ハノイ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
パゴダ寺院の手前の食堂で昼食を食べ、これから目の前の山頂にある洞窟寺院へ向かうことになる。見た処標高500m位の山。足が元気だったら歩いて登りたい位だが、今の状態はとてもそんな冒険はできない。グループの中の4−5人は徒歩で山頂を目指した。グループはマレーシア人4人、中国人、オーストラリア人、インド人、南米系、イギリス人と結婚しチェンマイに住んでいるタイ人、地元のベトナム人、等々色々な国からの観光客だ。<br /><br />少し上った所にケーブルカー駅があり、標高差約400m、5−6分の空の遊泳を楽しむ。周辺は深い山。山また山の重なりで、この山脈は中国国境まで繋がっているのだろう。眼下にはパゴダ寺から山頂までの参道がくねくねと続いている。その参道の両側には小屋掛けの土産物店が延々と続いているが、今日は、どの店も閉店している。今この山道には、歩いて山頂を目指す数人の人影しか見えないが、祭りの日には店も開かれ、参詣者で溢れかえることだろう。<br /><br />山頂駅からも参道の両側に売店があり、参詣用のお花とか蝋燭、献花品などが売られているが、祭り日ではないので、どこもひっそりしている。大体外人客が献花品など買うこともない。売店も半分位は店を閉じている。山頂駅から更に少し上り、洞窟の入り口に着く。そこからは凡そ100段程の石段があって、30−40m程下に降りる。その底の部分に大きな鍾乳洞があり、全体が寺院となっている。<br /><br />参道には地元民の姿を余り見かけなかったが、この洞窟に入ると、かなりのベトナム人がいて、熱心にお参りしている。一緒に来たタイ人の奥さんも熱心にお参りしている。大乗と小乗の違いはあるものの、同じ仏教徒、お参りする仏に違いはないのだろう。当方も簡略にではあるが、両手を合わせる。<br /><br />半開きのかなり広い洞窟で、奥行きも深い。その洞窟内のあちこちに祭壇があり、蝋燭の光が揺らめいている。又、焼香、線香の香りも漂う。確かに神秘的な空間だ。以前宮崎の鵜戸神社や、高千穂の賽の河原で同じような半円形の洞窟を見たが、ベトナムのここ、正式な名前は「ノイ・クイ」(NOI QUY)寺院と言うが、こちらの方がより幻想的で、奥行きも深い。<br /><br />ヒンドウのインド人や、白人は仏教の仏に手を合わせることはなかったが、あちこちにいるベトナム人は熱心にお参りしている。そんなベトナムの善男善女を横目に見ながら洞窟寺院を一巡し、ケーブル山頂駅に向かう。帰りのケーブルカー、来た時とは別の視界が開け、これも又良い眺めだった。

ベトナム「ガックリ」旅行記(21)洞窟寺院「NOI QUY」

8いいね!

2015/01/02 - 2015/01/11

3133位(同エリア4870件中)

0

18

ちゃお

ちゃおさん

パゴダ寺院の手前の食堂で昼食を食べ、これから目の前の山頂にある洞窟寺院へ向かうことになる。見た処標高500m位の山。足が元気だったら歩いて登りたい位だが、今の状態はとてもそんな冒険はできない。グループの中の4−5人は徒歩で山頂を目指した。グループはマレーシア人4人、中国人、オーストラリア人、インド人、南米系、イギリス人と結婚しチェンマイに住んでいるタイ人、地元のベトナム人、等々色々な国からの観光客だ。

少し上った所にケーブルカー駅があり、標高差約400m、5−6分の空の遊泳を楽しむ。周辺は深い山。山また山の重なりで、この山脈は中国国境まで繋がっているのだろう。眼下にはパゴダ寺から山頂までの参道がくねくねと続いている。その参道の両側には小屋掛けの土産物店が延々と続いているが、今日は、どの店も閉店している。今この山道には、歩いて山頂を目指す数人の人影しか見えないが、祭りの日には店も開かれ、参詣者で溢れかえることだろう。

