2006/07/15 - 2006/07/15
3位(同エリア4件中)
えいふくさん
アムステルダムには、あまり知られていない景色があります。
それはアムステルダムの郊外を囲む「防衛線」です。英語で「Defence line of Amstedam」と言ったり「Waterline」と言ったりするようです。(オランダ語でStelling van Amsterdam)世界遺産に登録されています。(http://www.stelling-amsterdam.nl/)
この「防衛線」は、戦争で敵が攻めてくると堤防の堰をくずせば、水深で50cmから1mくらいの水がつかります。場所によるが、巾で3km〜5kmくらいのドーナツの形状で、アムステルダムの郊外を約130kmにわたり囲っているそうです。水深50cmや1mで「防衛」に意味があるのか疑問に思われるかも知れませんが、兵隊が戦車や大砲等で攻めるにも、渡るのに数kmにもなるとぬかるんで渡れないそうです。逆に、船は水深50cmや1mでは通れないそうです。
因みに、航空機の発達があったりして、1960頃に放棄されたそうです。
私は閑だったので、約45カ所ある砦の幾つかを見て廻りました。
因みに、正直、もっとも感心したのは、非常に広大な土地を真っ平らにしていることです。それを実現する土木技術、水利技術があったし、その防衛線を作る政治力や財政力があったのですね。改めて、オランダの土地が、ベニヤ板の様に平らである理由が分かったような気がしました。
マウデン城は、アムステルダムから東郊外に10km程度の所にあります。個人的には城より、小さなマウデンの街の運河の景色に好きでした。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
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マウデン城の入り口です。
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マウデン城は小さいです。菜園がありました。
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別の角度から。
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別の角度です。
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アムステルダムの防衛線となっており、見渡す限り、ベニヤ板の床の様に平らです。ベニヤ板に草を貼ったような気がしました。遠望で牛が見えます。
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Water defence lineの砦の一つです。マウデン城の近辺に3カ所あるようですが、ここはその一つです。因みに、砲撃を受けても大丈夫なようになっているようです。
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その正面です。
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マウデンの街は非常に小さいです。その街の中に運河があり、橋で渡ります。その運河を巾一杯で、船やヨットがドンドン通過します。右のカフェでは見物しています。
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ここでは橋は90度回転します。(因みに、オランダには可動式の橋が非常に沢山ありますが、可動の方式は非常に沢山あります。)船に対しては、信号機で通過可を示します。
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小さい街の割りには、沢山の人が、船の通過を待っているのが分かります。
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遠くに、マウデンの城が見えます。
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Defence Lineの一つのようです。
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