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インドシナ諸国を旅行していて、旧宗主国フランスの面影とか名残を見る機会は殆どないが、それでもラオスのフランスパンなどは、大きくて美味しく、フランス本国のパンよりも出来が良いと思えるが、ここベトナム・ハロンでも同様の経験をした。忘れていた過去のフランスがひょっこり顔を出した感じである。<br /><br />今日はベトナム・中国国境まで行き、出来たら中国に入国しようと思って、今朝は小早く起きた。と言うか、4時頃から外の音で目が覚めたのだが・・。6時になって外へ出る。ホテル前には朝からやっている食堂もなく、通りを歩き食堂を探していると、前方に人だかりがしている。近づいて行って見ると、パン屋だ。人々はその店に集って来ていたのだ。パン屋と言っても、フランス風に言えばブラッセリーで、日本のパン屋並の上等さだ。ガラスケースの中にはサンドイッチやピザ、クロワッサンやショートケーキなども置いてある。<br /><br />ハイヒールを履いた母親が子供をバイクに乗せてやってきては、お好みのサンドイッチを買ってやっている。子供は背中に大きなリュックを背負っていて、これから小学校へ行く途中なのだろう。昔だったらアオザイ姿でバイクを運転してが、今はピシッとしたタイトスカートにハイヒール。子供を学校に送ったら、そのまま職場に出勤するのだろう。店の前には幾つか小テーブルが置いてあり、母子はそのテーブルで朝食を食べている。そうした親子が、バイクで来たり車で来たり。車の場合は父親が運転し、母子が後部座席から降りて来て、サンド等を注文している。この街では自宅では朝食を作らないのだろうか・・。いずれにしても、ラオスのフランスパンと言い、この街のブラッセリーと言い、フランスの遺風はしっかりと庶民生活の中に根付き、息づいているようだ。<br /><br /><br />当方もサンドイッチとピザ、そしてここには珍しくヨーグルトも置いてあったので、合計43,000ドン、約300円程支払い、ホテルに戻りチェックアウトする。ホテルでモンカイ域のバス発着所を聞いても良く分からない。そもそもこの町では、英語が殆ど通じないのだ。外人など、街中までには入り込んでこないのだろう。結局ホテルの前でタクシーを拾い、運ちゃんに大げで「モンカイ!」と伝えたら、分かったらしく大通りを北に向かって走らせる。・・方向は間違いない。<br /><br />街の中心部を通り過ぎた頃、前方を走っているオンボロバスの前にタクシーは回り込み、運転手に何か合図を送って路肩に止めさせる。同時にタクシーも路肩に停車し、運ちゃん、当方を振り返り、バスに指さし、「モンカイ」とにんまり言う。・・そうか、既に発車したバスを追いかけ、止めてくれたのだ。運賃はというと、それが僅かに25,000ドン。150円もしない。持っている細かいドンを足して運転手に「アリガトウ」と言って、急いでバスに乗り込む。<br /><br />ローカルバスは1時間程海外沿いの集落を通り抜け、幾つかのバスて乗客が乗り降りし、最後の集落を過ぎた時には、満員だったバスの乗客も、当方一人になってしまった。モンカイまで行く人は、自分一人のようだ。最後の町を過ぎてから、バスは山道に入り、かなり深い山中を走り続ける。道路は途中細くなったりはするが、全面舗装されていて、バウンドなどはしない。流石国境に通ずる道路、ベトナム政府も保守に努力しているのだろう。<br /><br />山中に1か所、急に大きな工場コンプレックスを通り過ぎる。昼間から煌々と電気を点けて、高い煙突も何本も見える。一体何の工場が分からないが、日本か中国の資本でも入っているのだろう。この工場の周辺には、道路を横断するように、何本かのベルコンベアーのようなパイプが横切っていて、見ると、山の上の方から大蛇がのたうつように長々とパイプが伸びていて、右先の海岸線の方まで続いている。石炭なのか、何かの鉱物を大々的に砕石し、一部をこの工場に運んだり、又、海岸線のどこか港湾から船積みされているに違いない。<br /><br />山中でのもう一つの驚きは、浅い湖が随分と広い範囲に繋がっていることである。殆ど山の山頂付近が平らな平地のようになっていて、そこに水が溜まって湖となり、その湖には水中植物が島のように繁っていることである。これ等の情景は何枚も写真に撮ったが、カメラを失くし、1枚も載せることが出来ずに残念だ。<br /><br />その広大な面積の沼湖を通り過ぎると、バスは徐々に下りに入り、暫らく下った先のドライブインで運転手の休憩となる。時に10時半、遅い朝食なのか、早い昼食なのか分からないが、運転手と車掌の二人はゆっくりと食事をとっている。ドライブインと言っても、昔の日本で言う、休憩茶屋、のようなもので、店先にお土産品やつまみ類なども置いてある。バスがつチャクする前に乗用車で来た先客がいて、1m以上もある長いキセルで煙草をふかしていたので、写真を撮らせてもらう。<br /><br />茶屋のお姉さん二人とも美人のベトナム人。中国国境に近いので、中国系の血が混じっているのかも知れない。又珍しく中国風の「ムーチー」が笹竹に包んで売られていたので、お姉さんに言って、食べさせてもらう。併せ、二人に挟まれて写真も撮ったが、残念だ。<br /><br />この茶屋を出ると、もうモンカイの郊外のような感じで田畑の中に人家が増えて来て、道路も広くなり、車の往来も活発になり、街に入ったようである。茶屋から1時間もしない内にモンカイ中心部のバスターミナルに到着。バスを降りた途端、バイクタクシーが2−3人寄って来て、客引きする。言葉が通じないので、「チャイナ!」と言ったら、バイクの後ろに乗せられ、国境税関前まで運んでくれた。モンカイの町を見学することもなく、そのまま税関に向かった。

