2015/07/30 - 2015/08/01
2748位(同エリア5123件中)
関連タグ
魚屋No1さん
- 魚屋No1さんTOP
- 旅行記68冊
- クチコミ45件
- Q&A回答216件
- 119,355アクセス
- フォロワー20人
この写真は、新幹線試験車両の952形先頭車です。愛称はSTAR21です。この車両が置いてある米原の鉄道総合技術研究所風洞技術センターは、半世紀前の鉄道小僧が今回の旅で最も興奮した場所なので、表紙に使いました。
この旅のきっかけは、金曜日に朝から仕事をしなければならない金沢出張があったためです。つまり、大手を振って前泊が認められる上、自費で居残れば2日間のフリータイムを確保できるという、嘱託の怠けジジイにとっては、よだれが出るようなおいしい話だということです。
しかも、近くの福井市には、全国で12カ所しかない現存天守閣を有する丸岡城と、元祖ソースカツ丼のヨーロッパ軒総本店という、ジジイが長年暖めていた場所があります。
そこで、色々と目論んでいたところ、出張の前週に参加した北陸周遊ツアーが、旅行記にも書いたように、金沢駅の鼓門を見せてもらえなかった、21世紀美術館も、近江町市場も、武家屋敷も行っていない等で、金沢を改めて訪ねてみたいと強く思わせる事態が起きました。
ということで、木曜日は、会社に寄らずに金沢へ直行して心残りの場所をゆっくり廻り、土曜日は、北陸本線に乗って福井と米原で途中下車、米原から東海道新幹線で帰宅するという計画を作り上げました。
なお、米原下車は、何れにしても乗り換え駅だし、昔は東海道本線と北陸本線の分岐点で賑やかだったので、何かあるかと探したところ、表紙に使った新幹線の試験車両の存在を知ったためです。
では、この旅の感想はというと、全滅の金沢、想像の範囲内の福井、思いも寄らない発見があった北陸本線と米原です。そのため、金沢と福井は、かなり厳しい意見を書いていますが、この旅行記は私の心覚えなので、異論をお持ちでもご了解下さい。
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 2.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1日目 7月30日(木)
上野駅で見た、山形新幹線つばさ(E3形)です。
先頭車のスカートの下を見て下さい。上の写真の車両の先端下部と同様に尖っていませんか。この尖りは、雪を排除するための仕掛けのようです。上野駅 駅
-
上野で乗車したのは、夏の臨時列車のかがやき525(上野発10:14→金沢着12:39)です。
北陸新幹線用車両の7系は、先週の旅行で撮影に失敗しましたが、今回は撮ることが出来ました(JR東日本所属はE7形、JR西日本所属はW7形)。
これもスカート下の先端が尖っています。上野駅 駅
-
前回の金沢では撮れなかった、兼六園口(東口)です。
普通に旅行した人にとっては珍しくもない写真でしょうが、前回のツアーでは、気の利かない関係者のお陰で撮れなかったためリベンジです。金沢駅 駅
-
これもツアーでは撮れなかった、現在の金沢駅の表看板とも言える鼓門。
記念写真以上の意味はありませんが、ツアーでは、マスコミがよく取り上げる場所を見せることが極めて重要な要素なのです。 -
駅前で500円の1日バス乗り放題の切符を買って向かったのは、写真の近江町市場です。
1階は、鮮魚、青物などの生鮮を中心にした店舗と飲食店。2階は飲食店街でした。近江町市場 名所・史跡
-
ドジョウの蒲焼きは、多くのB級グルメのブロガーが金沢で食べている名物です。
今回の旅では是非食べてみたいと思っていました。これが、最初に近江町市場へ向かった理由です。
ドジョウの蒲焼き自体は直ぐに見つかりました。でも、此処は初めてなので、一回りすると、上の写真の入り口近くの店は120円、奥の店は写真のように100円となっていました。試食用に5本買ったのは、当然のことながら1本100円の店です。 -
