ジョグジャカルタ　その１　念願のボロブドゥール寺院

2015/06/24 - 2015/06/28

ずっと行きたかったボロブドゥール寺院に行ってきました。

エリア ジョグジャカルタ(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

伊丹空港から羽田へ。お初の羽田空港は広くてびっくり。

そしてまたまたお初の787に搭乗です。

感想は…離発着時と化粧室洗浄音が大きかったです。

ジャカルタ、スカルノ・ハッタ国際空港に到着。
6月中旬より30日以内の滞在にはvisa不要となりラッキー。
すんなり国内線に移動。
なかなかインドネシアの雰囲気のある空港です。

ガルーダ航空で20：50ジョグジャカルタ、アジスチプト空港に到着。
遅延するという噂が多いですが定刻で到着。小さな空港です。

今回1泊目は空港に近いホテルをチョイス。
「シェラトン ムスティカ ジョグジャカルタ リゾート アンド スパ」
送迎サービス付きです。ちゃんと待っててくれました。
お客さんは私たちだけだったので、あっという間にホテルに到着。

普通のツインルームを予約。
約12000円。シェラトンだけど割安感がありますね。

口コミを見ていてバスルームの湯量には不安があったので、1人ずつ夜と朝に分けて入りました。洗面台の水の調節がイマイチだった以外は快適でした。

6/25朝、とりあえず敷地内を散歩。
プールまである広い敷地です。

メラピ山が見えます。
朝日に照らされて美しい姿です。

この山が噴火して遺跡が莫大な損害を受けたとは、この姿を見る限り想像できません。

朝食です。
インドネシアのみならず、様々な国のお料理が用意されていました。

今日はまずスパへ。
インドネシアといったらバリ島のイメージでスパ。
でも調べてみるとジョグジャではそれほど見つかりません。

Webで見つけた「SAARAH Day Spa」
11時に予約していました。

tension relief 60　というメニューを受けました。
至極のひとときでした。

スパでタクシーを手配してもらって、いよいよ向かうはマノハラホテル。

ボロブドゥール遺跡に行くにあたって絶対に泊りたかったホテルです。

タクシーのおじさんはちょっと迷いながら1時間強かけて到着。
乗車時に170000ルピアとの提示だったのでそのまま払いました。

なんの木か調べてみたけどわかりませんでした。

変わってるでしょう。

お部屋は1号室。
宿泊料は約9000円。
洗面台はTOTOで前日のシェラトンより使いやすかったです。
リフォームされたお部屋でよかった。

そうそう、コンセントに虫除けの薬みたいのがセットされてました。
ありがたい。

お昼ごはんにチェックしていたお店。Paksi coffee house

マノハラホテルの出口からすぐです。

ところが…
食事は提供できないと言われます。
2時前くらいだったのでなんで？と思いましたが、多分ラマダンだったからでしょうね。
どうしよう？と困っている様子にお店のお姉さんは近くにあるお店を教えてくれました。
ここ美味しいのよ〜って。
暑い中少し歩かなければなりませんが頑張っていくことにしました。

思ってたより遠かったけど到着。
尋ねると優しく教えてくれる地元のみなさんに感謝です。

Senthong Asri Hotel&Resto

入っていくと2時すぎくらいだったので、みなさんゆっくりくつろいでテレビをご覧になっていました。
私たちが入っていくと気持ちよく迎えてくださいました。

メニューがよくわからなかったので、
ナシゴレンとミーゴレンを注文。
ふつうに美味しかったです。

のどがカラカラだったのでレモンスカッシュも。
ライム入りで冷たくてさわやか。

しばらくすると外の風も感じられて、一気に気分が良くなりました。
日中は暑いけど日陰でじっとしてるとそれほど暑く感じないのがありがたかったです。

ランチも終わってホテルに戻ります。
途中の道です。

ラマダン中は4時から17時半まで食事がとれないそうです。

ぼちぼち屋台の準備をしている人たちを結構見かけました。

マノハラホテルに滞在中は遺跡内フリーで入れますが、17時10分にゲートが閉まるので17時には降りてくるように言われました。
それ以上残ってサンセットを見たいなら別料金を支払わなければならないとのことでした。

