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モヒート、サルサ、葉巻でエンジョイ・・・?

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2012/06/03 - 2012/06/07

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しげさんさん

アメリカとキューバの国交が正常化されようとしており、日本からも外交団が行ったようで、ここのところキューバがクローズアップされています。

私は2012年55歳の役職定年で閑職になるため、十数年封印してきた海外旅行を再開することにしました。短期留学をして、家族ともに行き慣れたハワイ10年ぶりに・・・と思いましたが、どうせ行くならと思い、映画「ヴエナヴィスタ・ソシアル・クラブ」で僕のハートをつかみ、どうやったら行けるのか謎に満ちたままのキューバに行くことにしました。

専門の旅行会社で2泊3日で予約をしました。そして、パーカッションやキューバ音楽が好きな僕は、事前に踊りの稽古をし、ヘミングウエイやキューバ関連書を読み漁り、モヒートの市販カクテルを買ってきてはペパーミントを入れて飲んでおりました。

そうこうして、カナダ航空でトロント経由、19時間かかりハバナ空港へ到着。モヒート、サルサ、葉巻・・・夢が目の前で広がっていきます。空港のターンテーブルで荷物を待っていると、映画に出てきたようなキューバのおじさんが突然踊りながら歌い出しました。手足をくねくね動かし、笑いながらキューバンソングを歌っているのです。「これは本場のサルサか?!!!」踊りの種類はよくわかりませんが、とにかく最初から感動しました。

夜の到着で、出口ではお迎えの日本語ぺらぺらの地元の女性がガイドさんが運転手さんと待っていてくれました。街に入ると真っ暗で、日本のように建物には看板などは無く、目印もわかりにくそうで、これは困ったっと思い、明日街歩きのガイドを頼むと、午前中だけならと5000円でOKしてくれました。運転手のオジサンは村上龍が来た時乗せてるのが自慢で、一緒に撮った写真を見せてくれました。治安は不安でしたが、この人たちは親切そうでした。

ガイドさんと翌朝9:00に待ち合わせし、3時間ほど旧市街を歩いて見学しました。暑くてたまらず、途中の広場で休憩し、日本にハガキを書いて投函しましたが、届いたのは3カ月後でした(笑)街はぼろぼろで、建物も何処に何があるかよくわからず、ガイドを頼んで正解でした。車はボロばかりではなく、新しい車もたくさん走っており、彼女いわく「車はボロボロなんて嘘っぱち。悪意のある噂ですよ」とのことでした。

犯罪が怖いので、現地通貨は1万円分成田空港で両替しました。お昼頃レストランに入りスパゲティーを頼みましたら、のびのびのべったべたで、半分で参りました!途中店屋に寄ってもらいハンバーガーとコーラを買って、ガイドさんと別れホテルに戻りました。何かあればホテルに電話をくれ、とのことでした。

ホテルで休憩し、午後からは行くところもないので、有名な海岸に一人で行こうと外に出ました。しばらく歩くと、地元の青年と幼い顔の少女(カップルです)が近づいてきて、日本語ペラペラの青年が「僕日本にいたんです。何処へ行くの?ヴエナヴィスタ・ソシアルクラブは何処にあるか教えましうか?」と言うので、ヴエナヴィスタに心を奪われた僕はのこのこ付いて行くのでした。

すぐ角を曲がり、メインストリートに出ると、小さな店があり「ここで教えてあげる」と言ってスタスタ店に入って行きました。僕も半信半疑でしたが、一緒に入ると、すぐカウンターには怖そうな地元青年団が4〜5人とバーテンさんがいます。奥に連れられ、座らされました。「やられたな」と思いましたが、怖いけど様子見です。青年は紙にヴエナヴィスタ・ソシアルクラブの住所を書き出し、ここは・・・と説明をします。そのうち、立ち上がりカウンターに行き、モヒートを3杯持ってきて、いきなり乾杯。その後また立ち上がり、カウンターで葉巻を3本。僕に無理やり吸わせます。まあ、初めての経験なので吸っていましたが、青年の態度、口調がだんだん強くなってきたので、僕は気分が悪いと芝居をしましたら、僕の苦しむ症状を見て心配になった少女が「やばいんじゃないの?」という目で青年を見ますが、青年は必死で「出ていくなら8000円払え」と言うのです。キューバ国民の月収は2000〜3000円と言いますので、8000円は数が月分のお金です。要するに、わたしはだまされたカモでした。しかし、メインストリート沿いの店であること、入口は開きっぱなしであること、日中真昼間であることから、なんとかなるな、と気が落ち着きました。

私はポケットからサイフを取り出し、中を開くと一万円分の両替からガイド5000円、ハンバーガー食事代で数千円使っているので、2000円分くらいしか入ってません。青年は日本人だから幾らでも持ってるだろうと踏んで私を連れ込みましたが、気が弱いのかなぜか「8000円」。財布から2000円相当を出して、財布をひっくり返し、「これしかないよ。」というと青年の目が点になったのです。あわてた青年は「俺はここで待つから、女を連れてホテルに取り行け」といので、こいつはバカか?と思いながら女の子を連れてホテルに入り、女の子は外で待たせ、そのままほとぼりが冷めるまで、数時間部屋を出ていきませんでした。

どちらにしても両替をしないと明日の生活費が無いし、日本円はホテルでは両替できないというので、ホテルのカウンターに行き、電話を借りてガイドさんに電話をかけていました。なかなかつながらず、私は椅子にすわり、ホテルの受付の人がガイドさんにかけてくれていました。座っていると、何かが太ももをつつくので横を見ると、なんと青年がしゃがみ込んで私の横で脚をつつき「ハリアップ ハリアップ」と情けない声で懇願しているのです。ホテルの出入り口にはガードマンが立っているので安心していましたら、横にしゃがんでいるのです!びっくりしましたが、冷静になって「OK OK モーメント」といって一緒にカウンターまで連れて行き、受付のおじさんに「コール ポリス」と叫ぶと、青年はすっ飛んで逃げて行きました。

そのあとガイドさんに電話がつながり、事の顛末を話すと、夕方屈強な彼氏を連れてきて、明日何処何行きたいなら彼にガイドさせる、と言ってくれました。しかし、もう見たいところもないので、本を読んでい過ごすといいました。その夜は一銭もなかったのですが、買ってきたバーガーとコーラで済ませ、翌日は朝食のあと、ブッフェ形式だったのでゆで卵2個とパンをくすね、それを食べて本を読んで過ごしました。そして青年の襲撃もなく、無事帰路へ。

成田に着いたときはロストバゲージで、数日後届いた荷物の中に他人の物やつぶれたコンデンスミルクでべたべたになっており、ANAの対応に腹が立ち、散々な2泊3日でしたが、空港でサルサもどき、青年にモヒートと葉巻、10000円で過ごした思い出深いキューバの旅となりました(笑)

同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
徒歩
航空会社
エアカナダ
旅行の手配内容
個別手配

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