2004年シリア　ラタキア周辺　サラディン城　マルカブ城　など

2004/01/24 - 2004/01/26

10年以上前にシリアを1人旅した時の写真中心の旅行記です。
普段は昔行った場所の旅行記をあげない様にしているのですが、シリアの現状を報道で知るに当たり、アップする事にしました。


混迷を極める今のシリアを旅行当時では想像する事もできませんでした。
当時は治安もすこぶる安定し、物価も安く、とても旅行しやすい国でした。
何より中東国家にありがちな人々の「イスラムって良いだろ！ホラ！」といった親切さと戒律が織り交ざった押しつけ感が少ない点が、日本人の私にとって心地よかったのを覚えています。

ラタキアを拠点に、サラディン城とマルカブ城などを廻りました。

エリア ラタキア(シリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク 徒歩 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

サラディン城だったでしょうか？
バイクタクシーで行きました。

サラディン城の近く。
緑の中を清流が流れている。
来るまでは「シリア＝砂漠の国」と勝手に思っていたが違っていた。

サラディン城の近く。

サラディン城。

サラディン城内部。

ラタキアの街。
とても綺麗な街でアラブと言うよりもイスタンブールよりも欧州の香りが強く感じた街でした。

ラタキアの街。
緑豊かでご飯も美味しい。
海鮮レストランで食べた鯛の塩釜は美味しかった。

マルカブ城。
麓にあるバニアスという街で「地球の歩き方」に掲載されているセルビスが見つからず、バイクタクシーも無い状態。途方に暮れていると中学生2人がバスでわざわざ日本人観光客の私を連れてってくれた。

中学生達はたどたどしい英語で案内してくれる。
何も知らなけば見過ごしていたキリスト教のフレスコ画が残っている場所も教えてくれた。「御礼がしたいけど何か欲しいものある」と聞くと「そんなの要らないよ。」

あの中学生達は今はどうしてるのでしょうか？
バニアス　シリア　で検索してみたら重い気分になりました。
どうか無事でありますように。

マルカブ城から地中海が望める。
絶景でした。

ラタキア駅。
ここからシリア国鉄に乗車し、アレッポへ向かった。

この旅行記へのコメント （2）

• sanaboさん 2016/01/15 19:43:36

  はじめまして

  花くらげさん、はじめまして
  
  ご訪問、ご投票をいただきまして、ありがとうございました。
  
  12年前にいらしたシリア旅行記を、興味深く拝読させていただきました。
  シリアをご旅行されようと思われたきっかけは、何だったのでしょうか？
  当時、花くらげさんを案内してくれた二人の中学生も、今はすっかり成人し
  どの様な暮らしぶりをしているのでしょう・・・？
  お礼に欲しいものは？と聞かれ、何もいらないと答えた少年の言葉に胸を打たれました。　
  現状を思うと悲しくなります。
  
  今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  
  sanabo

  花くらげさん からの返信 2016/01/18 17:40:27

  RE: はじめまして

  sanabo様
  
  こんばんは。
  コメントありがとうございます。
  
  > シリアをご旅行されようと思われたきっかけは、何だったのでしょうか？
  
  以前から中東に興味があったので旅行しました。
  もちろん当時のシリアが安定していた点もあります。
  私自身はビビリなので危険な国にはできるだけ行かない様にしています。
  それと日本より物価が高い国（今では随分増えましたが)やご飯が不味い国も敬遠しています。
  秘密警察だらけの国なので治安が抜群に良いとパッカー仲間より聞いていたのも行く決め手になりました。
  私は個人旅行でしたが、阪急やＪＴＢなど大手ツアー会社による団体客も当地でたくさん見かけました。
  体感としては治安は今の大阪よりずっと良かったですよ。
  
  
  > 当時、花くらげさんを案内してくれた二人の中学生も、今はすっかり成人し
  > どの様な暮らしぶりをしているのでしょう・・・？
  
  当地のバニアスについては以下のＨＰを参照にして頂けたらと思います。
  http://t-sakuragi.com/?p=641
  
  
  花くらげ