新緑の秘湯姥湯温泉へ

2015/05/23 - 2015/05/24

　秘湯で有名な姥湯温泉に行ってきました。
いつも旅行で使用しているサイトでは予約が出来ず、日本秘湯の会に登録し予約をしました。
　ここの温泉の特徴は大自然に囲まれた露店風呂かと思いますが、新緑と岩峰の野趣溢れる露天風呂で日頃の疲れ？を癒しました。
また、翌日は薬師森ハイキング、滑川大滝と温泉、峠駅と新緑の中を巡りました。

エリア 米沢(山形)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

　自宅から東北道の福島飯坂ICで下車し、R13号を米沢方面に行きます。
カーナビでは自宅から姥湯温泉まで約150kmで、3時間かかるようですが？
事前の調査でかなり険しい山道のようなので、家内の軽自動車で出発です。
家内が仕事で出発が午後2時半と遅くなりました。

　やっと姥湯温泉が見えてきました。16時52分
途中の山道は狭くて厳しい山道でした。（カーブミラーとガードレールが無いので慎重に運転）さすが秘湯と言われる由縁です。

昔走った、四国のR197（イクナ）、R439（ヨサク）以上でした。

道路の終点にある駐車場です。ここから宿まで300ｍ近く歩きます。

温泉手前の渓谷と新緑

秘湯姥湯温泉「桝形屋」に到着です。

部屋から対岸の眺め

部屋から駐車場方面を振り返って。

　早速露店風呂に来ました。誰も入っておらず、この秘湯大自然を一人占めでゆっくり出来ました。
家内はいつもの内風呂に。

　夕食です。山形牛、山菜等どれも美味しく全部いただきました。
魚はイワナの塩焼きです。予約の際、私が鯉料理がダメとチェックが入っていたので、代わりにイワナの塩焼きがでました。間違ってチェックを入れたようです。（鯉の洗い、鯉こくもokです）
　生ビールは有りませんでしたが、秘湯ビールで乾杯です。

　ビール、生酒を飲みすぎたのか？、運転の疲れか？すぐ眠ってしまい、夜の露天風呂には入り損ねました。（自家発電なので露店風呂は22時に消灯します。）

　早く寝たので4時前に目が覚めました。
薬師の湯に来ましたが誰も入っていません。4時9分
高倉山の右から日の出が始まりそうです。

　朝焼けが始まりました。4時36分
その後、宿泊客が来ましたので写真は終わりです。

露天の帰りに振り返ると岩峰にも朝日が当たり始めました。

部屋に戻り、対岸のダケカンバの新緑が朝日に輝いています。

日の出です。4時50分

朝食です。7時15分〜

　せっかくここまで来たので、薬師森にハイキングに行きます。フロントのお姉さんに聞くと40、50分で登れると言われました。家内を誘ったのですが断られたので一人で行く事に。
今からだとチェックアウトの10時までには戻って来れそうです。
写真は靴、リュックを取りに駐車場への帰り。8時20分

吊り橋の階段を登るとイワカガミが咲いていました。

姥湯温泉上流の山々（ニセ烏帽子山1,886m？)

滝をアップで（三階滝でしようか）

ダケカンバの新緑

ムラサキヤシオ ［紫八汐］が咲いています。

花冠は花径3〜4センチの幅の広い漏斗形で、先が５つに裂ける。 上部の裂片の内側には濃い色の斑が入り、白い毛が生える。 雄しべは10本である。 そのうちの5本は短く、花糸のつけ根には白い毛がたくさん生える

×ミツバツツジは間違いでした。

オオカメノキ

下の駐車場のコブシは終わりかけていましたがまだ満開です。

　頂上近くのコブシ？
頂上近くはショウジョウバカマ、ミツバオウレンも咲いていました。

コブシでなくタムシバかも？
　「タムシバ（田虫葉、学名：Magnolia salicifolia）はモクレン科モクレン属の落葉小高木。別名を「ニオイコブシ」といい、花には芳香がある。早春に白い6弁花を葉に先立って咲かせる。
　他に「カムシバ」の別名をもつ。こちらは「噛む柴」で、葉を噛むとキシリトールのような甘味がするためにこの名前がついた。これが転じて「タムシバ」となったといわれる。」＊資料ウィキペディアより
　
コブシには一枚葉が付いていますが葉っぱが有りません。

　頂上手前の明月荘への分岐です。
明月荘からは吾妻連邦の東大巓に登山道が続きます。

　薬師森の頂上です。9時15分
南の吾妻連邦の尾根筋には残雪が残っています。

岩の隙間のモミの木の新芽

昭元山？(1,892m)

　薬師森よりパノラマ合成です。右のピークが高倉山（1,461m)
左の奥は朝日連峰でしようか。

パノラマ合成

　滑川温泉「福島屋」さんに来ました。こちらも日本秘湯の会員旅館です。
ここから滑川大滝に行きます。

吊り橋を渡りますが、思ったより揺れます。

渡って来た吊り橋です。

　滑川大滝の先は吾妻連邦に続いています。
先に登った姥湯温泉（薬師森）からの登山道と合流します。

　緩やかな登り道がだらだら続きます。
新緑に癒されます。

　滑川大滝です。滑川温泉から約20分で尾根の展望台に着きました。
新緑の中に白い滝筋が映えます。

「日本の滝百選の一つ。 落差80m、幅40mと、東北地方でも最大クラスの滝。 阿武隈川の支流・松川の上流、標高860m付近に位置する。地質は流紋岩層で、付近には潜滝などいくつかの滝がある。 展望台から向かって滝の右上方向に、布滝と呼ばれる滝が現れることがあるが、雪解け時等の水量の多い時にしか見られない。」＊資料ウィキペディアより

