2015/05/10 - 2015/05/10
7位(同エリア73件中)
tunacanさん
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西フランダースにあるイーペルの街。中世に繊維産業で発達し、第一次世界大戦の激戦地となったその場所は、現代では平和の象徴としての役割を担います。そしてそのもう1つの顔が「猫の街」。人の歴史とともに猫あり。それを表すパレードが、3年に1度、街を挙げて行われます。今回はその44回目。ちなみに現地では、日本人観覧者がとても多いことでも有名で、当日のニュースによると、今年は5万5千人の人出のうち、5千人が日本人だったとのこと。それはすごい!しかし本当でしょうか?私、数えられた覚えはありませんが(笑)。ともかくそこは、まぎれもなく、猫好きな日本人の聖地なのであります。
- 旅行の満足度
- 5.0
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街はずれに車を停めて、中心を目指します。見えてきました、世界遺産、繊維会館の塔が目標です。
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とても大きくて美しい繊維会館ですが、第一次世界大戦時に粉々にされたものを、年月をかけて復元したのだそうです。現在は戦場博物館も入っています。この辺りでは、現在でもなお、毎日のように不発弾や薬莢、軍人の遺品などが見つかっています。
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やはり会場のどこを見ても猫コスプレ日本人が。耳としっぽを付け、白塗りや、ひげメイクをした女性たちにまぎれ、時折いる着ぐるみを着たビジネスマン風紳士も、みんな幸せそうです。私はメイクの乗りと崩れが心配なのでやめて、控えめに猫のTシャツを着てのぞみます。
やはり日本のTVクルーも来ています。と、ん?見覚えのある娘が。かわいい衣装でとっても目を引きました。 -
パレードの始まる2時間前に良い場所を確保します。
広告、ファンファーレに次いで、いよいよパレードのスタート。お城の山車の上で子猫たちが歌いながらやってきます。トラクターを操るのもおじさん猫。 -
子供も大人もみんな猫。みんなニャーニャーニャーニャー言ってます。
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火吹き芸越しの大ネズミ。
山車には様々な仕掛けがあり、このネズミはブシューッとフケみたいなものを吹きかけてくる嫌な奴です。 -
ベルギーの竹馬に乗れる人の多さにはビックリです。私なんかは生まれたての子鹿のようにワナワナして転んでしまうところです。
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はじける魔女たち。
中世の魔女狩りでは、魔女の使いとされて猫も虐殺されました。そもそも当時ヨーロッパ全土で、王族から市民までが、猫を生きたまま燃やして遊んだんだそうです。その賠償は現代において、愛情にして支払われるべきですね。 -
というわけで、怒れる猫バス。
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イチオシ
そして私の1番のお気に入りがこれ!ナルニア国風のとっても美しい山車です。それはまるで、天国へ行った我が黒猫カゲちゃんと、実家の白猫ユメちゃんの夢の競演(ジーン)。人知れず涙ぐむ4○歳。
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サービス精神旺盛な子供たち。アクロバットを披露したり、カメラの前でポーズを決めてくれます。小さいくせに、この美貌にはドキッとさせられます。
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ベルギー名物、巨人の回転ダンス。猫たちに紛れて何体かがパレードに参加します。直立姿勢で顔が平たいですが、回ると可愛いんです。
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ケーキの山車の上での華麗なダンス。
お父さん向け(?)に、セクシーキャットによるポールダンスの山車なんかもあります。 -
チューチューとそこらじゅうでちょこまかしている子ネズミたちに、あわやハートを盗まれそうになります。
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中世の市民の生活を多く描いたベルギーの画家、ブリューゲルの絵を思わせる寸劇があちこちで起こり、なんだか和みます。
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ベルギーの子供に真に人気なのは、ミッフィーでもキティーでもなく、このムスティーです。その登場でいっそう空気がゆるみます。
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世界の猫部門、NYからミュージカル「Cats」の猫たち。ワイルドな仕草とジャズィなダンスが素敵です。
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日本から特別参加した、某猫祭りのグループ。コスプレのクオリティーは日本人観覧者に劣りましたが、お母さんたちのダンス映像がニュースにはなりました。国のメンツにかけて、次回はもう少しプロフェッショナルな参加者を求めます。
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ワロン地方出身、ル=シャたちは、ベルギーのお菓子のキャラクターとしてもとても親しまれています。
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やはりガーフィールドは神ですね。ったくアメリカにはかなわないな…ってことで。
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体操クラブの子供たちかな?それともこの街の子供たちはみんな猫のように柔軟なのでしょうか。
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この大集団がまた何とも言えずかわいいんです。
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イチオシ
いよいよクライマックス。チャーミングに片手を上げて回転ダンスをするシーペル君はとっても人気があります。風景とマッチしてフォトジェニック。
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そして大トリは美猫ミネケプス。道幅いっぱいのドレスが大物感を醸し出します。
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この祭りの素敵なところは、みんなが笑顔で幸せそうなところ。一般的にカーニバルというと、酔っ払いであふれかえるものですが、ここにはおかしな人は1人もいません。参加者も観覧者も、純粋に平和に祭りを楽しんでいます。いやぁ猫って素晴らしい!