山頂駅からも参道の両側に売店があり、参詣用のお花とか蝋燭、献花品などが売られているが、祭り日ではないので、どこもひっそりしている。大体外人客が献花品など買うこともない。売店も半分位は店を閉じている。山頂駅から更に少し上り、洞窟の入り口に着く。そこからは凡そ100段程の石段があって、30−40m程下に降りる。その底の部分に大きな鍾乳洞があり、全体が寺院となっている。

参道には地元民の姿を余り見かけなかったが、この洞窟に入ると、かなりのベトナム人がいて、熱心にお参りしている。一緒に来たタイ人の奥さんも熱心にお参りしている。大乗と小乗の違いはあるものの、同じ仏教徒、お参りする仏に違いはないのだろう。当方も簡略にではあるが、両手を合わせる。

半開きのかなり広い洞窟で、奥行きも深い。その洞窟内のあちこちに祭壇があり、蝋燭の光が揺らめいている。又、焼香、線香の香りも漂う。確かに神秘的な空間だ。以前宮崎の鵜戸神社や、高千穂の賽の河原で同じような半円形の洞窟を見たが、ベトナムのここ、正式な名前は「ノイ・クイ」(NOI QUY)寺院と言うが、こちらの方がより幻想的で、奥行きも深い。

ヒンドウのインド人や、白人は仏教の仏に手を合わせることはなかったが、あちこちにいるベトナム人は熱心にお参りしている。そんなベトナムの善男善女を横目に見ながら洞窟寺院を一巡し、ケーブル山頂駅に向かう。帰りのケーブルカー、来た時とは別の視界が開け、これも又良い眺めだった。

旅行の満足度
5.0
  • ケーブルカーからは周辺の山並みが見渡せる。

    ケーブルカーからは周辺の山並みが見渡せる。

  • かなり深い山で、このままずっと中国国境まで続いているのだろうか・・

    かなり深い山で、このままずっと中国国境まで続いているのだろうか・・

  • 眼下に参道が続いている。

    眼下に参道が続いている。

  • 参道の両側には数百m(約800m)に亘って小屋掛けの売店が続いているが、大半が営業していない。今日は祭日、例大祭ではないからか・・

    参道の両側には数百m(約800m)に亘って小屋掛けの売店が続いているが、大半が営業していない。今日は祭日、例大祭ではないからか・・

  • 5−6分でケーブル山頂駅に着き、更に5−6分歩き、洞窟寺院の入口に着く。この100段余りの石段を降りた所が洞窟寺院だ。

    5−6分でケーブル山頂駅に着き、更に5−6分歩き、洞窟寺院の入口に着く。この100段余りの石段を降りた所が洞窟寺院だ。

  • 雨に濡れて滑り易い石段を慎重に降りて行く。

    雨に濡れて滑り易い石段を慎重に降りて行く。

  • 下に寺院が見える。立っている女性がタイ人の奥さん。

    下に寺院が見える。立っている女性がタイ人の奥さん。

  • 漸く石段の下に降りた。

    漸く石段の下に降りた。

  • 後ろが正面の祭壇。

    後ろが正面の祭壇。

  • 色々と捧げものが上げられている。

    色々と捧げものが上げられている。

  • 奥行きの深い洞窟だ。

    奥行きの深い洞窟だ。

  • バナナとお花。ベトナムらしく豊富だ。

    バナナとお花。ベトナムらしく豊富だ。

  • この花瓶は珍しい。

    この花瓶は珍しい。

  • 更に奥にメインの祭壇がある。

    更に奥にメインの祭壇がある。

  • 洞窟内のあちこちに小さな仏が祀られている。

    洞窟内のあちこちに小さな仏が祀られている。

  • そうした祭壇にお参りするベトナムの人々。

    そうした祭壇にお参りするベトナムの人々。

  • 仏の名前が分かれば良いのだが・・

    仏の名前が分かれば良いのだが・・

  • さあ、そろそろ出口に戻ろう。

    さあ、そろそろ出口に戻ろう。

この旅行記のタグ

8いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

ベトナムで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ベトナム最安 203円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

ベトナムの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP