エガディ諸島、エオリエ諸島とエトナ山、シチリアの自然に遊ぶ10日間

2015/05/18 - 2015/05/27

シチリア島西北部に位置するエガディ諸島と中央東部北側にあるエオリエ諸島。そしてエトナ山を訪ねた。また、シチリア島北部の「最も美しい村」加盟の村を5･6カ所訪ねた。メインであるエオリエ諸島のストロンボリ島の火山噴火の見学ツアーは強風のため観光船が欠航となり残念な思いで帰ってきた。

エリア シチリア島(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

5月19日　月

パレルモのポリテアーマ劇場。ホテルがこの建物の直ぐ左側にあり、窓からもこの建物がよく見えていた。

トラーパニの塩田。白いのは集められた塩の山。

5月19日　火 ファビニャーナ島

トラーパニから高速艇で40分ほど、エガディ諸島最大の島ファビニャーナ島にある旧フローリオ家のマグロ加工工場。建物の中は展示場となっていて地中海底から引き上げられた遺物や直径20?ほどの缶詰用の空き缶が展示されていた。写真はマグロを水炊きにする煙突。水炊きにしたマグロをオリーブオイルにつけて缶詰にして輸出していた。

5月20日　水　レヴァンツォ島

ファビニャーナ島の隣の島のレヴァンツォ島にあるジェノバ人の洞窟の外観。

約1万2000年前の旧石器から新石器時代にかけての先住民の壁画。今は島にいなくなったブァッファローや鹿や馬の絵、さらにまぐろが既に描かれているのにはびっくりした。獣脂に溶いた炭で描かれており今でもしっかりと残っている。フランスのアルタミラやラスコーと同時代のものがあることに驚かされる。洞窟は海抜20?のところにあり、130?の丘の上から下っていくが登りがきつく、しかも足下が悪いので年寄りには大変応えた。

5月21日　木　エリチェ

トラーパニよりロープウェイで登った。崖の上700?に佇む石畳の小さな街エリチェを散策した。

チェファルー

最も美しい村に加盟するチェファルーは地中海沿いにあり、帽子型の岩山が特徴となっている。

中世の洗濯場　ライオンの口から水が流れ出しており、洗濯槽を流れて海へと流れ込んでいる。

中世の洗濯場　水は左から右へ流れている。右の塀の外は海になっている。

大聖堂　左の塔には有料で登ることができる。

5月22日　金　ブローロ

最も美しい村加盟のブローロのノルマン城。5ユーロで城内に入ることができる。中世の鎧や武器、生活用品等が展示してあった。丘の上に建つこの城からの見晴らしはすばらしかった。

リパリ島行きの高速艇。ミラッツォからリパリ島まで約50分。

奥の島がストロンボリ島。山頂左の白い雲は噴煙。リパリ島より

この島は古代ギリシャ時代から噴火を続けていて、「地中海の灯台」と呼ばれている。

5月23日　土　ボルカノ島

この山の上は直径500メートルほどの噴火口になっていて健脚であれば港から2時間ほどで登ってくることができる。英語で火山を指すボルケイノの語源となった島。

泥温泉。
灰色の水は冷たく、底は5?ほどの砂粒で覆われていた。温泉がわき出ている小さな穴は熱かった。その穴の周りに硫黄を含んだ灰色の泥が薄く積もっていてそれを体に塗るとすべすべした。入り口で泥を目に入れないよう注意を受けた。シャワー使用料込みで3ユーロ。

泥を塗る男女。温泉で泥を流して直ぐ近くの海に入ると海底から泡が湧き出しているところがあった。海底にも温泉が湧いている。

5月24日　日　タオルミナ

タオルミナの古代劇場。今もコンサートや観劇に使用されている。

カスティリオーネ・デ・シチリアの城塞。

5月25日　月

カターニャ大聖堂。

大聖堂内にある作曲家ヴィンチェンツォ・ベッリーニの墓。

エトナ山登山ロープウェイ

エトナ山山頂部。約3200メートル。

2900?付近の噴火口。噴火口が５･６個あり、中には雪が残っているものもあった。

シルヴェストリの穴と呼ばれるエトナ山中腹にある噴火口。

エトナ山周遊鉄道。始発駅のリポストからランダッツォまで約１時間乗車した。車両は旧型のディーゼルカーであった。

ランダッツォの大聖堂