世界遺産「平泉−仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」（毛越寺）

2012/10/06 - 2012/10/06

平泉にある有名なお寺のひとつですね。

毛越寺は慈覚大師円仁が開き、奥州藤原氏二代基衡から三代秀衡の時代に多くの伽藍が造営されました。
中尊寺をしのぐほどの規模だったと言われています。
しかし、奥州藤原氏滅亡後は建物が焼失してしまいました。
現在は大泉ヶ池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されています。
池を中心として建物の跡が残っているという感じです。

エリア 平泉(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル

開門前に到着しました。

門から入って金堂を目指します。

芭蕉句碑「夏草や兵どもが夢の跡」。
1189年、奥州藤原氏四代泰衡に急襲された源義経は妻子とともに自害しました。
芭蕉は悲運の義経をしのびこの句を詠みました。

本堂に到着します。本尊薬師如来が公開されていました。

当時の伽藍の様子です。

南大門跡です。焼失しましたが礎石のみ残ります。

大泉ヶ池を中心とした庭園です。
池の中には立石があり、この風景は荒海を現しているそうです。

毛越寺庭園は平安時代を代表する浄土式庭園と言われています。

開山堂です。慈覚大師円仁をお祀りしています。

毛越寺の寺伝では慈覚大師円仁の創設とされている嘉祥寺跡です。

講堂跡です。

二代基衡が建立し毛越寺の中心伽藍だった金堂円隆寺跡です。

遣水と呼ばれる池に水を取り込む水路です。

毎年新緑の時期に「曲水（ごくすい）の宴」が開催されます。

経楼跡です。

常行堂です。

南大門から中島までは反橋、金堂から中島までは斜橋が架かっていたそうです。

他に浄土式庭園として有名なのが平等院の庭園です。平等院も世界遺産に登録されていますね。