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パレードの後は、猫投げです。かつては、繊維会館のあの高い窓から、あろうことか生きた猫を投げ落としたそうですが、幸い現在はぬいぐるみです。宙を舞う黒点が猫です。
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先ほどまでの平和なムードはどこへやら、繊維会館前には欲が渦巻き殺気がみなぎります。ぬいぐるみには福があるとされ、地上で激しい争奪戦が繰り広げられるのです。私は幼少期の親戚の建前での餅投げ以来、そういったものにはトラウマがあるので、遠くから見るだけにします。一方、ラグビー経験のある夫は、嬉々として人の海へと入っていきました。結果、猫獲得はなりませんでしたが、現場はかなり荒くて楽しかったとのこと(怖)。
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我々おとなしい日本人には、どうしてもでなければ、お店で買うことをおすすめします。
さて、祭りの最後には魔女焼きがあるのですが、我々はすでに完全燃焼していたため、それを観ずに帰路へとついたのでした。この祭りは、ここが平和である限り、きっといつまでも続いていくことでしょう。そんな願いも込めて、今度は博物館を見学しに戻って来たいと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ElliEさん 2015/10/28 15:18:17
- なんと猫祭りとは〜!
- こんにちは。
猫好きで、猫グッズや猫を見かけるとつい撮ってしまう私ですが、
不覚にも(笑)猫祭りというものがあるとは知りませんでした〜。
日本では有名なんですか?
あの方もロケに来ていたんですね・・・。
観客もネココスチュームを着たりするんですね。
ほんとに楽しそうなお祭りです!
それにしてもパレードが真正面に見られる良いところを見つけましたね。
ひょっとしてtunacanさんは、パレード写真のベテランさん?
場所取りは大事ですよね。
おかげで、パレードの様子がとてもよくわかります。
魔女焼きとはどんなものでしょう?
猫も関係しているのかしら?
ほんとに楽しいお祭りですね!
- tunacanさん からの返信 2015/10/28 18:06:08
- RE: なんと猫祭りとは〜!
- ElliEさん、こんにちは。
書き込みと投票をありがとうございます!
この猫祭りはですね、けっこう辺鄙な所なのにわざわざ日本から大勢やってくると現地では有名ですが、このところ日本のテレビで紹介されているので、国内でもだんだん知名度が上がりつつあるかと思われます(笑)。本当に猫好きにはたまらない楽しいお祭りなので、ElliEさんぜひいつかいらしてください♪
パレード写真はやっぱり場所取りが肝心ですね。人込みも待つのも嫌いなんですが、猫のためならとがんばりました(笑)。
魔女焼きは、魔女狩りの様子を再現して人形を大きな火にくべるんです。恐いですね。このお祭りには、嫌疑をかけられて惨殺された女性たちと、その手下として殺された黒猫たちへの供養の気持ちも(多少なりとも)込められているようです。
ElliEさんのスイスの山の写真とっても素敵ですね!続きをゆっくり見させていただきます。
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