ヴロツラフで時間があれば、訪れたいのがヤヴォルとシフィドニツァの平和教会。しかし、両方とも不便なとろこにあります。割高なツアーに入らず、不慣れなレンタカーも使わず、欲張って両方を見るのには、どうしたら良いのかを試してみました。<br /><br />プランニングされてみた方は分かるかと思いますが、<br />１．ヤヴォルは鉄道が不便。ミニバスの本数が少ない。<br />２．シフィドニツァはヴロツラフからは鉄道・ミニバスも比較的行きやすい<br />３．ヤヴォルとシフィドニツァの間は、とにかく不便。<br /><br />色々なパターンを考えてみて、現地で検証してみました。ご参考になれば幸いです。<br /><br />一応、ヴロツラフ（ミニバス）→　ヤヴォル（ミニバス）→　シフィドニツァ（ミニバス）→　ヴロツラフ　で組立てています。<br /><br />中欧を旅して、鉄道はローカル線ほど接続待ち・離合で遅延が発生する傾向があることが判ったので、今回は利用していません。

2つの平和教会への行き方

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2015/06/01 - 2015/06/01

57位(同エリア149件中)

#遺跡・歴史

ぽちゃりんさん

ヴロツラフで時間があれば、訪れたいのがヤヴォルとシフィドニツァの平和教会。しかし、両方とも不便なとろこにあります。割高なツアーに入らず、不慣れなレンタカーも使わず、欲張って両方を見るのには、どうしたら良いのかを試してみました。

プランニングされてみた方は分かるかと思いますが、
１．ヤヴォルは鉄道が不便。ミニバスの本数が少ない。
２．シフィドニツァはヴロツラフからは鉄道・ミニバスも比較的行きやすい
３．ヤヴォルとシフィドニツァの間は、とにかく不便。

色々なパターンを考えてみて、現地で検証してみました。ご参考になれば幸いです。

一応、ヴロツラフ（ミニバス）→　ヤヴォル（ミニバス）→　シフィドニツァ（ミニバス）→　ヴロツラフ　で組立てています。

中欧を旅して、鉄道はローカル線ほど接続待ち・離合で遅延が発生する傾向があることが判ったので、今回は利用していません。

エリア

ブロツラフ(ポーランド)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ヴロツラフ駅の南口から歩いて１０分弱くらいにあるミニバスのターミナル。

駅の南口を出て左手に行くと、中長距離バスのターミナルがあります。そこの裏口を出て、右手に100ｍくらい行った道路の反対側です。

バス停毎に、運行会社。目的地、時間を記載した張り紙がありますが、実際には、ミニバスのフロントガラスにあるボードで、Jawor（ヤヴォル）、Swidnica(シフィドニツァ）の表示を探した方が確かです。
ヤヴォル行きのミニバスの時刻表です。

ポーランドの交通機関案内で最新の時刻表を確認できます（英語）。
http://en.e-podroznik.pl/

ヤヴォルも複数のバス停がありますが、JAWOR ul.Rapackiego（Medyk)が平和教会まで徒歩５分くらいと一番近いです。
シフィドニツァ行きのミニバスの時刻表です。この会社以外にも、インターネットに登録されていないものもあるようで、意外に便数が多いです。
Jawor（ヤヴォル）行きミニバスです。ヤヴォル経由で他の町に行くというパターンが多いようです。所要１時間１０分程度。

別途、Kosciol Pokoju（ポーランド語で”平和教会”）と書いた紙を持っておけば、行き先、降車場所、迷子時などに非常に便利です。
ミニバスの内部です。１０人強乗れます。当日は６月１日（月）の午前１１時台の便で、半分位の乗車率でした。席が無ければ、ゴネて通路に座らせて貰うか立ち席で乗せてもらえば良いと思います（クラクフ・アウシュビッツ間ではそれで乗せてました）。
１時間強のドライブです。途中まで高速道路の快適なドライブです。

余談ですが、１２４１年３月にクラクフを焼き払ったモンゴル軍は、この近くのレグニツァで、４月９日にポーランド・ドイツ連合軍を破り（レグニツァの戦い）、ヴロツラフも焼き払われます。しかし、良くここまで来たなという感じです。
ヴロツワフからの到着するヤヴォルのバス亭（JAWOR ul.Rapackiego (Medyk)）です。この道をまっすぐ（左手方面）に行って、左手に緑深い公園が現れたら、その中に平和教会が佇んでいます。５分くらいです。

ちなみに、この写真は、道路の反対にあるシフィドニツァ行（ヴロツワフ行もあり）のバス停から撮っています。

Google Map でRapackiego 2 Jawor で検索すれば、バス停と平和教会（Kosciol Pokoju)の位置が確認できます。
見えてきました。
裏手の方はこんな感じです。
内部の様子。来て良かったと思う瞬間でもあります。

日本語の案内をファイルケースに入れたものを渡してくれます。日本語での解説を放送でも流していました。
聖壇です。
パイプオルガンです。さすがに金属でした。
講壇です。建物自体は４階建てとなっており、各階の装飾も見事です。
外からです。
入口にあるヤヴォル町の観光案内です。折角ですから、他も見てみます。
ヤヴォルのタウンホール。１５世紀の建物です。なかなか見事です。

中に入ると、KASAの看板と矢印があるので、チケット売り場だと思いドアを開けたら、普通のオフィスで地元の方が並んでいました。町の出納・納税窓口だったようです。未だ現役の町役場でした。

１階にインフォがあり、地図を貰って、少しぶらつきました。
聖マルティン教会です。１４世紀に創建されたゴシック様式の教会です。木造の教会が残っているくらいですから、戦火には会わなかった町なのだと思います。
することが無くなったので、シフィドニツァに移動します。先程のバス停にあるシフィドニツァ行のバスの時刻表です。古さから見て、ここ数年は、この時刻表で運行していると見られます。

時間が余れば、バス停を渡ったところにTESCOのスーパーがあるので時間つぶし兼ショッピングもできます。
ヴロツラフ行きの時刻表です。これ以外にも、もう１社運行していました。一日に、１０数便はあります。
若干大きめのミニバスです。時刻通りに来ました。乗車率はヤヴォルで５０％くらいでしょうか。このバス路線は、乗り降りする人が多く、地元の人に愛用されている感じです。

二つの町はあまり経済的に結びついていないのか、ヤヴォルからシフィドニツァまで乗ったのは私一人だけでした。
ところどころに集落がありますが、草原と小川の景色が続きます。シフィドニツァまで４０〜５０分。
最後は一人だったので、運転手さんとカタコトで話しながら旅してました。平和教会に近いところで降ろしてもらいました。感謝。
シフィドニツァの平和教会への入口です。
シフィドニツァの平和教会です。
内部です。
聖壇と講壇です。綺麗です。
アップです。
平和教会を出て表通り（１ Maja 通り）に出たら、公園（北緯50.844852, 東経16.488485）のところにバス停があり、Wroclaw（ヴロツラフ）行きのバスが偶然来たので乗車。バスターミナルがある鉄道駅まで歩かずに済みました。

ヴロツラフ行きは、３０分に一本くらいは走っているので、普通に乗れると思います。
ヴロツラフまで約１時間、野原を超えてという感じのドライブです。到着地は出発時と同じミニバスのターミナルです。

午前１１時半くらいに出て、１８時過ぎに戻ってきました。

二つの平和教会を別々に見るのもありだと思います（どちらか一つと言われたら、ヤヴォルをお勧めします）。同時に見る場合は、シフィドニツァに着けば戻りの心配は無いので、先にヤヴォルを見た方が良いと思います。