稜線に萌え萌え～(*´▽｀*)　槍ヶ岳を眺めながらの縦走＠北アルプス

2015/09/04 - 2015/09/06

お盆までは快晴続き♪
それが、お盆過ぎたら悪天続き(>_<)
旅行記を作る気になれないほど大敗退した夏山第二弾から２週間後、
夏山第三弾として、北アルプス・表銀座を歩いてきました。

登山しない人は聞いたことないでしょうが、燕岳（つばくろだけ）～大天井岳（おてんしょうだけ）～常念岳の縦走です。
晴れれば、槍ヶ岳や穂高連峰をずーっと見ながら歩けるパノラマコースなのです。
事前の天気予報はいまいちビミョー。。
いい子にするからなんとか晴れてちょー！！と祈りながら、夜行バスに乗り込んで
登山口に向かいます。

エリア 大町(長野)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

相変わらず、寝たような寝ていないような中途半端な感じで、朝６：００に
登山口である中房温泉に到着。
ちなみにここ、日本秘湯を守る会の会員宿です。
残念ながら今回は泊まりません。

平日だというのに人が多いですなー。
ここで朝食を食べ、トイレ行ったり、荷造りしたり。
さぁそろそろ出発しようか、と思ったときにやっちゃいました。
一眼レフカメラを落下！

( ﾟДﾟ)!!!

慌てて拾い上げて電源入れてみると・・カシャンカシャンと不気味な音がして
ディスプレイに「カメラエラー」という文字。
こんなの見たことない。なにこれ( ﾟДﾟ)
何度やっても、どうやっても「カメラエラー」。
( ﾟДﾟ)

１ｋｇ近くある一眼レフカメラ、１枚も撮影できないまま、ただの重りと化しました。
ガッカリ過ぎる。。

カメラショックでテンション上がらないまま、登山開始です。
（念のため持って来ていたコンデジで撮影）

中房温泉から今日の目的地・燕岳にいたる道は「北アルプス三大急登」の１つとされる
合戦尾根です。
三大急登と言ってもしっかり整備されているので、難しさはありません。
ただ、急というより、１歩の段差が大きくて、よいしょ！と足を上げないといけないところが
多かった気がする。

この時点では見えていた青空。。

連続する階段はしんどいなぁ。

３０分おきくらいに第一、第二、第三ベンチがあるので、いい目安になります。

また階段。。

ベンチ。

階段（壊れかけ）。。

ベンチ。

大きな岩岩。

見通しの良くない樹林帯を登ること３時間、合戦小屋に到着〜。

ここの名物はスイカです！
“日本一甘くておいしい”と有名な下原（しもっぱら）スイカが売っています。
この大きさで８００円。
うーん、ちょっと高いんだけど・・でも食べるよ！
美味しいよ！

ただ・・１人で食べるには量が多かったか。
頼めば切ってくれるので、何人かでわけて食べたほうがいいかも。
志村食いしようと思って欲張ったけど・・ムリ。
お腹たぷたぷ。

合戦小屋を出発するあたりから・・降ってきちゃいましたよ、雨が・・
なぜ〜〜！？
テンションますます下がります。

９月だし、もう咲いていないと思っていた花もそこそこ咲いています。

でも雨はますます酷くなり、視界も悪く。
写真を撮る気も起きず、、

視界が悪くて全然見えていなかった小屋が、いきなり目の前に登場！
やったー、今日のお宿「燕山荘」にとうちゃこ〜。

「泊まってよかった山小屋１位」「泊まってみたい山小屋２位」という、
とても評判のよい山小屋なのです。
今回の山行も、友達がここの個室を予約してくれたところから始まったのでした。
どんな小屋かな〜楽しみだな〜。

ガスガスなので、さっさと小屋に入ることにしましょう。

これが予約した個室。

おや？イメージと違うような？
普通の山小屋の個室として考えると、とてもきれいで広いんだけど、
燕山荘の個室はもっとオシャレで垢ぬけているかと、勝手にイメージしておりました。

ランチをいただきます。
一番値段の高いビーフシチューセットをば。
美味しかったです。

食後のデザート、ケーキセット。

引き続き、ビールとソーセージ。

・・食べてばっかりやん！
だって外はガスガスで、何も見えないんだもん、食べるしかないよねー。
漫画「岳」を読んだり、食べたり飲んだりしながら、外の様子を伺います。

おー？　雨があがって少し明るくなってきたぞー。

それでは、食後の腹ごなしに、小屋から１０分の燕岳に向かいます。

あの一番高いところが目指す燕岳。
あれ・・結構遠いぞ。はぁはぁ。

イルカ岩！

やっと会えた〜(*ﾟ▽ﾟ*)　これ、燕岳では有名な岩なのです。

めがね岩。

うむ、なるほど、、

「燕岳（つばくろだけ）」今回１つ目のピーク到達！

振り返ると、燕山荘が見えます。

白い砂浜と青い空！どこのビーチだ？！ って感じ。

戻ってきました。
可愛い小屋だよね〜。

燕岳のアイドル「山男さん」と燕岳。

夕食は３回転でした。
平日なのに混んでるんだねぇ、さすが人気の山小屋。
同じテーブルだったご夫婦に声をかけていただき、食後は談話室でおしゃべり。
ワインやら枝豆やらチーズやら、奢ってもらっちゃいました。
というか、そういうメニューが揃っているのがスゴイ。

２日目の朝。

みんなお待ちかね・・

久しぶりに山の上でご来光が見れた〜〜〜( ´ ▽ ` )ﾉ

槍ヶ岳も赤く染まっていますよ。

朝食。

食べ終わったらすぐ出発です。今日は７時間以上歩く行程なので急がねば〜。

槍ヶ岳を見ながらの稜線歩き！
これよ〜これこれ。これがやりたかったのよ〜(*´▽｀*)

