奇跡のような一日／育った地、神戸・須磨で。

2015/03/01 - 2015/03/01

申し訳ありません、旅行記ではありません。
あまり世間的に知られていない、須磨離宮にある旧西尾邸の紹介もしたく、投稿しました。

西尾家住宅は２０１０年に兵庫県指定重要有形文化財にも指定されている、ヴィクトリアン様式ともアール・ヌーヴォーの流れをくむセセッション様式ともいわれる洋館です。
１９１９年に貿易商だった西尾類蔵氏の邸宅として、天皇の別荘である武庫離宮（現・須磨離宮公園）の西隣に建てられました。
設計者は、エッフェル塔を模した初代通天閣や「華麗なる一族」のモデルといわれる旧岡ざき財閥邸を手掛けた建築家・設楽貞雄氏です。

子どもの頃すぐ近くに住んでいた私は、別世界に入り込んだような気分にさせる外観に魅了されていました。
それは家族も同じで、芸大出身の妹は油絵でこの洋館を描き、その絵は展覧会で入選して長らく実家に飾られていました。
現在、旧西尾邸は敷地内にチャペルもできて、神戸迎賓館という名の結婚式場として使われています。

１年前に入籍した私の娘夫婦が、ここで結婚式を挙げると言い出した時には驚きました（挙式は、近くの綱敷天満宮で）。
娘は、昔私の実家がその近くにあり、そこが私たちの思い出の場所とは全く知らずに選んだのでした。

エリア 須磨(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

当日は雨で、建物の写真もほとんど撮れませんでした。

綱敷天満宮での挙式の後、神戸迎賓館の「ＶＩＰルーム」と呼ばれている居室で、両家だけの会食です。

「ＶＩＰルーム」は、建物１階の奥に、５段ほどの階段を降りた所にあります。
部屋は、階段を降りたこともあり天井が高く、大正時代そのままの暖炉があり、床はべっ甲色の市松の寄せ木です。
ステンドグラスは、海とカモメが描かれ美しいです。

花？のステンドグラスも。

二ヶ月前に行ったベルギーで沢山観たステンドグラスとはまた違う、日本風のステンドグラスも建物とよく合っています。

この旅行記へのコメント （16）

• わんぱく大将さん 2023/09/23 10:40:05

  旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  尚美さん
  
  初めまして？でしょうか。　尚美さんも建築にご興味がおありなんですね。まだ、仕上げてない国の建築の旅行記もいいなと思ったのですが、最近TVで見た旧西尾邸の旅行記を拝見させていただきました。　今、ここでアフタヌーンティー（間違いなければ）たぶん期間限定でやってるようですね。　兵庫県人なのですが、まだまだ知らない所が多いです。
  　　大将

  尚美さん からの返信 2023/09/23 11:15:14

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  わんぱく大将さん、私が一方的にファンで旅行記にコメントさせてもらった事があります。アール・ヌーヴォー建築が特に好きでジュジョールさんには惹かれていたのですが、2019年に初めてスペインに行った時にCasa Negreを見て衝撃を受けてますます好きになりました。わんぱく大将さんのCasa Bofarullの旅行記の写真もコメント感想も全て素晴らしくて感動しました。来年年始にカタルーニャ再訪するのですが旅行期間が短くて残念ながらCasa Bofarullには行けそうにありません。今後も訪問チャンスを伺い続けます。
  
  私は神戸市で63年住んで離れた事がありません。旧西尾邸は家が近くて、その近所で遊んでいた思い出の場所てす。今年秋に神戸も、京都や大阪に遅ればせながらモダン建築祭が開かれます。私は念願だった廃墟の女王マヤカンの内部に入るツアーに申し込んでいます。今までも外観を見るツアーはありましたが、内部に入れる機会は滅多にないので楽しみにしています。料金は高額ですが、地元のモダン建築祭を応援していますので。
  
  では、今後もわんぱく大将さんの旅行記を見て楽しませてもらいます！
  尚美

  わんぱく大将さん からの返信 2023/09/23 11:29:17

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  尚美さん
  
  記憶喪失の癖、失礼いたしました。　ジュジョールはほんま、ええですね。　この”ジュジョール”の発音が難しく。何度もいい直しをさせられたからでしょうか、ガウデイを通り越してジュジョール、ジュジョールと。ジュジョールが作った教会で、　そこのカギをもっていらした方との約束で世間には公表していない内部を、そろそろ時効かなと勝手に。いや、もう一度会って、その方の許しを得てからかも。（生きてらしてるかな？おいおい、勝手に殺すな）　日本でも”オープンハウス”的なものがあるんですね？　よくあるのが京都の夏だけ公開とかの。また、教えてください。
  そうそう、モダン建築展ではないですが、神戸の居留地区を歩くツアーに参加して、大丸の南側まで（それまで行ったことがなく）行ったことがありますわ。
  