ベトナム「ガックリ」旅行記(9)ハロンで朝食後国境の町モンカイへ。

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2015/01/02 - 2015/01/11

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ちゃお

ちゃおさん

インドシナ諸国を旅行していて、旧宗主国フランスの面影とか名残を見る機会は殆どないが、それでもラオスのフランスパンなどは、大きくて美味しく、フランス本国のパンよりも出来が良いと思えるが、ここベトナム・ハロンでも同様の経験をした。忘れていた過去のフランスがひょっこり顔を出した感じである。

今日はベトナム・中国国境まで行き、出来たら中国に入国しようと思って、今朝は小早く起きた。と言うか、4時頃から外の音で目が覚めたのだが・・。6時になって外へ出る。ホテル前には朝からやっている食堂もなく、通りを歩き食堂を探していると、前方に人だかりがしている。近づいて行って見ると、パン屋だ。人々はその店に集って来ていたのだ。パン屋と言っても、フランス風に言えばブラッセリーで、日本のパン屋並の上等さだ。ガラスケースの中にはサンドイッチやピザ、クロワッサンやショートケーキなども置いてある。

ハイヒールを履いた母親が子供をバイクに乗せてやってきては、お好みのサンドイッチを買ってやっている。子供は背中に大きなリュックを背負っていて、これから小学校へ行く途中なのだろう。昔だったらアオザイ姿でバイクを運転してが、今はピシッとしたタイトスカートにハイヒール。子供を学校に送ったら、そのまま職場に出勤するのだろう。店の前には幾つか小テーブルが置いてあり、母子はそのテーブルで朝食を食べている。そうした親子が、バイクで来たり車で来たり。車の場合は父親が運転し、母子が後部座席から降りて来て、サンド等を注文している。この街では自宅では朝食を作らないのだろうか・・。いずれにしても、ラオスのフランスパンと言い、この街のブラッセリーと言い、フランスの遺風はしっかりと庶民生活の中に根付き、息づいているようだ。


当方もサンドイッチとピザ、そしてここには珍しくヨーグルトも置いてあったので、合計43,000ドン、約300円程支払い、ホテルに戻りチェックアウトする。ホテルでモンカイ域のバス発着所を聞いても良く分からない。そもそもこの町では、英語が殆ど通じないのだ。外人など、街中までには入り込んでこないのだろう。結局ホテルの前でタクシーを拾い、運ちゃんに大げで「モンカイ!」と伝えたら、分かったらしく大通りを北に向かって走らせる。・・方向は間違いない。

街の中心部を通り過ぎた頃、前方を走っているオンボロバスの前にタクシーは回り込み、運転手に何か合図を送って路肩に止めさせる。同時にタクシーも路肩に停車し、運ちゃん、当方を振り返り、バスに指さし、「モンカイ」とにんまり言う。・・そうか、既に発車したバスを追いかけ、止めてくれたのだ。運賃はというと、それが僅かに25,000ドン。150円もしない。持っている細かいドンを足して運転手に「アリガトウ」と言って、急いでバスに乗り込む。

