2015/09/19 - 2015/09/19
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metabomanさん
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連休中で渋滞するであろう高速道路は避けて、のんびりと列車旅。JR東海発行の青空フリーパスを使えば、区間内の快速、普通列車が一日乗り放題。まずは名古屋駅から快速みえに乗って松阪で途中下車。木綿や紙といった物資の集積地であった松阪は裕福な商人が多く、そのうちの小津家の住宅が松阪商人の館として一般公開されている。様々な展示物で当時の商人の暮らし振りがしのばれる。近くには三井家発祥地や本居宣長の旧宅跡もある。駅への帰り道に川清というかまぼこやはんぺいを売る店があり3枚ばかり購入。小腹がすいたので駅のホームでいただく。こから寄り道して名松線に乗ってみる。名張までつなげる予定だったというこの路線、残念ながら伊勢奥津で計画打ち切りに。さらに平成21年の豪雨で今は家城(やなり)から先はバスによる代行運転となってしまった。列車は松阪から津方面へ少し戻った後、美杉の山へ向かう。家城駅近くは雲出川の渓流に沿って走り眺めも良い。今回は時間の都合上ここで折り返す。ほぼ2時間に1本ののんびりした路線だった。松阪から参宮線に乗り変え終点の鳥羽へ。駅は港のすぐ近くにあり、目の前には旅館、ホテルが建ち並ぶ。イルカ島や菅島などへ渡る船や遊覧船などが出入りしている。真珠王、御木本幸吉を偲んで作られたミキモト真珠島や鳥羽水族館等の有名観光地も数々あるが、今回歩いたのは港から少し入った通り沿いにひっそり立つ「鳥羽みなとまち文学館」辺り。名張出身の江戸川乱歩と親交のあった岩田準一の生家を記念館にして公開している。乱歩の作品の挿絵ややり取りした手紙などもあった。この近くに詩人の伊良子清白の家も残されていた。三島由紀夫の潮騒の舞台になった神島もあり、海辺の街は文学と深い関わりがあるのかなと思いつつ、土産をかいに鳥羽1番街や新しく出来た鳥羽マルシェをぶらぶらする。海産物から野菜まで、ここには美味しそうなものがたくさん。電車なので持って帰れないのが残念だ。(宅配で送る手はあるが)のんびり気ままな三重県の旅だった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
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紙問屋の豪商小津清座衛門の屋敷を松阪商人の館として一般に公開している。松阪もめんで染め抜かれた暖簾の奥に続くお屋敷は当時の繁栄ぶりが伝わる。長者番付の字の大きさでもその大店ぶりが伝わる。
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奥までつらなる座敷。
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JR名松線、家城駅近く、雲出川の渓流。通称「家城ライン」と呼ばれる景勝地。
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今はここが列車お終点、家城駅。ここから伊勢奥津までは代行バスが運行されている。時間によっては運行バスと連絡の無い時もある。
運行は2時間に1本程度。 -
家城駅から先の線路。列車が通らないので草に覆われている。
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鳥羽駅のそば、遊覧船乗り場からミキモト真珠島へと向かう途中にあるカモメの散歩道。海風に吹かれながら歩くのが心地よい。
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ミキモト真珠島へと繋がる橋。真珠の博物館やショッピングのできるお店などがある。(今回は島へは渡っていない)
駅周辺にも真珠のお店は多い。 -
鳥羽みなとまち文学館の建物内部。岩田準一(画家、風俗研究家)の仕事部屋を再現している。
奥には親交のあった江戸川乱歩に関する展示コーナーもある。乱歩は小説家としてデビューする前、鳥羽の造船所で働いていたそうだ。その時に岩田と出会い、妻となる女性とも出会っている。鳥羽がゆかりの地だとは今回初めて知った。 -
診療所を営みながら詩作を続けた伊良子清白の家を移築して資料館として公開している。
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駅にすぐ近くにあり、お土産品など買ったり、食事をするのに便利な鳥羽1番館(赤い建物)と新しくオープンした鳥羽マルシェ(黒い建物)マルシェでは海産物の他地元の農産物など購入でき、地元食材を使ったビュッフェレストランもある。
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