  　大将

  尚美さん からの返信 2023/09/23 13:51:02

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  わんぱく大将さん、返信とフォローもありがとう。
  ジュジョールさんの教会はサグラット・コル教会ですか？モンセラット教会じゃないですよね。ジュジョールさんは何ヶ所かの教会で仕事をしているようですね。わんぱく大将さんのようにスペインをよく知っておられて言葉も話せたら、知識や理解が深いのは当然ですよね。
  カタルーニャ旅ではマヨルカ島のパルマにも行くので大聖堂も見てくるつもりです。聖歌隊席後ろの壁画や釣り天蓋などはジュジョールが任されていたようですので、見てきたいです。
  尚美

  わんぱく大将さん からの返信 2023/09/24 01:18:48

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  尚美さん
  
  ジュジョール作品、その建物にかかわった部分、BCNにもタラゴナにも、ほかのカタルニアの地に。私が旅行記であげてきたもの以外、実はあります。それでも結構探し出して旅行記にしましたが。　個人宅で、住んでる人も知らなかったランプ、エレベーター。本当なら入れない家に入らせてもらって。一度怪しい人間と間違えられたことも（その家に入れてくれた人は、最初はいて、ドアを開けてくれましたが、知らない間にいなくなって、そりゃ疑われますよ。鍵がないのにどうして入った？って）　まあ、とにかく書かれてなくても、作風見たらお分かりになるかと思います。
  今日はもう、寝ます。明日、名古屋で礼拝なので、行きは三宮から高速バスです。早く寝るつもりが。　それでは。　　　大将

  尚美さん からの返信 2023/09/24 06:26:40

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  お忙しい中、返信ありがとう。
  スペイン再訪の前に大将さんの旅行記で予習させてもらいます。大将さんの写真を見ていると、もう自分で行くよりいいかも？って思ってしまうんです、建物に関しては。でも、自分でも見たくて、身体が動くうちは行っちゃうんですけど。
  名古屋、気をつけて行って来てくださいね。
  尚美

  わんぱく大将さん からの返信 2023/09/24 07:30:49

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  尚美さん
  
  有り難うございます。三ノ宮行きの新快速に既に乗りました。神戸辺りで、おはようございますと、頭下げて挨拶しておきます。なんのこっちゃ?
  大将

  尚美さん からの返信 2023/09/24 10:10:22

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  ワハハハ！
  
  唐突ですが、佐川美術館で始まるガウディ展に9月30日に行くつもりでしたが、大将さんの旅行記見た方が予習になるような気がして、とりあえずやめました。実際、日本・海外問わず美術館では展示を見るよりも「紙モノコレクター」なので早くショップに行きたいとソワソワするだけですし。
  一つ質問があるのですが、大将さんはヨーロッパの硬水は大丈夫でしたか？軟水飲んでおられましたか？私は歳をとるにつれて硬水でお腹が緩くなり旅行の時に困っています。二十代でインド何ヶ月いてもお腹壊さなかったのに。GWにハンガリーに行った時軟水が置いてあるスーパーがほとんどなくて、探し回って酒店で見つけたのはイタリアの軟水でした。返信は気になさらないでください。もしこのメールがお目にとまってお時間あれば、でいいです。おしえて下さい。
  
  尚美

  わんぱく大将さん からの返信 2023/09/24 11:04:19

  Re: 旧西尾邸でのアフタヌーンティ―

  尚美さん
  
  線路は続くよ何処までも!　って、いつまで続く”旧西尾邸でのアフタヌーンテｲｰ“反対に返信させて申し訳ありません。水ですか、そうそう、佐川さん。宅配、あったかな?って、いや私も考えてたんですが、たぶん私が旅行記にあげてない所の展示をやるんだろうなと、勝手に。滋賀は決めていません。今、甲南サービスを出ました。自動販売機の前でバルセロナから来た人にバッタリ。お金いれたら出てきたわけではありませんよ。170円!　また、脱線。水ですが、ロンドンにいた時はフィルター使って飲んでました。お腹は大丈夫でしたが、わたしゃ、それより皮膚が弱いので、シャワーで最初の頃はやられました。相棒の実家も(バレンシアですが)海辺の町なので、バルセロナ同様、昔は水がしょっぱかったようです。洗濯物も白いものがグレーにと言う方もありましたが、水飲むならミネラルウオーターをずっと買ってましたね。６L、９Lやったか一度に運んで。なんせバルセロナ、坂の多い街で(坂つながりで、神戸と姉妹都市ではないと思いますが)30分さかのぼったら、次の日膝が動かんように。間違って飲んでもすぐにお腹にと言うことはありませんでしたが、その日の体調とか、食べたもんで変わってくるかと。でも、旅行者には常温のミネラルウオーター、お勧めします。私も３２か国くらいは行ってますが、最初のエジプトでは下痢しました。その後のネパールはなかったように。その時の気候にもよりますがね。まあ、その後のヨーロッパで鍛えられたと思います。ハンガリー、チェコ、壊してないなあ。基本的にはヨーロッパ人、スパークリングみ水を好むようです。あと少しで名古屋入りです。あっ、そうそう、私の古い旅行記見たらあきません。写真のコントラスト強すぎ。暗いのも多いし。全部やり直したい位なので。まあ、今もろくな写真しか撮ってませんが。建築に申し訳ないくらいです。もう、着く。
  
  大将
  
  

