2015/07/06 - 2015/07/09
272位(同エリア593件中)
ちゃおさん
台風の影響で遅れているのか、それとも、台湾鉄道での日頃の事なのか、台東駅を出発した自強号は、本来1時50分に池上駅に到着する予定が、大幅に遅延していて、既に1時を回っていた。台東周辺では上がっていた雨も、市を過ぎると又降り出してきた。安定しない天候だ。窓の外、車両の左側は丘陵の上の方、右手が下り斜面になっているが、その左右の斜面は全面的に水田になっている。魚沼、十日町辺りで見られるような広大な面積だ。これ等の田畑は戦前、内地から入植した日本人により開墾され、開発されたものだ。
そんな風に雨に煙る両側の水田を眺めて来たが、水田の真ん中にあるような駅に到着する。ここが池上だろうか・・。時間的にはもうとっくに池上駅に到着している時間である。車内アナウンスで何か説明をしている。高雄の地下鉄では日本語の案内もあったが、こうした田舎を走る列車では、英語の案内すらない。台湾語の発音が良く理解でないが、何か、池上と言っている感じもする。取り敢えず、この駅で下車することにした。
下車して駅名を確認すると「關山」(関山)と出ている。「關山」?? 池上では無かったのか・・。マップを確認すると、この駅は「池上」の一つ手前の驛であり、稲さんの話によれば、ここの駅弁も又有名とのことだ。ホームの電気表示板を見ると、次の列車を待って、池上まで行くには大分待たされる。又、高雄に戻る自強号には凡そ20分もない。兎も角駅を出て、駅前の弁当店に行き、駅弁を買うことにした。
折から又土砂降りの雨。傘を差しても無意味な感じの土砂降りだったが、駅前ロータリーを出た直ぐ左側に、弁当屋があり、店先に幾つかの種類の弁当を積み重ねて置いてある。当方が帰りのキップを買っている間、稲さんに雨の中を走って、弁当の買出しに行ってもらう。どこか日本の地方の中小都市の駅前に似た感じのロータリーで、戦前の東海道線の駅前、例えば横浜の崎陽軒、小田原の鈴廣、沼津の桃中軒等々、こんな感じで弁当を販売していたのだろう。
弁当は80元から120元位の範囲で何種類かあり、当方が買ったのは一番数多く積み重ねて置かれていた弁当箱で、多分これが最もポピュラーで一番売れているものと思われる。雨の中、又駅に戻り、ホームで暫らく待つと高雄行の自強号がやってきて、乗り込む。来た時よりもやや少ない乗車率で、列車が走り始めると同時に弁当箱を開け、食べ始める。鳥弁だ。大きなモモ肉が1枚あぶり焼きにされていて、弁当の真ん中にドカンと置かれている。いやー、これが「關山弁」か! 昼の時間も相当過ぎていて、お腹も空いていたこともあって、美味しく、お米一粒も残さず平らげた。駅弁を食べるのに往復6時間、その価値を味わい深く味わった。
- 旅行の満足度
- 5.0
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