サンライズもあるのにな…
悩みましたがせっかく来たし、明日のお天気はわからないということからサンセット見に行くことにしました。
ホテル宿泊者は特別料金で少し安いですがそれでも230000ルピアでした。
物価から考えたらかなり高いような…でもそのお金が遺跡のために使われるのなら良しといったところでしょうか。

このストゥーバ欲しい。

入口に到着しました。

サンライズに参加の人は6時半がタイムリミットです。
5時半ごろに夕日が沈むそうなので上でゆっくりできそうです。

第一回廊から順に時計回りに回っていきます。

ところどころ修復中のところもありました。

夕食前に日本語のビデオを見ることにしていたので、この時はこのレリーフはチンプンカンプン状態でした。

それでも回廊を順に上がっていきます。

ついにやってきました。

ストゥーバが林立する広い円壇です。

ストゥーバが半壊したところでは仏様が顔をだしておられます。
全部で2か所あります。

夕陽に染まる仏様とたくさんのストゥーバ。
これこそが見たかった風景です。

上る階段は結構段差が大きいので大変です。
距離は短いんですけどね。
必死で登っていて上に来るまでの写真がありません、トホホ。

今回腰に蚊取り線香をぶら下げておりました。
会う警備員さんごとに蚊取り線香を「それはなんだ？」と指摘されました。
モスキートが来ないようにする日本の道具と説明すると大丈夫でした。
中でも頂上の大ストゥーバで出会った欧米人は興味津々。
つたない英語で日本の古来からの文化と説明すると素晴らしいと言われました。
蚊取り線香のおかげで結構人々と交流できたので楽しかったです。

いよいよサンセットです。

この時まだ周りには人が結構います。
なんで？

お天気が良くてよかった！

日は沈んだけどまだ辺りはほのかに明るいです。

サンセット料金を支払っていない人たちは警備員さんに促されて速攻降りていきました。

ちょっとおかしいなぁ…。
サンセット見れるなら230000ルピアいらないじゃないの。

煩悩が捨てられない私たちでしたが、ふと気がつくと
私たち以外にはあと2人の欧米人しかいないことがわかりました。

菱形の切り窓は不安定な俗界の人の心を表す。
正方形の窓は安定した賢者の心を、
そして、頂上の大ストゥーバは窓のない無の世界。

大ストゥーバを見上げながら無の境地とは…頭が真っ白でした。


本来なら鳥のさえずり以外音のない無の世界なんですね。
(現実にはラマダンのおかげでお経が鳴り響いておりましたが)

こんな経験、一生のうちにできるでしょうか。

眼下に広がる樹海と数々のストゥーバに囲まれた極上のひとときを過ごさせていただきました。

気が付くと最後の2人となっていました。

ようやく降りる気になるとちゃんと警備員さんが待っていてくれて、道を誘導してくれて、真っ暗な中を懐中電灯の灯りだけでホテルに戻ってきました。

日本語ビデオを鑑賞後、ホテル内で夕食としました。

4/27　日付は変わって、4：20にホテル出発。
またまた懐中電灯をもって寺院へ向かいます。

世界遺産って書いてあるんでしょうね。

サンライズって人が少ないと思っていましたが大間違い。
すごい人です！
三脚をセッティングしている人も少なくありません。
ツアーも来ていて各国語が飛び交っていました。