「市場内で食べるなら1階で歩きながらではなく、2階にあるテーブルで」と店の人に言われたので上がってみると、確かにテーブルがありました。
そのため、此処で食べたのですが、タレの味がきつすぎる、魚の身の水分が飛んでふっくら感が無い等で、土壌の味があまり感じられません。
駒形のどじょう屋とは全く別物でした。 -
昼時でもあったので、何か食べようとうろつくも、ありふれたネタしか乗っていない海鮮丼の写真に3千円の値段を書いた看板しか見つかりません。
どう見ても観光客向けの店です。価格相応の美味しさは得られそうもありません。
ドジョウの濃い味で4分ほどはお腹が膨らんでいることもあり、食事よりも身軽になることを優先し、今夜泊まるホテルで荷物を預かってもらおうと香林坊に向かいました。 -
身軽になったので、これも金沢で最も気になっていた「21世紀美術館」へ向かいました。
途中で飯を食おうと思って歩き出したものの、ジジイの1人飯に適した店が見つかりません。おまけに、道を間違えたらしく、えらく歩いた挙げ句に出てきたのは、何故か出発点に近い市役所の前。市役所なら食堂があるだろうと入ったものの、営業は14時まで。10分間の差でアウト。
致し方なく、目に付いた喫茶店でカツカレーを食う羽目になってしまいました。 -
21世紀美術館へは、15時少し前に着きました。
歩き疲れて、やっと到着したという気分なのに、展示物は、
・ドラえもん等のフィギアーを組み合わせた陳腐な展示を見せられてガックリ
・プールの水底という錯覚を感じさせる有名な展示は、薄汚れていてガッカリ
という状態で、あまりのばかばかしさに10分間で退散。 -
21世紀美術館があまりに酷かったので、隣接の石川県立美術館へ行ってみたものの、これもひどいものでありました。
理由は、常設展7室中、地元に縁があるというだけのヘボ作家が無駄に3室も占めているのに、加賀藩ゆかり2室、地元の工芸品1室、国宝とはいえ京焼の仁清の香炉だけを置いた1室という間抜けな構成のためです。
100万石の加賀藩なら、県立美術館を埋め尽してもまだ足りないほどの大名道具が残っているはずだし、加賀友禅、輪島塗り、九谷焼等の著名な工芸品が今でも盛んに作られています。更には、花のれんなどの魅力的な伝統もあると聞きます。
これらを系統的に展示すれば、全国無二の地方美術館が出来るはずなのに残念です。
私が惚れてしまった佐賀県立九州陶磁文化館では、製磁技術が確実に進んでいることを示す陶片、13代今右衛門さん、14代柿右衛門さん等の惚れ惚れする作品群を展示して、陶祖李参平から現在に至る鍋島藩の実力を誇示していますぞ。 -
ガッカリの連発を受けて美術館を出たのが16時少し過ぎ。
次の予定は、金沢駅18時集合の飲み会なので、まだ時間があります。
そこで、何かと便利な香林坊に近い長町武家屋敷跡へ向かいました。
写真は、香林坊の長町側の一筋裏を流れる用水路。清流といってもよい透明な水が流れていて良い雰囲気です。
-
これは武家屋敷のとばくち
石畳の小路に土塀が連なる景色は良いものです。長町武家屋敷跡界隈 名所・史跡
-
角を曲がると、こんな感じ。
ですが、正面奥のトタン張りの家が気になります。 -
更に角を曲がると、板張り・漆喰の本格的に古そうな塀と門が見えます。
-
がしかし、反対側の土塀の後ろには、普通の現代家屋が見えます。奥にはトタン張りのぼろい家もあります。
そこで、右側の家はどんな由来なのかと思い、木造の門を見ると、なんと+のビスで門の板を止めているではありませんか。あまりの手抜きに笑ってしまいました。
それでも、かなり雰囲気のある場面を作っています。行政の関与がなければ出来るはずがないので、帰宅してから武家屋敷跡の土塀の歴史や、修復の経緯を調べてみたのですが、直接的な資料は見つかりませんでした。
でも、土塀の修復維持や、冬に行われる土塀のこも掛けは、昭和43 年(1968)に制定した「金沢市伝統環境保存条例」に基づいて行われてきたようだということは判りました。金沢市は、修復を恥と思っているのかもしれませんが、47年間も延々と維持し続けていること自体が歴史です。都合が悪いと思い込んで隠すのは止めましょう。金沢の観光地全体が胡散臭く見えてしまいますよ。 -
