2015/08/02 - 2015/08/02
73位(同エリア176件中)
ミッチーさん
金属加工産業の一大産地、新潟は燕市にある来年で創業二百年を迎える"無形文化財"『鎚起銅器』の『玉川堂』へ。
『鎚起銅器』とは一枚の銅板を叩いて伸ばすのではなく縮めていきながら茶器や酒器をはじめ様々な作品を作っていく技法。
一度叩くと銅は硬くなるため、製作途中に火炉の中に銅器を入れ柔らかくしながら設計図もなしに職人の勘のみで作り上げていく作品はどれも素晴らしいもので、国から“無形文化財”にも指定されるほど。
そして世界最高峰のシャンパンメーカー『クリュッグ』からも専用のシャンパンクーラーを作ってほしいと依頼が来たことでも有名。
まずは工場見学をさせてもらい、一枚の銅板から急須を作る工程や『鎚起銅器』の打ち起こし、彫金、着色などの一連の流れを見せてもらったりととても面白い見学でした。
銅を叩く音は外まで聞こえていて『鎚起銅器』の名の通り、銅を金“槌”で打ち“起”こしながら形を作っていき、叩いて固くなった銅は熱を加えると再び柔らかくなって、打ち起こしていくという作業を繰り返して作品が出来上がる。
その様子を職人の方が細かく説明してくれて聞き応え見応え抜群でした。
そして硫黄香る塩化カリウムを用いて青を出すのが難しいとのこと。
人間国宝『玉川宣夫』の作品はじめ色んな『鎚起銅器』の作品や商品を見せてもらい、お店の人や職人さんと語らったり、『鎚起銅器』の器でお茶をいただいたり、トイプードルと戯れたりして充実した時間でした。
それからスーパーレトロな喫茶店『ロンドン』でコーヒー飲みつつ休憩してから燕市を後にしました。
- 交通手段
- 新幹線
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