スピード優先の現代にあえて船を利用して瀬戸内へ

2015/06/22 - 2015/06/22

しまなみ海道はいくつもの橋を渡って行くハイウェイ。わき見運転は危ないのでレンタカーはキャンセルして、長い間島の人の足だった船で瀬戸内を渡ってみました。今回利用したのは広島県三原市から瀬戸田へと向かう航路。以前とても感動したセリフの無い映画「裸の島」。あの映画の島を見る事ができて大満足でした。

エリア 三原(広島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

新幹線で広島県三原駅に到着。お天気が心配ですが、曇り空で何とか持ちこたえてくれそう。徒歩で三原港へ向かいます。

三原駅 駅

港へは道路の途中から地下道を通って行くように案内がありました。今日利用するのは右側の瀬戸田いきです。

もうすでに船が着いていました。早速乗り込みます。三原から瀬戸田まで船賃は820円です。

10時40分に三原港を出航しました。けっこうスピード出ます。あっという間に港の外へ。

瀬戸内海は島がたくさんあります。海の中に山が重なるように見える島の景色は初めてで感動しました。もう、裸の島のロケ地に使われた「宿禰島」が見えてきました。

音羽信子さんが若い頃の作品ですが、「裸の島」は生きる事の厳しさ、喜び、そして生命の無常をとらえ、セリフがない作品ですが、かえって海外でも高い評価を受けたそうです。

わずかな時間の船旅でしたがけっこうな数の漁船やフェリーとすれ違います。この赤い船も競争相手の渡し船のようでした。

もうすぐ目的地に到着のようです。島をつなぐ橋が見えてきました。

最初の目的地瀬戸田の向上寺の塔が見えてきました。素晴らしい！

瀬戸田港の乗り場です。

海の神様がまつられていました。

瀬戸田の港を後にします。

向上寺へと向かいますが、どっちへ行けばよいのやら？

昔ながらの狭い道がかえって魅力のある通りです。

石段の上に塔が姿を現しました。

向上寺 寺・神社・教会

国宝の三重塔です。垂木が扇状に広がっている一層目は唐様、二層目以上は垂木が平行な和様という折衷式特徴の建築です。

向上寺 寺・神社・教会

美しい姿はいつまで眺めていても飽きません。

向上寺 寺・神社・教会

向上寺 寺・神社・教会

三重塔がいつも島の人々の心のランドマークになっているんでしょうね。

山門のところに国宝三重塔の表示がありました。

向上寺 寺・神社・教会