  尚美さん からの返信 2023/09/24 12:51:27

  おかえりなさい

  勝手に、お帰りになった後の設定で。
  いっぱい書いてくれてありがとう。やはり、私はスーパーで軟水を買うのが良さそうですね。
  相棒さんはバレンシアの方ですか。私はスペイン旅は一度だけですが街としてはバレンシアが一番気に入りました。気に入ったポイントは、街のサイズ感と、おしゃれな子供服店が何店も目についた事です。スペインは可愛い子供服があると言われますが、マドリードやバルセロナでは子供服店を見かけませんでした。きっとたまたまバレンシアのモデルニスモ建築がある地区と子供服店街が近かったんでしょう。
  すみませーん、またダラダラと書いてしまいました。では。
  尚美

• zunzunさん 2015/04/23 20:22:17

  旧西尾邸♪

  尚美さん、はじめまして^^
  
  須磨にこんな素敵な邸宅があるのですね〜♪
  
  中の写真が見たかったなぁなんて思いながら書いています。
  
  カモメのステンドグラスが素敵ですよね。
  私も兵庫県出身ですが、異国情緒が感じられる神戸がとっても好きですよ^^
  
  そしてお嬢さんがご結婚との事、おめでとうございます。
  
  こんな思い出のある地での挙式って憧れですよね^^
  
  
  zunzun

  尚美さん からの返信 2015/04/23 21:54:46

  ご投票と、温かいコメントありがとうございました。

  zunzun様
  
  zunzunさんのミラノやケルンの旅行記、拝読しました＾＾
  ケルンの、オーバーブッキングのチケットには、駅の窓口の人の気持ちがよくわかり、大爆笑でした。
  私も、昨年末にベルギーに行ったときに、ケルンやアーヘンにも出来たら行きたかったので、とてもうらやましいです。
  
  zunzunさんも、兵庫県出身なのですか。
  勝手に親近感を持ってしまいます＾＾
  
  今後ともどうぞよろしくお願いします。
  また、zunzunさんの楽しい旅行記、見させていただきます。
  
  尚美より

• ももであさん 2015/03/06 20:19:24

  養成ギブス

  尚美さんは、原産地神戸でしたか。
  
  なるほど西尾家住宅にアール・ヌーヴォーの原点があったのですね。
  ｢三つ子の魂百まで｣とは、よく言ったもの。
  ってことは、その頃から大リーグボール養成ギブスを装着していたわけですね。
  
  娘さんのご結婚、おめでとうございます。
  偶然の不思議な縁のようで、実は多生の縁のような気がします。
  
  今からお孫さんに養成ギブスを準備しちゃダメですよ。ランドセルにしてください。
  

  尚美さん からの返信 2015/03/06 22:31:50

  RE: 養成ギブス

  ももであ監督
  
  開幕投手に選んでいただき、ありがとうございます！
  
  大丈夫、自分の養成ギブスは天然物ですので、１号も２号も自分のみの装着用です。
  孫ができるような歳になった今年も２０勝をめざし、先発した試合にすべて勝つつもりで頑張ります。
  チームの勝利に貢献し、必ずやシーズン終わりには、ももであ監督を胴上げします。
  
  今年は、自分も花粉症がひどく、鼻の中が常に出血状態です。
  ええ、流血しても頑張ります←プロレスに変更しそうなので、このへんでやめときます。
  花粉症の美しい奥様に、よろしくお伝えください。
  では！
  
  開幕めざし、真っ赤に燃えます。
  
  
  

• まほうのべるさん 2015/03/06 07:37:36

  素敵な家族の思い出の地

  おはようございます、尚美さん。
  
  神戸には異人館を見に何度か行っていますが、須磨離宮には行っていまん。
  子供のころからの憧れの地で娘さんが結婚式に選ばれたなんて本当に驚かれたことでしょうね。
  妹さんが芸大で絵をなされていたり、お母さんがアールヌーヴォーが好きだったりで娘さんにも受け継がれているのではないのでしょうか？
  
  どうしてもステンドグラスといえば教会の素晴しいものが浮かびますが、「海とカモメ」をはじめ落ち着いた和の世界が心落ち着きますね。
  
  ｂｙまほうのべる

  尚美さん からの返信 2015/03/06 13:17:32

  RE: 素敵な家族の思い出の地

  べるちゃんへ
  
  いつも温かいコメントを寄せてくださり、ありがとうございます！
  
  須磨離宮前にはかって他にも、ヴォーリズ建築の室谷家があり、よく前を通って眺めたものでした。
  かってと言うのは、取り壊されて今はないからです。
  阪神淡路大震災にも耐え残ったのに、美術館として建物は残すという売買契約を買主が破り、今跡地はマンションが建っています。
  もとはと言えば、神戸市が買取を拒んだから、取り壊しという悲しい事になってしまったのですけど。
  美しい建築物も堂々と立派に建っているように見えますが、人間の都合で儚い運命にあるものですね。
  ゴメンなさい、愚痴ってしまいました。
  
  だからこそ、いろんな素晴らしい建築を観に行き、記憶にとどめていきたいです。
  べるちゃん、これからもご指南ください！
  
  センチな尚美より