さて、本日の飲み会は、金沢駅構内の百番街にある金沢おでんと郷土料理が売りの「黒百合」です。
売り物のおでんは、良くも悪くも薄味で、私の好みではありませんでした。
金沢名物の治部煮も 同様に今ひとつ物足りなくて残念至極。
なお、この店は、昭和28年に金沢駅のステーションデパートで開業したのが始まりで、市内の料理店の出店ではありません。金沢百番街(あんと・あんと西・Rinto) ショッピングモール
-
黒百合で頼んだ、能登名物のフグの卵巣です。かなり塩辛いです。
へしこも食べましたが、同様のしょっぱさです。
何れにしても、金沢の郷土料理を一通り食べられたのは幸運でした。
100番街はものすごい混みようで、どの店も行列が出来ていました。 -
鼓門のライトアップです。
この近くを散策する人は極めて少なく、100番街の賑わいとの落差に驚きます。
店を出ても何か物足りないので、おにぎり、カップ麺、ワンカップを途中のコンビニで購入し、ホテルで食べました。鼓門 名所・史跡
-
2日目 7月31日(金)
仕事は、幸いにも午後4時で終わりました。
以後はフリーなので、「城下町金沢周遊バス」に乗り「西茶屋街」を目指しました。
でも、雰囲気を醸している家並みは、写真の一筋だけです。あっと言う間に通過してしまい、バス停から歩いた時間の方が長かったほどです。
なお、「城下町金沢周遊バス」は、発車間隔が15分、主要な観光地をほぼ網羅、500円で1日乗り放題という非常に便利な乗り物です。特に15分間隔の発車は、使い勝手の最も良いところです。 -
日が落ちるまでにはまだ時間があるので、再度「城下町金沢周遊バス」に乗って金沢城へ行きました。下車場所は兼六園下・金沢城です。
写真の橋は、兼六園と金沢城の石川門との間にかかる人専用の石橋です。金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡
-
チョイとお洒落な石段を登っていきます。
-
橋の上部に上がると、重文の石川門の正面に出ます。
-
逆光ですが、五十間長屋と菱櫓
金沢城の建物は、明治時代の火事で石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫以外は焼け落ちたため、これらの建物は復元。 -
五十間長屋は、両端に菱櫓とは橋爪門続櫓があります。これは橋爪門続き櫓の方。
そろそろ晩飯を考えてよい時間になりました。夕飯は、駅の百番街に出店している加賀屋にしようと思っていたので、大手門に抜けてから、近江町市場へ行き、周遊バスに乗りました。
が残念、御一行様の貸し切りで入れず。他の店も大行列なので、ホテルに戻って休憩。 -
ホテルが推薦する小料理屋がこの付近にあるので行ってみました。
ノドグロの干物が1200円なので頼むと、体長40cmほど魚の1/6くらの切り身が出てきました。切り身ではあっても、ちゃんとしたサイズの魚は美味しいですね。
でも、あまりの手のろさにあきれて、ビール2杯で店を出ました。
まだ食べ足りませんが、かといってちゃんとした店に入るほどにはお腹が空いていません。ということで、昨日に続いてコンビニおにぎりとカップ麺という悲しい結果になってしまいました。 -
3日目 8月1日(土)
金沢8時48分発の「しらさぎ56号」に乗車しました。
ピントが合っていない写真を載せた理由はこの後に示します。 -
この形式の特急車両には初めて乗ります。
-
在来線の速度感は人間的でホッとしますね。
-
福井駅(9:35頃)に到着して列車を見送ると、運転台の形が先頭車と全く違います。
初めての経験なので、疑問符がいっぱい湧きました。
この理由は、もう少しちゃんと撮せた米原駅の写真を使って述べることにします。 -
福井駅にある駅蕎麦の今庄そばは、4トラの福井市グルメランキングの3位です。
その前の2店は、ヨーロッパ軒の本店と支店なので、期待大です。
そこで、朝飯を控えめにして万全な腹具合で臨みました。