おっ！雷鳥さん発見です！

アルプスには何度か来たけど、雷鳥さんに会ったのは４年ぶりです。
雷鳥運のない私・・
でも今回は、お母さん＋ヒナ３匹と会えましたよ〜。
わかりづらいけど、右下にヒナ。

蛙岩（げえろいわ）と呼ばれる岩。
うーん、私には蛙には見えないんですけど・・

あぁもう、たまりません。
３回に１回は槍ヶ岳を撮ってしまいます。
ちょっと薄い雲が気になるけど、いやいや、昨日の雨を考えれば
これだけ晴れてくれたら大満足だね。

それにしても、この景色を前に一眼レフカメラが使えないことが悲しい。。

秋の予感？
紅葉が始まっています。

しつこく、槍ヶ岳。

富士山と槍ヶ岳は、どこから見てもそれとわかる（それ以外はよくわからない）。
見えると嬉しいのです。
この２つの山は、登るよりも見る山だなー、私にとっては。

これから歩いていく道。
まずはあの山の上に小さく見える小屋へ！
あそこまで行ったら昼食だー。
と、遠いぜ・・

向こうの山並みは、前回の大敗退ポイント、北アルプス裏銀座と呼ばれるところです。
いつかリベンジしてやるから、待ってろよー！

表銀座ルートを開拓した小林喜作さんのレリーフ。

ここをまっすぐ行くと槍ヶ岳です。
我々は左に曲がって、常念岳方面へ。

いやはや、ここからの登りがめっちゃキツカッタ！
ここだけで１０人くらいに抜かれたよ。

歩いてきた道を振り返るフリをして休憩する（笑）

それでもなんとか、今回２つ目のピーク「大天井岳（おてんしょうだけ）」に到達。
山頂からは３６０度の展望！

久しぶりにパノラマ写真を撮ってみました。
穂高連峰〜槍ヶ岳〜裏銀座の山々〜立山連峰〜剱岳〜

さっき小さく見えていた小屋、大天荘。
ここでランチにします。

ここのランチメニューがなかなかレベル高い。

（写真写り悪いけど）冷やし中華なんて山の上で見たの初めて！

インディアンカレーセット チャイ付き。
ナンがふわふわで美味しい〜。

売店でＴシャツとエコバッグもお買い上げ。だって可愛いんだもん。
ここで荷物を増やしてどうする！って感じなのですが・・

なんだかんだ、大天井で１時間半くらい休憩してしまいました。
そろそろ先に進まないと。

ちょっと歩いて振り返って見る大天井岳と大天荘。

槍ヶ岳。もういいって？
でも「この景色を見ながら稜線歩き」が今回の目的なので、達成できて嬉しいんですぅー。

さぁまだまだ歩きますよ〜。
これから進む道。

なんかもう秋の雰囲気だねー。

今日のお宿「常念小屋」の看板がありました。
でもここからが、、、

下の方に小屋も見えました。
でもここからが、、ここからが長いのよーっ。
かなりの急勾配を下っても下っても下っても、全然着かない！

ヨロヨロになって、やっと着きましたぁ、、本日のお宿、常念小屋です。
足が棒です。

受付にあった衝撃のお知らせ(；ﾟДﾟ)

いやまぁ想定内ですけどね、１畳３人くらいまでは。
でも最終的にはお布団１人１枚使えました。よかった。

夕食。

山小屋の食事の定番といえば以前はカレーライスだった気がするけど
最近はハンバーグが多い気がする。
美味しかったです。

小屋から２時間ほどで往復できる常念岳。
でも天気が悪くなってきて、登っても眺望よくなさそうなのであっさり断念。
どうせなら絶景が見られるときに登りたいのよね。
いつかリベンジするぞ。

３日目。
今日は下山するだけ。

沢沿いの道を下ります。

たまにポツポツ雨粒が落ちてくるけど、カッパを着るほどではない。
お願いだから下山するまで降らないで〜。

沢のすぐ横を通るところも。
雨が降って増水したら歩けないでしょうね。

ちょっとスリリングな道もあり。

道が川と化しています。
もう濡れるのを気にしていたら歩くところがないくらい、水が流れる道。。

こんな橋を何度も渡ります。

ようやく下山完了〜。
常念小屋を出発するときにタクシーを予約しておくのですが、
待っていてくれると思ったタクシーがいない。
というか、他の登山者さんもみんなタクシー待ち状態。
やっと１台きたので運ちゃんに詰め寄るも「順番に来るから」というだけ。
予約した意味あるの？

蝶ヶ岳温泉ほりでーゆという施設で、３日分の汗を流してサッパリ！
レストランでソースカツ丼をがっつり！
山から下りてくるとどうしても肉、肉が食べたくなるのよね。

前々から食べてみたいと思っていた、そしてタクシーの運ちゃんがいきなりオススメしてきた、
松本からあげセンターの唐揚げをテイクアウト、帰りのあずさの中でいただきます( *´艸｀)
「冷めても旨い！」と運ちゃん大絶賛の唐揚げ、おいしゅうございました〜。
店舗で熱々を食べるには長蛇の列に並ばなくてはならないのですが、
次回はぜひ、並んでみたいと思います。

ん？そうじゃなくてー。
表銀座縦走、１日目と３日目の天気はイマイチだったけど、
メインの２日目が晴れてくれて、今回の山行は成功かな？
やっぱり稜線歩きは楽しいね〜(*´▽｀*)