ローカルバスは1時間程海外沿いの集落を通り抜け、幾つかのバスて乗客が乗り降りし、最後の集落を過ぎた時には、満員だったバスの乗客も、当方一人になってしまった。モンカイまで行く人は、自分一人のようだ。最後の町を過ぎてから、バスは山道に入り、かなり深い山中を走り続ける。道路は途中細くなったりはするが、全面舗装されていて、バウンドなどはしない。流石国境に通ずる道路、ベトナム政府も保守に努力しているのだろう。

山中に1か所、急に大きな工場コンプレックスを通り過ぎる。昼間から煌々と電気を点けて、高い煙突も何本も見える。一体何の工場が分からないが、日本か中国の資本でも入っているのだろう。この工場の周辺には、道路を横断するように、何本かのベルコンベアーのようなパイプが横切っていて、見ると、山の上の方から大蛇がのたうつように長々とパイプが伸びていて、右先の海岸線の方まで続いている。石炭なのか、何かの鉱物を大々的に砕石し、一部をこの工場に運んだり、又、海岸線のどこか港湾から船積みされているに違いない。

山中でのもう一つの驚きは、浅い湖が随分と広い範囲に繋がっていることである。殆ど山の山頂付近が平らな平地のようになっていて、そこに水が溜まって湖となり、その湖には水中植物が島のように繁っていることである。これ等の情景は何枚も写真に撮ったが、カメラを失くし、1枚も載せることが出来ずに残念だ。

その広大な面積の沼湖を通り過ぎると、バスは徐々に下りに入り、暫らく下った先のドライブインで運転手の休憩となる。時に10時半、遅い朝食なのか、早い昼食なのか分からないが、運転手と車掌の二人はゆっくりと食事をとっている。ドライブインと言っても、昔の日本で言う、休憩茶屋、のようなもので、店先にお土産品やつまみ類なども置いてある。バスがつチャクする前に乗用車で来た先客がいて、1m以上もある長いキセルで煙草をふかしていたので、写真を撮らせてもらう。

茶屋のお姉さん二人とも美人のベトナム人。中国国境に近いので、中国系の血が混じっているのかも知れない。又珍しく中国風の「ムーチー」が笹竹に包んで売られていたので、お姉さんに言って、食べさせてもらう。併せ、二人に挟まれて写真も撮ったが、残念だ。

この茶屋を出ると、もうモンカイの郊外のような感じで田畑の中に人家が増えて来て、道路も広くなり、車の往来も活発になり、街に入ったようである。茶屋から1時間もしない内にモンカイ中心部のバスターミナルに到着。バスを降りた途端、バイクタクシーが2−3人寄って来て、客引きする。言葉が通じないので、「チャイナ!」と言ったら、バイクの後ろに乗せられ、国境税関前まで運んでくれた。モンカイの町を見学することもなく、そのまま税関に向かった。

旅行の満足度
4.5
  • Halong−MongCai間のローカルバス。当方が乗ったのは、これよりももうちょっとオンボロだった。

    Halong−MongCai間のローカルバス。当方が乗ったのは、これよりももうちょっとオンボロだった。

  • ハロンーモンカイ間の山中には、何の工場か、随分大きな工場地帯があった。

    ハロンーモンカイ間の山中には、何の工場か、随分大きな工場地帯があった。

  • 山中は殆ど人家もなく、森林地帯が続くが、途中に随分大きな湖沼があって、風光明媚だった。

    山中は殆ど人家もなく、森林地帯が続くが、途中に随分大きな湖沼があって、風光明媚だった。

  • バスはモンカイ市の中心に近いかなり大きなバスターミナルに到着した。ここからはハノイ行の直通バスも出ているようだった。

    バスはモンカイ市の中心に近いかなり大きなバスターミナルに到着した。ここからはハノイ行の直通バスも出ているようだった。

  • バイクタクシーでモンカイの中心部を走り抜ける。

    バイクタクシーでモンカイの中心部を走り抜ける。

  • モンカイも国境の町だけあって、かなり賑やかな街だ。

    モンカイも国境の町だけあって、かなり賑やかな街だ。

  • 国境税関前に並ぶ出国者。前には大きなショッピングデンターのビルがあった。

    国境税関前に並ぶ出国者。前には大きなショッピングデンターのビルがあった。

  • ベトナム税関。ここから出国する。

    ベトナム税関。ここから出国する。

  • 中国国境との間にかかる橋。

    中国国境との間にかかる橋。

  • 橋の上には大勢のベトナム商人が店を出していた。

    橋の上には大勢のベトナム商人が店を出していた。

  • 中国との間を流れるカロン河(Red River)。

    中国との間を流れるカロン河(Red River)。

  • かなり大きな川である。

    かなり大きな川である。

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