2015/06/21 - 2015/06/21
448位(同エリア735件中)
YAMA555さん
- YAMA555さんTOP
- 旅行記231冊
- クチコミ82件
- Q&A回答4件
- 426,622アクセス
- フォロワー18人
昨年出来なかった沢強化シーズン。今シーズンは仲間にも恵まれ既に3回目の沢登りになります。丹沢東側(源次郎沢、水無川本谷)に続き久しぶりに西丹沢に入りました。今回遡行した沢は、以前大滝沢に登った時に気になったマスキ嵐沢です。天気がいまいちでしたが、どうせ濡れる沢登りだし比較的グレードが低い沢で心配ないだろうとの判断で決行。
コース7時間
大滝橋付近駐車場→マスキ嵐沢遡行→権現山(箒沢権現山)→林道→沖箱根沢→地獄棚→大滝橋付近駐車場
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
駐車スペースから林道をしばらく進むと、大滝方面の道標があるので道標通りに歩きます。沢沿いからスタートですか数か所堰堤があるため、すぐに入渓すると堰堤に阻まれます。
-
畦ヶ丸に向かう登山道をしばらくは歩いていきます。
-
登山道に入り数回木橋を2回渡りしばらくするとマスキ嵐沢の案内板があり入渓地点になります。
数年前、大滝沢遡行時にこの看板を見かけて、嵐が付く名前に魅力を感じて歩いてみたいなと思っていました。 -
ルート120遡行図を見ながらののぼり。比較的登りやすい沢が続きます。
ナメた沢が結構あり歩いているだけでも楽しいです。
最初の4m滝。出だし快調です。(ルート120①) -
結構倒木が随所にあります。年々沢は痛んできていて、素晴らしいナメ滝の連続する場所も見る影もない場所が増えてます。
-
8m滝の水流沿いを登ります。初体験メンバーはザイルで確保。ルート120②
-
トイ状4m左側から入り中央を登ります。
-
トイ状4m上から。水流に沿って登ります。
-
2段10mスラブ状の滝(ルート120③)。キレイですねー。
-
2段10m上段(ルート120③)。リーダーは滝沿いの細かい場所を登ります。
私は右側のバンド沿いから登りました。
ちょっと滑るので初体験メンバーは確保しながら、結構苦戦してました。 -
5mの滝。
-
ここは初体験メンバーも確保せず登ります。
-
6mの滝。これも難なくクリア。
-
ルート120⑤6m。水流沿い結構ホールドに乏しい。
一応ザイル出してもらうが、中盤の乗り上げるところが難しいかと思ったが、一箇所細かいスタンスがあったのでわりとすんなり登れました。 -
二股でルート間違い要注意。地図からすると二股かと思われる大きな分岐でした。
なんとなく間違っていなそうでしたが、GPSを見るとずれている。これはおかしいということになり戻る。左手はCSっぽい所を登る。このCSだったら地図に載っているだろと皆で言い合った。 -
ルート120⑦5mの涸れ滝。
階段状で問題なく登ってきます。
アスレチックのようで面白い。 -
そして最後の見せ場10m岩場。ルート120⑧
-
いきなり垂直だがホールドスタンスしっかりしていて中盤までは慎重に登れる。残置スリングは見当たらず。上部が若干ホールドに乏しいので思い切っていけない。
-
10m上から。全員無事に正面を登りました。
-
詰めは何か所か二俣があり登り易そうな方を選択しながら登ります。岩っぽい→砂礫帯→土になって結構足を取られながら急坂を登ります。
-
段々と砂礫帯になってきます。一番稜線が近い正面を登っていきます。
-
最後3つに分岐されていますが稜線が近くに見えた正面ルートを登ると稜線直下の木にスリングが残置されていました。
今回はドンピシャで稜線に到着。正しいルート取りが出来たようです。沢の中では詰めはし易い方だと思います。 -
そこから10分くらいでしょうか。結構急な登山道を登ります。するとなだらかになって鹿止めフェンスが見えてきました。そして山頂へ到着。
山頂には椅子が設置されていて、そのうちの1つに箒沢権現山1,138mとマジックで書かれていました。 -
権現山に到着。椅子の1つに箒沢権現山とかかれてました。
-