　アップで。
ここからは滝壺は見えませんが、川に降りる道があり滝壺に行けます。（下りが20分で更に川を20分歩きます）

アップで。

　滑川大滝の上の岩肌にも糸のように滝が見えます。
これが雪解け水の多い時に現れる「布滝」でしょう。

岩肌の布滝（白糸の滝？）をアップで

美しい木肌模様があります。

こちらは変わった枝ぶりです。

　滑川温泉「福島屋」に戻って来ました。
日帰り入浴に入ります（500円）

こちらは檜露天風呂で、目隠しがあります。

渓流の少し上流に露店風呂が見えます。

こちらの露天岩風呂に入りました。

　滑川温泉を後に峠駅に来ました。写真は旧駅のホームを覆っていたスノーシェルターです。なかなか大きくて広いですね。ここ峠駅は鉄道マニア（鉄っちゃん）の間ではかなり有名な場所です。

　「板谷峠は急勾配と豪雪による難所として知られ、山形新幹線開業（平成2年9月1日）まで普通列車はスイッチバックで登っていた。このため、複雑な線路やポイントなどの施設が駅構内に設けられ、それらは雪から守るためスノーシェルターで覆われていた。同新幹線開業にともなう改良と電車化によりスイッチバックは廃止されたが、スノーシェルターは新たに設けられたホームの覆屋として流用され、上下線も含めて大きく覆った構造から独特の雰囲気となっている。」＊資料ウィキペディアより

峠の茶屋（最上屋）に行きます。

　峠の茶屋（最上屋）
聞いた事はありましたが、ここだったのですね。

おいしい水でした。

茶屋にあった元祖力餅の由来です。明治34年に駅構内で力餅の立売りを始めました。

　お土産に買ったくるみ餅、ずんだ餅、力餅。
帰ってから美味しくいただきました。

　今回、日本秘湯を守る会に入りスタンプ帳をゲットしました。
3年間で10個集めれば、秘湯の宿泊招待券がもらえます。
残り9個ですが、これからは近県の秘湯巡りを楽しみながら集めます。

　これまでに日帰りを含めて入った温泉がありました。
・秋田「ふけの湯」「松川温泉」・岩手「須川高原温泉」「夏油温泉」・福島「甲子温泉」、・栃木「大丸温泉」「奥塩原温泉」「奥鬼怒八丁の湯」

*付録　2017年10月13日
　秘湯スタンプ帳が10ヵ所となり、無料クーポンをゲットし再び訪れました。
天気は悪かったのですが、紅葉の露天風呂は最高でした。

*付録　　2017年10月13日
　紅葉の姥湯温泉

この旅行記へのコメント （2）

• batfishさん 2015/06/02 21:49:07

  新緑の秘湯

  nasunoさん　こんばんは！
  
  姥湯と滑川温泉の周辺ハイキング+峠駅の旅行記拝見しました。
  私も秘湯を守る会のスタンプ帳を利用しています。
  10個集まっても、招待宿泊は平日のみなので、泊まれず
  無駄にしたこともありますが…（涙）
  
  姥湯は、ずっと行きたかったお宿です。
  なかなか予約が取れず、未踏の宿なのです。
  今年は秋に1泊予約済みなのですが、
  夫がまたしても忙しいプロジェクトに入りそうで
  キャンセルになりそうな予感も今から…
  
  今年ダメでもいつかは行こうと思っているので
  予習がてら拝見させていただけてよかったです。
  薬師森まで登れば吾妻連峰を見ることができてよいですね〜
  いつか浄土平（または高湯）から明月荘1泊を経て
  西吾妻〜白布温泉へと縦走したいと思っているのですが
  途中がすごいヤブみたいなので、半分あきらめています。
  
  峠駅も行ってみたい場所の1つです。
  福島から峠駅までの電車も面白そうなので
  姥湯に行くときは福島に車を駐車して電車で行こうかとも
  考え中です。
  力餅も美味しそうですね。
  
  nasunoさんのお住まいのお近くにも秘湯を守る会のお宿は
  ありますし、福島には大量の宿があるので、3年で10個なら
  ためられそうですね！
  たま〜にダブルスタンプキャンペーンなどもあるので
  上手に使うと結構お得ですよね。
  
  batfish
  
  
  
  

  nasunoさん からの返信 2015/06/02 22:44:39

  RE: 新緑の秘湯

  　投票、コメントありがとうございます。
  
  　batfishさん恒例のGW東北旅行＋温泉を楽しく拝見しています。青森は転勤で3年近く過ごしましたので懐かしいです。
  
  　batfishさんは各地の温泉を廻られていると思いましたが、既にスタンプ帳10個集められていたのですね。無駄になったのは残念でしたね。
  姥湯温泉も乳頭温泉と同じで人気がありますね。秋の紅葉頃が最高かと思いますので是非行けると良いですね。
  　車は道が狭く大変なので、電車で峠駅に行き、宿の送迎バスがお奨めかと思います。（電車の本数は少ないですが）
  峠の茶屋のお餅も杵で搗いたような食感でした。
  　
  　吾妻連峰は大昔、早稲沢温泉から西吾妻山に登っただけで、ほとんど知らない山域です。高湯から明月荘〜西吾妻〜白布温泉への縦走もおもしろそうですね。これからコースを調べてみます。
  
  > nasunoさんのお住まいのお近くにも秘湯を守る会のお宿は
  > ありますし、福島には大量の宿があるので、3年で10個なら
  > ためられそうですね！
  > たま〜にダブルスタンプキャンペーンなどもあるので
  > 上手に使うと結構お得ですよね。
  
  　今年から家内と2か月に1度温泉巡りを楽しむ事にしました。早く10個集まると良いのですが・・・
  
  nasuno