頼んだのは、評価が高いし、たっぷりの削り節にも魅力を感じた300円の冷やしそばです。
がしかし、良くも悪くも西日本風の薄味で、私の好みでは全くありませんでした。残念 -
膨れただけのお腹を抱えて、丸岡行きのバスに乗りました。
福井市内は市電が意外に充実していました。
なお、丸岡城へのバスは、運行会社の京福バスの時刻表を見ても判らなかった少し変なルートを走るので、触れておくことにします。
福井駅発、本丸岡行きのバスは、丸岡城の前を通りません。終点に着いても直ぐに出発し、丸岡の街中をループ状に走って福井駅方面に戻っていきます。丸岡城のバス停は、このループの途中にあるので、終点で降りてはいけません。 -
バス停の前から見た丸岡城です。
木々がこんもり茂った小高い丘の上に天守閣が見えます。
が、目の前は何もない広場だし、天守の姿もさほど良くありません。
なお、駐車場はこの左側にあります。丸岡城 名所・史跡
-
そこで、右の方に動いていくと、かなり姿の良い天守閣が見えました。
参考のために、この天守閣の概要を示します。
独立式2重3階(城山12?+天守台6.2?+天守12.6?)
築城開始:1576年 柴田勝豊 平山城
天守完成:1576年 (1596年以降の説がある)
最後の藩主:有馬家 外様 5万石 -
それにしても、天守閣以外に城を想像させるものが全く見あたりません。
不思議なので、バス停の脇にあった案内板を見ると、残っているのは天守閣だけ、他は全く跡形もないスッカラカンの状態だということが判りました。
これほど何もないと、天守閣だけが何故残ったのか、逆に興味が湧いてきます。面白そうな話なので、今後調べてみるつもりです。 -
丘を巻くように造られた道を歩いて行くと天守閣の下に出ます。
でも、この丘の下部には石垣がありません。
江戸期はどうだったのか興味が湧いてくるところです。 -
天守閣は、数メートルの石垣を組み上げた上に建っています。
規模は小さいですが、雰囲気は感じられます。 -
天守閣の窓からの景色
周囲は真っ平らで、お米が良く出来そうです。 -
この天守閣は、昭和23年の福井地震で倒壊したものの、同30年に残存部材を使って復元したため、現存天守にカウントされています。
そこで、どのくらい丁寧に復元されるかと、木組みを撮してみました。
素人目には、梁と柱は古いものを使っているが、細い横桟と天井板は新しいものと見えました。 -
小部屋があったので覗いてみると、此処は古材が多いように感じられます。
城の外側も一回りしたので、念願のヨーロッパ軒のソースカツ丼を食べに行くために移動します。
バスに乗って福井方面に向かうと、往きには通らなかった巨大なショッピングモール街のあちこちに停まったため、1時間以上も乗る羽目になってしまいました。
ショッピングモール街では、ヨーロッパ軒の看板を上げている店を見つけましたが、一途に本店へ向かいます。 -
ソースカツ丼の発祥店として有名なヨーロッパ軒総本店です。
福井駅からは徒歩10分ほどです。
カツ丼フリークの私としては、比較基準として絶対に食べておきたかった店なので、今回の出張便乗旅の食部門では最も期待していた場所です。
到着時刻は12時半頃。私の前の待ち人は数名、後から少し増えましたが、人口が少ないためか10名を超えることはありませんでした。敦賀ヨーロッパ軒 本店 グルメ・レストラン
-
のれんはお洒落ですが、両隣のノボりは少々うざったいです。
-
王道のカツ3枚のカツ丼セットか、カツ、エビフライ、メンチカツ各1枚の3種盛スペシャルカツ丼セットか悩むところです。
なお、セットは、小サラダだと味噌汁が付きますが、単品の+200円にしてはショボイので、チョイとぼったくりの感があります。 -
結局、全部食べてみたくて3種盛りセットを頼みました。
カツ丼には珍しく蓋が付いています。 -
蓋を取るとこんな感じ。
最初に口にしたエビフライは、開き状態の変な形をしているものの当たり前の味。
次に食べたメンチは、ソースがしみ込みすぎてイマイチ。
トンカツはまずまずだったものの、聖地の味としては不十分。