山頂は雲の中、雨の中。鬱蒼とした雰囲気が丹沢らしいです。
少し休憩して下山を開始。下山はバリルートを使います。
下降する尾根を慎重に探します。 -
遡行図では鬼石沢方面に下山しますが、より近い尾根を降る地図に載っていないバリエーションルートを利用しました。
山頂を少し戻り向かって左手のフェンスがなくなったところで回り込むように下山に利用する尾根に入ります。
急で滑りやすいですが下れないことはありません。何度か滑り転びそうになりました。
また、尾根が入り組んでいて要所で地図を見ながら下る場所を確認しないといつの間にか違う尾根に入ってしまいます。
地図読みが出来るか、代替の装備を持っていないと下る個所間違える可能性が高いです。今回はGPSを見ながらでしたが、正規ルートに復帰するのに2ヶ所数十メートルの登り返しやトラバースを行いました。 -
標高を下げるとガスが切れて緑がまぶしい。
-
林道に無事突き当たりました。ここで昼飯休憩をして大滝見学に行きます。
-
沢登りも終わって、今回は余裕があったので大滝めぐりに行きます。
マスキ嵐沢取り付き地点手前の堰堤で登山道を降りて遡行開始。 -
堰堤をひとつ巻きます。堰堤の巻きは結構滑り易くていやらしいので注意。ロープありますが信用できんのであまり掴まないで進む。
-
しばらくなだらかな沢を遡行すると左手にピンクテープを発見。左に曲がると沖箱根沢の滝が見えてきました。
-
沖箱根沢は落差20m以上あります。その上部奥にも滝が少し見えたので確認できるでは2段です。岩はヌルヌルでした。
-
とりあえず下に行ってみました。滝の大きさわかるっしょ。迫力あります。
-
お次は本流に戻ってきて苔むした沢を辿ります。
苔の緑は癒されますねー。 -
正面に大滝の下部が見えてきました。
-
正面にあるだけに地獄棚立派に感じました。
-
地獄棚は迫力ある滝でした。沢遡行してこないとお目にかかれない貴重な滝です。
-
-
水をバシャバシャ浴びながら地獄棚を見上げます。
-
-
地獄棚の右側に本流があります。スラブ上の滑り易そうな滝。こちらの沢を雨棚があるようです。先がどうなっているかわかりませんがとりあえず登ってみました。
-
が、次に出てきた5mの滝が登りにくそうで巻くことも出来ないので、元来た道を戻ることにしました。
-
駐車スペースに到着。マスキ嵐沢、比較的登りやすく明るくてお気に入りの沢になりそうです。
-
下山後は山北駅目の前にある健康福祉センター「さくらの湯」にて汗を流しました。
2時間400円也。
シャンプー、ボディーソープあり。サウナ、露天風呂あります。泉質は炭酸カルシウム人工温泉で沸かし湯ですね。下駄箱、ロッカーと100円返却式になっています。
プール併設、休憩室あり食事もあります。「さくらの湯」(山北町健康福祉センター内) 温泉
-
休憩ルームも結構広いです。お食事も可。
マスキ嵐はナメ沢が続き気持ちよい歩きも出来、滝もそれほど登攀が難しくないルートと共に、短めの長さでピークも踏めるとなかなか素敵な沢。登った感じだと次はなんとか自分でもトップいけそうかなと感じたルートでした。
ただし、下山のバリルートは、GPSがないと結構迷いそうなルートでした。尾根通しに歩いていたつもりがいつの間にか違う尾根に入っていることもあり、こまめな地形図確認が重要だと痛感。下山は難しいですね。
そして時間が合ったので再び登り返し見に行った大滝(地獄棚)。この滝が本当に多くて迫力満点で素晴らしかった。マスキ嵐は遡行時間が短いので是非寄って欲しいポイントです。今回は雨もあったので後で行ったが、このルートで下山するなら先に見学してからマスキ嵐沢に取り付くのが効率的です。
今回もヒルは全くいる雰囲気がなかったのと、苔むした沢の姿はとてもきれいで、西丹沢は若干遠いですがやっぱり良いところだと再認識しました。
暖かければシャワークライムを充分に楽しめるので、また来たいと思います。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
丹沢・大山(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
45