皆で夜明けを待ちます。

もうすぐです。

この時1人の女性が円壇から落下しちょっとした騒ぎになりました。
確かに柵などは一切なく暗闇ではかなり危険なので注意が必要です。

大ストゥーバ。

だんだん明るく。

残念ながら霧のようで白んではきますが太陽は見えません。

幻想的な風景です。

拝んでおられるようですが、隣に実はカメラマンさんもいました。

風景は素晴らしいのですが、あまりにも人が多く、雑念だらけ。

切り窓からカメラを入れて中の仏様を撮らせていただきました。(すいません)
肉眼では見えませんがこれなら見えます。

下へ降り始めるとようやく朝日が顔をだしました。

朝日に照らされたボロブドゥール全景です。

てっぺんにたくさんのストゥーバの頭がみえます。

ホテルへの帰り道からも見えます。

そうそう、この辺り、昨日は見なかった物売りさんがいっぱい。
日本語もお上手です。断るのに一苦労。

そのまま朝ごはんにしました。

この緑の中に入ってるおせんべい。
スープにつけて食べるのですがなかなか美味しくて、よく似た形のをジョグジャ市内のスーパーで買って帰りました。

記念に。
サンセット、サンライズのチケットです。

実はおみやげ付なのです。
濃紺の寺院の絵入り布です。
どうやって使ったらいいのかわからずフロントで聞くと首に巻いてと言われましたが微妙です。
２回参加したので２枚ももらってしまいました。

8時から動いているという園内トレインに乗ることに。
このトレインは遺跡の周りを一周するので、遺跡の裏側も見たくて乗りたかったのです。

10人集まるまで待つように言われます。時間が早すぎるのか誰も集まってきません。

いつまで待てばいいのかと聞くと、5人分払えばOKとの返事。
7500ルピアなので5人分で37500ルピア。(約375円)
支払って乗せてもらいました。
この料金にはお水1本付です。5本もいらないので、このお兄ちゃんとドライバーさんとチケット売り場のおばちゃんに1本ずつあげました。

動き出してすぐに市場が見えてきました。
お休みでしたがかなり広い市場に見えました。

博物館もあります。

木が邪魔して、なかなか遺跡の全景は見れませんでした。

だいたい２キロということでしたが、歩いたらかなり暑いと思うので良かったと思います。

ホテルに戻ってチェックアウトです。
ここはロビーですが、すぐ横にガムランの楽器があって、チェックインの時におばあちゃんが演奏してくれました。
ロビーの人も親切でいろいろ教えてくれて、思い出深い滞在となりました。

今日は10時半からカーチャーターをしていたのに、先方のミスで11時半出発となりました。

まずはパオン寺院。
お墓だそうですが、こじんまりしていました。

ムンドゥッ寺院。

石だけで積み上げられていて崩れてこないというのはすごいことです。

世界で最も美しい仏像のひとつと言われている石仏三尊像です。

迫力ありました。

すぐ隣にはガジュマルの木が。
大き〜い。

全部根っこです。太いのはぶら下がっても大丈夫だそうです。

さて、ここから1時間強かけてプランバナン遺跡群に向かいます。

この旅行記へのコメント （4）

• travel.reikoさん 2019/05/21 19:51:09

  はじめまして☆

  ５/３０～６/６日まで、一週間、息子の赴任先ジャカルタへ
  旅行に行く事になりました
  息子夫婦の孫２人に合う為です
  折角なので、２泊半日のボロブドゥ―ル寺院中心の
  観光を計画し、１人で、脚を伸ばしてみようと計画しました
  孫が生まれたばかりなので、息子に付き合ってもらえないので…
  現地旅行代理店を営んでいる日本人女性に、ガイドや
  車、ホテルの手配も全部彼女に手配して貰いました
  小旅行なのに随分と贅沢な一人旅になってしまいました（汗；）
  cooさんの写真と旅行記がとても参考になりました
  サンセット＆サンライズ、計画していますが
  サンセットを先に行く予定なのですが、天気が良かったら
  朝はホテルでのんびりした方が良さそうな気にもなりました
  マノハラホテルが休業中なので、別のホテルにしました
  又、旅から帰りましたら、遊びに参ります
  宜しくお願いします
  

  cooさん からの返信 2019/05/22 10:47:44

  Re: はじめまして☆

  travel.reikoさん、はじめまして。
  
  ジャカルタから足を伸ばされるの・・・いいですね！絶対サンセットをお勧めします！
  マノハラでなければ、寺院から下りてきてから足の手配が必要かと。少々贅沢でも必要ですね。
  