自慢のソースは、業務用の酸味が利いたウスターソースに、醤油の風味と甘味を足して混ぜ合わせただけのようで、何か特別に手間をかけた感じは全く無し。
売りにしている細かいパン粉も、ガサガサ衣も嫌いでない私は評価対象外
等々で、ちょいガッカリでした。
個人として再訪することは多分無いでしょうが、もし食べる機会があったら880円のカツ丼を頼みます。 -
なんだかんだ言っても、普通以上に美味しかったことは事実です。
期待値との落差が大きすぎたための感想なので、勿論完食しました。
写真は、完食後の丼の底。
この後は、北陸本線で米原へ向かいます。 -
米原駅で、乗車した「しらさぎ」の運転台を撮しました。
「しらさぎ」は、米原経由で名古屋と金沢(一部和倉温泉)を結ぶ在来線の特急です。 -
反対側に行ってみるとこんな感じで、福井駅と同じ状態です。
-
が、反対側に停まっている列車を見ると、こんな風に連結されているのです。
つまり、高い場所に運転台を置いた方は、列車内の通り抜けが出来るように扉が付けられるようになっているようです。
帰宅してから調べてみると、「しらさぎ」に使われている車両は、681系、683系で、運転台の付き方も、外形の違いも全く私の想像どおりでした。 -
681系と683系の外観はよく似ています。
そこで、ウイキ等の写真を見比べて、素人が区別するポイントを探したところ、背の低い流線型形の運転台を持つ側の車両の連結器部分にカバーをかけているのが681系、連結器が見えるのが683系だということが判りました。
また、683系は大阪と金沢方面を結ぶ「サンダーバード」にも使われていますが、窓の下のライン塗装が青一色のため、下にオレンジの細いラインが入っている「しさらぎ」用車両とは区別できるようです。 -
米原駅に到着しました。
米原の駅名写真を示したのは、福井→米原間で利用した北陸本線が、ハテナマークだらけで、帰ってから調べてみると、この線がとんでもない難所を走っていることが判ったためです。
ハテナマークを具体的に挙げると、えらく長いトンネルがある、特急なのにスピードがえらく遅い。反対側の下り(米原→金沢方面)の線路がどうも妙な場所にある等 次の写真に続く。米原駅 駅
-
EF510 電関は、単機でも迫力があります。車両の重量が100トンにも達するのですから当然ではありますがね。
ということで、調べて判ったことを含めて福井駅から順番に話を進めていくと、福井駅を出発した列車は、のどかな田園風景を走っていきます。約30分後に南今庄駅を通過すると、13,870mという在来線では最も長い北陸トンネルに入ります。トンネル通過には10分近くかかります。これがえらく長く感じたトンネルです。
トンネルを出れば、直ぐに敦賀へ到着です。 次の写真に続く -
EF510は、平成14年(2002)から供用している交直両用機です。
昭和43年(1968)年から運用されている同じ交直両用機のEF81の後継機として開発されました。そのためか、塗装は、交直両用機の特徴的なオレンジ色を踏襲しています。
敦賀を出発すると直ぐに下り線と離れていき、単線状態のまま再びトンネルに入ります。トンネルを出ても何故か単線のまま低速で走行しています。変だなと思ったので、家で地図を見ると、上り線だけが、通称:鳩原ループと呼ばれる完全なループ線になっていました。
そういえば、難所で有名な谷川岳を通過する上越線では、上りが2つのループと9700mの清水トンネル、下りが13500mの新清水トンネルでくぐり抜けているし、信越本線の横川と軽井沢間にある碓氷峠越えは廃線になってしまいましたが、2両のEF63が補機に就いていることを思い出しました。日本列島の背骨越えは、何処でも大変なことだったのだと改めて実感しました。 次の写真に続く -
EF65です。
EF58以来のブルーの車体に前面の一部をアイボリーに塗り分けた、直流電関の伝統色は懐かしさを感じます。EF510に対応する直流専用のEF210も、同じ様な塗装が施されています。
その後も、上りと下りの線路は、別々にかなり長い間走ります。しかも上下線が別々になった結構長いトンネルを2カ所も通過します。
どうも、かなりの難所を走っているらしいと気付いたため、線路の勾配を示す標識を探したのですが、見つからずに終わってしまいました。残念。
そうこうしているうちに、私も名前だけは知っている余呉駅を通過し、この後は特に変わったこともなく米原へ到着しました。
ということで、北陸本線のルポは終了します。 -
米原駅に乗り入れている近江鉄道です。
-
表紙の続きです。
米原駅徒歩10分の鉄道総合技術研究所風洞技術センターの構内では、こんな風に3両の新幹線試験車の先頭車両が置かれています。
毎年10月に解放日があるようですが、普段は柵越しでしか見られません。
それにしても暑いです。新幹線高速試験車両保存場 名所・史跡
-
一番駅よりになる一番手前は、JR東海の300X 955-1
真ん中は、表紙に出したJR東日本のSTAR21 952-1
一番奥は、JR西日本のWIN350 500-901 -
一番駅よりに置いてある300X(955-1)は、JR東海が、平成7年(1995)に300系の後継機の研究用として製作した高速試験用電車です。
そのためもあってか、時速443.0kmという新幹線の最速記録を有しています。
愛称の300Xの由来は、300kmでの営業運転か、300系の後継機かなのは今後調査 -
300Xの顔のアップ。しゃくれ顔で可愛いですね。
なお、同じ先頭車でも、反対方向の955-6は、全く違った顔をしており、リニア・鉄道館(愛知県名古屋市港区)に置いてあるそうです。 -
真ん中のSTAR21(952-1)は、 平成4年(1992)にJR東日本が、トンネル出入りの際の衝撃波、地盤振動、騒音などの環境対策試験用に製作した試験車です。
速度が高くなければ試験にはならないためか、最高速度は時速425kmに達しています。
車両編成は、写真の先頭車+通常の台車に乗っている952形の中間車3両と、形状の違う先頭車に、フランスのTGVのように2両の車両間に台車を置いて共用している953形中間車4両の合計9両でした。
なお、953形は、中間車を連結された状態で、JR東日本新幹線総合車両センター(宮城県利府町)に保存されているそうです(公開状況は不明)。 -
他の2両と違い、スカートの下部には昔の除雪車のような形の大きなフレアーが付いています。寒冷地を走るJR東日本の車両のためなのでしょうかね。
なお、愛称のSTAR21は、ウイキペディアによると、Superior Train for Advanced Railway toward the 21st century(日本語訳:「21世紀の素晴らしい電車」)の頭文字をとって名付けられたものだそうです。 -
WIN350(500-901)の正式名称は500系900番台電車で、JR西日本が、350km/hでの営業運転に必要なデーターの収集用として平成4年(1992)に製作した6両編成の高速試験電車です。そのため最高速度は、350.4kmです。
形状は全く違いますが、平成8年(1996年)に東海道新幹線の「のぞみ」で登場した500系の原型になったのだそうです。 -
500系は、私が0系の次に好きな車両なのですが、製造はたった3年間で、9編成に留まっています。原因は、後継の700系よりも製造費が高い上、車両が円筒形に近いことで窓際の席の居住性が犠牲になっている等だそうです。
なお、東海道では2010年2月で撤退し、現在は8両に短縮されて山陽の「こだま」で余生を過ごしています(大阪出張の折は時々見ました)。 -
正面から見ると、これでどうして350kmも出せたのか疑問に思えるほどの、時代を感じさせる風貌です。
-
新幹線の試作車に満腹して戻った米原駅で撮ったN700系を載せて、旅行記は終了です。
それにしても、近頃の新幹線の先頭車は、JR東日本も含めて無駄としか思えないほどの複雑なラインで作り込んでいますね。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
65