったのが7時ころでしょうか。関係者が次から次へ出てきてあいさつ。これがもううんざりするくらい続きます。
料理はほとんどが分担して作ってくるようで、まさに「お預け」状態が2時間くらい。 -
ブタの丸焼きも出来上がり料理は着々。でも、あいさつは終わりません。途中で子どもたちにはランチパックのようなものが配られました。待ちきれないからなんでしょうね。
-
村人総出という感じでした。これはかなり規模の大きい結婚式だそうです。料理も豪華です。
-
あいさつが終わったところで、ようやく食事。アルミの大きなトレイを持って料理を取り分けてもらいます。昔はバナナの葉を使っていたそうです。
料理の種類がすごい。軽く50種類くらいあったのではないでしょうか。
みんなそのまま車に乗せて持って帰り、家で食べる人が多いそうです。 -
村の合唱団?の合唱がすばらしい! コスラエの伝統の歌だということでしたが、そうなのかな。
https://www.youtube.com/watch?v=Qag5V-NI_Cg
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ミクロネシアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ミクロネシア最安
960円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
36