  最近は全く旅行に行けていない私ですが、少しでもお役に立てて良かったです。
  
  coo
  

• akikoさん 2015/07/06 21:18:54

  ボロブドゥール寺院

  cooさん、こんにちは〜
  
  インドネシアに行ってこられたそうですね？いつの間に？（笑）ヨーロッパの次はお友達？と念願のボロブドゥール寺院を訪れられたのですね。
  
  ジョグジャカルタでは、素敵なホテルで滞在しスパ＆マッサージ・・・いいですね〜〜 日本では、なかなか行けないですものね。
  
  ストゥーバって、一つ一つ仏像が中に入っているのでしょうか？半壊したストゥーバから仏像の上半身が出ていて他のストゥーバと共に茜色に染まっていく様子は美しいですね〜cooさんが見たかったというのもわかります。サンセットで仏像がシルエットになった写真はとっても素敵！
  
  「菱形の切り窓は不安定な俗界の人の心を・・・正方形の窓は安定した賢者の心を、頂上の大ストゥーバは窓のない無の世界」を表すという部分が面白いと思いました。でも解説を聞かなきゃわからないですね〜　日本のお寺の四角い窓が「悟りの窓」丸い窓が「迷いの窓」と解釈されるのと、どこか似ていますね。
  
  朝日に照らされたボロブドゥール全景もとてもイイですね！ついついヨーロッパにばかり目が行きますが、アジアにも良さがありますね。
  
  また続編見せてもらいますね〜
  akiko

  cooさん からの返信 2015/07/07 13:18:32

  RE: ボロブドゥール寺院

  akikoさん、こんにちは。
  
  ほんまに、いつの間に？でしょ(#^.^#)
  
  実はマイル消化旅だったんです。5月に期限切れのANAマイルが36000ﾏｲﾙあって、
  6月なら通常40000ﾏｲﾙなのに35000ﾏｲﾙで行けることがわかったので、前からずっと行きたかったボロブドゥールに行けることに。
  
  JALマイルを貯めてる友人が偶然話にのっかってきて。
  私もインドネシアは一人旅は心細かったので。
  ジャカルタ空港のターンテーブルで待ち合わせして一緒に行ってきたのです。
  
  > ジョグジャカルタでは、素敵なホテルで滞在しスパ＆マッサージ・・・いいですね〜〜 日本では、なかなか行けないですものね。
  
  そうなんです。日本では行くことありませんが、インドネシアでは嬉しいですね。極上のひとときです。
  こんなことがあると思うと、毎日の生活を頑張ることができます。
  >
  > ストゥーバって、一つ一つ仏像が中に入っているのでしょうか？
  
  はい。結構ダメージを受けたので頭がない仏像もあります。
  修復して１つのみを残してみんなこのかたちに戻したそうですが、その後１つだけストゥーバがとれてしまって、今は2体だけがお顔をだしているそうです。
  
  サンセットはあまりに素敵すぎて、気が付くと最後の2人になってしまっていて、
  それなのに係りの人は何もいわないで待っていてくれたんです。
  一緒に懐中電灯を照らしながら真っ暗な道を降りていくのは想定外の経験となりました。
  サンライズは人が多すぎて…。
  知らなければこんなものかと思うでしょうが、静寂とは無縁の世界でしたね。
  
  ヨーロッパは遠くて段々行けなくなるだろうと思って、どうしても目がいくのですが、今回はラッキーでした。
  
  あちらで出会った方々は優しい方ばかりでしたし、よい旅でした。
  
  写真が相変わらずヘタなんですけど、お目に留まる写真があったなら嬉しいです。
  
  coo